しゅみすけです。
本職は英会話教室の社長をやってます。
今回はですね。
英会話の9割をカバーできる、ネイティブが最初に覚える基本動詞を解説していきます。
今日の記事はね、はっきり言ってすごいですよ。作るのも大変でした。僕の英語人生の中でも、英会話で使う単語という視点では、この記事に僕のすべてを詰め込みました。
みなさんも英語学習の中で一定期間英単語学習に時間を投入したことがありますよね。
・たくさん単語を知っていたい
・英語の聞き取りができるようになりたい
・単語を知ってたほうが英語が話せそう
でもね。これが英語学習の落とし穴なんです。
単語帳を買って、愚直に最初から勉強した。蛍光ペンでね。もう真っ赤に塗りつぶしすぎてね。わけわかんない。
そんな経験ある人は、今ここで、こっそり手を上げてみてください。見えないけどね。だいたい答えはわかります。かなりの方が手を上げたはずです。
でもね。素朴に考えてください。
disregard:無視する
inaugurate: 開始する、就任させる
こんなふうに覚えたのは良いものの、疑問に思いませんでした?「ホンマ、こんなの会話で使うの?」と。
こう感じた方。この直感は正しいです。こうした単語帳で登場する単語の多くは、会話ではほとんど使われません。
僕も受験勉強英語から入ったので、この気持ちは良くわかります。僕は、アメリカの大学院に留学することを決めて、めちゃ単語勉強しました。単語帳買って、塗りつぶして、当時2万語以上は暗記したかなと思います。
でもね。自分がこうして単語帳で学んだ英単語の多くは、アメリカに行ったあと、会話では使うことがありませんでした。日本に帰国後、外資系企業4社で働いたときも同じです。
とはいってもね。多くの人は単語=たくさん知ってると偉い=難しいものを知ってると、かっこいいと思い込んでませんか?
これは、リスニング、スピーキング、特にスピーキングにおいては壮大な勘違いです。本当にね、数=正義だとしたら英単語をたくさん暗記した人はみんな英語が話せて、聞こえるはずです。でも周りを見てみてください。違いますよね。
今日の記事は、完全に発想を逆手にとって単語を紹介していきます。それは、自分が使うかどうかがからない単語を闇雲に暗記するのではなく、ネイティブが実際に日々の会話で使ってる単語を調べて、それを使う順に紹介するってことです。
実は、この記事を作る前からね。僕の中では、本当のネイティブがよく使う単語は概ね目星をつけてました。実際、自分自身も日々仕事の中で体感してますからね。
でもね。今回、動画を作成するにあたり、この目星を確信に変えてから編集に入りたい。そう思って、僕なりに独自の調査をすることにしました。
それは、海外ドラマ『フレンズ』のシーズン1~5の全セリフを文字起こしして、登場した単語をすべてまとめて、その中から動詞を登場回数順にまとめました。
1シーズンあたり25話、1話あたり22分なので、シーズン1から5までで述べ46時間分の会話です。人が1日30分会話するとして、92日、つまり3ヶ月分の会話です。単語数はなんと、428591語。ここから動詞だけを抽出。数は6万5千語くらいです。
この作業をして面白いことがわかりました。
なんと、この中から上位50位の単語だけで動詞としての登場回数の比率が実に9割近かったんです。9割はいいすぎかな。でも、間違いなく8割以上です。中には登場回数1万回級から数千回など、ヘビロテの単語だけで実は使われる動詞の殆どを占めてたってことなんです。
これで僕も自分の長年思ってたことを確信に変えて、この動画を作ることができました。ここから、ヘビロテの単語を55個紹介していきますが、僕らが単語帳で学ぶ単語とは違います。衝撃の事実があとで分かります。ということで、今日の記事を見ることのメリットは、計り知れません。初級者の方も中上級者の方も同じです。かなり長い総集編となりますので、何度か見てもらったり、定期的にこの記事に戻ってきて見てください。
ということで、この記事では、ネイティブが日々の会話の中でよく使う基本動詞の中から上位55位までの解説をしています。コア(核心)となるイメージのイラスト、例文も豊富に付いていますので、今、コア単語学習をされている方はこの記事を通じて、しっかりとコアイメージを理解することができるでしょう。英語初心者から中上級者まですべての方にオススメ。
はい、それでは、皆さん準備はできましたか?
それでは、
Let’s get into it!
※詳細はこちらの動画「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」をご覧になってみてください。
目次
英語の基本動詞のコアイメージを理解することは大切
今日紹介する単語はすべてイメージ、つまり、イラストをつけて解説をします。
イメージ?なんで?それは、実際ネイティブの頭の中がそうなってるからです。
これから出てくる英単語には共通する「とある事実」があります。
これ、なんだと思いますか?
それは、皆さん今日の単語は100%見たこと、聞いたことがあります。知ってるのになんで勉強しないといけないの?
そう思った方。ここに言語を使いこなす、ということの盲点、つまり、落とし穴があります。
ではその盲点とはは何なのでしょう?
ここでの盲点とは、つまり、僕たちにとっての英単語学習にとっての落とし穴です。
実は、今日紹介する単語の多くは中学1年とか2年とか英語習いはじめの頃にさっさと教わってしまっています。
そこに問題があります。それは、このときの学び方です。
僕らは、基本、1つの英語の動詞に対して、1つ、あるいは、多くても2つか3つの日本語訳の意味をベースに暗記します。このことに、僕たちが一生涯、囚われてしまってること。これが問題です。
では、なぜ、このことが問題なのでしょうか?
なぜかと言うと、これらの単語は実に様々な場面で使われています。それらの多くは日本の学校の教科書には登場しない使われ方をします。
実際、第2位で登場するhaveなどは和英辞典で意味を調べると20個以上、辞書によっては50個くらい意味が登場します。こんなの覚えきれませんよね。
では、なぜこんなことが起きるのでしょうか?
それは、今日紹介する単語は太古の昔、つまり、英語という言語が誕生して間もない時期から存在した単語だからなんです。つまり、誕生してからの歴史の長さがハンパないんです。結果、時代の経過とともに、あ、この意味でも使おう、あの意味でも使おうと応用が膨らんでいくわけです。これが理由です。
今日紹介する単語はすべて、こうした応用して様々な使われ方をするものです。応用するということは、そのための軸となる意味があります。これを中核イメージとか、コアイメージといいます。このコアイメージを様々な場面に応用する。これが、実際にネイティブがやってることです。
これから皆さんに、ネイティブがよく使う順で50個、55個の動詞を紹介しますが、そこでは、動詞のコアイメージを必ず皆さんにお伝えします。イラストもつけていますので、この絵を頭の中にぼやっとでかまわないのでイメージしてください。
そして、そのイメージが派生した結果、どんな使われ方をするのか。これを例文を含めて紹介します。皆さんは聞く時、かならず、このイメージを頭に描きながら、僕が紹介する使われ方、例文を聞くようにしてください。
そして、この動画を使う注意点をもう1つお伝えしておきます。かなり、長い動画です。ただそれだけの価値をお約束します。書店で似たようなテーマの本を買っても多分皆さん読みませんよね。
でも、この動画なら大丈夫。なるべく、飽きがこないよう皆さんがハっとする驚きの事実を入れ込みながら解説してます。とはいえ、1度聞いただけでは、わからない箇所もあるでしょうし、特にここをもう一度聞き直したい。そんなニーズもあると思います。
なので、単語ごとに選んで解説を聞けるようにしています。下にセクションが表示されると思いますので、2回目以降この動画を聞くときは、このセクションを参照してください。
なお、順位としては1位〜20位辺りまでが特に重要です。何度も戻ってきて復習するとより効果的です。
それでは、こちらの動画「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」をご覧になってみてください。
ネイティブの英会話は基本動詞ばかり使う
今回の記事はですね。英語を学び始めて間もない方はまだこの価値がわからない方もいるかも知れません。でも、ここまで聞いた方はきっと何か心に引っかかることがあって読んでくれたんだと思います。
その気持ちはね。3ヶ月後、半年後になるかもしれないけどね。自分の直感は間違ってなかった。そう思うことになります。断言します。なので、今日、忍耐強くここまで頑張って聞いた自分をまずは褒めてあげてください。
僕もね。多くの方と同じようにね。受験英語で学ぶような英単語こそが会話でも使われるものだと思ってました。でもね。いざ、英語を多少なりとも話すようになってアメリカに行ったときね。はっきり言って衝撃でしたよ。
彼らは、今日ここに登場したような単語ばっか彼らは使うんです。一方で、留学生、特に受験勉強が好きな日本人初めアジア系の留学生はネイティブが会話では使わないような難しい単語で奇天烈な英語を話してました。
これめちゃ衝撃だったんです。で、結局ね。留学して帰国後、僕はアメリカの会計事務所や証券会社で働きました。仕事も堅苦しい業界なので、今度こそ、もっと難しい単語使うだろう。そう思ってたんですが、電話会議しても、日本にNY本社のエグゼクティブがやってきて一緒に営業回りしたり食事してもですね。出てくるのは今日ここに登場するようないわゆるコア単語がメインだったんです。
今回ご紹介した動画は長かったと思います。でもね。僕が英語を学び始めてこの悟りに至るまで実は5年くらいかかってます。その遠回りをね。今日、皆さんはわずか2時間ちょっとで学ぶことができたってことです。
これだけでも相当無駄な寄り道を減らしたはずですよ。次はね。会話をする時に必ずここに出てくる単語を自分の会話で使うことを意識してください。
日本語で考えてそれを英訳しちゃだめですよ。僕がいつも言ってる英語の基本型。「誰が」「どうする」「何を」。このパターンに押し込むときの「どうする」の部分。これが今日紹介した動詞です。
この発想に徐々に慣れていったときね。皆さんの英語も少しずつ、日本語で考えて英訳するのから、初めから思ったことをそのまま英語で言えるようになっていきます。
これね。気づいている人少ないことですけど、英語の本質なんです。今日全部理解できなくても構いません。でも、ちょっとずつ後からつながってくるので僕が今日話したこと。忘れないでくださいね。
まずは、しっかりとここまで聞いて頑張った自分を褒めてあげてください。お疲れ様でした。
まだ聞いていない人は、こちらの動画「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」をご覧になってみてください。
基本動詞コアイメージ解説
下記のリンクより個別の基本動詞をイメージ付きで解説しています。
1位:be動詞のコアイメージ
10〜11位:基本動詞look-seeのコアイメージ
12〜14位:基本動詞say-tell-talkのコアイメージ
15位:基本動詞makeのコアイメージ
16位:基本動詞meanのコアイメージ
17〜18位:基本動詞want-needのコアイメージ
19位:基本動詞takeのコアイメージ
20位:基本動詞loveのコアイメージ
21位:基本動詞thankのコアイメージ
22〜23位:基本動詞call-askのコアイメージ
24位:基本動詞giveのコアイメージ
25位:基本動詞workのコアイメージ
26位:基本動詞feelのコアイメージ
27位:基本動詞leaveのコアイメージ
28位:基本動詞putのコアイメージ
29位:基本動詞tryのコアイメージ
30位:基本動詞letのコアイメージ
31位:基本動詞meetのコアイメージ
32〜33位:基本動詞hope-wishのコアイメージ
34位:基本動詞findのコアイメージ
35〜36位:基本動詞start-stopのコアイメージ
37位:基本動詞runのコアイメージ
38位:基本動詞keepのコアイメージ
39位:基本動詞turnのコアイメージ
40位:基本動詞careのコアイメージ
42位:基本動詞playのコアイメージ
43〜44位:基本動詞listen-hearのコアイメージ
46位:基本動詞useのコアイメージ
47位:基本動詞hangのコアイメージ
48位:基本動詞bringのコアイメージ
49位:基本動詞hitのコアイメージ
50位:基本動詞moveのコアイメージ
51位:基本動詞watchのコアイメージ
52位:基本動詞speakのコアイメージ
53〜54位:基本動詞guess-supposeのコアイメージ
55位:基本動詞showのコアイメージ
まとめ
はい。今日のまとめです。
今回ご紹介した英単語は、はっきり言ってみなさんが英語を話せるようになりたいのなら、絶対に避けることができない単語です。とはいえ、みんな、知ってる単語ですよね。大事なのは、学生時代のgo=行く、みたいな日本語訳で学んでおしまい、じゃなくて、単語が内包しているコアイメージをざくっとつかむことです。これができれば、いろんな場面でこうした動詞が登場しますが、仮に意味がわからなくても、イメージと文脈ですぐに分かるようになるでしょう。
また、会話でもわざわざ新しい単語を覚えるのではなく、コアイメージを派生させることでこうした既存の単語をあらゆる場面で使いこなすことができます。
これこそが、英語が話せて、聞こえる人が実際にやってることなんです。
今日最後まで聞いた方はその第一関門は突破したはずです。ただね。1度ですぐに感覚をつかめる人はなかなかいないと思います。何度も定期的にね、今回紹介した動画に戻ってきて、聞くようにしてください。徐々にすべてが繋がります。約束します。
ということで、いかがだったでしょう?
今日も最後まで見てくれてありがとうございました。これからも、みんなの英語学習のあるあるの落とし穴におっこちないよう、その対処法もたくさん紹介していきます。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。