こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。
今回の記事では、日常英会話で使われる「guess / suppose」の意味・使い方を、イラスト付きコアイメージと例文で、分かりやすく解説しています。「guess / suppose」は思考系の動詞で、使い分けが難しいですよね。
しかし「guess / suppose」のコアイメージを学ぶことで、しっかりと使い分けができるようなるので、最後までぜひお読みください。
なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画をチェックしてみてくださいね。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】
目次
「guess/suppose」の意味・使い方をコアイメージと例文で解説!
基本動詞Top55、今回は「思考系動詞」第53位「guess」と第54位「suppose」をセットで解説します。
基本動詞Top55で登場した第9位「think」、第41位「believe」は、同じ 「思考系動詞」ですが、今回の「guess / suppose」は少し登場回数が減るため50位以下の紹介となります。
「suppose」のコアイメージ = 前提がある思い
まず、「guess」です。「guess」といえば、命令文として、
なんだか当ててごらん。
私が誰だと思う?
このように、わからないもの、根拠がないけれど推測する感覚が伴う思考を表します。
「guess」のコアイメージとは?英語例文で使い方を解説
それでは、根拠がないけれど推測する感覚が伴う思考、思いをイメージしながら例文を見てみましょう。
多分彼は来ると思うわ。
こちらは、来ると言う意見として思えるレベルです。
別の例文で比較してみると、「I think he’s coming.」は「意見としてほぼ来る」、「I believe he’s coming.」は「根拠はないけれど来ることを信じている」感じです。
しかし「I guess」の場合、単に「そんな気がする」と言う感じです。仮に来なくても「まぁそうだよね」と受け流す感じです。
そうですね。
こちらも、根拠はないけれど相槌を打っているイメージです。
明確な意見として「I think so.」や「I believe so.」とは言えないけれど「まぁそうですね。」と言う感じです。
このように思考系の動詞でも、根拠ある思考や信念がないときには「guess」が使えます。ただ、登場回数が少ない理由は簡単で、「guess」ばかり使うと自分の意見が無い印象を与えてしまい、この人は信用ならないと思われてしまいますよね。
ですので、本当に困った時に使う「guess」だと覚えておきましょう。
ラテン語由来の「suppose」について解説
次は「suppose」です。「suppose」は実は、フランス語「suppose」rが起源の単語です。
基本動詞Top55の解説で取り上げている単語は、ほとんど古英語 = ゲルマン語由来の単語で、今回の「suppose」は珍しくラテン語由来です。
ラテン語由来の単語となるとコアイメージというよりは語源から見たほうがわかりやすいので解説します。ラテン語由来の単語は必ず複数の語源で成り立っています。
漢字の部首と旁(つくり)のようなもので、複数の要素から1つの単語になるのです。それぞれ分解することで大体の意味が理解できます。
「suppose」は「sup = sub」で、サブウェイとかサブマリン、つまり「下」と言う意味です。
「pose」は「置く、セットする」と言う意味です。日本語でも「ポーズをとる」と言いますよね。
つまり、この2つの意味から下を置く、下支えがある考えと言うのは、根拠ある土台があると言うことです。あえて日本語にすると、考えの下支えとなるものを置く、つまり、考えの中に土台となるものがある = 「前提がある」これが「suppose」のコアイメージです。
「suppose」、「be supposed to〜」を使った英語例文をご紹介
それでは、例文をご紹介しましょう。
多分彼は私のことを覚えてない。
こちらの例文は、覚えていてほしいけれど、心の中で前提として「he doesn’t remember me」たぶん覚えていないだろうという感じを私が持っていると言う感覚です。このI 「suppose」は、自分の意見というよりも「当然だよね」「普通はこうだよね」という「考えの下支えとなるもの」があり、それを話相手と共有していると言う感じです。
これが、肯定文での「suppose」の使い方ですが、実際、ネイティブの会話を分析していると、これからご紹介するような使い方が「suppose」では圧倒的に多いです。
私たちはここでタバコを吸わない。
吸わないことになっている。このような日本語訳になります。「be supposed to〜」は「~することになっている」と言う意味となります。
おさらいですが、「suppose」は「前提、考えの下支えとなる土台がある考え、思考」で、1つ目の例文のように話している同士が「そうだよね」と暗黙の了解があるものと言う意味合いです。
では、2つ目の例文ではどうでしょうか。タバコだと禁煙エリアのような、ルールや法律のように当然の前提という意味合いもこの考えの下支えの土台として使われています。「常識的、ルール的にここは禁煙だから、もちろん煙草は吸いませんよね?」と相手に念押しする感じを読み取ってください。
10時には戻らないといけません。
これも、考えの土台として10時に戻ることになっていることが当然、という感覚から「be supposed to」が使われています。
この前提、土台となるイメージを「suppose」ではイメージできるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「guess」と「suppose」をセットで解説しました。「思考系動詞」の仲間として、「think」、「believe」を参考に解説させていただきましたが、微妙な意味合いを感じ取っていただきたいと思います。
次の記事は、こちら「【英語の動詞】「show」の意味・使い方をコアイメージと例文で徹底解説!- 第55位」をご覧ください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。