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英語の語根(語幹)を理解すると英単語の丸暗記をしなくて良くなる!? – 語根を活用した英単語学習法!

英語の語根(語幹)を理解すると英単語の丸暗記をしなくて良くなる!? - 語根を活用した英単語学習法!

こんにちは。しゅみすけです。

今回は語源シリーズ最終版、語根について紹介します。

今までこのシリーズでは語源記事をアップしています。
この前に接頭語編と接尾語編の2本の記事をアップしました。
そして、今回紹介する語根と合わせて1つのシリーズとなっていますので、もし、あなたが前回の記事を聞いていない。
という場合は残り2本もチェックしてみてください。

英単語を覚えるには英語の接頭語が重要!?その理由と一覧をご紹介 英単語を覚えるには英語の接頭語が重要!?その理由と一覧をご紹介 大人の英単語学習は語源から学ぶと圧倒的に頭に残りやすいよ(接尾語編) 大人の英単語学習は語源から学ぶと圧倒的に頭に残りやすいよ(接尾語編)

この記事のタイトルが気になった方。
きっと、こんなことを考えているのではないかと思います。

  • 単語は丸暗記するななんて、そりゃ、無理だよ
  • いやいや、暗記は大事でしょ
  • 暗記しないで話せる方法ってないの?

単語については、いろいろと思う方多いと思います。
まず、あなたがいい感じの大人で、単語学習にそこまで時間を使いたくない。
そう思っているならば、まずは、語根を押さえておくのがいいです。
ぜひ、この記事を最後までチェックしてみてください。

ここで、断言しておきます。
このテクニックを知っているか、知らないかで英単語を覚える速度は、何倍、何十倍も変わってきます。
それくらい、丸暗記だけですと、僕らの年齢になってからだと脳に負荷がかかり効率が悪くなってしまうんですね。

でも、安心してください。
今日私が記事で話すことを実践すれば、丸暗記しなくても数多くの英単語を理解できるようになります。
中にはですね。
このシリーズ記事3本を聞いて、語源から学ぶコツを掴んだだけでも、今まで丸暗記に頼っていた方は、一気に単語学習の効率を上げることができる方も出てくることでしょう。

先に1つ言っておきます。
僕自身も単純暗記は好きではありません。
ですが、この語源の基礎を押さえておくことで単語が覚えられない、ということは激減しました。
なぜなら、僕たちが暗記することに苦戦する単語の殆どが、この語源、つまり、接頭語、接尾語、語根のいずれかから構成されているからです。

語源を理解することで、さらにもう1つ良いことがあります。
それは、ネイティブとの会話、映画やドラマのセリフに登場する単語などでも聞いたことがない単語が出てくることありますよね。
語源を理解している、イコール、単語の意味を推測するスキルがあるということです。

ということで、この記事では英語の語源を活用した英単語学習法 – 語根(語幹)編ということで紹介をしていきます。代表的な語根一覧もまとめましたのでぜひご活用くださいまた、語源を理解することで今後、知らない単語だったりしても、分からなくて聞き返したり、辞書を引かなくても文脈と語源から予測できる回数が増えます。
これってどういうことかわかりますか。
つまり、リーディング、リスニング力も大幅に向上することなんです。

ぜひ、最後までご覧になってください。
必ず皆さんのお役に立つはずです。

また今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。

では、行ってみましょう。

英語の語根について

さて、以前の記事で接頭語と接尾語をカバーしましたが最終回となる今回は語根です。

語根というのは、言葉の通り英単語の根になる部分です。
語幹といったり語根といったり様々で、厳密には違うのですがあまり気にしなくて大丈夫です。

この根幹となる語根の前に接頭語がついたり、その後に接尾語がつくことで英単語は作られています。
ですので、まず、この幹となる部分を理解することが、大事かが分かるかと思います。

なお、Line友達用のプレゼントとして、この語源シリーズをご覧になって頂いた方向けに、語根、接頭語、接尾語一覧をまとめたものをプレゼントしていますので、友だち登録してみてください。

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では、ここからは個別事例を見てみましょう。

代表的な英語の語根一覧

語根は数が非常に多いのですが、この記事ではその中でも僕たち日本人におなじみの英単語を通じて、代表的な語根を5つご紹介します。

①port = “carry” = 運ぶ

では、1つ目です。
1つ目の語根は”port”です。

portは「運ぶ」や貨物の輸送を行う「港」などの意味となる”carry”が語源となるラテン語「portare」が由来です。
僕たちが普段接している、カタカナ英語でも「ポート」がつく単語っていっぱいありますよね。
ヘリポート、ポートタワー、関西の方だったらポートピアアイランドとかね。

前回学んだ接頭語でイーエックスを使って、”ex”は「外に」。
あるいはinは「中に」というのがありました。
どちらの接頭語の後ろにもこの”port”をつけることで、exportなら「輸出する」あるいは名詞で「輸出」、importなら「輸入する」もしくは名詞で「輸入」という意味になります。
まさに、接頭語+語根で単語が構成され、かつ、相反する接頭語により意味が変わったという意味です。

export / [ekspɔːʳt] ex(=接頭語「外に」)+ port(=語根「運ぶ」)
外に運ぶ → (動) 輸出する、書き出す、(名)輸出

他にも”port”を語根とする単語の中には、

airport
空(air)の港(port)という意味で(名)で空港

transport
trans(=接頭語「越える」)+port(=語根「運ぶ」)という意味から、(動)で輸送する

opportunity
op(=接頭語「向かって」)+port(=語根「運ぶ」)+ity(=名詞接尾語)この3つで港に向かうこと→、つまり、(名)で機会という意味になる

他にも語根”port”を活用したものをここに紹介しておきます。

important /ɪmpˈɔɚtnt/ : 重要な
passport /pˈæsp`ɔɚt/ : パスポート、旅券
port /pˈɔɚt/ : 港
portable /pˈɔɚṭəbl/ : 持ち運べる
portfolio /pɔɚtfóʊliòʊ/ : 書類入れ、作品集
report /rɪpˈɔɚt/ : 報告、報道
teleport /téləpɔ̀ːrt/ : 瞬間移動する
transportation /tr`ænspɚtéɪʃən/ : 輸送機関

②tract = “pull” = 引く

2つ目の語根は”tract”です。
この”tract”は「引く」というラテン語「tructus」が起源です。
私たちの身近なもので言えば、農業などで使われるトラクターがあります。
トラクターは、まさに、このラテン語が由来で、トラクターは漢字では牽引車(けんいんしゃ)と言われることからも想像がしやすいと思います。

さて、この”tract”に親近感を持ってもらった上で、いくつかの単語を見てみましょう。

例えば、あの人ってアトラクティブよね。
というときは魅力的なという意味の形容詞をカタカナで使っています。
では、ここで”attract”という単語を見てみましょう。

前回、接頭語の回で”at”/”ad”は~に向かってという前置詞”to”に近いニュアンスだという話をしたと思います。
その”at”と引っ張るという意味の”tract”がくっつくと、どんなことを想像しますか?~に向かって引くということから転じて、「注意を引く」とか「魅了する」という意味の動詞になります。
さらに、1回目の接尾後の記事でも紹介した~的なという意味になる接尾語のiveをつけて形容詞attractiveで「魅力的な」、名詞化させる接尾語ionをつけてattractionで「魅力」という名詞になったりもします。

attract / [ətrǽkt] at=ad (=接頭語)=to「に向かって」+ tract (=語根「引く」)
〜に向かって引く→(動)注意を引く、魅了する

→attractive(形)魅力的な
→attraction(名)魅力、惹きつける力

他にも”tract”を語根とする単語は多くあるんです。

例えば、契約という意味の”contract”は共にを意味する接頭語conと引っ張るを意味する語根のtractで「共に引きあう」が転じて、「契約を結ぶ」「契約」といった意味になります。

他にも語根”tract”を活用したものをここに紹介しておきます。

abstract /æbstrˈækt/ : 抽象的な
distract /dɪstrˈækt/ : 注意を散らす
subcontract /sʌbkɑ’ntrækt/ : 下請け契約
subtract /səbtrˈækt/ : 引き算する
tractable /trˈæktəbl/ : 従順な
traction /trˈækʃən/ : 牽引
tractor /trˈæktɚ/ : 牽引車

③mit、miss= “send” =送る

次の語根は”mit”と”miss”です。
”mit”は「送る」という意味のラテン語”mittere”に由来します。

身近な単語で”I miss you”の”miss”がありますよね。
miss=寂しい的なニュアンスで覚えている方がほとんどだと思いますが、語源を理解するためには、こういう身近な単語で、なんでmissが寂しい的なニュアンスを意味するのかを絡めて理解するのがポイントです。
missはmitと同じで、送るということですが、友達や家族を別の場所に送るとどうですか?なんか、寂しいイメージ出てきますよね。

ちょっと強引だったかもしれませんが、この想像する癖をつけてもらいたいと思います。
ちなみに、ミサイルもこの語源missから来ています。
敵に対してプレゼントとして「送る」ものってなんでしょう?ミサイルですよね。
こんな感じで、理解すると頭に残ると思います。

では、この語根mit、missを使う単語を見てみましょう。

今回ここで紹介する単語は”submit”です。
海外のオンラインサービスなどを申し込む時に、最後に「申し込む」という意味でこの”submit”がよく使われます。
では、この単語がどう構成されているかですが、既に接頭語の回を学んだ方でしたら、この”sub”という接頭語と、今回学ぶ”mit”の2つでなんとなく意味がわかったかもしれません。

接頭語のsubは、「~の下」という意味になります。
subは対義語としてprimeがあります。
肉でプライムリブといえば肉のいい部分ですよね。

Amazonでも、有料会員でプライム会員とかありますよね。
subはその反対のイメージです。
サブカルチャーといえば、反主流のニュアンスですし、潜水艦を意味するサブマリンはまさに水面下で~の下という意味ですよね。

さて、subのイメージができたところで、「~の下」の接頭語subに「送る」を意味するmitがくっつくとどうでしょううか。
下に行かせるニュアンスから、書類を提出するときの「提出する」という意味でsubmitはよく使われますし、相手を「服属させる」という意味でもsubmitという単語は使われます。

submit / [səbmít] sub=(接頭語「~の下」)+mit(=語根「送る」)
下に送る(活かせる)→(動)服属させる、提出する
→submissive(形)服従的な、従順な

他にも”mit””miss”を語根とする単語は多くあります。

例えば、”commit”はコミットするとか日本語でもいいますが、意味的には”commit a crime”犯罪を犯すというときの「犯す」という意味になります。
あるいは、そのまま「コミットする」「専心する」というニュアンスでも使われます。
これは、接頭語”com”は共にという意味を持っていて、共に送るから転じた意味なんです。

他にも語根”mit””miss”を活用したものをここに紹介しておきます。

admit /ədmít/ : 認める
commitment /kəˈmitmənt/ : 約束
commission /kəmíʃən/ : 委員会、歩合
dismiss /dɪsmís/ (考えを)退ける、解雇する
dismissal /dɪsmísl/ 解雇
emit /iːmít/(光や熱を)発する
emission /iːmíʃən/ 排出
missionary /míʃənèri/ : 宣教師
missile /mísl/ : ミサイル
omit /oʊmít/ : 除外する
permit /pɚmít/ : 許可する
remittance /rɪmítns/ 送金

④fect、fact、fic= “make” =作る

4つ目の語根は”fect”、”fact”、”fic”は「作る」を意味するラテン語。
これ僕も読めないですが、「facere」が起源となります。
身近な単語では、まさに工場を意味するファクトリー。
そして、パーフェクトという単語がありますよね。

これも、「完全な」とか「徹底的に」を意味する接頭語の”per”に「作る」を意味するfectが加わることで、「完全に作る」=パーフェクトな、という意味から来ています。

これちょっと思い出してみてください。
先程の引っ張るを意味する語根の”tract”はトラクターの話をしましたよね。
あるいは、「送る」を意味する”mit””miss”はミサイルから覚えるといいといいましたが、身近な単語の成り立ちを一度理解しておくと、似たスペルの単語が出てきた時、この語源を組み合わせて予想できるようになりますよね。

では、1つ例を見てみましょう。

最近ですと、ウィルス感染の話も多いので、今回は、この単語を使って説明してみたいと思います。
ということで、この単語はご存知でしょうか。
“infect”。

今まで語源シリーズを聞いていたらなんとなく想像できちゃいますかね。
“in”は接頭語で「~の中に」を意味します。
それに”fect”は語根で「作る」でしたらか、「中に作る」。

なんか怖いイメージ出てきますよね。

この単語が生まれた時代、まだ、菌やウィルスの存在は知られてませんでした。
ある日突然、人が体調が悪くなって疫病にかかり、変な斑点が出たり、咳をしたりする様を見て、「人体の中に何かが作られる」イメージをしたのでしょう。

こうして、”infect”は動詞で「伝染させる」という意味になりました。
さらに、名詞化させる接尾語の”tion”がついて”infection”にすれば名詞で「伝染」「感染」、あるいは、形容詞化させる”ous”が付けば、”infections”で「伝染性の」という意味になります。

infect / [infékt] in=(接頭語「中に」)+fect(=語根「作る」)
中にもたらす→(動)伝染させる
→infection(名)伝染、感染
→infectious(形)伝染性の

他にも、日本語でおなじみの「エフェクト」。
これは接頭語で「外に」を意味する”ef”に「作る」を意味する語根の”fect”がくっついてできた単語です。
外に作るので、「効果」「結果」という意味になります。

他にも語根”fect”を活用したものをここに紹介しておきます。

affect /əfékt/ : 影響を与える
facility /fəsíləṭi/ : 設備、施設
fact /fˈækt/ : 事実
factor /fˈæktɚ/ : 要因
factory /fˈæktəri/ : 工場
faculty /fˈæk(ə)lti/ : 学部、能力
manufacture /m`æn(j)ʊfˈæktʃɚ/ : 大量製造
perfect /pˈɚːfɪkt/ : 完全な
prefecture /príːfektʃɚ/ : 都道府県
sufficient /səfíʃənt/ : 十分な

⑤spect=見る

さて、このシリーズ最後の語根は”spect”です。
これは、また読めないですけどラテン語「specere」が起源となっていて、「見る」という意味で使われます。

私たちがよく知っている単語では、”expect”という単語があります。
“ex”は外へ、”pect”は「見る」です。
昔の人の気になってイメージしてみると、「まだかまだか」と外を見ている感じです。
expectは期待する、とか予期する、という動詞ですが、これも語源から予想がしやすいですよね。

“pect”の解説では、”respect”という単語を使って説明してみたいと思います。
前回、接頭語の回でも”re”は学びました。

意味、覚えてますかね?そう。
「再び」とか「繰り返し」という意味でした。

それに「見る」を意味する”pect”がでてくると、振り返って見る、再度見る、というニュアンスです。
何度も見る人ってどんな人でしょう?「尊敬する」という感じがにじみ出てきませんか。
これも、昔の人の気持ちになってみましょう。

re (=接頭語「再度」「繰り返し」)+spect(=語根「見る」)
振り返ってみる→(動)尊敬する、(名)尊敬

→respectful(形)丁寧な
→respective(形)それぞれの

この”pect”を使う単語は本当に多いです。
海外に行く時に、空港で「inspection」とう単語をよく見かけます。
直訳すると、「検査」「調査」ですが、これも「中を」を意味する接頭語”in”に、「見る」を意味する語根の”pect”がくっついてできた単語です。

aspect /ˈæspekt/ : 一面
conspicuous /kənspíkjuəs/ : 目立つ
perspective /pɚspéktɪv/ : 考え方
prospect /prάspekt/ : 将来の可能性
retrospect /rétrəspèkt/ : 回顧
specific /spɪsífɪk/ : 特定の
specify /spésəfὰɪ/ : はっきり述べる
spectator /spékteɪṭɚ/ : 観客
speculate /spékjʊlèɪt/ : 推測する

まとめ

はい、今日の記事は以上となります。
語源を活用した学習法最終回ということで、今日は語根について解説しました。

語源学習の良いところは、代表的な接頭語、接尾語、語根を1度理解すると、英単語学習をするとき芋づる式に英単語が頭に残るようになることです。

私達大人は単純暗記は苦手ですが、そこにストーリーがセットになると俄然頭に残るようになります。
大人は、「なるほど」「そうなんだ」がセットになる記憶は、過去の蓄積がある分、子供より圧倒的に有利なんです。
だからこそ、最初はちょっと面倒かもしれませんが、語源を知っておくとあとがどんどん楽になっていきます。

また、単語の意味が分からなくてもなんとなく意味が想像できる。
これこそが、語源学習の一番のメリットです。

語源は漢字の部首と似ている、といいましたが実は更にいいことがあります。
漢字は、以前の記事でも言いましたが表意文字です。
なので、目で見て想像はできますが音で理解することができません。

ですが、語源は目で見るだけでなく、耳で聞くときにも使うことができます。
つまり、リーディングだけでなく、リスニングでも知らない単語を想像することが出来るようになります。

これは、スゴイことですよ。
間違いなく、ドラマや映画、そして、実際のネイティブとの会話でもわからない単語がでてきても、文脈と語源から想像してうまく乗り切る回数が増えていくはずです。

ということで、もし、過去の2つの記事をまだチェックしていない方はこれを機会に残り2本の記事も見てみてください。

今までだったら、なんとなく理解してたこと、体で覚えていたので言葉では説明できなかったことも、こうして、記事にまとめるとなると、ちゃんと自分が腑に落ちるレベルまで理解しないといけないことを学びました。

また、記事では少し省いた部分も含めて、より詳しく掘り下げた語源情報については、僕の公式LINEでお友達になってくれた方向けにプレゼントする予定です。
ですので、これを機会にLINE友達登録してくださると嬉しいです。

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また今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。

今日は以上です。
それでは次回の記事でお会いしましょう。