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【英語の基本動詞】英単語「get」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第4位

英単語「get」の使い方をコアイメージで学習!例文・イラストつきで解説

こんにちは。

YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。

前回の記事では、基本動詞第3位の「do」について解説しました。まだお読みでない方は、「【英語の基本動詞】英単語「do」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第3位」をチェックしてみてください。

今回は「get」のコアイメージをイラスト・例文つきで解説します。

私は海外ドラマ「フレンズ」のシーズン1〜5の全てを見て、動詞の登場回数を調べ、「get」は第4位でした。そのくらい「get」という英単語は大切で、さまざまな使われ方がされています。

この記事で「get」のコアイメージを学び、あなたの英会話力を向上させてくださいね!

なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。

【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】

 

ということで、この記事では、「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」の企画第4位「get」のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方は、この記事を通じて効率よくgetの意味、本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使いわけができるようになることでしょう。

では、Let’s get into it!

英単語「get」の使い方をコアイメージで学習!例文・イラストつきで解説

「get」のコアイメージ
getのコアイメージ = くっつこうとする動作

基本動詞Top55、第4位は「get」です。
この単語も、英語の授業では学年で言うと早い時期に教わります。意味としては、「get」=「手に入れる」「ゲットする」と習ったのではないでしょうか?

しかし、「get」は、前回の解説までに登場した、「be、do、have」に匹敵する、ゲーム「ドラゴンクエスト」で言えば、攻撃系と防御系の魔法を全て使える上に、打撃力も最強の戦士といえる単語です。

英単語「get」を使った例文をご紹介

例文をいくつか見てみましょう。

I got your mail.
手紙を受け取ったよ。

I got it.
わかったよ。

I got this book at the library.
私はこの本を図書館で借りた。

I didn’t get your name.
聞き取れませんでした。

Can I get your last name?
あなたの姓を教えてください。

「受け取る」「わかる」「借りる」「聞き取る」「教える」・・・いずれも全て「get」が使われています。
もし、日本語訳に忠実に英語の単語を当てはめると、

受け取った=receive
わかった=understand
借りた=borrowed
聞きとる=hear/listen
教える=ask

となります。このように訳される単語全てが「get」に置き換えることができます。
この単語を、「最強の戦士」に例えた理由がお分かりいただけたでしょうか?

「get」のコアイメージは「くっつこうとする動作」

なぜ、「get」がこんなにオールマイティなのかは、この「get」の「コアイメージ」が幅広い意味に繋がる万能な単語だからです。
「コアイメージ」のイラストを改めて見てみましょう。あたかも、磁石のように「くっつこうとする動作」あるいは、「くっついて、haveやbeの状態になる」感覚です。これが「get」の「コアイメージ」です。
言い換えると、まずAという状態があって、それがBという状態になり、結果として「have」や「be」になるということです。まだちょっとわからないという方のために、もう少し解説します。

例えば、

I get hungry.

を訳すると、「お腹が空く」です。

では、

I am hungry.

はどうでしょうか。「お腹が空いている。」つまり「既にある状態」です。

「get」と「be動詞」、この感覚の違いを理解すると関係性がわかります。
「I get hungry.」は、もともとはお腹が空いていなかったが、何かの作用が働いてお腹が空いた状態になる。つまり、「I get hungry.」の結果として、「I am hungry.」になるということです。

ちなみに、第一回目の解説be動詞の「コアイメージ」から解釈すると、「hungry」という空間に「I am=私は在る・存在する」となります。

まだまだある!「get」を使った例文をご紹介

さらに別の例文を見てみましょう。

I get a new car. は、「車を手に入れる感じ」です。

それでは、

I have a new car.

は、いかがでしょうか? 日本語訳すると「車を持っている」ということになりますが、第二回目の解説「have」のコアイメージから解釈すると、「I=私」と、「a car=車」が一体の感覚を持てるはずです。つまり、「I get a new car.」というのは、車を持っていない状態から、その後「I have a new car.=現在持っている状態になっている」ということです。

最後に2つだけ例文をご紹介します。

It gets dark.は、暗い状態になる結果として、It is dark.になる。

I get angry.の結果としてI am angry.の状態になる。

これで、「get」に対して、「have、get、be動詞」との関係が理解できたのではないでしょうか。

また、「get」と使い分けが難しい英語の基本動詞で「take」があります。「take」については「【英語の基本動詞】英単語「take」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説!- 第19位」の記事内で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

最後に、「get」のコアイメージ「くっついて、haveやbeの状態になる」を、頭の片隅に残したまま、この句動詞を見てみてください。

get in
get on
get over
get back

いずれも、「in/on/over/back」の状態になるということです。
「get over=乗り越える」とか「克服する」、つまり「overcome」と学校英語で勉強しましたが、「get over=乗り越えている状態になる」、つまり「克服する」と、意味自体を仮に知らなくても想像できるはずです。

以上で、「be、have、do、get」と、基本動詞の四天王を制覇しました。まだお読みでない方は、こちらの記事をご覧ください。

この後登場する基本動詞も、もちろん重要ですが、この4つは重要度が格別に高いため、何度か当コラムを読み返してくれると嬉しいです。

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それでは次回も、どうぞお楽しみに。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

基本動詞Top55のまとめ記事はこちら >>