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外国人の弾丸英語トークが聞き取れない原因は「英語の語順」にある?(リスニング対策その2 – 語順に慣れる方法)

0602_ネイティブの弾丸トークから取り残されてしまう人の解決策はこれだ!

しゅみすけです。
本職は英会話教室の社長をやっています。

僕たち日本人の多くが、英語が聞き取れない。

こんな悩みを分解すると、理由は大きく分けて3つあります。

前回、第3位ということで、日本人が聞き取ることが苦手な「とある特殊な単語」について話しました。
第3位はこちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。

そして、今回は第2位です。

この第2位もですね。
正直1位にしてもいいかなと思ったんですけど、あるあるです。

というかですね。
日本語を母国語とする人には全員当てはまる話です。

今回も、英語が聞き取れるようになりたい人には、すごく大事なことを話します。
必ず最後までご覧になってください。

今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

英語の聞き取りができない原因を知りたい方必見です。この記事では、英語と日本語という言語間の語順の違いを理解し、なぜ、日本人がネイティブの会話のリスニングに苦戦するのか。その原因を理解し、どうすれば英語の語順に順応できるのかについて、おすすめのテクニックを紹介します。英語を英語のまま聞いて理解できるようになりたい方のための記事です。

英語が聞き取れないと悩んでいる人へ

  • ネイティブと英語で会話ができるようになりたい
  • 海外ドラマやニュースを字幕無しでみれるようになりたい

まぁ、そう思いますよね。
そう思って、単語もたくさん学んだ、TOEICも800点取った、英会話教室にも通った。

なのに、いまだに海外の外国人に話しかけられると全く言ってることが聞き取れない。
海外ドラマの英語も聞き取れない。

そんな方も多いのではないでしょうか。

そして、英語の聞き取りができないのは自分の英語力が足りないからだ。
英語学習不足に違いない。
そう自分を説得して、更に英語学習にさらに打ち込むもののリスニングは一向に解決しない。

実は多くの人がここで、問題解決に全くならない間違った行動をしてるんです。
でも、安心してください。

この記事で、僕たち日本人特有のリスニングの課題とその克服法を学ぶことで、確実にあなたのリスニングは改善して、英語の音を聞き取れるようになる。
そして、ネイティブの弾丸トークに取り残されることがなくなります。

実際、僕も英語学習を始めたての頃は、ネイティブの会話を頑張って理解しようとしているうちに会話から取り残されることが何度とありました。
でも、途中でこの問題の本質に気づき、試行錯誤するうちにリスニングは劇的に改善し、今も日々ネイティブスタッフと仕事をしていますが、リスニングに困ることはありません。

同じことはあなたにも必ず起きます。

英単語を並べる順番に慣れてない=英語の語順に適応していない

それでは、本番です。
英語が聞き取れない原因Top3、第2位を発表します。

それは「英単語を並べる順番に慣れてない」です。
別の言い方をすると日本語と英語の語順に順応していないからです。

「単語を並べる順?なにそれ?」

そう思った方もいらっしゃるかもしれません。

この単語を並べる順番が違うということが意味することはリスニングにおいて、実はめちゃくちゃ大きな影響があります。
僕たちが想像する以上に英語を聞くこと。
つまり、リスニングにおいて理解の妨げをしているんです。

なぜ、単語を並べる順番が違うことが英語のリスニングに影響を及ぼすのでしょうか。
それは、自分たちが普段使っている順番と違うものを理解するというのは、脳にとってとても大変なことだからです。
慣れていないうちは脳に負担がかかり、理解するのにとてつもなく時間がかかるうえに、一度、会話で取り残されてしまうとその先の会話もすべて聞き逃してしまいます。

脳に負担がかかる?
理解するのに時間がかかる?

こう言われても、よくわからないよって方もいるかもしれません。

ここで、具体的に順番が違うことがなぜ問題なのかについて説明します。

まず言語の最小の構成単位ってなんでしょうか?
そう、単語です。

これは、どの言語でも同じです。
そして、それぞれの言語には独自の単語を並べるルールがあります。
これが俗に言う語順と呼ばれるものです。

POINT
英語:SVO言語
日本語:SOV言語

たとえば、英語はSVO言語と言われています。

これは、英語の語順の基本ルールが、「誰が」「どうする」「何を」の順番で単語を並べる言語だからです。
ちなみに、「誰が」の部分は主語でS、すなわちsubject、「どうする」は動詞でV、すなわちverb、「何を」は目的語でO、objectです。

一方で、日本語はSOV言語、つまり、「誰が」「何を」「どうする」の順番です。
つまり、「どうする」と「何を」の順番が日本語と英語では入れ替わるということです。

並べてみるとイメージしやすいです。

ここでは、3つの言語を並べてみることにしました。
SVO言語の英語、中国語と、SOV言語の日本語です。

POINT
■SVO
英語:I love you.
中国語:我愛你

■SOV
日本語:私はあなたを愛している。

この「どうする」の部分の「愛している」=loveと「何を」の部分であるあなた=youが日本語と英語では逆ですよね。

なんだ、それがどうしてリスニングの邪魔をするんだよ?そう思った人。
甘いです。
逆であるということは、実は、私たちが思っている以上に脳での認知と意味理解に負荷をかけるんです。

ここで順番が「逆」であることがどれだけ脳の認知に負荷がかかっているのかを直感的に理解してもらえる例を1つ上げたいと思います。

たとえば、皆さんは、歯磨きをするときどちらの手を使いますか。
利き腕と反対の手で歯を磨く自分を想像してみてください。
右利きの方は左手で、左利きの方は右手で歯を磨くふりをしましょう。

大変ですよね。
きっと、利き腕ではない手で歯を磨こうとすると、普段なら意識せず出来たことがすべて考えなくてはできなくなるはずです。

たとえば、まず、手に歯ブラシをとる、チューブからどれくらい歯磨き粉を出すか、そして、どの角度で磨くか。
すべて、考えなくては出来なくなったはずです。
やり直した方もいるかもしれません。
結局、歯磨きしても時間は何倍もかかるし、丁寧に磨けなかった方も多いと思います。

いかがでしょう?
これくらいに、私たちは普段、慣れ親しんだことを逆にするだけ、脳に余分な負荷がかかり、処理が遅れるんです。

ちょっと考えてみてください。
今ね僕は歯磨きで例えましたが、同じことがリスニングでも起きているとすればどうでしょうか?
毎回毎回、考えながら理解しないといけないのですから、母国語の何倍もの負荷がかかってしまっているわけです。

これを英語と日本語で何がおきるかを具体的に見ています。

例えば、こんな会話が聞こえてきたら皆さんどうですか?

ちょっと早い英語でしたね。

では、文字起こししてみましょう。

I am watching a DVD which I borrowed from the library last week.

はい、いかがでしょうか。
文字起こしした文章であれば理解できる方がほとんどだと思います。

聞くときはいかがだったでしょうか?
ちょっと理解するのに時間がかかったり、巻き戻ししてしまった人もいるかもしれません。

では、一回で聞き取れない方の多くが方がやってしまうことを先に言います。

それは、日本語訳してしまうことです。
この文章ですと日本語訳すればどうでしょうか?

私は先週図書館から借りたDVDを見ています。

という訳になりますよね。

■英文のまま
I am watching a DVD which I borrowed from the library last week.
①    ②   ③    ④    ⑤  ⑥    ⑦

■日本語訳
私は先週図書館から借りたDVDを見ています。

では、これを上の英文と対比させて日本語訳の語順のまま英単語を並べるとどうでしょうか?番号で並べ直してみます。

■日本語の語順で並べ直す
私は 先週 図書館 から 借りた  本を  読んでいます

I last week the library from borrowed a DVD am watching
①  ⑦   ⑥   ⑤  ④   ③    ②

I am watching a DVD which I borrowed from the library last week.
①    ②   ③    ④    ⑤  ⑥    ⑦

いかがですか?
語順が全く違うことがわかりますよね。

実は、英語の語順に順応する前の人は、このように日本語訳に置き換える作業を頭の中でしてしまっています。

でも、これは大問題です。

現実的に考えて、こんなこと次々と話が展開する会話の中でいつまでもやってられません。
一度つまずいたら終了です。
そこから先の会話に取り残されていってしまいます。

では、ここでネイティブはどう理解してるかを考えてみましょう。

答えは簡単です。
単語の並ぶ順番通り脳が理解してます。
これは、別にネイティブがなにかすごいことってわけじゃなく、私たちも日本語では日本語の語順で同じことをやってます。
これが母国語の特権なわけです。

私たちが日本で教わる英語教育では英語をどう理解してきたでしょうか?

そう。
まずは英語を一旦日本語に訳すように教わりました。

でも先程例文を見ましたように、日本語と英語は語順が逆です。
英訳をするということは、英文を日本語の語順に当てはめなおすということです。

これ、漢文のクラスでもしましたよね。
漢文は中国語で、英語と同じSVOの順番ですので、日本語のSOV順に読み下すため、レ点とかを使いました。

英語は更に文字も違います。
このように、学校ではリーディングはしますが、リスニングの練習はしませんので、大人になったあとの私達もこの癖が残っています。

これが日本人の英語リスニングで聞けない、のあるあるの理由です。

英語が聞き取れない人のおすすめ対策2選

それでは、ここから語順に慣れていくための解決策を話していきます。

語順が違うことがリスニングができない理由なのだとすると、答えは、この語順に慣れるってことでいいの?そう思った方。
大正解です。
ただ、それって、そんな簡単にできるの?そう思った方もいらっしゃるかも知れません。

はい、決して簡単ではないですがいずれ慣れます。
ただし、正しい方法で学べばという前提です。

ということで、最後に、私がおすすめする、英語の語順に慣れるためのテクニックを2つほど紹介します。

①チャンクリスニング

1つ目の方法はチャンクリスニングです。

チャンクとは塊という意味ですが、意味チャンクというのは意味を持っている複数の単語の塊、ということです。
ここでいう塊ですが、リスニングで大事なのは、主語となる「誰が」と、副主人公の動詞である「どうする」の2つです。

例えば、こんな文があったとします。

日本語:夕食を食べなかった
英語:I did not have dinner.

日本語は「何をした・しない」などの重要な情報が後ろに来ます。

一方で、英語は、語順を入れ替えると通じない文法構造なので、必ず、語順通り「誰が」「どうする」「何を」の順番で文章が展開します。
このように、私たち日本人は重要な情報が後ろにある日本語に慣れているために、常にリスニングの時に後ろの音ばかり気にしてしまう癖が残っています。

しかし、英語では後ろに行くほど情報の重要度は減ります。

ということはですね。
大事な単語さえ聞き取れるように慣れればいいわけです。
ここで重要なのがチャンクリスニングです。

では、英語で大事な単語とはなにか?
先程からいってる、「誰が」の主語、「どうする」の動詞、そして、「何を」の目的語です。
もちろん、英語は他にも、目的語のないSV、あるいは、目的語の後ろに文が続いてSVOOやSVOCの文型になることもあります。

でも、どんな文型でも必ず共通するのは、Sである主語、Vである動詞があることです。
チャンクリスニングとは、この2つだけは必ずリスニングで聞き取ることを意識しておくテクニックです。
なぜなら、この「主語」と「動詞」で会話の一番大事な情報は出し終えてるわけで、仮にあなたが理解できてないとすると、聞くポイントがずれてるってことです。

特にチャンクリスニングで大事なのは、主語の部分です。
なぜなら、英語では主語がだらだらと長いことがよくあるからです。
例えば、教科書にでてくる例文のように主語である「誰が」の部分がI、とか、You、とかMy fatherだったら、それが主語だと誰でもすぐに分かりますが、関係代名詞などで修飾された場合、長くなってわからなくなることがよくあります。

でもご安心ください。
チャンクリスニングで、意識のポイントを主語と動詞だけに注意していれば、聞き落とすことがなくなります。
あぁ、長いけど主語だったんだなぁと言うことがわかります。

例えば

The laptop computer I bought at the electronics store last week suddenly broke yesterday.

って文があったとします。
ここでも、実は意識しておく必要がある単語は、「誰が」、ここでは、「何が」にあたるThe laptop computerと、「どうする」のbrokeの2つだけです。

I bought at the electronics store last weekはThe laptop を修飾してますが、極端な話、うまく理解できなかったとしても、The laptop computerとbrokeさえ聞こえればリスニングの主人公である主語と副主人公の動詞が聞こえてるので、大事な部分がわかってると言えるでしょう。

リーディングではスラッシュリーディングと言って、重要な箇所にスラッシュを入れて英語の語順に慣れるテクニックがありますが、リスニングではスラッシュを入れたりしている余裕はありません。
チャンクリスニングはそのかわりとなる方法です。

大事な主語と動詞だけ外さず聞く習慣を身に着けていくと、俄然、聞き取りがしやすくなります。

②イメージで理解する

2つ目のテクニックはイメージ理解です。

先程、日本人は学校英語で日本語訳する癖があるのも、語順に慣れない理由だと言いました。
とはいえ、いきなり訳がない状態で理解できるの?と思った方もいると思います。

どう思いますか?
それが、なるべくイメージで理解することに慣れていくってことです。

じゃあ具体的にどうするかって話をします。
それは、聞こえてきた順番から、聞こえてきたものの具体的なイメージをすることに慣れていくってことです。

例えば、“She eats a strawberry.”と聞いたら、と日本語に直すのではなく、「女性」→「食べている姿」→「真っ赤なイチゴ」を想像して、感覚的にイメージを広げていきましょう。
特に、「誰が」「どうする」そして「何を」に当てはまるものをイメージすることに慣れてくことが大事です。

このイメージ。
何がいいかって言うと、日本語訳するのと違って、イメージで理解していってますので、多少長い文になっても情報が頭から抜けにくいですし、会話から取り残されにくくなります。
僕も大体、長い英語の番組を聞いてるときは、ぼやーっと自然と頭の中にその場面が出てくるようになっています。

ここで大事になるのが、会話で使われまくるコア動詞、コア前置詞に慣れておくことです。
というのも、これらの動詞、前置詞、そして組み合わせの句動詞は、出まくる上にいろいろな意味で使われるからです。

日本語訳で理解するのではなく、コア単語はイメージで理解する癖をつけていると、イメージ理解がしやすくなっていきます。

このことは、前回の動画で紹介していますので、ぜひご覧ください。

英語学習の成功を決める2つの要素

皆さん、英語学習を決める要素はなんだと思いますか?

いろんな要素があります。
中には、生まれ持っての語学センスなどもありますが、僕たちがコントロールできる要素は2つです。

1つめがやり方、2つめが努力継続。
この2つです。

ほとんどの人は、新しいことを始めても最初の21日、つまり、3週間持たない方がほとんどです。
ただ、僕のリスナーさんの多くは、英語学習歴1年、10年、20年と最低でも年単位の方が多いです。
つまり、②の努力継続のスキルはお持ちの方が多いってことです。

となるとですね。
あとは、結果を出すために大事なのは1つ目のやり方です。

今日のなぜリスニングができないのか、という問題も、やり方を間違えるととんでもないドツボにはまります。
たとえば、単語力不足だと間違った判断をして、単語を気合で5000個覚えたとしましょう。
これは相当な努力ですが、問題の解決にはなりません。

英語って、もう本当にいろんな本やYouTube記事も出回ってますし、なんか、気合で単語いっぱい知ってる人を見るとスゴイと思っちゃいます。
留学した人のほうが英語が出来るのかなとも思ってしまうかもしれません。

でも、現実は決してそうじゃないです。

留学したり、海外駐在員なのに英語話せない人。
たくさんいます。

だから僕は、こんな海外に行きにくい今の時代でもう英語なんてなくてもいいや、と思ってる人も多い時だからこそね。

今、愚直に学習を続けてる人は、絶対聞こえるようになってほしい。

そう思って、今回の記事を考えました。
語順の問題は、僕らが思った以上に厄介な問題ですが、コツコツが出来る人は必ず慣れていきます。
今日紹介したテクニックもうまく使って慣れていくようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、「英語が聞き取れないという人の問題はこれだ!(その2 – 英語の語順について)」ということでお話をしました。

今日の記事では、2つ目の問題として、日本語と英語の語順の違いについて話しました。
皆さんが想像して以上に、この問題は根深いです。

でも、やり方さえ間違えなければ必ず改善します。
そして、この解決策として、チャンクリスニング、イメージ化のテクニックを紹介しました。

はい、ということで、今日も最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てればと思います。

最後にプレゼントです。
今回の語順に慣れていくための訓練法ですが、今回紹介したチャンクリスニングやイメージ理解も含め、総合的にリスニングを改善するための学習法をまとめました。
このマニュアルを、プレゼントしたいと思います。

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そのメッセージに「リスニング」とチャットをください。
そうしましたら、リスニングマニュアルをプレゼントします。

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今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう。

Bye guys!