しゅみすけです。
本職は英会話教室の社長をやってます。
今日はね。
もう、日本全国、英語独学中の大人男女の顔だけを思い浮かべて作りましたよ。
題して「【完全攻略】大人の英会話初心者向け独学勉強法【保存用】」です。
ちょっと長い記事になりますが、今、英語を少しでも勉強中の方。
少し、今の勉強を中断してこの記事を読む価値があると断言します。
この記事は英語を独学でペラペラに話せるようになりたいと思っている社会人のためのおすすめの英語独学勉強法を徹底解説します。多くの人が犯してしまっている英語独学の間違いもわかりやすく解説します。本気で英会話を独学で学びたい方が、0から始められるよう、目的ごとに区分けして勉強方法をまとめていますので、最後までお読みください。
つまり、英会話ができるようになるために、どんな勉強をするべきかをこの記事一本に詰め込みました。
まぁ、皆さんがね。
いろんな記事をつまみ食いしたい気持ちもわかるけど、これ1本まずしっかりと読んでからにしてください。
そして、本気で英会話ができるようになりたいなら、この記事でまず、今の自分の勉強の仕方が合ってるのか。
答え合わせするだけでも、時間分の価値があるはずです。
今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。
目次
英会話がなかなか上達しない人へ
今、英語頑張って勉強してます。
そして、いつか、必ず英語ができるようになって、今の仕事で使えるようになりたい。
あるいは、交友範囲を拡げたり、自分の可能性を高めるために英語が話せるようになりたい。
そして、その夢を実現すべく、今までもそれなりに英語学習に時間をかけてきた。
英会話教室、オンライン英会話でネイティブにも教わってきた。
NHK英語や書籍にお金と時間をかけてきた。
だけれども、何年、いや。
人によっては、何十年とやっても結局話せるようにならないし、ネイティブの早い英語は未だに何言ってるかわからない。
そんなふうに思ってこの記事をご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
僕自身、英語学習ではありとあらゆるものに手を出して失敗して、そして、最後は独学に行き着きました。
なのでこの気持ちはよくわかります。
そうは言っても、慣れ親しんだ勉強法。
なかなか、今のやり方を変える勇気がわかない。
でも、このまま続けても、今のままじゃないんだろうか。
そんな不安があるのではないでしょうか?
でも、ご安心ください。
多くの人は、英語を独学で学ぶ時、何を目的とするのか。
そして、目的実現には何が学習メニューとして正しいのか考えることをしないまま、学習を始めてしまいます。
特に、学生時代やってたから。
みんながやってるから。
とりあえず。
そんな理由で、誰もが思い浮かぶ、単語学習、文法学習、TOEICなどテスト勉強などに学習時間の殆どを費やします。
でも、皆さん、やっててお気づきのとおりだと思います。
今、やってることを続けてて、果たして話せるのだろうか?
皆さんも、そんな悩みがあってこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。
そういう方はね。
ほんと、いいタイミングでこの記事を見てくれたと思います。
今のように思ってた方は「この記事が自分の英語学習の転換点だった」。
きっと半年後そう思ってくれると確信しています。
ということで、この記事はですね。
独学をする人がこの記事1本でまず何をするかがわかるよう、完全ガイドとして作成しました。
なので、まず、今までの、英語独学の勉強法が正しかったのか、間違ってたのか。
これがすぐに分かります。
さらに、具体的に正しい勉強法とは何なのか。
このメニューを、ちゃんと理解し、皆さんが自分の頭で考えて正しいメニューを組み直すことができます。
ちなみに、僕自身のことを言うとですね。
英語の独学期間は半年です。
その半年のうち、最初の3ヶ月で最低限の会話をネイティブとできるようになりました。
多くの方は、これだけでも、かなり変化を感じてくれると思います。
また、半年の学習だけで、それ以外の準備ないままにアメリカに行って、大学院のクラスに放り込まれましたが、ちゃんとサバイバルして、無事卒業して帰ってきました。
その後、外資系企業4社で働き、今の本職の英会話教室の立ち上げをしましたが、ネイティブとのコミュニケーションで困ったことはありません。
学生時代英語落第だった自分でもこれだけの変化を起こすことができたんです。
そして、すべての土台は、この半年のガチの独学期間で養ったんです。
同じことは、皆さんにも起きます。
それでは、これから学習法を見ていくことにしましょう。
英語の独学で大事はこととは?
では、結論から入ります。
まず、1つ皆さんに質問です。
英語独学で大事なこと。それは、何でしょうか?
3秒考えてみてください。
それは、目的をはっきりさせることです。
もうちょっと、言葉を変えて言ってみます。
英語学習で大事なこと。
それは、どんな英語を使えるようになるのか。
話せるようになりたいかをはっきりとさせること。
これが第一歩です。
では、なぜ、英語を独学で学ぶのに目的をはっきりさせることが必要なのでしょうか?
それは、どんな英語を使ったり話せるようになりたいかによって、独学のメニューは大きく変わるからです。
どういうことかというと、目的と言っても、テストで良いスコアをとって会社で評価されたいって人と、話せるようになりたい人では全然メニューは異なるってことです。
また、話せるようになりたい、って人でも2パターンの方がいます。
決まりきった場面での対応ができるようになれればオッケー、という人もいれば、どんな場面でもいろんな話題に対処できたり、海外ドラマや映画、ニュースなどの英語も理解できるレベルの英語を身に着けたいという人もいるはずです。
これらの異なる目的によって、学習メニューも変わってくるってことです。
例えば、海外旅行で入国審査をそつなく対応したい。
自分が販売の仕事をしていて、外国人に聞かれるときの対処ができるようになりたい。
Zoom会議の入り口の挨拶だけできるようになりたい。
こういう英語ができるようになるには、アウトプット学習だけで十分です。
いわゆる、英会話教室、オンライン英会話で学ぶ人たちの学習はこのアウトプット学習が該当します。
早い方なら3ヶ月もあれば、こういう英語はできるようになります。
こうした英語を、この記事では「生きるための英語」と呼ぶことにします。
ネーミングは僕が適当につけたのでサバイバル英語でもいいです。
けど、サバイバル英語だけだといつまでたっても、ホントの英語は話せません。
1つ例をあげますが、昔、高倉健さんがマイケル・ダグラスと出た映画で、ブラックレインって日本の大阪が舞台の英語があります。
この映画で、健さんは日本語なまりはありますが、英語のセリフで役を完璧にこなしてます。
では、彼は、あの映画のセリフ以外の英語が話せるでしょうか?
話せませんよね。
というのは、彼が行ったことはセリフの暗記です。
例えば、英語の音を聞いて自分の脳内になる単語や音の知識と瞬時に結びつけて理解する。
これをリスニングというわけですが、フレーズをマスターしただけではこうしたことはできないかですよね。
あるいは、もし、高倉健さんが、映画撮影後、共演したマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアと通訳なしで一緒に飲み会になったらどうでしょう?
彼らの英語が何を言ってるのか聞けないでしょうし、自分の考えを伝えることもできません。
その理由は、インプット学習をしてないからです。
仮に、こうしたゼロベースで何でもできる、いわば、万能型の英語力を、「本物の英語」とここでは呼ぶことにします。
ってことで、この記事ではまず3ヶ月で高倉健さんのように特定の場面での対処ができるようになるための「生きるための英語」力を手に入れる学習法。
そして、その次に、より本質的に英語を理解し、使いこなせるようになるための「本物の英語」を手に入れるための学習法を解説します。
ここからの解説では、前半のステップは主にサバイバルするための英語の学び方を紹介します。
そして、後半では、本物の英語を手に入れるための学習法を紹介します。
目安ですが、1日2時間くらい学習に時間をかけられる人で、このメニューをこなせば、3ヶ月でサバイバルするための英語を。
そして、半年で本物の英語の入り口まで到達すると思ってください。
独学で英会話を上達させたい人がするべき勉強方法10選
では、ここから、具体的なStepを10に分解して解説に入ります。
まず、最初に「生きるための英語」力を先に手に入れるための勉強法を解説し、その後、徐々に「本物の英語」を手に入れるための勉強法を解説します。
本物の英語を手に入れたい方は、基本、ここに出てくるStep1~10をすべてやっていく必要がありますが、さっき言ったような「生きるための英語」だけで十分、って方もいるでしょう。
そんな人は、まずは、ここに登場するStepは1~4までを重点的に押さえてください。
これで十分です。
Step1:自己紹介
Step1は自己紹介です。
ありきたりの質問ですみません。
皆さん、自己紹介できますか?
いえいえ。
それくらいはできますよ。
といった方。
では、少し質問の仕方を変えます。
あなたは、自分の家族構成、今の仕事、自分の仕事の具体的な内容、なぜ、その仕事をはじめたのか。
あるいは、自分の生まれた街や、その街の特徴、歴史などを英語で話すことができますか?
うーん。
そこまではできない。
おそらくほとんどの人は、こんな感じだと思います。
でも、当たり前過ぎてほとんどの人は考えないですが、ネイティブとはじめて話すことになる外国人との会話は、自己紹介からすべてがはじまります。
例えば、My name is Shumisuke. I’m from Ashiya. I was born in 1975. とかで終わっちゃえばどうですか?話がスカスカすぎて、相手も困りますよね。
下手したら、向こうから色々質問されてしまうかもしれませんし、そうなれば、却って回答するのは準備できてないので難しくなるかもしれません。
だからこそ、会話を持たせるにはやっぱり自己紹介は充実したいところです。
そして、自己紹介こそ、今の自分の英語力ベースでいいから完璧にしておくことで、今後のあらゆる学習の土台にもなってくれるんです。
例えば、こんな感じで自己紹介してみたらどうでしょうか。
なるべく、中1、中2英語を意識して、関係代名詞など使わないで話してみるようにします。
こんな感じです。
ちょっと長かったですが、もうね。
僕が中学を英語の成績が悪すぎて退学した話。
大学で、英語の単位を落とした話から、そのことがキッカケとなって英語に興味を持って、今、英語の会社をやってることなど、相手も僕に聞きたくなるようなトピックも一応散りばめてみました。
しかもね。
気づきましたか。
ここで僕が使った文法、単語ともに全部中学英語です。
いやいや。
そんなの、流石に自分は自己紹介できないから。
そんなふうに思った方。
でも、だから、英語が話せるようにならないんですよ。
ほとんどの人が英語を勉強しようと思った時、どうして、TOEIC用の教材買ったり、単語帳に手を出すか考えてみたことありますか?それは、みんながやったるから、もしくは、学生時代似たような勉強をしたことがあって、なにも考えなくていいからです。
でも、それじゃだめなんです。
自分が何をできるようになりたいか。
そして、そのために何をしなければいけないのかを一生懸命考えてみてください。
自己紹介って、どんな目的であっても絶対必須ですよね。
使うか分からない単語を覚えるのは大変ですが、自己紹介するのにどうしても必要な新しい単語なら覚えるのもくじゃないはずです。
それは、自分ごとだからです。
これは、英語じゃないんですけど、ホリエモンっていますよね。
彼がギターを覚えたいと思った時、どうしたかしってますか?ギターの教則本を買った?細かなコードを学んだ?いえ。
いきなりスタンドバイミー弾く練習からはじめました。
この例えはね。
すごく重要な教訓を私達に教えてくれてるんです。
それはですね。
何か能力を獲得しようと思った時、人は、細かなことに気持ちの焦点を持っていく傾向にありますが、実は、もっと大事なことがあって。
それは、自分が真っ先にできることで嬉しいこと、助かることから始めることが大事ってことです。
もちろん、土台となる、文法、単語、発音。
全部大事です。
でも、その前に、まず、自分のことを言えるようになることで得られる喜び、感動、こうした感情があるからこそ。
ここから先、英語頑張ろうって気にもなるんです。
では、自己紹介をどうすればいいか。
そのコツなんですが、そのことまで細かく話すと長くなってしまうので、コツを知りたい方は、以前、「【大人が最速で】英会話初心者から脱出する方法」という記事で、コツを紹介してます。
こっちもあわせてチェックしてみてください。
Step2:コア単語
次のステップはコア単語です。
言語の構成要素は、単語、文法、そして、音。
この3つしかありません。
なので、この3つがわからないことには、会話をすることができないです。
これは日本でも同じです。
なので、単語が大事なことは言うまでもないんですが、ここで、多くの人が勘違いをしてしまっています。
それは、単語帳で学び始めてしまうことです。
これは全否定はしませんが、とても効率が悪いです。
というのも、実際の会話で使うか使わないか分からない単語を学ぶのは普通は苦でしかないです。
どうせ覚えるなら、さっきの自己紹介じゃないけど自分のことを伝えようと思った時に、うまく出てこなかった単語を学ぶほうが圧倒的に頭にも残ります。
といってなんなんですが、1つだけ絶対にカバーしておくべき単語があります。
それがコア単語です。
これは、どんな目的であっても会話するなら必須の単語です。
こういうとですね。
コア単語って何?って思った人いるのではないでしょうか?
あるいは、聞いたことあるけど、あの、簡単な単語をもう一回学び直せってはなしでしょ。
これくらいに受け止めてる方。
そういう方は、すごく効率悪い単語学習をしてるかもしれません。
ここで1つ皆さんに考えてもらいたいことがあります。
英会話ってどういうことでしょうか?
考えてみてください。
英会話というのは、英語を話したり聞いたりするってことです。
この、話す、聞くことに特化すると、単語学習は、読んだり書いたりするのと比べて全然変わってくるんです。
この話す、聞くことに特化して学ぶ。
そんな方が、知っているべき単語があるのですが、それがコア単語なんです。
なんか、難しそうじゃん。
そう思った方。
心配しないでください。
むしろ、コア単語は今、多くの人がやってるかもしれないいわゆる単語学習と比べると遥かに簡単ですし、聞く、話すことに対してのインパクトが圧倒的に大きいです。
なぜ、簡単だと思いますか?
それは、ほぼすべての単語は皆さんがすでに見たこと、聞いたことがある単語だからです。
僕が言ってるコア単語の例を上げてみますとこんな単語です。
go, take, get, have, make, in, at, on。
えっ。
それだけ?
そう思った方多いのではないでしょうか?
そうなんです。
コア単語学習というのは、皆さんが想像するような難しいスペルの聞いたことのない単語を学ぶような学習ではないってことです。
正確に言うと、コア単語学習というのは、殆どの日本人がすでに知ってる単語の使い方、応用法を学ぶってことです。
いわば、新しい料理を作るために全部スーパーに買い出しにいくのではなく、家にあるありものの素材のようなものがコア単語です。
ただですね。
こういっても、コア単語ってのはなんなのか?本屋さんでも最近、コア単語の本を見かけるし、別のYouTubeチャンネルでも言ってたな。
そう思ってる方でも、この、コア単語の本質を理解できてない人が多いです。
これを理解してない人が多いので、超簡単に一言で言います。
コア単語とは、日本語で言う大和言葉のようなものです。
具体的に言えば、コア単語は、大昔からイギリスで使われてきた単語のことです。
例えば、さっきも紹介しましたが、”go”って単語は皆さん100%ご存知ですよね。
でも、1つ、ここに問題があるんです。
僕たちは学校で”go”イコール「行く」。
と教わります。
実は、これが僕たちの単語学習の不幸の始まりだったんです。
なぜかというと、go、take、getのようなコア単語は大昔イギリス人のご先祖様が使い始めた頃は、カラダの動きなどを言い表すためだけで使ってたんです。
ただですね。
時代が進んで、どんどん文明や文化が発達しますよね。
そうすると、いろんな概念が登場します。
例えば、法律、宗教、科学、空間的概念、社会関係。
もちろん、こうした新しい概念一つ一つを言い表す単語も、もちろん誕生します。
でも、庶民の立場からすれば、そんなのいちいち覚えて使いこなすのはめんどくさいので昔から使ってた単語を使いまわすんです。
こうして、和食、中華、イタリアン、なんでも使える万能調味料みたいになったのがコア単語ってわけです。
例を上げてみましょう。
日本語で、「走る」という動詞があります。
これは、物理的に「彼は走る」「電車が走る」というけど、「彼は疾走する」「電車が走行する」ともいいますし、「走る」という動詞は、物理的にものが「走る」だけじゃない使い方もあります。
例えば、「極端に走る」「敵方に走る」「私利私欲に走る」「悪に走る」などカラダや物理的ではない場面でも使われますよね。
これと同じことが英語でもいえるわけです。
コア単語は、歴史の積み重ねを経て、いろんな意味に応用されるようになって、日々の会話では難しい言葉よりも、こちらの単語が優先されるんです。
例えば日本語の「行く」に該当するのは、英語では”go”です。
この”go”ひとつとっても、「行く」以外に、「死ぬ」とか「電気がなくなる」とか「痛みがなくなる」とか様々な意味があります。
で、ここで多くの方の英語学習法に問題があります。
日本人の英語学習では、そっか、”go”は「行く」だけじゃなく、「死ぬ」「電気がなくなる」もあるんだと暗記しようとしてしまいます。
これがドツボのはじまりです。
普通に考えて、ネイティブがそんな面倒なことやってると思いますか?当然やってません。
では、どうするかってことなんですが、感覚的に使えるようイメージ化するってことです。
で、おすすめの本ですが、こちらの動画で解説していますので、参考にしてください。
もし、購入までは、って方はまずは僕のライン友達特典で動詞と前置詞をそれぞれ10個ずつ。
合計20個もの代表的なものをイラスト付きで手に入れることができます。
概要欄から、登録できるので興味ある方はここで概要欄にあるリンクから登録してください。
Step3:コア文法
次はコア文法です。
コア単語に続いてコア文法?何じゃそりゃ?なんか特殊な文法でも学ぶの?と思った方居ますか?基本、ここでいうコア文法は概ね中学英語と一致します。
いやいや、あんた、TOEICとかあまりテスト勉強はしないでいいみたいなこと言ってたじゃん。
結局文法勉強するのかよ。
そう思った人いるかも知れません。
はい、文法は超必要です。
ただし、大人の英語学習における文法にはポイントがあります。
英文法は、ネイティブとの会話で使う範囲において理解しておく必要があるってことです。
この会話で使う範囲の文法、ってのが、コア文法学習です。
では、テスト勉強の文法と会話の文法の違いって何でしょう?文法自体が変わるわけじゃないです。
ただ、どこまで深掘りするか、何を目的に文法を学ぶか。
これがポイントです。
例えば、車を運転する人は、最低限の標識を知ってますよね。
一時停止、車線変更禁止、一方通行、Uターン禁止。
いっぱいありますが、では、皆さん、全部の標識を知ってますか?
たとえばこれ。
どんな意味の標識でしょう?
もう意味不明ですよね。
ここまで極端じゃないにせよ、文法も似たところがあります。
それは、使うための文法じゃなく、テストで間違い探しをするための文法を勉強しちゃうってことです。
なぜなら、文法学習というのはやればキリがなく基本的なポイントだけだとみんな満点取っちゃうから、テストのための文法学習となると、どうしても、あまり使われないマニアックな例外もたくさん学ばせなきゃいけないからです。
これね。
美味しんぼで言えば、本当に美味しいごはんと味噌汁を作れることが大事なのに、もうマニアックにエチオピア料理の方法学んでるようなものです。
なので、大人の英文法学習。
これで大事なのは、会話で使う文法に特化して学び直しをするってことです。
そのための文法学習が、会話のためのコア文法です。
コア文法を学びたい方は、同じく「【完全ガイド】英語独学 – 大人になってからのムダのない独学用教材!」の記事で、文法のおすすめ本を2冊紹介しています。
また、簡易版で学習したい方は、概要欄のリンクから僕のライン友達になってもらうと会話で使うことを前提とした簡易版の文法解説を手に入れることができます。
Step4:独り言
Step4は独り言です。
独り言がいいよっていうのは、英語学習界隈ではよく言われています。
英語系のYouTube聞いたことがある人は、「独り言やってください」「日記書いてください」。
1回はそんなこと言ってるのを聞いたことあるんじゃないでしょうか。
でも、なぜ、独り言がいいのか。
そして、どうやって独り言をすればいいのかがわからない。
そんな方も多いはずですまず、この理由を理解した上で、正しい独り言の仕方をしないと効果は半減します。
なので、まず、理由を考えてみることにしましょう。
独り言が英語学習にいい理由。
その理由はなぜでしょうか?
今まで、何も考えずにやってた方。
一瞬考えてみてください。
答えはとても簡単です。
それは、自分の話題を英語で考えるからです。
これね。
当たり前のことなんですがすごい盲点なんです。
みなさん、英語をネイティブと話す時どんなことを話しますか?いきなり日本とアメリカの政治制度の違いを話す人はいないですよね。
まず、話すことと言えば、自分の身の回りのことが圧倒的に多いはずです。
さっき自己紹介の話しましたが、それ以外で、皆さんの身近なことってなんでしょう?
朝起きてから会社行くまでのことでもいいです。
あるいは、孫が遊びに来てとても楽しかった話でもいいです。
なぜ独り言がいいかっていうと、自分の話題になるからです。
でも、独り言いいよって言うとですね。
「何を話していいかわからない」って相談される方が結構多いんです。
これは、日本人の癖で相手の反応を考えながら、余計なことは話さないほうがいいと思ってるからです。
で、ここでは独り言のコツ。
というか、英語を話す時のコツをお伝えします。
英語を話すコツ。
それは、自分を第三者的に眺めて時系列で言うんです。
もう一度言います。
自分を第三者的に眺めて、時系列で言う。
これがコツです。
例えば、僕だったらそうですね。
今日起きてからの半日について話そうとすると、日本語的な感覚で家と言われるとこんな感じです。
えっと、朝5時30分に起きて、7時30分に会社につきました。
そして、午前中はYouTubeのスクリプト書いて、その後、スタッフ面接してました。
以上。
でもね。
これだとすぐ会話終わっちゃいますよね。
全然、ドラマ感ありません。
そこで、さっき話した英語を話す時のコツ。
第三者的に自分を眺めて、時系列で言うんです。
これがコツですが、こんな感じです。
面倒なのでいきなり英語でいっしゃいます。
どうですか?
時系列で第三者的に自分を観察すると、日本語だとネタにするといけないのかな?と思ってたようなことでも、立派なネタになることに気づいたはずです。
普通に、起きる時間間違えた話とか、納豆好きな話とかどうでもいいだろ、と思ったかもしれませんが、ネイティブはこういうことも話に入るから話長いんです。
これはね。
今、適当に言っちゃいましたが、独り言では文章で書くってことです。
でもね。
作りっぱなしだとダメです。
必ずフィードバック。
つまり添削が必要です。
もし、英会話教室やオンライン英会話でネイティブに見てもらえるひとは、ここでネイティブに見てもらってください。
そして、フィードバックをもらってください。
もし、ネイティブに見てもらえない人は、「英語独学者必見!できる人はみんな使ってる英語学習ソフト・アプリ」という動画で紹介しているGrammarlyを入れてみてください。
無料です。
そして、独り言とフィードバックが終わってから、Step6の音読をしてそのまんま言えるまで練習するんです。
こういうと音読めんどくさいなと思った方多いかもしれません。
なぜ、音読が大事かの理由は後で言います。
Step5:音読による自動化と応用
Step5は音読です。
音読の目的は、独り言やネイティブとのクラスでフィードバックしてもらった正しい文章を何度も練習し、少なくとも決められた場面での英語は自分もバッチリ言えるようになる練習です。
人間の記憶は文字だけでは定着率が悪いのって知ってました?
一方で、カラダで覚える記憶は絶対に忘れません。
カラダで覚える記憶ってのは、歯磨き、自転車、スポーツ、音楽、あと身近なものだとパソコンのキーボードのタイピングなどです。
これらは、一度マスターするとなかなか忘れません。
自転車を10年以上乗ってなくても、久しぶりに乗ったら普通に乗れますよね。
これがカラダで覚える記憶のパワーです。
語学ってのは文字情報ですよね。
この文字をそのまま暗記するのはとても大変です。
ただ、ここで朗報です。
これをカラダで覚える記憶にする方法があるんです。
皆さん、漢字を覚える時どうしました?
何度も書きましたよね。
掛け算の九九を覚える時はどうでしたか?
何度も声に出しましたよね。
そう。
文字などの陳述的な記憶をカラダで覚える記憶にするには、書くか声を出して読むかどっちかすればいいんです。
そうすると、記憶は小脳と呼ばれる領域を経由して側頭葉に保存されるのですが、こうすると、カラダで覚える記憶になって忘れにくくなります。
ただ、今、皆さんがやろうとしてるのはなんですか?
会話ですよね。
なので、書くよりも声に出して読むのがベターってことです。
だから音読なんです。
そして、音読をする際は1つ大事なことがあります。
それは、なるべくお手本のネイティブの声にあわせて音読をするってことです。
一昔前だとね。
そんな事できなかったんですが、今はできます。
前回アップした「英語独学者必見!できる人はみんな使ってる英語学習ソフト・アプリ」の記事で、音読さんというツールを紹介しています。
この記事では実際の使い方も説明しています。
音読の仕方を知りたい方は、ぜひ、この記事チェックしてから実践してみてください。
Step6:(Option)ネイティブとの会話
次は、オプションですがネイティブとの会話です。
これは、英会話教室やオンライン英会話で会話をするチャンスが有る人向けの話です。
以前、独学かネイティブに習うかって話をしました。
基本僕は独学はどちらにせよ必須だと言ったのですが、それでもネイティブからまなんでるよ。
って人は、大事なことが1つあります。
そのことだけここで言います。
ネイティブとの会話で大事なこと。
それは、できるだけ、クラスでの会話は皆さんが内容の主導権を取るってことです。
もちろん、あまりに初心者すぎて主導権を取るなんて言っても何をしていいかわからない方もいるかもしれません。
そんな方は、ある程度慣れるまでは、ネイティブの講師にまかせていいでしょう。
ただ、どこかでその状況を脱する必要があります。
なぜでしょう?
それは、独り言やネイティブとの会話で大事なことは、自分で自分のことを話すということと、その内容をネイティブからフィードバックをもらうってことです。
もし、教科書をそのまま読むだけだったり、与えられた素材だけで練習すると、それは、無駄ではないですがあなたが使う会話にはなりません。
なので、独り言でやったのと同じようにクラスに臨む前にできるだけ、自分が話したい内容をしっかりと独り言と同じやり方で準備してください。
そして、その文章を会話にするのです。
大事なのは、その後です。
必ずネイティブがフィードバックしてくれますが、恐らく、皆さんが作った文章から少し変わっていて、「こんな言い方があったんだ」とハットするはずです。
それが大事で、このフィードバックでハッとしたことをそのまま次のStep6の音読で自分の中に取り込むことを忘れずにしてください。
Step7:発音練習
次は発音です。
こう言うと、「今や世界20億の人が英語を話すのに、発音なんて気にしないでいい」とか「インド人なんてあんなに訛りがあるのに話せるんだから、日本人は気にしないでいい」という人いると思います。
僕もそれでもいいと思うこともありますが、さっき紹介した音読や、次に紹介するオーバーラッピング、シャドーイングなどの学習をする時、発音を意識してするのとしないのでは全く効果が異なります。
また、自分の発音練習をする過程で、自分の発音が良くなるという効果以外に、もっといいことがあるんです。
何だと思いますか?
それは、圧倒的に耳が良くなるってことです。
日本人のリスニング最大の問題は、単語を知らないからではないんです。
では何でしょうか?
そう。それは、文字も単語も知ってるのに音を聞き分けできないことです。
これは、様々な理由がありますが、最大の問題は日本語の音素数が少ないので、私達がネイティブの音を認識できないからです。
じゃあどうやって慣れていくといいか。
って話なんですがそれは、ネイティブのお手本の音を使いながら自分も練習することです。
それが発音練習です。
この記事では細かなやり方は省略しますが、詳しくは以前紹介した「日本人が今スグに外国人の発音を手に入れる方法」の記事で詳しく解説しています。
Step8+9:オーバーラッピング&シャドーイング
独学者必見の勉強法。
次は、オーバーラッピング&シャドーイングです。
もし、この記事をご覧になっているあなたが本当の英語を話したい。
そう思っているなら、このオーバーラッピング&シャドーイングは必須です。
結構、英語の独学法でスポーツ選手とかの話を聞いてると、こういう人多いんです。
「全部言うことを覚えてひたすら反復練習しました」
確かに、スポーツ選手の中には、記者会見とか上手に話す人いますよね。
ただ、ここで1つ注意しておく必要があります。
それは、スポーツ選手などが言う、上手に話せるというのは記者会見で「他のプレイヤーのおかげです」とか「体調管理をバッチリやってました」とか、想定問答をする時の英語のことです。
これは、さっき紹介した独り言やネイティブレッスン。
そして、音読学習のことです。
確かに、決められたシーンを対処できるだけのフレーズをひたすら暗記するってのはその場面だけの対処することができる英語は話すことができるようになります。
ただ、そこから話が変わって、「今、日本では若い世代では野球よりサッカーのほうが人気あると思いますが、あなたはどうすれば野球人口を増やすことができると思いますか?」といった質問に対処するには、ゼロから文章を英語でアドリブで作る能力が必要です。
そもそも、質問を理解するだけの英語力が必要です。
そうならないようになるためには、本質的な「英語」ができるようになる必要があります。
それが「本物の英語」です。
そして「本物の英語」を身につけるために必要なのが、俗に言う、インプット学習というものです。
その代表が、このオーバーラッピング、シャドーイングといった学習法です。
ただ、ポイントを言っておくと、オーバーラッピングは初級者向け。
字幕と実際のネイティブの音に合わせて同時に、自分も発生する練習法です。
かなり端折っちゃいますが、カラオケで新曲を練習するときと似ています。
シャドーイングは、字幕がない状態で、ネイティブの声を聞きながら、それを少し遅れながら追いかけて発声していく練習法です。
オーバーラッピングやシャドーイングの練習法は「【完全保存版】今すぐできる!YouTubeだけで完結!リスニング学習法(TEDを使った)」という記事か「【初心者向け完全解説】海外ドラマ『フレンズ』で英語学習(これだけやってれば十分)」で実践しながら解説してます。
どちらも、はじめてリスニング学習を本格的に学ぶ方のことを考えて、手取り足取り解説している記事ですので、チェックしてみてください。
一通りこれでやり方はマスターできるはずです。
Step10:改善と繰り返し
最後のStep10は改善と繰り返しです。
いわゆるPDCAってやつです。
PDCAってのは、Plan(計画)、DO(行動)、Check(評価)、Action(改善)の繰り返しをいいます。
多くの人が英語を失敗してしまう理由は、大きくわけて3つあります。
1つめは、最初に目標を明確化してないこと。
2つめは、その目標にそった計画を作らず闇雲にやってしまうこと。
そして、3つめは、Check(評価)、Action(改善)を行わないこと。
この3つです。
でも、この記事を聞いてくれた皆さんはもう安心ですよね。
1つめの目標の明確化、そして、その計画にそった学習法にもとづき実行する。
ここまではこれでバッチリできるはずです。
あと大事なのは、自分で定期的に振り返り学習法を見直して改善していくことです。
たとえば、リスニング学習だったら慣れるまではオーバーラッピングでいいけど、慣れてきてより、音の聞き取り、語順に慣れるにはシャドーイングの比率を上げるというのもPDCAってのはPDCAの一貫です。
あるいは、単語学習でもこの記事ではコア単語について話しましたが、将来的に、会話としての口語中心の単語から、読み書きすることが増えてきてやはり総合的に単語力を増やす必要がある。
ということであれば、ここで、よくある一般的な単語帳で網羅的に学習しても良いでしょう。
こういうと、じゃ、この記事だけじゃダメなの?
ということですが、今日の記事はあくまでも英語を話せるようになる。
聞けるようになる。
っていう目的のためのメニューです。
もし、将来的に目的が変わったり目的の中で優先順位が変わればメニューも変えていく必要があるってことです。
ぜひね。
この記事をご覧になった方は、常に自分の学習や行動をするとき、「なぜ、自分は今このことをやってるんだろう」ということを定期的に振り返る習慣をつけてもらいたいと思います。
このクエスチョンができると、少し当初の目的からやってることが逸脱したり、逆に、目的が変わってやるメニューを変更する必要があるときにも、気づくのが早くなり、無駄道をすることが減っていきます。
ぜひ、心がけてください。
なぜ英会話教室の経営者が独学を進めるのか?
いつも記事をご覧になっていただき、ありがとうございます。
今月の僕の記事読んでくれてる人は気づいたかもしれません。
そう。
今月の僕のテーマは独学です。
では、なぜ、独学をテーマにしたと思いますか?
夏が暑くて家にいる人が多いから?
それも理由の1つかもしれません。
でも、もっと大事なことがあるんです。
それは、英語は独学なくして絶対に上達しないから、皆さんに独学の仕方をマスターしてもらいたい。
そう思ったからです。
って、お前。
英会話教室の経営者だろ?
独学ばっかり推奨したら、お客さんこなくなっちゃうだろ?
そんな心配してくれた方。
ありがとうございます。
ただですね。
うちの教室に通ってくれてる人にも、基本的に僕は独学の時間を確保してほしいと思ってます。
なぜなら、それくらいに、英語が話せるようになるためには、インプット学習もアウトプット学習、どちらにせよ、独学の時間が必要なんです。
そして、クラスの時間だけでは圧倒的にインプット時間が足りません。
インプット時間をネイティブとの会話で補うのは、金銭的にも、時間的にもあまり現実的じゃないんです。
だから、どんな英語学習をしてる人でも、教わっていても、教わってなくても、土台となるのはやっぱり独学ってことです。
ただですね。
独学が大事なことはわかってるって人でも、もう1つ、注意しておく必要のあることがあります。
それが、今回の記事のテーマとなる勉強法です。
というのも、せっかく独学頑張っても勉強法を間違ってる人。
ホントに多すぎます。
もちろんね。
何もやらないより、絶対いいんですがもったいないよね。
特に、真面目な人ほど、ゴールから逆算して何のメニューをこなすのか、よりも、まずは愚直に続けることそのものにやりがいを見出す傾向があります。
そう。
もともとはしっかりと目的があったのに、気づけば勉強することそのものが目的化してしまってるってことです。
今、僕の言ったことにドキッとした方。
ぜひもう一度、この記事を見直して、自分の学習を再点検してみてください。
ドキッとするってことは、基本、とても真面目で続けることが得意な方だと思います。
あとはやり方を見直して、あらためて持ち前の続けるスキルを正しい方向に使い直してください。
そうすれば、皆さんの努力は限りなく成果に向かった学習に集中します。
そうなればしめたものです。
もし、細かなやり方がわからないという方。
いつでもLINEで、ご質問ください。
まとめ
はい。
いかがだったでしょうか。
それでは、今日の復習をしましょう。
今回は「【完全攻略】大人の英会話初心者向け独学勉強法【保存用】」ということでお話をしました。
今日の記事のポイントは、自分の目的をちゃんと棚卸しして、その目的にあったメニューで学習しようって話でした。
そして、英語を話せるようになりたい。
聞けるようになりたい。
このゴールには、「生きるための英語」と「本物の英語」があるという話をしました。
そして、最後に具体的な学習ステップを10個紹介しました。
正直、長い内容になっちゃいましたけど独学やってる人は、今の学習を一回止めてやり方が正しいのか。
これを棚卸ししてもらいたいと思って作りました。
前回、独学書籍の本をオススメしましたが、今日の記事とセットで学んでいただければ、独学をしてる方でもかなりの成果を出せるはずです。
もし、学習はじめてみたものの、分からない、聞きたいといったことがあれば、いつでもLINEで友だちになっていただき、ご質問ください。
また、今回の記事で紹介した学習ツールをリスナー限定でプレゼントしています。
欲しい方は、僕のLINEに友だち申請してください。
はい、ということで、今日も最後まで見てくれてありがとうございました。
これからも、みんなの英語学習のあるあるの落とし穴におっこちないよう、その対処法もたくさん紹介していくので、そういった記事を見逃したくないよって人は、今のうちにチャンネル登録しておいてください。
この記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てればと思います。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう 。
今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。