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【英語の基本動詞】英単語「be動詞」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第1位

【英語の基本動詞第1位】英単語「be動詞」のコアイメージを徹底解説!

こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。

英語学習に取り組む中で、皆さんは「英単語学習」に多くの時間を投入していませんか?もしスピーキングやリスニングをマスターしたいことが目的ならば、優先順位が間違っている可能性「大」です!

そこで、ネイティブが実際に普段の会話で多く使われている基本動詞Top55を厳選して紹介していきます。海外ドラマ「フレンズ」のシーズン1〜5の全セリフの中から、動詞の登場回数順に抽出し、それらの英単語の使い方をまとめ、ついに「ヘビロテ」英単語55個が明らかになりました。

ネイティブの核心「コアイメージ」と言われている、ネイティブの頭の中に持つイメージや感覚を、英語を学習する私たちも同じように感覚的に理解することで、今後のリスニングやスピーキングが劇的に変わることでしょう。ぜひこの解説で、楽しみながら学習してみてください。

この記事では、「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」の企画第1位「be動詞」のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方は、この記事を通じて効率よくbe動詞の本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使うことができるようになることでしょう。

なお、本編動画では、第1位〜55位まで詳細まとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。

【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】

では、Let’s get into it!

第1位はbe動詞!正しい意味を分かりやすく解説

ネイティブが最初に覚える基本動詞、第1位として、皆さんに真っ先にご紹介するのは、be動詞です。

フレンズの登場回数で見ると、全動詞64,000個中19,000個、つまり、使われる動詞の29%を占めています。さらに、今後紹介する、haveやgetなど超重要動詞と関係が深く、ここでbe動詞を理解しておくかどうかで、英語という言語そのものの受け止め方も変わってきますので、あえて、be動詞を第1位としてご紹介いたしました。

それでは始めに、私たちが学校でbe動詞とはどのように習ったか思い出してみましょう。おそらく、多くの方はbe動詞=「〜です、ます」という日本語訳で教わったのではないでしょうか。

be動詞は「〜です、ます」の意味だけではない!?

例文を見てみましょう。

I’m happy.
私は幸せです。

I’m an English teacher.
私は英語の先生です。

He is singing over there.
彼は向こうで歌っています。

確かに、日本語訳では「です、ます」です。
それでは、このような文章はどうでしょうか?

Be a responsible person.
責任ある人であれ。

日本語訳だと「ある」になってしまいました。

ビートルズの代表作の1つで「Let it be」という曲があります。日本語訳では「なるがままに」とか「なんとかなるさ」と訳されています。両方とも「です、ます」ではないですね。

私たちが単語帳で2,000語以上のレベル、つまり、高校大学入試から英検・TOEICで学ぶ単語というのは、多くがフランス語・ラテン語など外来語から英語化した単語であり、今回ご紹介する基本動詞Top55のほぼすべては、外来語が入ってくる前から存在した単語です。

「学校で教わらなかった単語の意味も、日本語で覚えればいい」と思う方がいるかも知れませんが、少なくともこの基本動詞Top55のうち、最初の20位までの単語はそのような覚え方では非常に効率が良くありません。辞書を引いてみるとわかりますが、単語によっては日本語の意味が20個、多い単語は50個近く出てきます。はっきり言って覚えきれません。

それでは、どうしたら良いのでしょうか。それが、ネイティブがうまく使いこなしている「核心・コア」と言われる彼らの頭の中にあるイメージ=「コアイメージ」です。私たちも同じように感覚的に理解し、使い分けが自然とできるようになりたいですね。

be動詞の「コアイメージ」をイラスト付きで分かりやすく解説

では、be動詞の「コアイメージ」は何でしょうか?
ここでいよいよ、be動詞のイメージをお見せします。

注:本イラストの転載は禁止です
 

Aが主語となるもので、Bが空間です。
AはBという空間の中に「在る、存在する」という感覚です。

今、日本語訳しようとせず感覚で掴んでみてください。

この空間の中に「在る、存在する」感覚がbeの核心・コアとなります。この感覚を残したままこれからの例文を見てみましょう。

be動詞の「在る、存在する」というコアイメージを例文でチェック

Bob is an engineer.
ボブはエンジニアです。

Joanna is happy.
ジョアンナは幸せです。

Joey is running along the street.
ジョーイは道に沿って走っている。

My friend is hit by a car.
私の友人は車にはねられた。

ここで、先程の「コアイメージ」を思い出しましょう。主語であるAがBという空間に「在る、存在する」、この感覚をそのまま、これらの例文で理解すると繋がります。

Bobはエンジニアという空間、カテゴリに「在る、存在する」=つまり、ボブはエンジニアです。

Joannaはhappyという空間に「在る、存在する」=つまり、ジョアンナは幸せです。

こうした、主語+be動詞+名詞、あるいは、主語+be動詞+形容詞のような文章は第2文型といわれて、A=Bだと説明されたりもします。確かに、ボブ=エンジニア、ジョアンナ=幸せ、という関係が成り立ちます。

でも、もう皆さん、おわかりですよね。AはBという空間に「在る、存在する」とイメージすればすぐ理解できます。

be+動詞の進行形が「〜している」と訳される理由とは?

次に紹介したい例文は現在進行系です。

Joey is running along the street.

Joeyはrunning along the street=道に沿って走っているという連続する状態に「存在する、在る」ことから、「ジョーイは道に沿って走っている。」ということになります。be+動詞の進行形が、なぜ「~している」と訳されるのか。それは一般動詞を「している状態」に主語が存在しているからってことです。

いかがでしょうか。be動詞の核心を理解していれば、進行形の文章がbe動詞を使う謎が解けたはずです。単語の意味を1つ1つ全て覚えていくのはしんどいですが、このように、「コアイメージ」で理解できれば絶対に忘れません。

進行形でbeを使うことは理解できたと思いますが、もう1つ皆さんが気になるものに受動態があるはずです。最後にもう一つ例文をご紹介します。

My friend is hit by a car.

My friend私の友人は、「hit by a car」このhitは過去分詞で、車にはねられたという完結した状態に、is(つまりbe動詞)「存在する、在る」と位置づけられている、だから「車にはねられた」という意味になります。

映画「ターミネーター」の有名なセリフにもbe動詞は使われている

I'll be back

映画「ターミネーター」といえば、アーノルド・シュワルツェネッガーが思い浮かびますが、彼が劇中で必ず言うセリフがありますが、何だか覚えていますか?

I’ll be back.

ですよね。私たちが日常会話で使うならI’ll be back soon. と言ってもいいでしょう。日本語訳すると「私はすぐ戻る。」という訳になっていますが、ここまで記事を読んできた方なら理解していると思います。

back soon=戻った状態の空間に、I’ll be=自分は存在するだろう、在るだろう、soon=すぐに。つまり、「すぐに戻る。」という意味になるわけです。

be動詞とhaveの使い分け

当スクールで働いているK先生は、「日本人の生徒さんは、日本語の感覚が抜けきらないとbeとhaveの使い分けをよく間違える。」と言っていました。

例えば、彼がレッスンをしていると、たまに生徒さんが、

I have long hair.
私は髪が長い。

と本来言いたいところを、

I’m long hair.
She has beautiful eyes.
彼女はきれいな目をしている

を、

She is beautiful eyes.

と言ってしまうそうです。

これは、もともとの、be動詞の日本語訳「です、ます」のまま思考して英訳しようとするから間違えていると思われます。ですが、正しくはhaveです。日本語にとらわれず、主語が「在る、存在する」空間という「コアイメージ」で考えれば、これからは間違えないと思います。

この違いは、第2位のhaveを解説した「【英語の基本動詞】英単語「have」のコアイメージを例文豊富に分かりやすく徹底解説! – 第2位」の記事で詳しく話していますのでお楽しみに。

まとめ

いかがでしたか?
第1位がbe動詞というのは意外だったかもしれませんが、英会話で使う回数は圧倒的No.1です。

ここで、be動詞の「在る、存在する」感覚をより確実なものにするため、1つ有名な言葉を紹介します。「我考える、故に我あり」という言葉があります。フランスの近代哲学の祖、ルネ・デカルトの言葉です。この言葉を英語にすると、

I think, therefore, I am.

です。「我あり」というのは「存在」です。ここで、存在を表すのはbe動詞なので、I amなのです。
このbe動詞が本来持っている感覚が掴めたでしょうか。

このように、単語を理解する上でとても重要な単語の「コアイメージ」を押させておくと、今後英語のリスニング、スピーキングが劇的にラクになります。

この記事では、基本動詞第1位「be動詞」のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく徹底解説してきました。なお、Lineお友達登録をしていただくことで、本記事に関してのコアイメージなどを一式プレゼントしています。ご興味ある方は、下記のリンクからお友達登録してください。

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ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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