しゅみすけです。
普段は某英会話スクールチェーンの社長をやっています。
今日はリスニングの話です。
とはいっても、教材だけに絞って話します。
この話はリスニングの勉強中の人から、これからリスニングの勉強をはじめる人までみんな聞いておいてほしい。
それくらいに、リスニングについては間違った教材を選んでずっとそのままって人が多すぎるんです。
みんな、すごく努力してるだけに、はっきり言ってもったいなさすぎです。
この記事では、間違った英語のリスニング教材選びTOP3と、おすすめのリスニング教材を解説していますので、ご参考くださいね。
また今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。
目次
英語のリスニングが上達しないと悩んでいるあなたへ
あなたも
- 英語のリスニングが出来るようになりたい
- 海外ドラマや映画のセリフがいつかわかるようになりたい
- いつか海外で暮らしたり、仕事でもっと英語を使うチャンスを拡げたい
そう思いますよね。
だけれども、英語を勉強しても一向にリスニングだけはわからない。
TOEICのテストであのおじさんの英語はなんとなくわかるけど、ネイティブの弾丸トークになった瞬間お手上げ。
一体いつになったら、本当に海外の外国人の英語が聞き取れる日がくるのやら。
こんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんのその気持は本当によ〜くわかります。
僕も大学2年まではね。
英語の単位を落とすわ。
とにかく、英語は一番の苦手科目でした。
ただね。
一念発起して、アメリカの大学院への留学するぞと決めて、慌てて英語の勉強をはじめたんだけど、まったくリスニングができない。
それで、ありとあらゆる、リスニング教材に手を出しました。
当時、少年ジャンプの最後のページで宣伝してた聞き流すだけ通販教材、僕の世代だと知ってるかもしれないけど家出のドリッピー、書店のリスニング教材。
など、とりあえず「教材」と名前のつくものはすべて手を出して、そして皆さんと同じように撃沈してきました。
なので、僕はここで言いたいんです。
当時の僕と同じように、いろんなリスニング教材買って学んでいる人。
あなたもね。
同じ失敗を続ける可能性大です。
英語のリスニングは教材選びが9割
でも安心してください。
まずは今日僕が説明する「間違った教材Top3」。
この記事をご覧になってください。
そして、リスニングの本質を理解することで、今後、リスニング学習の教材選びで失敗しないようになればいいんです。
はっきり言っちゃいます。
リスニングで最も大事なのは、ズバリ、教材選びです。
教材の選び方で勝負の9割は決まるのに、なぜか、みんなね。
この、いちばん大事な教材の内容を他人任せにして、それ以外を頑張ってるんです。
入り口間違えてりゃ、その後どれだけ頑張ったって、そりゃ、失敗しちゃいますよ。
これはあたかもね、サッカーのセンスがもともとある人が、間違ったコーチを付けたがばかりにね。
そのコーチになぜか、海パン履かされてね。
野球の素振りさせられてるようなものですよ。
ちょっと極端なたとえですが、教材選びが9割ってことが伝わればそれでオッケーです。
リスニングの方法として、音読、オーバーラッピング、リピーティング、シャドーイングだといろんなやり方が巷では言われていますが、今は、その細かな違いとかあまり気にしないでください。
リスニングは教材選びが9割です。
9割が正しければ、それ以外多少間違ってても、自ずと結果は出ます。
そうなれば、今まで歯が立たないと思ってた、海外ドラマや映画から、海外のネイティブの弾丸トークまで聞こえるようになることで、はじめて、あなたは英語が聞こえるということはどういうことなのかを実感できるようになります。
実際に私も英語学習をはじめた当初は市販のリスニング教材に片っ端から手を出して、その期間は全く英語を聞くことができませんでした。
でも今日紹介する教材に切り替え、実践したことで、ネイティブの会話がよどみなく聞こえるようになりました。
海外の大学院の教授達の留学生ガン無視の超ネイティブトークにも動揺することなく。
その後、外資系企業でも、ニューヨークとかシリコンバレーのアメリカ人上司とのオンライン会議でもね。
聞き直すなんてことなく、一度の会話でちゃんと聞き取ることができるようになったのです。
同じことは必ず皆さんもできます。
ぜひ、今回紹介する、教材の選び方を理解することで、正しい教材を選び、今後、英語のリスニングで悩むことがなくなるようにしていきましょう。
英語のリスニング教材にお金は出すな!
まず最初にね。
この教材選びの大前提となる結論から言っちゃいます。
絶対にやってはいけない、リスニング教材の選び方。
それはですね。
リスニング教材にお金を出すということです。
つまり、購入するということです。
購入するのが本でも、アプリでも、有料のストリーミングサービスでも一緒です。
とりあえず、有料のものはいらないと、今日、考え方を変えてください。
なぜなら、有料の教材のほぼ全てがリスニング教材選びで必須条件となる「予測可能・理解可能なインプット」もしくは「理解可能なインプット」の条件を満たしていないからなんです。
今日、僕が強調したいキーワードは、この「予測可能・理解可能なインプット」って言葉です
この解説だと、まだ意味がわからない方がほとんどだと思います。
ご安心ください。
ここから紹介する「絶対失敗するリスニング教材トップ3」のなかで、この「予測可能・理解可能なインプット」がない教材が、なぜ、ダメなのかの理由も具体的に解説します。
では、これから具体的に解説していきます。
行ってみましょう。
絶対失敗する英語のリスニング教材第3位:市販の教材
英会話教室の社長が選ぶ、絶対失敗するリスニング教材の第3位。
それは「市販教材」です。
市販教材というと、まだイメージが湧かないかもしれませんが、TOEICのリスニング教材、シャドーイング教材、スマホアプリ、そして、リスニング用の書籍などあらゆるお金がかかる教材です。
では、なぜ、市販の教材がいけないのか。
解説します。
それは、こうした教材のほとんどは先程、僕がお伝えした「予測可能・理解可能なインプット」の条件を満たさないからなんです。
予測可能・理解可能なインプットとは、言語外の情報をリスナーが先に持ってることで、てことです。
言語外の情報とは、①視覚情報、②背景知識の2つになります。
市販教材はこの条件が満たされないんです。
どういうことかというと、これら市販教材を開発されている人たちは、別にあなたの趣味、目標、興味の対象など会ったこともないのですから知りません。
なので、とりあえず英語のリスニングといえばこんなもんだろうといったものを中心に教材づくりをしてしまう傾向が強いんです。
例えば皆さんも、リスニング教材で、キング牧師やオバマ元大統領のスピーチで英語学習させられてつまらなかったことないですか?
TOEICのリスニングで、そもそも自分はサラリーマンじゃないのに、仕事場の会話とか聞いてて違和感感じたことないですか?
もちろん、たまたま、登場する話題が自分の興味と合致すればいいんですが、ほとんどの人は自分の興味と関係のない話です。
興味と関係のない話ですから、背景知識もないので、ストーリーを予測しながら聞くことができません。
その結果、撃沈します。
リスニングにおいて、背景知識を可能とする条件として、その教材がリスナーの趣味、目標、興味の対象と合致している必要があります。
それは、なぜでしょうか?
それは、人間の脳は興味のない話題を真剣に理解しようとしないからです。
これをカクテルパーティー効果といいます。
脳は体重の2%しかないのに、カロリー消費の20%を超す大食いです。
なので、なるべく余計なことにエネルギーを使おうとせず、逆に、大事なこと、興味のあることにだけ注意を配分してくれます。
パーティーなど大勢の人がいる場でも、自分の興味のある話題で話している人の会話だと聞こえてきてしまうってことありますよね。
あれがカクテルパーティー効果です。
逆に言えばですね。
カクテルパーティー効果では、興味のない情報が入ってきた瞬間、あなたがどれだけ頑張っても「それはいらない情報だ」と判断して、脳はシャットダウンしてしまうんです。
例えば海外のサッカーが好きな人はきっとそれぞれの国、チームの選手の名前とか覚えていると思いますし、ニュースなどでもサッカーの話題になるとすぐに名前を拾うことができるはずです。
でも、サッカーじゃなくて、インドのセパタクローだったらどうでしょうか。
インドのボンベイのチームスパチャイのシャラッドさんが今日はこんな活躍しましたとかって日本語でニュースを聞いても、皆さん、興味ないし頭に入りませんよね。
これと同じことが、市販教材では起きまくってるんです。
もう一度言います。
市販の教材というのは、みんなのために作られているんです。
でもみんなのためということは、あなたのためじゃないんです。
英語のリスニング教材選びで、最も大事なことは何だと思いますか?
それが先程話した「予測可能・理解可能なインプット」ができる教材なんです。
競馬が大好きな40代のおっさんに、オバマ大統領の話は響きませんし、20代の超おしゃれ大好き女子にキング牧師が”I have a dream”って熱く語られてもまだ早いんです。
ビールがどれだけおっさんには美味しく立って、子供にはまだ早いのと一緒です。
ま、キング牧師のスピーチは個人的にはとてもいい内容ですごく好きですけどね。
今、この瞬間に興味があるトピックだからこそ、背景知識がすでにあるおかげで「予測可能・理解可能なインプット」が可能になるんです。
では「予測可能・理解可能なインプット」ができるようになるにはどうすればいいのか。
リスニング教材に登場するトピックに対して、リスナーである私達が、言語外の情報をすでに持っているってことです。
言語外の情報というのは、先程少しだけ話しましたが、①視覚情報、②背景知識、この2つです。
中でも大事なのは、②の背景知識です。
背景知識があることで、インプット学習で必須と呼ばれる「予測可能・理解可能なインプット」が初めて可能となります。
予測可能・理解可能なインプットとは、②の背景知識があることで、ある程度、会話の流れなどを予測できる状態といいかえることができます。
言い換えるとね。
オバマ元大統領のスピーチの内容がどれだけ素晴らしいものだったとしても、アメリカの議会、選挙制度などの背景知識のない人には無理ゲーだということです。
キング牧師のスピーチがどれだけいい話だったとしても、まだ、公民権運動のことを知らない若者には苦痛だということです。
昔の私にとっても、女の子にとってはドリッピー可愛いーって言ってても「いや、俺、別にドリッピー興味ないし」ってことだったわけです。
僕は学生時代、ってか、今もですが三国志にハマりまくってましたが、もし、あの時、三国志を英語で解説する教材があれば、僕にとっての英語のリスニング教材としては最強だったと思います。
絶対失敗する英語のリスニング教材第2位:映画やドラマを使って学ぶ
英会話教室の社長が選ぶ、絶対失敗するリスニング教材の第2位。
それは「映画、ドラマをテレビを使って学ぶこと」です。
えっ。お前も以前、ドラマフレンズが英語学習でいいって言ってたじゃん。
フレンズってネトフリもアマプラとかでも見れるぞ。
って思った人もいるかも知れません。
フレンズ、SATC、ちょっと古いけどフルハウス。
こうした海外ドラマが英語学習にいいのはそのとおりです。
でもね。
僕が言いたいのは、海外ドラマが悪いって言ってるんじゃなくて、テレビで海外ドラマや映画を見ることで、英語学習するってことが難しいということなんです。
どういうことかっていうとね。
ネトフリとかで、テレビを見ながらの学習自体がね。
仮に内容が英語学習に最適な内容だったとしてもですね。
リスニングに必須の「予測可能・理解可能なインプット」を不可能としてしまうんです。
「予測可能・理解可能なインプット」がリスニング学習で必須と言いましたが、そのために大事なことがあるんです。
1つ目が分野を絞っていること。
2つ目がナローリスニングが可能であること。
この2点です。
ここでポイントになるのは、ナローリスニングです。
絞って何十回も同じ内容をリスニングすることで、繰り返し登場する単語、文法の法則などが体に染み付いていき、それが、自分のアウトプットで無意識のうちに使えるようになる効果があるため、リスニングではナローリスニングが必須だといわれるのです。
これ、カラオケで言えば新しい曲を覚える時と一緒です。
例えば、米津玄師が新しい曲をリリースして、それを覚えようって時みなさんはどうしますか?その曲だけ、何回、何十回と聞きますよね。
米津玄師メドレー、とか、令和ヒットポップ総集編のいろんな曲が入ったものを聞くことはないはずです。
同じ曲に絞る、つまり、ナローリスニングするから歌を覚えられるんです。
あれと同じです。
このナローリスニングが、録画したもの、ストリーミングではやりにくいことが問題だってことなんです。
ネトフリ、アマプラではナローリスニングがしにくいってどういうことなの?と思うかもしれません。
先程お伝えしたように、リスニングで圧倒的に大事なのは狭く分野を絞った教材を何度も何度もやることなんです。
なぜなら、同じことを何十回とすることでそこに登場する単語、文法が自然と無意識に身につき、アウトプットでも使えるようになるからです。
でも、ネトフリのようなストリーミングサービスや、録画したものをテレビで見るとそれができないじゃないですか。
ついついストーリーが気になって最後まで見たり、そもそも、早送り、巻き戻しが遅かったりでストレスが溜まるので続きません。
こうしたことが理由で、結果が出ません。
実際に、ドラマや映画で英語学習をしたけどうまく行かなかったことがある人は振り返ってみてください。
リスニング学習でNeflixつけたはずなのに、なぜかね。
途中から、ストーリーを追いかけることで精一杯になってしまいませんでしたか?
始めは英語学習のつもりで見ていたのに、途中からストーリーを理解するために精一杯になった方も多いと思います。
これが問題なんです。
ストーリーに気が行き過ぎると、肝心の、気付き、学びに意識が及ばないからです。
これが、フレンズ、SATCなど、海外ドラマを使って英語を勉強するとしても、ネトフリのようなストリーミングサービスや録画したものでテレビで見ると上手く行かないって理由なんです。
僕は二十数年前、ナローリスニングするために、お気に入りのシーンを3分くらいにまとめて切り抜きを作ってそれをビデオ、カセットで編集してました。
いわゆるクリップ集です。
ここまで自分でやるのなら、まぁ、いいかもしれませんがそんなのめんどくさいじゃないですか。
じゃあどうすればいいか、ということなんですが、これは後でおすすめの方法を紹介します。
絶対失敗する英語のリスニング教材第1位:海外ニュース
英会話教室の社長が選ぶ、絶対失敗するリスニング教材トップ3。
いよいよ、第1位です。
1位は「海外ニュースで勉強すること」です。
これは、1位にするかどうかとても悩みました。
なぜなら、やり方次第によっては、効果が出る人は出るからです。
僕もそうでした。
実際に海外ニュースをすすめる人は本当に多いし、第3位の市販教材の中にも海外ニュースを使ったものが結構あるんです。
でもそれ以上に、このことが英語嫌いを増やしている。
そう僕は思うんです。
では、なぜ海外ニュースがいけないのか。
それは、さっき話した「予測可能・理解可能なインプット」の構成要素である、背景知識が私達の多くにまったくないこと。
次々に新しい話題が出てきて、そちらに気が向かってしまうのでそもそもナローリスニングにならないこと。
さらに、スラング、略語が多くなるからです。
たとえば、Capitol HillとかDowning Streetって単語の意味を皆さんご存知でしょうか?
アメリカニュースですと、Capitol Hillという単語は政治コーナーではよく出てきますし、BBCなどイギリスのニュースですとDowning Streetって言葉もよく出てきます。
前者のCapitol Hillはアメリカの連邦議会、つまり日本でいうと国会のようなもので、後者のダウニングストリートはイギリスの首相官邸です。
日本でいうと、「永田町」とか「霞ヶ関」というのと似ています。
他にもアメリカのニュースでカレッジフットボールの話って必ずあるんですけど、大学の名前の省略などは当たり前で、Arizona State University、アリゾナ州立大学はASUとか、New York University、ニューヨーク大学だとNYUだったり、背景知識がない状態でバンバン登場します。
これが、英語初心者の方にはリスニングの練習に本来、集中してもらいたいのに邪魔なんです。
専門用語がバンバン入ってくるものを使うのはとてもハードルがあがります。
もちろん、政治ネタやカレッジフットボールが好きな方は、背景知識があるので良いでしょう。
でも、大多数の人にはオススメしません。
また、さっき紹介したナローリスニング。
狭く絞って学ぶほうがリスニングの効率が良くなる、という観点からもニュースは良くないです。
というのも、ストリーミングサービスで海外ドラマを見るのと一緒で、ニュースというのは、次々と新しい話題に切り替わります。
ってことはですね。
ストーリーを追いかけるのに精一杯になってリスニングの本来の目的である、音を聞いて脳内の単語や文法の知識と結びつける作業訓練にリソースが回らなくなるからです。
もし、ニュースで英語を勉強するにしても、1つのニュースを毎日20回、3日くらいこなす前提でやるのであれば、海外情勢好きの人はいいと思います。
ただ、そもそも、日本語ニュースですら、海外のニュースにでてくる背景情報の話にあまり興味がない人の方が多いわけですから、大多数の人にとっては無理ゲーです。
やめたほうが良いでしょう。
それでも、ニュースで勉強したいなら、日本のニュースの英語版がいいでしょう。
これね。英語業界も反省したほうがいいと思うんですよ。
昔から僕等の業界の人って海外かぶれが多いからね。
リスニングと言うとVoice of Americaとか勧めるんです。
確かに昔は、テレビかラジオしかなかったので、リアルタイムで聞くしかなかったので、日本でも聞けるラジオ番組がVoice of Americaくらいだったってこともあるのだと思います。
でも、今はそんな時代じゃないです。
今の時代、いくらでも、選択肢があるのに海外ニュースを勧めるのはね。
まぁ、アメリカ様イギリス様かぶれってとこがね。
この業界には昔からあるんですよね。
はっきり言っちゃいますが、そんなのクソくらえです。
僕なんかね。
三国志大好きですから、もし、今自分が英語勉強するんならね。
三国志の歴史動画の英語版を教材にしますよ。
あー、「曹操」は「サウサウ」って発音するんだ、とか楽しいし、学ぶ単語は騎兵隊=cavarlyとか偏るかもしれませんが、それだって、僕にとっては大事な単語なんです。
それこそが、予測可能・理解可能なインプットを可能とする最強の英語教材なんです。
それにしても、いい時代じゃないですか。
20年前じゃ、今、話してたような教材なんてどこにもなかったですよ。
そう。
ってことで、結論ですが、背景知識があってナローリスニングができれば、話題は何だっていいってことです。
くれぐれも、ナローリスニングを可能とする、話題を絞った短めのかつ視覚でも情報が入ってくる動画で学ぶのがおすすめです。
おすすめの英語のリスニング教材をご紹介!
さて、リスニングで失敗する教材トップ3をいいましたが、じゃあどんな教材でリスニングを勉強すればいいの?と思った人もお多くいるでしょう。
ここで、僕がおすすめする教材を1つここで紹介したいと思います。
それは、ズバリYouTubeです。
なので今、聞いているこのアプリをそのまんま、つまり、あなたのパソコン、スマホでリスニング学習ができてしまうということなんです。
なぜ、僕が今現在、YouTube一択なのか。
それは、英語のリスニングに必須な要素を完全に満たしているからです。
リスニング教材、つまりインプットで大事なこと。
インプット教材は「予測可能」であるべきであるということを話しました。
そして、その予測可能を満たす条件は、学習者が言語外の情報、つまり、①視覚情報、②背景知識を持っているものであるべき、そして、ナローリスニングができるものであるということでした。
YouTubeはこの①視覚情報、②背景知識を両方とも叶えています。
YouTubeは動画プラットフォームですから、すべての動画は音声だけでなく視覚としても脳に入ることができます。
そして、②の背景知識ですが、あなたにとって興味のある話題で検索すれば、無限に興味のあるものを探すことができます。
人によっては、それがディズニーかもしれないし、僕のように三国志だっていいんです。
そして、もう1つ。
リスニングで必須となる条件のナローリスニングをYouTubeは完全に叶えてくれます。
どんな良い映画でもドラマでも、全部見てしまうとダメです。
ドラマのフレンズもね。
テレビやネトフリなどストリーミングサービスでシーズン1を見るだけでも24話、1話あたり22分、つまり、24×22=528分、8.8時間です。
こんなの、見終わった頃には最初のストーリーすら忘れていますし、リスニングの練習になりません。
でも、これが3分位の短いクリップならどうでしょう?
ナローリスニングの観点に立つと、短く同じクリップを何十回と聞くことがリスニングにとって一番効果的なんです。
昔はYouTubeがなかったので大変でした。
僕なんか、自分の好きなドラマ、映画のお気に入りのシーンだけね。
カセットで切り取ってダビングして、3分から5分くらいのクリップ集つくって自分の教材にしてましたよ。
もう涙ぐましいじゃないですか。
でも、今はYouTubeがあるのでそれも不要です。
誰かが必ず有名どこのドラマ、映画、ニュースについて短編クリップで名場面をまとめた再生リストがあるからです。
興味があるので、動機づけとしてもぴったりです。
背景知識があることで、内容理解が楽になるので知らない単語、表現なども推測しながら聞くことができて、後で、復習することで暗記しやすくなります。
しかも、YouTubeは英語、日本語字幕も出せますし、スピードを落とすこともできます。
ナローリスニングを通じて、同じ内容で何度も聞くことで、単語や文法の使い方も同じものがでてくるので、単語、文法、そして発音の習得が雪だるま式に進みます。
これが、予測可能・理解可能なインプットでリスニング学習をする最大のメリットです。
YouTubeを使った英語学習は、こちらの動画で解説していますので、見てみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「英会話教室の社長が選ぶ、絶対失敗するリスニング教材トップ3」について話しました。
さくっと復習すると、リスニングで大事なのは「予測可能・理解可能なインプット」教材であること。
その観点から見ると
第2位:映画やドラマをネトフリ、アマプラで見る
第1位:海外ニュース(VOAなど)
これらは教材選びとしてはオススメしないということでした。
そして、逆に皆さんにおすすめの学習教材は、今、皆さんが使ってるYouTube。
これ一択だということです。
今回の記事をご覧になった人は、もうリスニングで悩んで、ふらふらふらーって書店の英語書籍コーナーでリスニングコーナー行ったりとかね。
広告に出てきた、リスニング教材良さそうだなってまた買っちゃったりしないでくださいね。
今、目の前にあるYouTube自体が教材として最強なことに気づきましょう。
そして、今年の年末には、今日の動画を聞いてくれた人がね。
リスニング出来るようになってね。
また、他の人にもね。
このコツを伝授してくれていると僕も嬉しいです。
今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。