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英語が話せるようになるために最も大事なこと(英語勉強してるのに英語が話せない人の特徴その3 )

英語が話せるようになるために最も大事なこと(英語勉強してるのに英語が話せない人の特徴その3 )

しゅみすけです。

今日は英語勉強してるのに英語が話せない人の特徴Top3の3回目ということでお話をします。

このシリーズは3回に分けてますが、過去の記事をご覧になっていない方は先にそちらを聞いてみてください。
ちなみに、1回目は他の人の目を気にしてやるべきことをしない問題、つまり、自分の行動に制限をかけているという話をしました。そして、2つ目はただ単に学ぶのではなく、できる人は、使いながら学ぶということをお話ししました。

1回目、2回目の記事はこちらをご覧になってください。

勉強してるのに英語が話せない人の特徴と理由Top3(その1) 勉強してるのに英語が話せない人の特徴と理由Top3(その1) 勉強してるのに英語が話せない人の特徴と理由Top3(その2) 勉強してるのに英語が話せない人の特徴と理由Top3(その2)- モデリング・モニタリング・ブラッシュアップなどテクニックを解説!

僕自身も英語では、こうして偉そうに言ってますが、それ以外のことではこの失敗を何度もしてきました。
なので、この記事は皆さんに自分と同じ失敗をしてほしくない。
というだけでなく、今後の自分に対して、自戒の念を込めて作っています。

はい。
それでは、今日はいよいよ3つ目です。

本題に入る前に少し質問です。
この質問は、いつも僕の記事で聞いていることです。

皆さん、やっぱり英語話せるようになりたいですよね。
きっと、皆さんの知っている人の中でも、1人か2人はいるんじゃないでしょうか。

英語が話せるようになることが転機点となって、自分から遠い存在になっていくように感じた人って。
きっと1人くらいはいると思います。

僕も、大学時代の知り合いから見たら英語をきっかけに、なんか人が全く変わった、大学1年の頃仲良かった知人によく言われました。

でもね。
そもそもなんですけど、僕は中学では英語の成績が悪すぎて、全寮制の進学校を退学してます。
そして、大学1年の時には英語の単位を落としています。
そんなところから、3ヶ月でほぼ日常会話は困らないレベルまで持っていき、そして、半年でアメリカ大学院に行く時に必要なGMATなどの試験に合格して、そして、渡米して、MBAを取得しました。
1年ちょっとで大学院を卒業して帰ってきたので、実は、大学の同期とはそこまで社会人デビューは差はありません。

ですが、新卒ではなく中途採用で外資系証券会社に潜り込みました。
なので、給料も中途採用枠の給料でしたので、日本の一流企業で新卒がもらう給料の何倍もいきなりもらいました。

もちろん、そんなことしてボロでないのか。
ということですが、もちろん、ボロとまでいきませんが、身の丈に合わないことはたくさんありました。

でも、それこそが、2回目に話したテクニックでもある、「使いながら学ぶ」にはピッタリの環境なんですね。
そこで、2回目に紹介したモデリング、モニタリング、ブラッシュアップをうまく組み合わせて、あっという間に先輩や上司に追いついて、今思えばかなり生意気な20代前半の外資系証券マンライフを送ってました。
そして、今は英語関係のビジネスをやってますが、お手伝いしてきた方の中には、本当にはじめる前とあとでは全く別人物というくらいに、変わって卒業する人がいます。

一方で、残念ながらそこまでは行かない人もいます。
一般的に英語を勉強している人は残念ながら勉強はずっと続けているけれども、結局、実践で本格的に使うことなく終わってしまう方が多いんです。
ほとんどなんです。

それは、本当にもったいないことなんですよ。
僕は、いつもいろんな人を見てきていますが、そりゃ、ホントみんな一生懸命勉強してきた人が多いですよ。
なのに、話せるようにならない。

あるいは、多少改善しても、当初思ってた英語を通じて自分や自分の人生を変えたいと思っているはずが、キャリアや人生もいままで通り。
前回の2本の記事を見た人は、なんとなく、思い当たるところがあったのではと思います。

ぜひ、実践してほしいのですが、3本目最後となる今日は、より本質に基づいた話をします。
安心してください。

前にも言いましたが、英語を頑張って勉強してるのに、話せない人は自分を責めてしまいがちですが、この記事をご覧になればそれはなくなります。
なぜなら、問題はあなたの能力ではありません。
あなたの中にあるマインドセットやそれに基づくアプローチであることに気づくからです。
話せないのは能力ではないことに気付き、英語が話せるようになることの本質を考えれば、必ず、話せるようになります。

そして、これさえなおせば結果がだせるという改善案も話していきます。
ぜひですね。
最後まで見ていってください。

今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。

それでは、スタートしましょう。

英会話を勉強している人が忘れている大切なこと

ここで質問です。
下記のようなことを思っていませんか?

  • なぜ、今まで英語の勉強を頑張ってきたのに話せないのか
  • 試験勉強でそれなりのスコアを取ってきたのに使えない
  • 英会話スクールにたくさんのお金を払ってきた
  • オンライン英会話を毎日頑張ってる

人それぞれですが、未だに実践のレベルではできない人が多いです。

では、ここで3つ目の理由をお伝えします。
それは、相手のことを考えていないからです。

ちょっと、まだ漠然としてますよね。
ここで、皆さん思い出してください。
英語を話すことの目的とは何でしょうか?5秒待ちますので、自分なりの回答を考えてみてください。

5,4,3,2,1。

いろんな方がご覧になっていると思うので、少し抽象的にしますが、こんな感じじゃないでしょうか。
英語を話すことの目的は、英語という世界共通の言語を使って、日本以外の人たちと、仕事だったり旅先だったり様々なシーンでコミュニケーションをすることですよね。

でもね。
多くの人は、このコミュニケーションと言う言葉の定義を忘れて勉強してしまいます。
英語でのコミュニケーションとはどういうことでしょうか。
自分の考えや感情を英語という異なる言語で相手にわかりやすく伝えること。
そして、相手の言っていることを理解することですよね。
これがスピーキングとリスニングの目的です。

ここでとても大事なことに気づいたでしょうか。
つまり、常に、あなたが考えなくてはいけないのは、あなたの努力の終着点には必ず会話する今知らぬ相手がいるというごく当たり前の事実なんです。

でもね。
多くの人は英語を勉強する時どう考えるでしょうか。

  • たくさんの単語を覚えたい
  • 発音を上手にしたい
  • TOEICのスコアをあげたい
  • 中学文法からよみなおそうか

おそらく、このあたりのことを考える人が多いと思います。
やることとしては、これは間違っていませんが、マインドセットとしては間違いです。
なぜなら、このアプローチにあるマインドセットは、自分が認められたい、他人と比較して上手だと思われたいということが優先しているからなんです。
だから、ネイティブスピーカーの英語を聞きながら、「自分もあんなふうに話せるようになりたい」と変なコンプレックスを持つ。

あるいは、帰国子女の英語を聞いて憧れる。
これは、「上手に話したい」「上手と思われたい」ことがあなたの頭の中の最優先事項になってしまってることの裏返しです。

でもね。
今日の記事をご覧になってからは、優先するのは「自分」じゃなくて「相手がわかるようにどのようにどのようなことを伝えるか」であるということに切り替えてください。

これは、英語で言われるとちょっとイメージしにくいかもしれません。
でも、これ、別のことに置き換えるとわかりやすいと思います。

例えば、自社の商品を売る営業マンを考えてみてください。
うちの会社でも、営業研修があります。
自分が販売する商品やサービスを一生懸命学んで、そして、いろんなトークを勉強します。
はたから観察していても、これは結構覚えること多くて大変だなぁと思います。
そして、こうした研修を終えて、営業デビューする前の子たちの多くは何に気が向いてしまうと思いますか?

それは、営業の人だったら、お客さんを取って営業成績をあげたいと思ってしまいます。
また、それ以外にもこんなのもあります。

  • マニュアルにあった、あのトークテクニック抜かさないようにする
  • 商品説明全部漏れなくできたかな
  • お客様に新人だと思われたくない

そのあたりです。
でも、これちょっと考えてみてください。
このマインドはどこにあるでしょうか。
お客様じゃなくて、全部、自分のことですよね。
そうやっている人はなかなか、営業で良い結果は出ません。

では、逆はどんな感じでしょうか。
やっぱり、営業で成果が出る人はそうした細かなことより前に、お客様のことをしっかり考えています。

  • そのお客様がどんな家庭で育ったのか、お父さんお母さんはどんな方なのか
  • 兄弟姉妹関係
  • 学生時代どんなキャラだったのか
  • 今の仕事は楽しいのか
  • どんなことで困っているのか
  • どんなふうに変われば、英語を学んで良かったと自分のことを褒められるのか

そう。
相手のことを考えて、相手にどのように価値を与えるかだけを考えていれば、自然と、かっこよく、上手に話すことより、相手のことに気持ちの焦点が向きます。

もちろんね。
新人さんだったら、商品説明とか上手じゃないかもしれませんよ。

でもね。
面白いくらいにね。
ちゃんと相手のことを考えてセールスする人のほうが、上手に話すことばかり考える人より結果が出ます。

ここで勘の鋭い人は気づいたはずです。
英語の勉強も一緒なんです。
つまり、英語も常に考えとかないといけないのは、あなたのその努力の向かいには、必ずコミュニケーションの相手がいることを忘れてはいけないんです。

  • どうすれば、相手が自分の考えを理解してもらえるような伝え方ができるだろうか
  • どうすれば、相手の言っていることを理解できるようになるだろうか
  • どうすれば、今の自分の限られた単語力や表現力でも相手に必要なことを伝えられるだろうか

このように「どのように」つまり”How”の質問をする時に、向かい側にいる相手のことを考えながら、今、自分に欠けているもの、強化していきたいものをもう一度真剣に考えてみてください。
そうすれば、学ぶことの優先順位が見えてきます。

例えば、今、すごい初心者の人がいたとしましょう。
もし、よくあるパターンとしては、何からはじめるか。
それは「やっぱり単語だな」とか「やっぱりTOEICだな」といった、本来なら問題解決のための手段であるはずのものが、気づかないうちに目的となってしまいます。

これが目的の転移と呼ばれる心理的な現象です。
本来ならば、「今、まだ自分は単語力もない、文法も結構忘れてる。でも、今の能力でまず、相手に自分の考え方を伝えるにはどうすればいいか。」こういう考え方が必要なんです。
そうすると、僕が以前お伝えした言い換えスキル、つまり、パラフレーズなんかがこのタイミングは解決のための手段になるかもしれません。

あるいは、それなりに言い換えスキルもあって、そろそろ、より高度な伝え方を学びたいという方であれば、ここで手段として、TOEICの勉強してみるのもいいでしょう。
なぜなら、TOEICに登場する単語などは、ビジネスで使われる確率が高く、学ぶ価値があるからです。

でも、多くの人は目的の転移をしてしまっています。
つまり、目的のための手段としてのTOEICではなく、TOEICそのものが目的に変わってしまいます。

今、話したことは大なり小なり、多くの人が英会話・英語学習していくときにハマってしまう罠です。
英語学習、英会話を学ぶことの本質は、常にその学習の向かい側にいる相手のことを考えるということなんです。
そうじゃなくて、ただ、かっこよく話したい、スコアをあげて他人との相対比較の中で安心したいということが優先してしまいます。

こうなると、本来の目的は忘れてしまって、効率よく高い点が取るとか、本質ではないところに気持ちの焦点がむかいます。
これだけならまだいいんですが、英語学習では、この罠に陥ると少し危険なことがあります。
僕もそういう人を何人も見てきましたが、一度、そちらの世界に行くと、もう目的が変わってしまっていますよね。
たくさん単語を知ってる、自分のスコアは高いことが、自分のアイデンティティの拠り所になると、実践の世界で、話せないこと、使えないことはむしろ開き直ってしまいます。

一方で、自分よりスコアが低かったり、学歴が低いのに、実務の世界でガッツリ英語を使いこなして活躍している人に対して、敵対心をもってしまったり本質的でないことで張り合ってしまったりします。

これは、営業などでも、「自分の方が滑舌もよくてトークも上手なのに、なぜか、話下手の新人のほうが営業成績がいい。
これは、うちの会社の商品に問題があるからだ。」などといった、本末転倒なコンプレックスと似ています。

でも、違いますよね。
その新人さんのほうがトークは下手かもしれないけど、相手のことを考えているだけのことです。

人間は、常に何かをはじめると目的の転移に陥る性癖があります。
はじめは、何らかの目的があって、それを達成するための手段がある。

でも、それをやってるうちに、気づかないうちに手段が目的化してしまって、そもそも達成すべき目的が忘れ去られてしまうことです。
手段と目的が逆転してしまう、まさに、本末転倒な状態ですよね、

では、どうすればいいのか。
それは、定期的に自分を観察して振り返ることです。
自分が今やっていることは、何のためにやっているのか。

これを考えることです。

気づかないうちに、目的の転移が起きるのは仕方ないことです。
だからこそ、定期的な自分のチェックが大事になってくるんです。
僕も、YouTubeはじめたばかりなので、やっぱり、上手に話したいとかいろいろ考えてしまいます。

でも、本質的なのはそこじゃなくて、やっぱり大事なのは、この記事をご覧になってくれる人にどんな価値を提供できるのか。
そして、行動の変化につながるように貢献したいかということです。
そのために、どのようなトークをするのか、声を良くしていくのか、スクリプトをどうつくるのかといった手段が従属するのです。
これが正しい順番ですが、やっぱり、気をつけないと逆転するので、定期的に、リスナーの皆さんのことを思い出すようにして、本質的な記事、本質的に役立つことを提供していきたいと思います。

ぜひね。
みなさんも、今、一生懸命頑張っていると思いますがこれを機会に、今の自分の英語学習を見直してみてください。
自分のほんとうの目的は何なのか。
その目的のためにすべき手段として、どの学習から強化していくべきなのか。
この定期的なレビューとても大事です。

まとめ

はい、いかがだったでしょうか。
今日は英語が話せない人の特徴をTop3ということで、3つ目、「相手のことを考えていないから」ということを話しました。
これで、3つの特徴を話しましたが、いかがだったでしょうか。

1つも当てはまらないという方は、ほっといても英語は上手になると思いますが、普通にそれなりに頑張っている人ほど、どれか1つくらいは当てはまったのではと思います。
もう一度復習ですが、1つ目は「他の人の目を気にしてやるべきことをしないこと、自分の行動に制限をかけている」という話でした。
2つ目は、「使いながら学ぶ環境に身をおいていない」。
そして、今日お話した3つ目は「相手のことを考えていない」ということでした。

英語を学び始めると、やれ4技能だ。
シャドーイングとオーバーラッピングどっちがいいんですか。
やっぱりネイティブと学ぶほうがいいんですか。
留学すべきですか。
とか、いろんな質問をしてくださります。

でも、今日の話を思い出してほしいんですが、今、ここで出てきたことって全部手段です。
その前に、もっと大事なことがあるというのが、この3回のシリーズで僕が伝えたかったことです。
なぜなら、一見、遠回りそうにみえるかもしれませんが、この本質を押さえていることが一番大事で、そして、何よりも本質から学ぶ一番の近道になるからです。

とはいっても、なんか大変そうだなぁ。
そう思った人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
この記事で思い当たると思った人は、これからマインドを変えて、行動を変えればいいんです。
何が大事って、何をやったかじゃなくて、これから何をやるかが大事なんです。
これを機会にね、いろいろ振り返ってみてください。

また公式lineへのリンクをつけておきます。
こちらではね。
これから、僕の本職である英語学習法のノウハウを無料で配信して行く予定です。
今、開発しているコースの一部を無料で公開する予定ですので、ぜひね。
登録しておいてください。
いつ、配信がはじまるかわからないので少しお待ちいただくかもしれません。

でもね。
もし、今までなかなか英語が話せなくて、もどかしいと思っている人は是非ですね。
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また今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。

それでは次回の記事でお会いしましょう 。