こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。
今回の記事では、日常英会話でよく使われる「listen」と「hear」の意味・使い方・違いを、イラスト付きコアイメージと例文で解説しています。「listen」と「hear」は「聞く」という意味ですが、その使い方は違います。
しかし、コアイメージを学ぶことで「listen」と「hear」の使い分けができるようになるので、この記事でマスターしていきましょう。
なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】
目次
「listen / hear」の意味・使い方・違いをコアイメージと例文で解説
「hear」のコアイメージ = 音が耳に入る
今回は基本動詞Top55の第43位「listen」と第44位「hear」をセットで解説します。
どちらも「聞く」と言う意味を持った動詞です。皆さんも1度は、この「listen」と「hear」の違いに悩んだことがあるのではないでしょうか。
こちらのイラストで一目瞭然ですので、セットで「listen」と「hear」のコアイメージを見てみましょう。
「listen」のコアイメージは「耳を傾ける」
コアイメージのイラストのように、「listen」は耳を傾けて聞く感じです。そこには聞くぞ、という意図が感じられます。
お聞きいただきありがとうございます。
というのも、相手が意図的にこちらの話を聞いてくれてありがとう、という雰囲気を感じ取れれば良いでしょう。会話では「ちょっと聞いてよ」と言う感じで 「Hey listen!」と言いますが、「耳を傾けて聞いてよ!」と言う雰囲気が感じ取られます。
「hear」のコアイメージは「音が耳に入る」
「hear」はどうでしょうか。イラストのように、意図があるかないかは別にして、音が耳に入ってくる感じが「hear」のコアイメージです。
以前解説した『オンライン会議フレーズ』の回で、
私の言っていること聞こえる?
と言う内容がありましたが、これは、私が言っていることが耳に入ってくる?と言う感じから「hear」を使います。
オンライン会議で使える英語フレーズの記事は「Zoom会議・リモート会議などオンライン会議でよく使われる英語会議用鉄板フレーズ50選!!【初心者向け】」を、ぜひご覧になってください。
「listen」と「hear」を簡単に使い分ける方法
ネイティブに聞いたら、『「listen」と「hear」の感覚の違いがわからなくなったら、リスニングテスト、ヒアリングテストを思い浮かべて。』と言われました。
リスニングテストは、TOEICや英検などのリスニングを思い浮かべてください。耳を意図的に傾けて聞いていますよね。ヒアリングテストは、純粋に音が聞こえてくるか、聴覚テストです。これで簡単に理解できますね。
ヒアリングマラソンは、意図的に聞くのではなく、聞き流しと言う意味合いですね。聞き流すだけでは英語を効果的に習得できるのかは疑問です。
「hear」の意図せずに音が耳に入ってくる感じが発展すると、このような言い方があります。
聞いたところでは日本がドイツとスペインにワールドカップで勝ったらしいね。ニッポン、おめでとう!
これは、「hear」のコアイメージである音が耳に入ってくる感じが転じて、噂などを耳にするときに使う言い方です。
まとめ
「listen」と「hear」の解説は以上です。どちらの単語も、「聞く」という意味を持っていますが、違いは「意図的に耳を傾ける」か「音が耳に入ってくる」でした。
それらを理解し、「listen」と「hear」を使い分けましょう。
次の記事は、こちら「【英語の動詞】「happen」の意味・使い方をコアイメージと例文で徹底解説!- 第45位」をご覧ください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。