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ビートルズの「Norwegian Wood(ノルウェーの森)」で楽しく英語学習してみよう!和訳・カタカナ表記付き!

ビートルズ_ノルウェーの森

しゅみすけです。
本職は英会話教室の社長をやってます。

今日はですね。このビートルズの名曲この1曲でバッチリ初心者に必要な英語を学んでもらいます。

ってことで、今回紹介する曲はNorwegian Wood、邦題はノルウェーの森です。村上春樹さんの小説のタイトル『ノルウェイの森』にもなった超有名な曲です。ちょっと、タイトル訳が微妙だというのは昔から言われてることなんですが、それは、あとで解説するので、一旦、ここでは置いておきます。

いつもね、自分の記事で言ってますけど、英語が話せるようになりたい、聞こえるようになりたいなら、まずはインプット学習。中でも、初心者にはオーバーラッピングからはじめましょう。こう言ってます。

でも、こう聞いちゃうと殆どの人は書店に行ってリスニングの本を探す。YouTubeでリスニング聞き流しの動画をとりあえず聞いてみる。だいたいこんな感じで学習をはじめてしまうのですが、なかなかうまく行きません。

でもね。昔の人はいい言葉を残しています。灯台下暗しです。

実は、洋楽を歌うっていう行為が、オーバーラッピングそのものなんです。オーバーラッピングをすれば、発音が良くなる。英語の音が聞こえるようになる。多読にもなるので英語の語順に順応する。文法、単語の勉強にもなる。そして、結果として英語を英語のまま聞き取って理解できる。

つまり、リスニング力が劇的に改善する。おまけに、カラオケでのレパートリーも増やせる。もうね、いいことづくめなんです。

今日紹介するNorwegian Woodは初心者にとっては、リスニング学習の練習でまず真っ先に取り組みやすい曲です。発音のポイント、文法などもバッチリ解説しつつ、初心者でもついてこれるようにカタカナ字幕もつけました。

ってことで、皆さん準備はできましたか?

それでは、
Let’s get into it!

今回の記事は、こちらの動画「【洋楽で英語学習】ビートルズ ノルウェーの森(Norwegian Wood)で発音・リスニング・英文法をすべて解説【カナ記号・和訳付き】」でまとめていますので、あわせてご覧になってください。

ビートルズの「Norwegian Wood(ノルウェーの森)」を英語学習に選んだ理由

最初に、なぜ、今回Norwegian Woodを選んだかをお話しておきます。

実は、ビートルズの歌ってすっごい、数あるんですよね。1962年にデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」があって、そのあと、1970年に解散するまでになんと、213曲もの楽曲が発表されてます。

基本、ビートルズの歌は英語学習に向いた曲が多いのですが、初心者向けとなると数が絞られてきます。中でも、普段から僕が初級者向けのリスニング教材選びで、注意してもらいたい点として、最も大事なのことがあります。この選択をミスすると、リスニングもスピーキングも伸びないって、ポイントです。それは、シンプルな単文の文章主体で誰が・どうする・何を、つまり、主語・動詞・目的語のSVO文型のシンプルなものを選ぶってことです。なぜなら、まず、最初は英語の一番基本、シンプルな単文に慣れて、そこから複雑なリスニングに挑戦しないと必ずツボるからです。

ということで、この視点で見て、かつ、単語もシンプルで勉強しやすい曲で真っ先に僕が思い浮かんだのがこのNorwegian Woodだったってことです。

他にも、この曲が英語初心者向けな理由が何点かあります。
ポイントとして上げるとすると、

  1. コア動詞が多く登場する
  2. コア動詞は不規則動詞が多いがその過去・過去分詞の活用が学べる
  3. 誰が・どうする・何をのSVO文型メインで英語の基本の型に慣れて英語を英語のまま理解する訓練ができる
  4. tell/ask +to不定詞の使い方
  5. there is / there are構文
  6. LとRの発音など
  7. ゆっくり歌うので音と音のつながり、つまり、リンキングの練習にもピッタリ

といった点があります。
このあたり、後でくわしく解説していきます。

ビートルズの「Norwegian Wood(ノルウェーの森)」を実際に聴いてみよう

では、ここで曲を流してみましょう。
実際のビートルズの曲を流してしまうとYouTube的に駄目だと思いますので、ここでは、ちょっと援軍に来てもらって、曲をひいてもらうことにします。

ってことで、今野先生です。
はい、今野先生は僕のギターの先生なんですよね。

ってか、僕、この企画を半年前に思いついたんですけど、ギターそういえばひけへんわ。ってことで、今野先生のもとで学ぶことにしたんです。

ただですね。とてもですね。皆さんに一人で弾き語りするレベルにはまだ到達しておらず、師匠御自らギターを担当してもらうことにしたってことです。

はい、今野先生です。

ちなみに、歌うときは僕も以前別の動画でも紹介した喉発音を使うようにします。覚えてますか?あくびをふぁーあってやって喉を開いて、lower placementとなる声帯の上下辺りをベースポジションとします。声帯の下のゲップエリアだと、声が低すぎて、何箇所か歌えない箇所があったので今回はあくびでふぁーあってなるエリアを使って声を出すようにします。

では、今野先生ギター、僕、ボーカルということでちょっと字幕付きで曲を流してみます。はい。

I once had a girl
Or should I say she once had me
She showed me her room
Isn’t it good Norwegian wood?

She asked me to stay
And she told me to sit anywhere
So I looked around
And I noticed there wasn’t a chair

I sat on a rug biding my time
Drinking her wine
We talked until two and then she said
“It’s time for bed”

She told me she worked
In the morning and started to laugh
I told her I didn’t
And crawled off to sleep in the bath

And when I awoke I was alone
This bird had flown
So I lit a fire
Isn’t it good Norwegian wood?

ビートルズの「Norwegian Wood(ノルウェーの森)」の発音・文法のポイント

では、ここから解説に入ります。

まず、タイトルのNorwegian Wood(副題:This Bird Has Flown)の部分ですが日本語訳だとノルウェーの森になってます。ただ、これは僕、昔からずっと違和感あって、Norwegian=ノルウェーの、woodは単数形で木材、複数のwoodsになって森、って意味です。

で、ここではwood、単数形ですよね。実際、この歌の歌われた1960年代はロンドンでノルウェー産の家具が流行ってたそうです。なので、本当はノルウェーの木材、とか、ノルウェーの家具、と訳すべきなのかもしれませんが、あまりにノルウェイの森の本がヒットしたので、今更、ノルウェーの木材、というのも野暮ですよね。なので、僕は英語タイトルのまま、Norwegian Woodといってます。

ちなみに、副題のThis bird has flownは小鳥は逃げた、逃げていくとでも訳しておきます。

I once had a girl
Or should I say she once had me
僕は女の子を引っかけた(親しくなった)
それとも彼女が僕をひっかけたと言うべきか

ここは、I once had a girlで、前回の基本動詞の回でも登場しましたね。
基本動詞はこちらの動画「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」をチェックしてみてください。

haveです。haveのコアイメージ、覚えてますか?もう一回イラスト出しときます。

haveのコアイメージ
主語であるAが目的語、対象となるBを抱え込んでる感覚。「一緒にある、くっついている状態」でした。気になる方は、前回の動画をもう一回見て復習しておきましょう。発音的にはI once had a girlのようにhad a girlは繋がって発音します。基本、コア動詞、基本動詞ってのは応用が効く、使い回しの範囲が超広い単語です。

応用が効くっていうことは、抽象的、曖昧な要素を含んでいるということです。なので、ここの解釈の仕方も人それぞれですが、once(かつて、とか、一度って意味の副詞)とセットで、僕は以前、かつて、女の子をひっかけた、親しくなった、あたりが歌の感覚に一番近いでしょう。何度も言いますが、日本語訳で真っ先に教わるhave=「持つ」で理解しちゃうとちょっとニュアンスを受け取り間違えてしまいますので、要注意です。

次の文、Or should I sayはorは接続詞であるいは、shouldは助動詞で~すべきですよね。なので、Or should I sayで、「あるいは、というより、・・・というべきか」と自問自答している感じです。後半、she once had meで先程のI once had a girlと絡めて、いや、彼女が僕をひっかけたというべきか、という感じの訳がいいでしょう。

ちなみに、I had a girl / she had meいずれも誰が・どうする・何をのSVO、主語・動詞・目的語の一番ベーシックな英語の型です。英語はこのように基本文型の形に慣れることが大事です。これができるようになると、日本語から英語にしなくても、この基本の型に動作、自分の考え、感じたことなどを放り込んで文章にすることができるようになります。英語が上手に見える人は、皆、最初この道を通っています。

She showed me her room
彼女は僕を部屋に招いた
Isn’t it good Norwegian wood?
素敵でしょ、ノルウェーの木材よ

次のShe showed me her room はこれも前回の動画で紹介した動詞show、55位で登場してますが人前に示すニュアンスのコアイメージです。イラストもちょっと嬉しそうにしていたの覚えてますかね?

showのコアイメージ
ここでは、後の流れから招き入れた感じを感じ取ってください。この文章も、She showed me までは誰が・どうする・何を、でさらに後ろにもう1つ目的語のher roomが来てます。これも英語ではよく使うパターンで、主語 + show +人(目的語) + もう1つの目的語ってパターンです。

文法嫌いを増やしたくないので、あまり文型の話はしたくないのですが、所謂第4文型、SVOOの型です。他にも、show、give、send、tell、なんかの動詞が出てくる時はこの組み立て方を良くします。

I’ll give you a pen.
ペンをあげるよ
I told you that I’m angry.
これは節になってますが、私が怒ってるとあなたに言った
Can you send me an email?
メールを私に送ってくれますか?

全部、同じパターンの文章です。SVOOって言っちゃったけど、基本ですね、英語の大事なパターンはこの誰が・どうする・なにを、までのSVO、主語・動詞・目的語のパターンです。ここから先、長くなる文章も、実はよく観察すると軸となる部分はこのパターンであることがほとんどです。でね。わかりますかね?なんで僕がこの歌を皆さんに勧めたかって理由を。この歌は、この一番シンプルな型で、短い歌なのに、学ぶポイントがたくさん登場するので、英語のエッセンスを理解して慣れるのにぴったりなんです。

じゃ、次いきましょう。
Isn’t it good Norwegian wood? isn’t it?は、・・・じゃない?だよね?という相手に同意を求める付加疑問です。発音は、isn’t it.と繋がります。

This is amazing, isn’t it? これよくね?
His book is fun, isn’t it? 彼の本って面白くね?

こんな感じですね。ここでは、good Norwegian wood素敵なノルウェーの木材よと彼女が同意を求めてるということです。ここで、もう1つ気づきましたか?さっきまでのhad a girl, she once had me, showed me her roomと全部過去でした。でも、Isn’t a good、ここは現在形です。これは、なぜかというと、彼女のセリフだからでしょう。

She asked me to stay
And she told me to sit anywhere
彼女は僕に泊まっていくように言い
好きな場所に座るよう促した

ここもいいですね。英語の教科書になるような歌です。

最初、ask 人 to不定詞、tell 人 to不定詞、頼んだり、命じたり対人要求の動詞ではto+動詞の原形、to不定詞がセットで出てくるってやつです。

ここは、She asked me to stay、彼女は僕に言ったんだ、泊まってってって。
And she told me to sit anywhere. そして、彼女は僕にこうも言ったんだ、sit anywhere、どこでもいいから座るようにって。

このパートはask 人 to不定詞、tell 人 to不定詞、ほんと、文法説明だけのためにあるようなものですね。これを狙わずにサラッと歌詞とメロディをつくっちゃうんだからジョンレノンは天才です。なお、askとtellも前回、基本動詞の動画でコアイメージを紹介しています。是非、こちらもチェックして理解を深めてください。

So I looked around
And I noticed there wasn’t a chair
部屋を見回したけど
椅子なんて無かった

次、So I looked around、次は、僕はlooked around、部屋を見回す、ってところですが、見るという単語は他にもsee、watchなどありますが、lookは意図的にギョロギョロ見る感じがlookでした。覚えてますか?忘れちゃってる方は、前回の基本動詞の動画で詳しく違いを解説してます。この動画を見終わったら、そちらで復習するようにしましょう。なぜ、look aroundなのかが分かります。

次の、And I noticed there wasn’t a chairも大事です。I noticed僕は気づいたんだ、で、次の文の間にthatが省略されて、there wasn’t (was not) a chair、これは、there is / there are構文で、~があるって意味です。isかareかは名詞が単数か複数かによります。

I sat on a rug biding my time
Drinking her wine
じゅうたんに腰を下ろし
彼女がくれたワインを飲みながら、”その時” を待っていた。

最初の I sat on a rug、のrugはラグ、絨毯ですね。発音はRなので、rugで、カタカナでの日本語のラリルレロ、ラグはLっぽい発音なので、ちょっと違います。rは犬の鳴き声を真似して、うー、と言いながら舌がくっつかないように発音するといいです。

biding my timeはbideは待つって動詞ですが、waitと比べるともう少し時節到来を待ってる感じがする待つです。要は主人公は彼女といいことあるんじゃと、期待しちゃってるってことです。LとRの発音の違いは過去にアップしてるのでご参照ください。

ちなみに、biding my time, drinking her wineは進行形になってます。実際は、I sat on a rug. I was biding my time and I was drinking her wine. がフルセンテンスですが、主語とbe動詞を省略して1つの文にしちゃってます。歌とかですと、韻に合わすためこうして省略することがよくあります。

ここで気づきましたか?
何が、って動詞なんですけど、sit、bide、drinkと簡単な動詞ばかりです。bideはあまり使わないですが、この歌に出てくる動詞は全部基本動詞です。実際、英語はネイティブの感覚が理解できるようになって、日本語→英語訳しなくなればなるほど、基本動詞を使う機会が増えてきます。前回、基本動詞を僕がまとめたのはホントね。英語を話せるようになるためには、基本動詞を抑えるのが超重要だってことを皆さんに伝えたかったからなんです。はぁ、熱くなってしまいましたが次行きましょう。

We talked until two and then she said
“It’s time for bed”
夜中の2時までしゃべった後、彼女は言ったのさ
「もう寝なきゃ」

次は、we talked until two、これはそのままで夜中の2時まで僕らは喋った、talkのコアイメージはトークショー、徹子の部屋、トークショーなので、双方向で話す感じでした。次のand then she said、彼女は以下のように言ったのさ。同じく、日本語では言うになっちゃいますが、sayのコアイメージは、ハイチーズ、say cheese、say yes、つまりセリフに焦点でした。

前回の動画見てた方、覚えてましたか?だから、この後ろで、”It’s ttime for bed”「もう寝る時間ね」とセリフになってます。すごいですね。基本動詞で勉強したコアイメージが分かってるとここもなるほど、ってなりますよね。ちなみに、It’s time for 名詞、It’s time to 動詞で・・・の時間だ、という意味になります。

It’s time for lunch.
お昼の時間だ
It’s time to go to bed. It’s time for bed.
寝る時間だ
It’s time for me to go.
もう行く時間だ

ちなみに、直訳するとIt’s time for bed. はベッドに入る時間よ、寝る時間だわ、って感じですが、この歌の趣旨からすると、彼女は彼をベッドに誘ってる感じもしなくもないです。まぁ、実際明け方2時まで話に付き合えば、男ならそう思います。

この後、ちゃーん、ちゃんちゃんちゃんちゃーん、ってシタールを使っての間奏が入るので、さらに妄想が膨らみます。って、僕は昔そう妄想してました。あ。でも、この続きがあって、どんでん返しがあるんです。では、どうぞ。

She told me she worked
In the morning and started to laugh
彼女は朝に仕事があると言って
笑いだした

さて、どんでん返しの部分です。

tellのコアイメージはストーリーテラー。一方的に話す感じです。なので、She told meで彼女はこう言った。she worked in the morning、朝に仕事があるって。ここは、tellが過去形ですのでworkもworkedで時制の一致になってます。さっき前の部分では、She said, it’s time for bed. で、saidは過去、it’s と現在形になってますがこれは、直接話法だからです。

He said to her, “I’m going to New York.”
(これは、sayでセリフになってる直接話法)
He told her that he was going to New York.
(こっちは、間接話法)

まぁ、僕の下衆な解釈ですが、彼女がstarted to laugh、笑い出したのは彼の期待をあざ笑うかのように見透かしてたんだと思います。

I told her I didn’t
And crawled off to sleep in the bath
僕は仕事は無いと言ったけど
バスルームで寝るはめになった

次は、I told herで僕は彼女にこう言った。I didn’t.ここは、前の文を受けて、I didn’t work in the morning.ってことでしょう。僕は仕事ないよってことです。そして、crawlは水泳のクロールです。どんな感じですか。這うっていう動詞です。他にもそこから派生して、He crawled into the boss’s favor. 彼は上役にぺこぺこして気に入られた. のようにへつらうって意味でも出てきます。ここでは、And I crawled off 、もう、這いつくばりながらto sleep in the bath、バスルームで寝る、ってことですね。もちろん、普段の会話で皆さんが使う時は、crawl って動詞じゃなくて普通にgo to sleep in the bathでもいいです。

And when I awoke I was alone
This bird had flown
目を覚ますと、僕は一人
小鳥は逃げてしまった

And when I woke、起きたとき、ってことで、接続詞whenにI awokeで起きたとき、I was alone. 僕は一人ぼっちだった。で、This bird had flown. 過去完了形で、this bird、これは鳥というよりは女の子って感じの意味で使われてます。had flown、flownは、flyの過去分詞で、前文、when I awoke=僕が起きたとき、this bird had flown=既に鳥(彼女)は飛び去ってた)という意味です。

The train had started when I reached the station.
私が駅についた時、電車は出発してしまっていました。

ここもちなみに、awakeは目が覚める、という動詞で過去形がawoke。次のflyは過去完了でhad flown。いずれも不規則動詞です。以前、不規則動詞を制するものは英会話を制す、と言いましたが、言い方を変えれば、基本動詞の殆どが不規則動詞です。英語が本当に使いこなせるようになりたい、って、人は、一度時間をとって、基本動詞の学習と、過去、過去分詞の活用に慣れておくようにしましょう。

So I lit a fire
Isn’t it good Norwegian wood?
僕は火を灯す
ノルウェー産の木材は素敵だね?

最後です。

So I lit a fire. これは、直訳すると僕は火をつけた。litはlightの過去形です。Lの音なので舌を上につけてlitです。Lならlight、Rならウーと言って、舌をつけずに喉の奥からrightです。ビートルズファンの間でも、ここは議論があるようですが何に火を付けたかってことですね。あとで、Isn’t it good Norwegian wood?ノルウェー産の木材は素敵だね。そうだね。ときてるので、好意的に解釈すれば暖炉とかタバコでしょう。はぁ、置いてけぼりをくらったぜ。タバコに火をつけて、あー、ノルウェー産の木材のお部屋っておされわやぁ。というのが、ビートルズファンの中でも上品な人たちが思ってる解釈。

ただ、話の流れからするとノルウェー産の木材でできた部屋に火を付けた、ってのが妥当そうです。部屋に火をつけて、燃えっぷり見ながらノルウェー産の木材はいいね、って、放火魔かよ。最後、めちゃブラックやん。と思いますが、まぁ、別にジョンレノンやポールマッカートニーが放火犯で捕まったわけじゃないから、いいとしましょう。

他にも、マリファナに火をつけてフーっといいながら、ノルウェー産の木材はいいねと言った。などいろんな解釈してる人がいます。まぁ、このあたりはひとそれぞれってことです。

実は英会話は基本動詞ばかり!?

はい、歌の解説はこんな感じなんですが、ちょっと+αの話です。

僕がいつも言ってるように英語って言語は日本語で考えて英語にするととっても不自然な英語になっちゃいます。正解は、頭の中で思い浮かんだ情景、考え、感じたことをそのまま主語+動詞の順で放り込んで話すというのが正解です。

実は、ネイティブはこうして話すから英語が普通にでてくるんです。で、実際、この発想で英語を話すとですね。面白いことが起きます。それは何かというと、使う動詞が基本動詞ばかりになっちゃうんです。

実際、この曲を見てください。
この曲に出てきた、動詞をまとめると、

have
say
show
ask
tell
sit
look
notice
bide
drink
talk
light

いかがですか?

英語が上手になる人は、どこかでこの法則に気づいて自分の英語のスタイルを変えていきます。

結果として、応用が効く基本動詞を様々な上手に使いこなすようになるので少ない単語で、いろんな場面で会話を作ることができます。当然、使う単語が絞られるので、考えることが減って自然と会話ができるのです。また、発音に気を使う余裕も生まれます。

これが英語での会話が上手になる人に共通するコツです。僕が、このNorwegian Woodの曲を選んだのはこの曲が英語のこの現実に気づく良いきっかけだと思ったからです。また、この動画の概要欄に歌の原曲と歌詞のついたリンクをつけておきますので、これを使ってオーバーラッピングしてみてください。できれば、最低でも20回。かなりの数こなして、後で、別のビートルズの歌を聞いてみると、聞き取れる歌が出てくるはずです。騙されたと思ってまずはやってみてください。

まとめ

はい。今日のまとめです。

今回は、ビートルズの1962年の名曲、Norwegian Woodを使って英語の解説をしました。特に、この歌は基本動詞のおさらい、英語の基本文型を学び直すにはドンピシャの歌です。英語学習は楽しくない、という方も、これくらい短い歌でまずオーバーラッピングしてみて、その後、リスニング改善したら、ホント、儲けもんです。英語学ぶの絶対楽しくなりますので、まず、こうした洋楽のシンプルな歌から始めてみてください。効果は保証します。

ということで、いかがだったでしょう?

今日も最後まで見てくれてありがとうございました。これからも、みんなの英語学習のあるあるの落とし穴におっこちないよう、その対処法もたくさん紹介していきます。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう 。
ってことで、Good luck with your English learning. Bye guys!

今回の記事は、こちらの動画「【洋楽で英語学習】ビートルズ ノルウェーの森(Norwegian Wood)で発音・リスニング・英文法をすべて解説【カナ記号・和訳付き】」でまとめていますので、あわせてご覧になってください。