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英語の基本動詞「say・tell・talk・speak」の違い・使い方をコアイメージと例文で徹底解説 – 第12位~14位

英語の基本動詞「say・tell・talk・speak」の違いをコアイメージと例文で解説 -第12〜14位

こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。

今回の記事では英語で「話す」を意味する「say/tell/talk/speak」の違いや使い方を、コアイメージと豊富な例文で、分かりやすく解説しています。

日本人からしたら「say/tell/talk/speak」は全て話すという意味に捉えがちですが、ネイティブは絶妙に使い分けています。これらの基本動詞を使い分けるには、コアイメージを理解することが大切です。

この記事で、「say/tell/talk/speak」の使い方をしっかりマスターしましょう!

なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。

【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】

 

この記事は「英会話の9割がわかるようになる基本動詞」第12~14位「say・tell・talk・speak」のコアイメージをイラスト・例文付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方はこの記事を通じて効率よく意味、本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使いわけができるようになることでしょう。

では、Let’s get into it!

英語の基本動詞「say・tell・talk・speak」の違いをコアイメージと例文で解説

「say/tell/talk」のコアイメージ
ネイティブが最初に覚える基本動詞Top55、今回は第12位〜第14位、「say/tell/talk」をまとめて解説します。

皆さんは、4つの動詞「say/tell/speak/talk」の違いを理解できているでしょうか?
全て「言う」と思っていませんか?

しかしこの4つの動詞は、使う場面により全く異なり、ネイティブは絶妙な使い分けをしています。もちろん、子供もそうです。なぜそんなことができるのかは、毎回お伝えしているように、暗記しているのではなくコアイメージで感覚的に単語を使えているからです。

私たちもその感覚を身につければいいので、今回、この4つの動詞を瞬時に使い分けできるいい方法を思いつきましたので、こちらは後ほど解説します。

まず、海外ドラマ『フレンズ』で単語の登場回数を見ていくと、「say」が圧倒的に多く、続いて「tell」、「talk」となります。

これらのコアイメージをイラストで見てみましょう。イラストの緑の部分に注目してください。「say」はセリフに焦点、「tell」は相手に情報を伝えるところに焦点、「talk」は双方向のやり取り、「speak」は音を出すことそのものです。

ただ、イラストとこの説明だけだとイメージを持ちにくいと思いますので、ここで、超簡単にイメージ化する方法をお伝えします。それは、私たちに馴染みのあるカタカナで、これらの単語と今のイラストを結びつけてみます。

超簡単!「say・tell・talk・speak」のコアイメージの覚え方

写真を撮る時に言う “ハイチーズ” を英語では何て言うかご存知ですか?

Say Cheese!
チーズと言って。

「say」のコアイメージはセリフでしたよね。「Say cheese!」はセリフです。
だから、「sayはセリフに焦点」と覚えましょう。

「tell」で思いつくのは、ストーリーテラー。物語の語り手とか、話の上手い人のことを言いますよね。「tell」のコアイメージは、相手に情報を伝えること。だから、こちらから一方的に話している感覚として「tellはストーリーテラー」と覚えましょう。

「talk」は、トークショーです。日本での代表的なトークショーといえば『徹子の部屋』ですが、司会の黒柳徹子さんは一人語りをしていません。必ず話す相手がいて、双方向で話している感覚として「トークショーのtalk」と覚えましょう。

最後におまけで「speak」です。これは簡単、「スピーカーのspeak」です。speakの一方的に音を出す感じのコアイメージを連想させてくれます。

「say/tell/talk」のコアイメージをお伝えしましたが、ここから例文を織り交ぜて具体的に解説していきます。

「say」の使い方を例文でご紹介

第12位の「say」は「セリフ」がコアイメージでした。「say」は漠然と話すというよりは具体的な内容が含まれる感覚です。

Please say hello to John.
この文章はジョンに「よろしく」とお伝え下さい。

よく言われる英語ですが、「Please say」の後にちゃんと「ハロー」が入っていますよね。このようにセリフが入るのがデフォルトです。ここから派生して、実際の文が複合して複文になっていくとこんな感じになります。

I just have to say that I will be late for an hour.
1時間遅れそうだと言わなくてはならない。

I’m sorry to say that I cannot go to the party.
申し訳ないですが、パーティーには行けません。

Did you say something?
なんか言った?

これは、実際のセリフではないですが「something」っていうセリフの中身を聞いている感じです。

英語「tell」の使い方を例文でご紹介

「tell」は「ストーリーテラー」です。「tell」のコアイメージは、相手に情報、内容を伝えることです。さっきのsayは、セリフに焦点があたりましたが、「tell」は会話の内容・情報に焦点が当たります。

会話の内容・情報というと、勘の鋭い人は気づくはずです。「tell+人+to不定詞」と習ったと。そのような教わり方だとイマイチわかりにくいですね。なぜ、「tell」では相手がいるのでしょう?それは「tell」という動詞のイメージが、人と会話の内容だからです。だから、「tell+人+to不定詞」、「tell+人+that」の形で複文になるのです。

I told her I didn’t go to my friend’s home yesterday.
昨日友人の家にはいかなかったと彼女に話した。伝えた。

この例文は、「I」に対して「her」相手がいます。また「I told her」の後は「that」が省略されて、後半の従属節である「I didn’t go to my friend’s home yesterday=友人宅には行かなかった。」という情報があります。先程の「say」は「セリフ」でした。しかし、「tell」が伝えるのは主に情報そのものなのです。

I’ll tell him to go there.
彼に行ってと伝えるつもりよ。

こちらは「tell+人+to不定詞」のパターンです。これも、「to go there=行って」という情報を彼に伝えている感覚です。この「tell」の相手に情報や内容を一方的に伝える感覚を掴んでください。

英語「talk」の使い方で例文をご紹介

「talk」はといえば「トークショー」でしたね。ここからの例文をご紹介します。

It was nice talking to you.
あなたと話せて良かったよ。

Let’s talk about it with you.
そのことについてあなたと話したい。

What are you talking about?
なにを話しているの?

すべて、相手とやり取りしている感じがお分かりでしょうか?
そして、ドラマや映画でよくあるセリフです。神妙な顔をして「あなたと話したいことがあるのですが」といえば、このセリフです。

I need to talk to you. I want to talk to you.
I need to talk to you about something.

どちらの例文も、相手がいることがはっきりしますね。

まとめ

いかがでしたか?
「say/tell/talk」の使い分けはお分かりになりましたか?
日本語訳の「言う」で覚えていると、使い分けができずお手上げだったと思いますが、今回の解説でコアイメージが掴めたのではないでしょうか?

さらにおすすめの学習方法は、オーバーラッピングなどを海外ドラマなどで練習する時に、登場した場面と今回解説した単語3つのコアイメージを照らし合わせていくと徐々に使い分けが自然とできるようになります。

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それでは「say/tell/talk」の解説は以上となります。
また、こちらの記事でも英会話に役立つコアイメージについて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

基本動詞Top55のまとめ記事はこちら >>