ってことで、今日はですね。
英会話スクールの間違った使い方ということでお話をしたいと思います。
このサイトの他の記事を聞いてる人は、多分知らないと思うんですけど、僕の本職は英会話スクール、b わたしの英会話の代表者です。
会社としては、今まで、1万名以上のお客様のサポートしてきましたし、僕個人も1担当者として15年以上の間、特に創業からはじめの10年の間に、2000人以上のお客様のサポートをしてきました。
なのでね。
本当にいろんな人達と出会ってきましたよ。
中にはですね、信じられないような成果を出して、ビジネス、芸能、スポーツなんかの世界でね。
昔はね、すごく可愛がってもらって近い存在だったのに、今ではもうね。
遠い遠い存在になっちゃった人もいっぱいいますね。
一方でね、残念ながら僕たちも最善を尽くしたつもりではありますが、力至らず途中で断念してしまった人もいます。
きっとね。
今回のテーマだと、聞いている人はこんなことを考えているんじゃないかなと思います。
- 英会話教室通ったことあるけど、うまく成果がでないまま終えてしまった方
- これから英会話教室通おうと思ってるけど失敗するのが怖いという人
- なるべくお金をかけずに独学で学びたいけど、独学だけではうまくいく自信はないという人
- 英会話教室や独学以外に他に良い方法があるならば知りたいという人
今日の話はこんな方にピッタリの内容です。
実際ですね、オンライン英会話では統計によっては3ヶ月での挫折率が84%というデータもあったりします。
なので、オンライン英会話にせよ、英会話教室にせよ、使う側がうまく使わないと失敗することがよくわかります。
そこで、今回の記事では英会話教室の経営者としての僕自身のお客様サポートの経験も踏まえて、英会話教室でうまく続かずに失敗するパターンを5つご紹介します。もし、あなたが、これから、英会話教室に通うと思っているならばドンピシャのテーマです。
あるいは、すでに英会話教室に通っている方がいらっしゃいましたらぜひ、この記事を通じて、落とし穴をしっかりと押さえてください。
備えあれば患いなしです。
失敗しない可能性を高められることでしょう。
このサイトでは、今日のような英会話教室あるあるのトピックから、英語学習に役立つコンテンツまで、英語にまつわる様々な内容を配信しています。
- 英語が話せるようになって、自分の人生を変えていきたいという人
- 海外にいつか行きたい人
- キャリアを変えたい人
- 英会話教室の正しい使い方を知りたい人
英語に関するネタであればなんでも伝えていこうと思っています。
では、具体的な話に入る前に1つだけお伝えしておくことがあります。
今日の記事は基本的に失敗=英語が話せるようにならない、という観点でお伝えしています。
人によっては、英会話教室に通うことそのものが目的でいいという人もいるでしょう。
ストレス解消で英語を話したいという人。
自分磨きで学びたい方。
ご年配の方でしたら、ボケ防止といった目的で英語を学ぶ人もいます。
僕も英会話スクールの使い方として、こういうのも全然ありだと思ってます。
僕もジム通ってますが別にボディービルダーのようになりたいとは思いません。
それと一緒です。
ですが、今回の記事の趣旨とは異なりますので、今回は目的があって英語を学んでいる人を対象にした内容としています。
また今回の記事はこちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってください。
目次
厳しい現実:英会話教室が続かないと挫折する人は多い
まず、結論に入る前に厳しい現実をお伝えしなければなりません。
英会話教室やオンライン英会話は成功する人より失敗する人の方が多いと言われています。
というか、語学に限らずですが、世の中の多くの挑戦は成功よりも失敗の数のほうが多いのはアタリマエのことです。
- 起業して独立したい
- ダイエットしたい
- 新しいスポーツを覚えたい
- 楽器を使えるようになりたい
- 素晴らしい発明をしたい
こうした、あらゆる挑戦の多くは、失敗してますよね。
なぜでしょうか。
それは、変わりたいと思ってから実際に成果がでるまでの間に時差があるからです。
その時間を多くの人は我慢しきれないから失敗してしまうのです。
もちろん、ここでこう思った人もいるでしょう。
「失敗という概念はないって言ってる人がいたよ」って。
はい。
僕もそう思っています。
本質的には失敗という概念は正しくありません。
なぜなら、失敗というのは定義上は、一時的な挫折なんですよね。
つまり、フィードバック、あるいは、データにしか過ぎません。
軌道がずれていればそれを次に修正すればいのです。
失敗から学んで対応し次につなげればいいのです。
ただですね。
ほとんどの人は、この一時的な挫折というものを恒久的な失敗と誤解してそこで辞めてしまうんです。
だからこそ、この一時的な挫折が厄介なんです。
ちなみにですが、教室型の英会話スクールでの挫折率は、正確なデータはありません。
が、同業他社の方と話したりしていると、体感的な数値となりますが、続かずに途中で解約してしまう人、幽霊会員になってしまう人を合算すると肌感覚では30%からそれ以上あるのではないかと思います。
これは、ちゃんとお金を払って努力している人の数字です。
だから、その後ろにはそもそも行動すらしてないひとはその何十倍もいるわけです。
うちは、初心者専門の教室でマンツーマンということもあるので、1人1人日本人スタッフがかなり手間かけてます。
例えば、レッスンサボっちゃったりすると自動でシステムからリマインドメールが送られたり、スタッフがお電話して「レッスンお待ちしてますよ」って汗臭くサポートします。
ちょっと、うざいと思われないかなぁと思ったりもしますが、そこまでしないと人ってサボるんです。
でもね、そこまでやっても挫折率は10%弱はあるかなと思います。
これがですね。
オンラインや独学になった瞬間さらに挫折率は高まります。
そりゃそうですよね。
やっぱり、多少なりとも投資をすれば人は回収しようとがんばりますが、オンライン英会話だと初月無料だったり、独学だと書店で何冊か本を買うだけです。
リスクが低い分、撤退もしやすくなります。
ちなみに、3ヶ月以上オンライン英会話が続く人の割合ってどれくらいあるのかなと調べてみました。
エクスプレス出版の調査で少し古いもので、2015年の調査となりますが、わずか16%。
つまり84%が挫折しているそうです。
しかも、そもそも使わなかった人、3日以内にやめた人、1ヶ月以内にやめた人だけでも、全体の57%に上るということでした。
このデータはひょっとすると、その後、人々がオンラインの活用方法になれてきたり、サービス提供側がUI・UXを改善することで多少良くなってるかもしれませんが、いずれにぜよ、挫折しないほうが難しいことを示唆しているのではないかと思います。
英語を話せるようになりたい。
英語が話せるようになることで、人生を変えるキッカケとしたい。
そう思っている人には厳しいデータとなるかもしれませんがこれが現実でもあります。
でもね。
パターンを知っていれば、ある程度予防することができます。
そこでですね。
まずは、どんなパターンの失敗が多いのか。
代表的な事例を5つ見ていくとともに、その対処法をご紹介します。
- 三日坊主で挫折
- 目標設定の失敗
- 圧倒的なインプット・文法力不足
- 小さな成功体験の不在
- 他力本願
①三日坊主で挫折
1つ目の挫折は三日坊主です。
人間の習慣は定着するのに、習慣の属性にもよりますが早いものでも21日。
つまり3週間かかると言われています。
特に、人間の脳の古層、つまり、他の爬虫類やほかの動物などとも共有する原始的な機能があって、ここが、血圧、呼吸といった生命維持を担ってるんですね。
こうした生命維持機能をホメオスタシスといいます。
このホメオスタシス機能は、同時に、人にとっては今までやってきたことを頑なに守ろうとする機能。
つまり、現状維持バイアスと呼ばれるバイアスを働かすことが知られています。
英語をはじめたばかりのあなたの脳にとっての現状とは何でしょうか。
英語を話せるようになりたい。
今度こそ人生を変えるんだ。
こうあなたの理性はつぶやいていることでしょう。
でも、脳の奥の奥ではどうでしょうか。
今までのぬるま湯の、英語が話せない、だらだらした状態がデフォルトで慣れ親しんでいます。
ここに、なんの通告もなく、新しい習慣を持ち込むと脳は全力で邪魔してこようとします。
これは、生理学的にはホメオスタシス、行動経済学などでは現状維持バイアスと言われています。
これを防ぐ方法は1つしかありません。
それは・・・脳を騙すことです。
先程話したように脳は大きな変化を嫌います。
これは、新しいことをはじめた直後に顕著にでます。
ここで三日坊主対策を考えてみましょう。
僕が圧倒的に効果抜群とおすすめする方法があります。
それは、ベビーステップというテクニックです。
言葉の通り、赤ちゃんステップという意味なのです。
ベビーステップとはこれから作ろうとしている習慣を分解して、なるべくはじめやすいように、続けやすいようにして、徐々に脳を慣れさせていく方法です。
たとえば、僕がダイエットを目指してジムに入会しました。
これ実話です。
多くの人は、体重が太ったり、自分の若い時と比べて太った姿を見て慌ててジムに入りますが、なぜか続かず三日坊主で諦める人が多いです。
その最大の理由が、この現状維持バイアスによる脳の妨害なんです。
なので、妨害されないようにちょっとずつ騙さなければいけないんです。
これは能力じゃなくて、知ってるか知らないか。
それだけのことです。
ベイビーステップのコツは、作りたいと思っている習慣を分解してその1つ1つをステップにしてみることです。
例えばジムに通う習慣をつけようと思ってる人がいたとします。
僕も数年前中年太りがやばかった時ジムをはじめました。
多くの人は、はじめだからこそ気合を入れて、週3回、4回通って、ちゃんとマシンを使おうとします。
が、これは始める前の脳からすればとんでもないことなんです。
全力で現状維持バイアスの邪魔が入って失敗する確率が高まります。
では、僕はどうしたかというとこんな感じです。
はじめの3週間はマシンを使う、使わないは問わない。
とりあえずジムには行く。
行ければ、マシン使わなくてもお風呂に入る。
雨などでジムに行くことさえ億劫な時はトレーニングウェアを家で着替える。
こうした活動はすべて脳からすれば、「ジムに通う活動の一環」として処理されます。
つまり、どんなしょぼい、小さなステップもジムに行く行動の一環として処理されていきます。
すなわち、脳を騙して慣れさせることができるのです。
こうして3週間が経過する頃には徐々にジム通い、イコール、脳にとっての当たり前の習慣と処理されるようになり、むしろやらないことが難しくなります。
そう。
脳は、はじめは邪魔しますが一度習慣を作れば強い味方となるのです。
英語も、やる気を出してスクール通って、それでは飽き足らず、単語帳買って、TOEICの準備はじめて。
と、全方向で始めようとする人がいますが、これは脳に全面的に宣戦布告するようなものです。
そんな人ほどはじめの3週間で撃沈しやすくなります。
撃沈するというより、実は自ら好んで撃沈する行動ですので、はじめこそ、ベビーステップを使ってください。
例えば、文法を学ぶとしてもあまり難しくないものから始める。
単語も一気に覚え始める前に、簡単なものから少なめに始める。
日によっては仕事が忙しかったりで気が重いこともあると思います。
そんなときは、例えば単語帳をかばんにいれるだけでもべビーステップとなります。
単語を100個覚えなきゃいけない、からスタートすると脳の反発が大きいですが、単語帳をかばんにいれることも単語を覚えるという行為の1つのステップです。
これが続いて脳がなれるのにあわせて徐々に覚える行為を拡大していけばいいのです。
始めはかばんに入れる。
時間を取って1日50個覚える、そして、もっとなれたら100個にする。
こんな感じです。
多くの人は気合をいれてあれもこれも手掛けて、途中で嫌になってゼロリセットしてしまいます。
が、総花的(そうばなてき)にあれもこれも頑張ると、結局どれも中途半端な状況に自分が嫌になってゼロリセットするリスクが高まります。
むしろ、赤ちゃんステップでちょっとずつ脳を騙しながら、気づかないうちに英語をやってるのが当たり前にする方がはるかにいいでしょう。
ゼロリセットではなく、ベビーステップで0.1でもいいので前に進みましょう。
②目標設定の失敗でやる意義を見失う
2つ目は目標設定です。
これは、第二言語習得などでも言われていることですが、そもそもの目標設定を失敗しているケースも多くあります。
一般的に、語学学習の目的、すなわち動機づけは2つの種類があると言われています。
1つが統合的動機づけ、2つ目が道具的動機づけ、といわれています。
ここでは、あまり詳しくは話しませんが、前者の統合的動機づけはその対象言語の文化的側面まで興味を持ち、その文化に言語を通じて参加したいというレベルでのすごい高い動機。
後者は、功利的に仕事などで役立てたいという、ちょっと助平心の入った動機です。
では、どちらの動機が強いかというと多くの人は後者と思いがちです。
なぜなら、すぐに仕事のポジションや旅行などで役立つというのは良さそうですよね。
でもね。
研究では前者の統合的動機づけの方が長期的な学習に効果的なことがわかっています。
冷静に考えればそうですよね。
英語圏の文学に入れ込んで英語を学んだり、ハリーポッターが大好きで映画を何百回と見たいという動機は、ちょっとした仕事や旅行で使いたいとう動機よりはパワーが強そうです。
実際、人は功利的な利益は求めるけれども、功利的な利益だけだと力不足です。
というのも、その功利的な目的を手に入れるのにかかる努力を目の前にすると、努力するより諦めて今の状態に戻る方が簡単だということに気づくからです。
だから諦めてしまいやすくなります。
日本人は統合的動機づけから英語を学ぶには環境が恵まれています。
海外の有名な書籍はすぐに日本語に翻訳されますし、映画も日本語字幕ですぐに見れてしまいます。
となると、別の視点が必要になります。
つまり、多くの人のきっかけでもある道具的動機づけをどうすれば強固なものにできるのか。
そして、学ぶ過程を通じて徐々に統合的動機づけを持つようにするということになります。
ここで、僕がおすすめするのは「代償」英語では”price”を支払うという方法です。
多くの人は、成果はほしいけど、代償は払いたくありません。
でも、世の中のすべてのものはフリーではありません。
なにか、代償を支払うことではじめて価値があるものを手に入れることが自覚できるのです。
中でも、強い代償は欲しい物を手に入れるために、何かを捨てたり諦めることです。
この代償でわかりやすいのは、お金です。
英会話教室の方がオンライン英会話より挫折率が少ないのは、ある程度の金額を投資するということも大きいと思います。
ただ、英語はお金を払うだけで手に入るものではありません。
僕が、英語学習の代償として一番パワーが強いと思うのは人間関係です。
ここで、僕の事例を出しますがこれは、学生時代の話なので時効ということで聞いてください。
当時の僕にとっての代償は当時付き合っていた彼女との恋愛関係の解消と友達とのダラダラした友人関係から距離をおくことでした。
英語が苦手な僕は、どうしても英語学習に集中したかった。
大学を卒業して大学院に行きたかった。
それには最低でも半年間の集中した学習期間が必要でした。
当時大好きな彼女がいましたが、そう思ってからはデートするのが苦で苦で仕方ありませんでした。
せっかく単語を覚えても、デートで飲んだりしたらまたやり直しになってしまう。
あるいは、大学1年のときからの友達とつるんでるとあっという間に半日、1日、1週間がなくなってしまったり飲みに行こうものなら二日酔いで次の日が完全に死んでしまう。
これは、まずい。
ということで、恋愛経験もほとんどなくて、不器用だった僕は彼女と別れるという道を選びました。
そして、友達ともしばらくの間何も言わず距離を置くことにしました。
それからの半年間は友達とは一切遊ばず、彼女もいない環境で毎日英語学習だけに集中し、そして、大学院の試験に合格することができました。
今思えばですが、これが、僕が当時英語というスキルを手に入れるために支払った代償です。
こういうと、とても冷たいやつだなと思われるかもしれませんが、まだ若くて不器用だった自分はこれしか方法が思いつかなかったのです。
結婚してる人が、英語のために離婚するなんてのはありえないでしょう。
社会人になって学生時代からの大事な友だちとの関係を切るのも現実的ではありません。
ですが、あなたが思っている以上に、私達は従来のものに縛られています。
例えば、友達のライングループだったり、家族サービスの時間だったり、Facebookやインスタで見えてくる友達のフィード画面。
そして、周りの人はあなたが思っている以上にあなたの覚悟を過小評価してます。
だから、悪気なくいつものあなたを元の状態に戻すような誘惑をしてきます。
だからこそ、例えば、ライングループだったら「ごめん、今からしばらくの間英語学習に集中したいので外れる」といって外れてください。
これだけで、ライングループが気になって毎回ラインを立ち上げる時間、そして、立ち上げようかどうしようか悩んでいる時間を英語学習に使えます。
もし、結婚してれば配偶者へ、あるいは、家族にしばらく英語学習に本気で取り組むので、家族サービスが減ることを伝えましょう。
あなたの覚悟を伝えれば、家族や本当の友達ならしばらくの間、距離を開けてくれることでしょう。
そして、英語力を手に入れてあなたが次のステージに行ったら、その分恩返しすればいいんです。
③圧倒的なインプット・文法力不足
3つ目めは英会話教室、オンライン英会話の使い方の間違いです。
多くの人は、英会話教室に通う、オンライン英会話の授業を受けるイコール英会話を学んでいる、という風に思っています。
でもですね。
残念ながらそれは間違いです。
英会話ができるようになる際、日本人に圧倒的に欠けているものがあります。
それは、何でしょう?
多くの人はアウトプット、つまりスピーキングだと思っています。
だからこそ、英会話スクールやオンライン英会話で英語を学ぼうと思いますよね。
でも実は答えは違います。
答えは、インプット。
つまり、リスニングとリーディングです。
もし、あなたが英会話力を向上させようとしているのなら、リスニングの量が圧倒的に欠けていることでしょう。
こういうと、同業他社の人に「いやいや、スクールに通うことでクラスでネイティブスピーカーの会話があるでしょ」とか「インプットよりアウトプットだ」という反論があるかもしれません。
でも、クラスでの会話ですがそもそも圧倒的に量が足りません。
マンツーマンレッスンだとしても、40分クラスで仮に先生が半分の時間話していたとしても聞く時間は20分。
そのボリュームでは全然足りないですし、グループレッスンだと他の日本人もあなたと同じレベルなので微妙な英語を聞く時間が増えて絶望的に足りません。
となると、英会話教室に通う、オンライン英会話のクラスを受ける時間以外、どれだけのインプットに時間を使えるかというのが勝負となります。
僕は、英会話教室には通わずに英会話を学びました。
その時使ったには、時事ニュース、具体的にはBBCニュースやABC・CNNニュースの中で自分の興味あるテーマのニュースだけを、年がバレちゃいますが自分のMDウォークマンに入れて移動中何度も何度も聞く。
わからないところだけ、字幕でチェックするという作業でした。
今、思えばこれが擬似的なシャドーイングだったと思います。
インプットを増やすことで、意識下で知識として理解していた文法や単語についても、無意識下で処理できるようになる下準備を脳が行ってくれます。
これがない状態で、知識としての英単語・文法をクラスだけで練習していては、なかなか上手にならないのはあたりまえなのです。
だからこそ、僕は、英会話教室に通っている人に、クラス以外でのインプットの場をつくることを絶対的に勧めてるんです。
でもね、そういうと「じゃぁ、どんな素材でインプットの練習するの?」と思うかもしれません。
でも、ご安心ください。
今の時代はYouTubeで山程素材を見つけることができます。
しかも、YouTubeの字幕起こし機能の精度は日々向上しています。
僕が英語学習していた頃と比べて、国内で、ネイティブとの会話時間があまり取れない方でも学ぶ環境は出来ているんです。
シットコムで言えば「フレンズ」「SATC」なども場面ごとにまとめたクリップ記事がYouTubeには数多くアップされてます。
ま、違法かもしれませんけどね。
ぜひ、こうした記事を活用してください。
僕は結構歴史、政治、脳科学ネタが好きなので、海外の歴史ちゃんねるやニュース、あるいは、TEDなどに登場する脳科学者などの話をずーっと今でもインプットしています。
スクールに通ってる方もぜひこの作業を取り入れてみてください。
④小さな成功体験を作れていない
次の失敗のパターンは成功体験不足です。
これは、特に独学の人に多いと思いますが、多くの人は英語学習するとなると、まずは単語学習から、まずは、文法学習からといった感じで形から入ります。
百歩譲って試験勉強だけでいいならそれでもなんとななります。
でも、少なくともね。
英会話を学ぼうと思う人のきっかけはなんですか?コミュニケーションとして英語が話したいんですよね。
なのに、ずっといつまでも単語だけ、文法だけだとどうでしょう。
これは、あたかも料理を学びたいのに厨房掃除をずっとさせられる、昔気質の料理人のようなものです。
なにか学ぶのなら、小さくてもいいから今の自分でも話せることを体感する必要があります。
例えばピアノを習い始めたらずーっと楽譜の読み方ばかり練習しても、かりにそれが大事なことだとしても、飽きてしまってやめてしまうのと一緒です。
まずは、楽譜なんて読めなくてもいいから猫ふんじゃったを弾けるだけで楽しいですよね。
楽譜の読み方とかわからなくても、とりあえず簡単な曲を引けるようになる。
そうすると、楽譜の成り立ちにも興味を持ちますので、地道な学習が苦にならなくなります。
これが正しい学習法です。
英語も同じで今の英語力でできることをまずできるようにする。
この記事では、今手持ちの英単語力、文法の知識を最大限活用して、どうすれば話せるのかについてわかりやすく解説しました。
この記事で紹介されている、言い換えテクニック、または、パラフレーズを知れば今のあなたの知識でもそれなりの会話ができるようになりますので、ぜひ、合わせてご参照ください。
⑤他力本願
最後は他力本願マインドです。
これは、僕たち英会話教室業界が反省するところも多いですが、基本的に僕たちは教育業界に属していますが、一方で、サービス業界という意識がとても強いです。
その結果、基本、お客様は教室に来た時かなりのいたれりつくせりのサービスを受けることがあります。
でもですね。
英語って結局自分が如何に正しいやり方で努力を継続するか。
これだけなんですよ。
でも、やっぱりサービスとして受けている自覚を持ちすぎてしまうとですね。
あたかも、エステやマッサージに行ったときと同じように、座ってたらあとは勝手に施術してくれて結果が出てしまう錯覚を持ってしまいます。
これが続くと、クラスには参加してるけど、さっき話したようなインプットの努力など怠ってしまいがちです。
そして、クラスに参加してるのになかなか結果がでない、という錯覚に陥ります。
でも、ご安心ください。
その出ていない結果の殆どは時間不足、という言葉で説明できます。
日本人がそれなりに英語で会話ができるようになるにはやはり2000時間くらい必要です。
仮に学生時代のクラスが800時間、それ以外の学習で500時間。
合計1300時間英語に時間を使ったとしてもまだ700時間足りません。
いや、厳密には学生時代から時間が経過してるので、やり直しの時間をいれると1000時間くらいは必要です。
これはかなりのレベルになることを想定してるので、その半分の500時間くらいがそこそこの会話力になるための目安だとしましょう。
仮に1日3時間で5ヶ月位。
でも、それは無理ですよね。
週に5時間だとして月20時間。
これだと、25ヶ月で2年です。
これくらいだと見えてきます。
これがクラス以外の主にインプットに必要な時間だと思うといいでしょう。
まとめ
はい、いかがだったでしょうか。
今日は英会話教室で挫折してしまうパターンを5つ列挙しました。
- 三日坊主で挫折
- 目標設定の失敗
- 圧倒的なインプット・文法力不足
- 小さな成功体験の不在
- 他力本願
この5つです。
そもそも、英会話レッスンというと教わる場所と思っている人も多いと思いますが、そうではありません。
英会話教室は教わろうと思ってはいけないんです。
英会話は結局のところコミュニケーションです。
自分の思ったこと、考えたことを相手に英語で伝えられること。
そして、相手の言ってることがわかるようになればいいのです。
ここまで目的がわかっていて丸投げするのは、今晩、パスタを作ろうと思っているのに何の料理を作るかわからない人にとりあえず食べ物買ってきて、というくらいあやふやなんです。
だから、何を教えてもらいたいのか、何を勉強するのか、だけは、受講生であるあなたがしっかりと考えてください。
そして、スタッフや講師に伝えるようにしましょう。
最後まで見てくれてありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てればと思います。
また公式LINEでは、有料級のノウハウを無料で配信していて、とても好評です。
英語力を伸ばしたい人は、ぜひ友だち追加してくださいね。
それでは次回の記事でお会いしましょう。