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【社会人必見】脳科学を生かした英単語の効率よい覚え方とコツ5選

【社会人必見】脳科学を生かした英単語の効率よい覚え方コツ5選

しゅみすけです。

今日の話はですね。
英単語の暗記の仕方です。
結構、みんな悩んでるんじゃないかと思います。
というのも、僕のスクールに通ってるお客様のほとんどは30代後半から60代くらいの方が多いんですけど、多くの方が言うんです。

「やっぱり、単語が憶えらません。もう年でしょうか。」ってね。

でもね。
単語は大人になってからでも十分、覚えることはできます。
覚えられないのではなくて、覚え方を知らないというのが正解です。

そこでですね。
今日は、気になる人も多いんじゃないかと思って社会人必見の脳科学を活用した単語の効率的な覚え方とコツについて話してみようと思います。
でも、よくあるひたすら気合と根性系だったり、ノートが真っ黒くなるまで書けとかいうのではないので安心ください。
僕もやったことはありますが、続きませんでした。

この記事は、自分自身の経験と、その後、脳科学、それに付帯する記憶術を学びまくって、その観点からノウハウを再構築して記事にまとめました。
なので、皆さんにとっても再現度は高いはずです。

簡単に僕のこと言っておくと、アメリカの大学院でMBA取得して、外資系企業で働いた後、今の英会話教室のビジネスを起業しました。
大学院を受ける時にGMATってテストがあるんですけど、これは、TOEICとかと違ってアメリカ人向けのテストなのでアメリカ人と互角の読解力が求められます。
そのときに集中して単語は覚えまくりました。
当時の単語力は2万語以上あったと思います。

外資系証券会社で働いていたときは、契約から社内会議、提案資料の作成からプレゼンまで全部英語でやってましたし、ベンチャーキャピタルいたときもアメリカ人上司でアップル・コンピューターの創業期に投資したすごい強面のじいさんがいたんですけどね。
その人に投資の許可もらうためにね。
英語の稟議を作って、電話会議で何度もプレゼンして何度も何度もダメ押しされながら、強引に稟議を通したりしてました。
なので、実務で耐えうる単語を自分なりに構築してきたという自負があります。

この記事を見ている人もね。

  • 単語がなかなか覚えられない
  • 覚えたと思ったらすぐ忘れている
  • 覚えたつもりの単語が会話では使いこなせない
  • ノートにびっしり単語を書いてもすぐ忘れる

こんなことが思い当たる人に聞いてもらいたいと思います。

今日紹介する方法は、人間の脳と、記憶の本質に基づいた方法です。
なので、別に英単語以外にも当てはまることなので、他に使ってもらっても構わないです。

ちなみに、このサイトでは、単語暗記法以外にも、業界関係者が明かす正しい英会話教室の選び方、一撃必殺で今の英語力のままで話せるようになるテクニックなど効率良く、平均的な日本人がおとなになってから英語を習得するための、テクニックを記事でアップしています。

また今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってください。

【前提】人間の記憶のメカニズムとは?

では、結論に入る前に人間の記憶のメカニズムについてお話します。
このルールを意識した上で、あとの話を聞いてください。
きっと、納得感が高くなると思います。

記憶は大きく分けると、一時的な記憶である短期記憶。
長期的に保持される長期記憶に分けることができます。

ここで、名前から推測がつきますが、大事なのは長期記憶です。
長期記憶は、大きく分けて3つあります。

3つの長期記憶
  1. 意味記憶
  2. エピソード記憶
  3. 手続き記憶

言語習得で大事なのは長期記憶ですよね。
僕らの記憶は基本的にまずは丸暗記。
つまり、意味記憶からスタートします。

代表的なのが掛け算の九九のようなもので、記号として暗記しているけど忘れないですよね。
ほかにも三角形の面積は、底辺×高さ÷2、みたいなものです。

一方で、エピソード記憶は理論や理屈を伴った長期の記憶です。
例えば、三角形の面積も四角形の図を見たら、なぜ底辺×高さ÷2という式なのかがわかりますよね。
これがエピソード記憶です。

最後の手続き記憶とは、いわゆる体で覚える記憶です。
代表的なのは、自転車の乗り方、球技、音楽、パソコンのキーボードなどです。
あと、母国語での日常会話なんかもここに該当します。
ちなみに、脳における記憶の保存場所としても、これらの記憶はすべて異なる領域に保存されていることが最近の研究でわかってきています。

あらゆる記憶は、まずは、短期記憶からスタートします。
みなさんの自宅や自分自身の携帯番号や家の住所などもはじめに覚える時は、単純な文字記号としてスタートしていますよね。

ですが、今では何も考えなくてもこうした文字情報ですら、自然と出てくるようになっているはずです。
同じことが単語学習でも言えます。

英単語学習のポイントは、如何に一時記憶である短期記憶をなるべく長期記憶にするか。
これにつきます。

長期記憶とは、先程お伝えしたように、意味記憶とエピソード記憶、そして、手続き記憶の3つです。
そして、それぞれの記憶には一長一短があります。

イメージとして、ドラクエの登場モンスターで言えば、意味記憶は攻撃力100くらいしかないけどスピードが早い。
エピソード記憶は攻撃力1000あって高いけども、スピードは少し落ちる。
そして、手続き記憶は攻撃力1億あるけどスピードは100で遅い、といったイメージでしょうか。

かえって分かりにくくなったら、ごめんなさい。
とりあえず、それぞれの記憶には一長一短があるということをイメージしてもらいたくて、この例えをしてみました。

【社会人必見】脳科学を生かした英単語の効率よい覚え方コツ5選

それでは、英単語の覚え方の結論をお伝えします。
5つあります。

5つの英単語の覚え方
  1. 覚える語彙のカテゴリを分ける(認識語彙と運用語彙)
  2. 記憶のイメージ化(運用語彙は徹底的にコアイメージ)
  3. 高頻度で短期間のうちに何度も学習する
  4. 音で覚える
  5. 自分事&自動化

今、5つ挙げましたが本当の大前提は、自分が使う単語を優先することが第一であることです。
人間の記憶は感情と非常に密接につながっているので、効率を考えると自分が使う場面で登場する単語が覚えやすいというのは想像しやすいと思います。

母国語である日本語でも、大人になってから追加された語彙のほとんどは、あなたの生活、仕事を通じて新しく出くわした単語であることがほとんどです。
なので、大前提としては、そうなるのですが、今回は、それ以前にどうしても単語量を増やさないといけないということでお話をしていきます。

それでは、5つのポイントを見ていくことにしましょう。

①覚える語彙のカテゴリを分ける(認識語彙と運用語彙)

1つ目はテクニックというより、切り分けの話です。
つまり、学ぼうとする単語を、認識語彙と運用語彙にわけることです。

運用語彙と認識語彙の違いとは?
  • 運用語彙とはスピーキングであなたがガッツリ使いこなす単語
  • 認識語彙とはリスニング、リーディングでわかるレベルの単語

運用語彙は、脳科学的に言うと、意味記憶、エピソード記憶の状態を通り越して、手続き記憶、つまり体で覚える記憶になっている状態。
ちゃりんこで例えると完全に目をつぶっても乗りこなせている状態レベルの記憶です。

言語で言えば、母国語レベルに使える記憶になっている状態です。
これは、最終目標としては、中学で学ぶ英単語2000語。

ただ、それでも多いので、いわゆるコア単語と言われる50個くらいからはじめるのがいいでしょう。

have, get, takeといった誰でも知ってるネイティブが使いまくる動詞から、on, at, inなどの前置詞が該当します。
最終的には、意味記憶、エピソード記憶を越して⑤つめの自動化テクニックを通じて、運用単語だけは母国語並みに使える状態にするのがゴールです。

一方、認識語彙とは、リスニング、リーディングでわかればいいレベルの単語です。
自分の会話やメールの文章には登場しないけど、リスニングやリーディングで登場したら、分かるレベルにしておくという単語です。

今日の記事を見ている人はですね。
とりあえず、ボキャブラリー数を増やしたい。
そういう人だと思います。

TOEIC900点以上狙ってる人。
英検1級、準1級狙ってる人ならば、最低でも1万語くらいの語彙数は欲しくなりますよね。

こういう人たちは単語帳ベースで学ぶことになると思いますが、その場合は②の記憶のイメージ化、③の高頻度・短時間で何度も学習する、④の音で覚えるを意識してください。
では、分けるところがわかったら次の②の記憶のイメージ化を見てみることにしましょう。

②記憶のイメージ化(運用語彙は徹底的にコアイメージ)

2つ目の方法はイメージで学ぶ方法です。
イメージを使う方法は、認識語彙、運用語彙いずれでも使うことができますが、特に運用語彙で使いこなせるようになってもらいたいと思います。

記憶のイメージ化というのは、先程登場したエピソード記憶を応用した覚え方ということができます。

ここで例を1つ見てみましょう。
多くの人は、前置詞”on”を見ると何を想起しますか?
きっと「・・・の上に」という日本語訳を思い浮かべるのではないでしょうか。

これは、まだ、意味記憶の段階です。
これだと、”The book is on the table”という文章の訳は、「その本はテーブルの上にある」ということでOKですよね。

では、外国人の知り合いと食事をしている時に、会計の時に、”It’s on me”と突然言われたらどうでしょうか?
知らない人は、キョトンとするはずです。

直訳してしまうと「それは私の上にある?」じゃ変ですよね。
ここでは、「ここの会計は私がやっておきます」という意味なんです。

でも、また、”on”の意味を覚える時に「on=おごる」と覚えるのは現実的ではありません。
これをしてしまうと、1つの単語に対して限りなく意味記憶をする必要があるからです。

むしろ、”on”という単語が内包しているコアのイメージを頭の中で記憶しておくといいです。
体で体現すると忘れないので、やってみますけど、こんな感じになりますが、〜の上に、というよりくっついているイメージが正しいです。

なので、テーブルの上にリンゴがあるときも、テーブルの横にハエが止まっているときもどちらも”on the table”なのです。
イメージで理解していると、応用がききますよね。
It’s on me.だったら、ここでのit はお会計のこと。

なので、お会計が私にくっついてくる=つまり、私がおごるよ、というイメージができます。
認識語彙になっちゃいますけど、もう少し難しい単語でもこのイメージ法は使えます。

代表的なのが、接頭語、接尾語というやつです。
これは、漢字で言うところの部首、つまり、「偏(へん)、旁(つくり)、冠(かんむり)、脚(あし)、構(かまえ)、垂(たれ)、繞(にょう)」と似ています。

例えば、カタカナ英語にもなっている”reform”という単語ですが、改革・改良するという動詞、もしくは、改革・改良という名詞です。
でもね、仮にこの単語を知らなくても、”re”=again(再び)、”form”=ラテン語の形作る、ということがわかっていると想像できますよね。

さらに、ここから応用して、informはどうでしょうか。
inは中にという意味で、formは同じく形作るので、「相手の人の中に形作る」つまり、知らせる、ということができます。
“uniform”なら”uni”=1つ、を形作る、つまり、同じ形のという意味の形容詞や、カタカナ英語でおなじみのユニフォームになります。

いずれにせよ、なるべく、記憶する時はこうして感情やイメージと紐付けて学んでおくことで忘れない記憶にすることができます。

③高頻度で短期間のうちに何度も学習する

さて、まずは、鉄板となるイメージ記憶をお話しました。
でも、イメージ化には弱点があります。

それは、大量に記憶しなきゃいけない時に、毎回イメージ・エピソードをもつことからはじめるのは、時間がかかってキリがないことです。
そうなると、気合で意味記憶として定着させなければいけなくなります。

ただ、人間の脳というのは基本的に1つ大きな問題があるんです。
それは、めちゃ、カロリー消費効率が悪いんです。
だって、体重の2%しかない重量で、全消費カロリーの20〜25%を脳が消費していると言われています。
なので、基本的に脳は節約するために、記憶はどんんどん忘れるようにします。
そうしないと、更にカロリー消費が増えて、死んでしまいますから。

でも、覚えなきゃいけないことってあります。
つまり、覚えるというのは、脳に「いや、これ、めちゃ重要だから理解してよ」と頼む行為ともいえるんですね。

先程のようなイメージ・エピソードを使った記憶は、感情とセットで覚えるので、記憶という観点では脳の負担が少ないですよね。
でも、記号としての英単語を覚える時はそうはいかないです。

となると、もう1つの方法があるのですが、それは、何度も高頻度で学習するということです。
脳科学者は、こうした記憶のメカニズムを山登りの獣道に例えます。
草が生い茂った道は、1度人間が通ったくらいでは変わりませんが、何十人、何百人と歩けば道になります。
高頻度で人が通るというのが、高頻度で学習することのアナロジーだということです。

ここで大事なのは、もう一度言いますが高頻度で何度も行うということが記憶上大事だということです。

想像してみてほしいのですが、もし、あなたに4時間の時間が与えられ、その4時間で100の単語を暗記しなさいと言われたとします。
あなたはどっちの方法で学びますか?

  1. 4時間で100語一気に覚える
  2. 1時間がっっつり学ぶのを4日間にかけて行う

答えとしては②の4日間に分けた場合のほうが圧倒的に記憶は定着します。
これが、記憶で有名なエビングハウスの忘却曲線の原則なんですが、実は、1時間でざっと1周するのと、4時間一気にかけて一周するのと1日目の時点での定着率はあまり変わりません。

ですが、②の繰り返すパターンでは、2日目以降大きく変わってきます。
なぜ、日にちを変えて何度も見えるほうがいいかと言うと、さっと1周することで、まず、脳は全体図を把握してくれます。
2周目以降は、脳は自動的に前の回で足りないところを補うように覚えていく仕組みがあります。
こうすることで、記憶が積み重なっていきます。

イメージとしては、ペンキで屋根を塗る時に、1回で全部キレイに塗ろうとするより、まず、大雑把に塗って足りないところを2回め、3回目に塗り込んでいくイメージです。

ここでのポイントは、同じ教材を使うこと。
そして、2周、3周と短い頻度で繰り返すことです。
ペンキが乾く前に、もう一回ペンキを上から塗るイメージです。

ちなみに、エビングハウスの研究では1ヶ月経過して、復習しても効果はなく、また、1回目の学習後、復習前に新しい単語を上書きしてしまうと定着がしにくくなることを発見しています。
これは、同じ神経回路を使うことが原因だと思います。

なので、同じ単語の塊を一気に数日間にわけて何度もやるというのが、意味記憶で気合で覚えるときの鉄則なのです。

④音で覚える

4つ目のポイントは書くのではなく、音で覚えるということです。
これは、人によっては聞いた瞬間、納得感が持ちにくいかもしれません。
というのも、一般的に書くことがいいという人が多いし、学校でそう教わった人も多いからです。

さっき紹介した、手続き記憶ってのは体の動きと連動した記憶です。
つまり、アウトプットと結びついた記憶で、言語でいうと話すこと、そして、文字を書くことです。
だから、書くことがいいんじゃないかという話なんですが、覚えるということで見るといくつかの問題があるのでおすすめしません。

その理由はこの3つです。
この音で覚えることを納得してもらうには、このことを理解してもらうことが大事だと思います。

理由1:言語とは音だから

言語とは何でしょうか?
僕らは、一般的には「文字」で見て声に出すので、文字だと思っている人が多いかもしれません。
でも、かつての南米の文明や今でも一部の部族の間では、文字がなくても言語を使いこなしてる人が多くいます。

つまり、言語の本質は音なんです。
文字というのは、言語を記録するために後付け的に登場したものなんです。
だからこそ、言語学習は多くの科学者の間でも、音声を中心に据えて行うべきと言われています。

理由2:書くことに時間を取られる

もう1つの問題は、書くことは時間を取られてしまうことです。
これから、あなたが覚えたいと思っている単語数を考えてください。
10個くらいならそれでもいいですけど、2000、3000、人によっては1万といった単語数を目指しますよね。

一方で、声に出すというのは一瞬です。
どちらも、運動性の行為ですから記憶とは密接に繋がっていますし、言語というのは本質的には感情や思考を音にして表現する行為です。
言語に関係する脳の部位は、音の方が相性がいいので、時間・相性粗方法の観点から考えて、書くよりも発生することで覚えるほうが効率が良いです。

さらに、書くことって、気づかないうちに書くこと自体が目的化することがあります。
学生時代、すごいキレイなノートまとめるの上手な人いましたよね。
でも、テストでいい点取るのは必ずしもそういう人じゃなかったと思います。
というのは、書くことというのはそれくらい集中力をとられることだからです。

理由3:スペルは2の次

今までの理由を聞いて「でも、スペルが大事でしょ」という声も聞こえてきそうです。
確かに、スペルは大事だけどそこまで大事じゃないです。

そういうと、違和感を持つ人もいると思いますが、では、あなたに質問です。
漢字で醤油、檸檬、魑魅魍魎って書けますか?
書けませんよね。
でも、書けなくても会話では使えているはずです。

でも、一方で音が聞き取れないと英語は聞き取れませんし、話せません。
今の時代は、普通にメールでも、Google DocumentでもWordでも英語でスペルミスしたらすぐに訂正してくれます。
僕も、社内メールでaccommodateって書こうとすると、時々mの数1つで良かったか忘れたりしますが、別に困りません。

一方、accommodateってリスニンク、スピーキングできないと困りますよね。
さっき言ったように、言語の本質は音であるということが理解できれば、書くこと、スペルも大事だけどそれ以上に音で覚えることが大事ということを理解いただけたと思います。

⑤自分事&自動化

最後のポイントは自分事&自動化です。
これは、エピソード記憶とも密接に繋がる話です。

みなさんも、何十年前のことで今でも明瞭に覚えていることってありませんか?
おそらく、覚えていることを振り返ると、何か感情的なものを伴っていたと思います。

辛かった、悔しかった、めちゃ嬉しかった。
実は、この感情と結びついた記憶はなかなか忘れません。

私の知り合いの80代の方と先日話していた時、日本橋の有名な天ぷら屋さんの話になりました。
それは、日本橋の室町1丁目にある天松って天ぷら屋さんで、そこの名物料理は巻エビとかき揚げの話でした。
もし、日本橋室町1丁目、天松、巻エビ、かき揚げという文字記号のみで暗記するとすぐに忘れてしまいそうですよね。

でも、このおじいさんは、ちょうど20年くらい前、日韓ワールドカップが開催中に、知り合いの会計士の先生を訪ねて日本橋に行って、そこでどうしても天ぷらを食べたくて1時間かけてやっと見つけた店が日本橋室町1丁目の天松って天ぷら屋さんで、そこで接客してくれたシェフが目の前で天ぷらをあげてくれて、中でもかき揚げはめちゃうまかった。
とあたかも、昨日の出来事のように話されていたんです。

これが、自分ごとの強さです。
英単語で言うと、これは、学んだ単語を自分専用の文を作ってみるということになります。

例えば、”graduate”、卒業するという単語があります。
もし、あなたが60台の方で、お孫さんが幼稚園を卒業することを思い浮かべられるなら、”My grandoson graduated from pre-school”とか”kindergarden school”と言えばいいでしょう。
こうして、自分と関係がある状態で単語を覚えればエピソード記憶として定着がしやすくなりますし、フレーズと一体で覚えるので一石二鳥です。

この方法はすごくいいのですが、とはいえ、単語帳の単語を全部覚えるときにそれを自分事するのは現実的ではありません。

例えば、”decompose”、腐敗させるという単語を自分ごとにするのは現実的じゃないですよね。
そんな時は、②のイメージ化を使うといいでしょう。

僕だったら、なんかすごい勢いで、納豆が腐っているイメージとかと結び付けて記憶すると思います。

まとめ

はい。それではまとめに入ります。
今日は、英単語の記憶法について話しました。
記事では、記憶の原理原則を話したうえで、5つのテクニックを紹介しました。

5つの英単語の覚え方
  1. 覚える語彙のカテゴリを分ける(認識語彙と運用語彙)
  2. 記憶のイメージ化(運用語彙は徹底的にコアイメージ)
  3. 高頻度で短期間のうちに何度も学習する
  4. 音で覚える
  5. 自分事&自動化

それぞれを超要約すると、まずは、読み書きリスニングでしか使わないような単語と、自分のスピーキングでガンガン使う単語は切り分けること。
基本は、単語をイメージ化する。

そして、高頻度で短期間のうちに何度も学習する。
更に覚えるときは、音で覚えることのほうが効率的だということです。

そして、よく使う単語については、自分ごと化することで、エピソード記憶化して容易に記憶から抜けない単語になります。
ぜひね、もう1回聞き直して、自分にどのように当てはめるかも考えてみてください。

以前の記事で、単語や文法を覚えなくても話せるという話をしましたが、勘違いしてほしくないんですが、決して、単語を覚えるなと言っているわけではありません。
単語は知っているに越したことはありません。

確かに、スピーキングでは使う単語は絞って今日話した運用単語専門で訓練するほうが確実です。
ただ、リスニング、リーディングでは確実に単語力が多いか少ないかで差が付きます。

特に試験勉強などの必要のない人は、無理して単語帳で学ぶ必要はないかもしれませんが、単語帳のいいところはバランス良く、様々なテーマで単語を紹介してくれているので、一度網羅的に学ぶにはやはりよく出来ているということです。
単語暗記は正直、楽しくない作業ですが、単語を知っていることで力技でコミュニケーションを取ることができるのも事実です。

だからこそ、やる価値はあります。
ぜひ、今日の記事をきっかけにみなさんが、単語学習の大事さとコツを掴んでくれると嬉しいです。

はい、それではエンディングです。

今日は脳科学から見た最強の英単語暗記法ということで、話してきました。
今は、世の中、パンデミックで経済の先行きも不安ですよね。

でもね。
だからこそ、こんな時に自分の力をつけておきましょう。
英語って、あらゆる努力の中で一番コスパが高いと僕は思ってます。
だって、学生時代にすでに800時間以上学校で学んできていて、あとは、話せるだけ、使えるようになるだけ。
そこまで、学校の先生達がやってくれていて、僕たちは後少し努力するだけで本格的なスキルを身につけられるんです。
これは、他の言語や、司法試験、宅建などの資格と比べるとかなり有利だと思います。
そして、英会話ができるようになるだけじゃなく、海外で何が起きているかを日本のニュースメディアの翻訳を通さず、自分自身の目や耳で確認できるということが、この不安定な時代、どれだけの価値があるかと考えてみてください。

もう、皆さんはその手前までいるということなんです。

だから、この記事をここまでご覧になってくれた方、ありがとうございます。
あなたは、確実に全人口の中で英語に対する取り組みを慣れべれば、前の方にいることだけは確実です。
あとは、やることやって結果を出すことです。

最後まで見てくれてありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てればと思います。

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こちらではね。
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もし、今までなかなか英語が話せなくて、もどかしいと思っている人は是非ですね。
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それでは次回の記事でお会いしましょう 。