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英語のプロ直伝!英語を話す時、緊張したり悔しい思いをしたことがある人でも自信満々に長く英会話が続くテクニック

英語のプロ直伝!英語を話す時、緊張したり悔しい思いをしたことがある人でも自信満々に長く英会話が続くテクニック

しゅみすけです。
本職は英会話教室の社長をやってます。

今日はですね。
英語を話すときに緊張せずに話せるようになる秘訣を皆さんに伝授します。

突然ですが皆さん。
外国人と英語で話をする時って緊張して悔しい思いになったりしませんか?

頭が真っ白になる人。
外国人のほうが話している時間が圧倒的に長い。
自分はほんの少ししか話せないのが嫌って人。

こんな悩みは日本人あるあるです。

で、こうなるとですね。
大多数の人は、更に英語を勉強することに邁進します。

ただね、勉強すること。
大事ですが、それではこの緊張する問題は解決しないんです。
なんでだと思いますか?

それは緊張するかしないかは、英語力が足りないことが理由というよりは、もっと本質的な理由があるんです。
英語圏の人が持っている、とある感覚が僕たち日本人にないことが理由なんです。

つまり、この感覚に気づかなければ、英単語力が上がっても、英文法が分かっても、常に緊張してしまったり、一言で会話が終わってしまったりする状況は改善しないってことです。

でも、安心してください。

この記事では、英語を話そうとした時に緊張して話せなかったり悔しい思いをした人たちのために書きました。この記事を読むことで、紹介されているコツを理解すれば、必ず英語が怖くなくなり、緊張することもなくなります。緊張することもなくなるので、自分の実力以上に長い会話ができるようになるので良い事ずくめです。

今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。

私がアメリカの大物に囲まれても緊張しなかった理由とは?

英語を緊張せずに話す方法

英語を緊張せずに話す方法

実際、どんなことできるかっていうとですね・・・。

この写真ね。
もう17年前の僕なんですが、お世話になってたアメリカの証券会社時代の上司の別荘があるワイオミングに遊びにいったときのものです。
この時僕はまだ29歳の若造でした。

かたや、僕の上司はウォール街で女性で初のパートナーになった伝説のアネゴさんだったんですね。
で、その旦那さんはリーマン・ブラザーズ。
名前知ってる方も多いかもしれませんが、破綻しちゃった大手証券会社の副会長でした。
そして、この隣のおっさんは全米公認会計士協会の会長。

アジアンのガキンチョは僕一人で、アメリカの爺さん婆さん10人くらいに囲まれて、ずっと話してました。
ちょうど、この時、郵政民営化解散があって、もうめちゃくちゃ日本のこと聞かれまくりましたよ。
でも、まぁ、かれこれ6時間位飯食って、ソファーで駄弁ってましたが普通に会話が続くわけです。

何が言いたいかって言うと、大体こういう完全アウェイのときは僕は今日のテクニックを自然と使ってますし、そうすると、会話がグダグダ続けられます。
なので、緊張もしません。

むしろね、お客さんの前やYouTubeで正しい英語を話そうとするときのほうがはるかに緊張します。
それくらいに、このテクニックは効果的だってことをいいたいんですね。

ということで、これから解説に入ります。

let’s get into it!

英会話を緊張せずに話せるようになるコツとは?

では、最初に結論を言っちゃいます。
英語を緊張せず、長く話すためのコツはですね。

実は日本語でも、やってる人がいるんです。
これがヒントです。

日本でも、緊張せずダラダラ話してる人いますよね。
そう、田舎のおじいちゃんなんですよ。

実は、この田舎のおじいちゃんがやってることを英語圏の人は当たり前のようにやってるんです。
だから、緊張せず長く話すんです。

今、僕の話を聞いてはぁ?おじいちゃん?
「意味不明」って思った方。

もうちょっとだけ聞いてください。
ちゃんと、田舎のおじいちゃんって言ったのは、英語という言語の本質に根ざした深い理由があるんです。

まず最初に、なぜ、僕たちは英語を話す時緊張するかって話を考えてみましょう。
日本人が英語を話すときに緊張する理由は、だいたいパターン決まってます。

それは、日本人は全部話すことを頭の中でまとめて論理的に話そうとするから緊張するんです。

おいおい、ちょっとまてよ。

こういうとですね。
じゃ、論理的に話さなければ緊張しないのかよ。

そう思った方もいるかもしれません。
まぁ、極端に言えばそのとおりなんです。
ここで、僕が田舎のおじいちゃんといった話と繋がるわけです。

ま、論理的じゃなかったら緊張しないってのは、まぁ、百歩譲ってそうだとしよう。
じゃ、論理的じゃないんだったら、どうやって話してるんだよ。

そう思いますよね。

実は英語を話すネイティブの話し方は独特です。
それは、頭に思い浮かんだことをひたすら時系列で話すんです。

これはね。
さっきから言ってる田舎のおじいちゃんが、こっちの反応ガン無視してどうでもいいこともどんどん話すのと、基本的に脳内で起きてることは一緒なんです。

時系列で話す。
これが英語を話す人が緊張しない理由です。

まだね、なんでだよ?

こんな風に腑に落ちない人。
理解できない人もいるかもと思います。
心配しないでこのまま聞いてください。
どうしてかについて、これから詳しく説明します。

実際ね、時系列で話すってどういうことでしょうか。

事実に基づいて、記憶を遡って話すってことです。
そうするとなにが起きるでしょう?論理を構築したり、文法を意識する比率が劇的に減るんです

これは英語に限らずですが、会話は話すことをまとめようとすればするほど。
論理的にしようとすればするほど、頭を使います。
当然、まとめて話す文章は英語でもまとまった文になります。

そのため、話そうとする内容も複雑化し、自分の英語力以上の文を英語化しようとしてしまいます。
その結果、緊張します。

一方で、時系列で話せば、基本は英語で一番シンプルなSVO、つまり、誰が・どうする・なにをの会話主体になります。
結果として、脳の負担は少なくなって話すのが楽になります。
また、記憶をたどりながらなので、話題がどんどん出てきます。
これが理由です。

アメリカ人はダラダラ時系列に英語を話す

まだね、腑に落ちない人もいるかもしれません。
ここで、1つ僕自身の経験を話します。

僕がアメリカの大学院にいたときですね。
卒業時の成績はね。
ぶっちゃけですが、かなり上位で2回奨学金ももらいました。
ホント、中学で英語落第、大学でも単位落とした僕が、アウェイのアメリカでよく頑張ったもんだと思いましたよ。

でもですね。
クラスのテストでいい点取はとったけど、最後、絶対トップにはなれないんです。

どうしてかというと、アメリカって、テストだけじゃなくてクラスでのディスカッションにどれだけ貢献したか、ってのも、成績に対して大きな影響を持ってるんです。
これが成績の2割から3割を占めます。

で、アメリカ人ってですね。
ホントね、手を挙げるしよく話すんです。
もちろん、場所はアメリカで相手はアメリカ人だから話して当たり前です。

でもね、そんな英語力の問題じゃないんです。
とにかく話が堂々としてて、やたら長いんです。

手を上げて、なにが始まるかと思ったらね。

「いやね、今のケーススタディで出てきた会社のあるテキサスって言えばね。
私もね、実はテキサスの出身でさぁ、テキサスっていったら、みんなカウボーイを思い浮かべるかもしれないけど、実はそんなことなくてね。
私は親がねカリフォルニアから引っ越してきたから全然そんなことなかったんですよ。」

まぁ、こんな感じで話が延々と続いて、やっと本題にはいるわけです。
まさに、田舎のおじいちゃん状態です。

でね、こういってもね。
それって、お前の周りだけだったんじゃないの?

そう思う人もいるでしょう。

そんなことはありません。
アメリカの政治家のスピーチ。
YouTubeにも上がってますので、ぜひ、いくつか聞いてほしい。

政治家で言えば、トランプ元大統領、JFKなんかは、まさにアメリカ人の話し方って典型です。
あと、外国人のアドリブの結婚式のスピーチなんかもYouTubeいっぱい上がってますが、大体、このスタイルです。
日本人はいろいろまとめて話そうとして緊張しますが、アメリカ人の結婚式スピーチはダラダラ長くて、めちゃ堂々としてます。
ここまで聞いた方はわかると思いますが、それは、時系列トークベースだから緊張しないんです。

それにね。
別にこれは、会話だけじゃありません。

英語の本なんかも同じことが言えます。
海外の著者のビジネス書を読む人はわかると思いますが、とにかく導入の話長かったりしませんか?
僕の手元にあるこの本なんかも、そうです。

そもそも、英語の本って分厚いじゃないですか。
これが理由です。

英会話を緊張して話せない悔しい人が試すべき3つのテクニック

では、ここから、具体的に僕たちが真似できる方法を皆さんに伝授します。
キーワードは、こちらです。

  1. 空から自分を眺めた気になる
  2. 時系列の実況中継
  3. 一人二役

この3つです。

これがアメリカ人がやってることです。
具体的にイメージしたほうがいいので、ちょっと実例を出してみましょう。

まず、日本人は話そうと思ったことをまず日本語で考えます。
そして、そのことを英語でどういうのかという風に考えます。

これがドツボなんです。

空から自分を眺めた気になる+時系列の実況中継

ここで、1つ身近な例を出します。
たとえば桃太郎の話ありますよね。

「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました」

からはじまって、最初の文章は、

「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯へ行きました」

さて、日本人の頭の中のパターンはこうです。

「芝刈り」って英語で何ていうんだろう?
芝はlawn、刈りは「cutting?mowing?」とかね。
「洗濯」は「laundry」だろうか?いや、やっぱ自信ないから辞書で調べよう。

こんなことを考えているはずです。

こういうことを考えると、俄然、頭が緊張してなにを話してよいか難しく感じます。
文の組み立ても考え始めます。

さて、ここで先ほど紹介したコツ1の「空から眺める」、コツ2の「時系列の実況中継」を思い出してください。
やり方は超簡単です。
あたかもあなたが、空からおじいさん、おばあさんを眺めててやってることをそのまま実況中継するんです。

そうするとどうなりますか。
僕ならこんな感じです。

The old man went to the mountain to pick up some woods.

はい、ここで文を止めちゃいますが、要はおじいさんが山へ歩いていってる姿と木を集めてる姿が空から見えてきます。
そうすると、自然とですね。
使うのが簡単なwent とか pick up、collect、もっと簡単にgetなどの動詞になるんです。
さっきは、芝刈りという名詞を和英辞典で調べようとしてたはずですが、その必要がなくなりました。

ちなみに、芝刈りを辞書で引くとlawn cutting, lawn mowingと出てきますが、これは庭なんかの葉っぱの芝ですよね。
でも、空から眺めるとおじいさんがやってるのは落ちてる木を拾ってる姿です。
なら、ここで登場する単語は中学校1年レベルで済むはずです。

じゃ、おばあさんは川へ洗濯へ行きましたはどうでしょう?
これも空から眺めて、

The old woman went to the river to do the laundry. 

あるいは

wash the clothes. wash their clothes.

これでいいです。

一人二役

最後の一人二役の話ですが、これも簡単です。

日本人は、文法をベースに文章を作ろうとします。
その結果、何がおきるかというと無理をして例えば「tell+人+to不定詞」のような話し方をしようとします。

例えば

彼女は彼に水曜日の朝までにその書類を提出するように求めた。

のような日本文が頭にあって、それを英語にしようとします。
そうすると、

She requested him to submit the document by Wednesday morning.

のような文章になります。
法的にはいいんですが、こんな風に考えること自体が頭がフル稼働になってしまって緊張する理由なんです。

ここで一人二役作戦です。
あたかも、二人が会話してるような場面を想像すればこんな文章になります。

She talked to him. And she said like “you have to finish the paper by Wednesday morning”.

いかがでしょう?
なんか、二人が話してる感じが出てますし、使う単語も簡単になりましたよね。

これがネイティブがやってることなんです。

まとめ

はい。
今日のまとめです。

今日のポイントは日本人が英語を話すときに緊張したり、怖くなる最大の理由は話すことを全部まとめて論理的に話そうとするからだということでした。
そして、その解決のコツは、田舎のおじいちゃんがやってるように時系列で話すこと。
時系列なら、事実を話だけなので緊張しません。

また、更にそのためのポイントとして3つのコツを紹介しました。

  1. 空から自分を眺めた気になる
  2. 時系列の実況中継
  3. 一人二役

この3つです。

いかがだったでしょう?
まだ今日僕が言ったことね。
まだ、腑に落ちてないって方も多いと思います。

でも、これはね。
何十年もなぜネイティブがこんなに会話が長いのかってことを考え続けて、そして、ネイティブの会話を観察し続けてきた僕なりの結論です。

今まだわからないという方はもう1度この記事を読んでみてください。

そして、いくつか実際の英語のネイティブのスピーチなどアドリブの会話を聞いてみてください。
リスニング用の教材の英語じゃだめですよ。
ホントの英語です。
YouTubeいっぱいありますからね。

今日、僕の言ったことの意味が徐々にわかるようになると思います。

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今回の記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。