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英語の句動詞とは?暗記して覚えなくて良い理由やネイティブがよく使うものを徹底解説!

英語の句動詞とは?暗記して覚えなくて良い理由やネイティブがよく使うものを徹底解説!

Hey guys.

しゅみすけです。本職は英会話教室の社長をやってます。
今日は英語の句動詞についてお話します。

英会話を上手になりたいなら、句動詞を上手に使いこなす必要がある。
そんな風に聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

とは言っても、実際に会話の中で句動詞がパッと思いつかない
あるいは、ネイティブの会話の中で句動詞が出てくるともうお手上げ。

そんな悩みがある方、多いはずです。

別にこれは、恥ずかしいことじゃありません。
僕も自身も句動詞苦手でした。
実際にノンネイティブの中では英語が上手と言われる国の人達でも、句動詞は苦手意識がある方が多いんです
それくらいに、句動詞って英語独特の概念なんです。

そう言うと、英語が苦手と言われる日本人の自分なんて無理ゲーなんじゃ
そう思っちゃいますよね。

でも、心配しないでください。

句動詞を使えるようになるために僕達ノンネイティブがやらなければならないこと
それはたったひとつなんです。

今日はそのことを解説します。

そして、そのことを理解してもらうために、アメリカ英語でよく使われる句動詞Top50を例文付きで解説します。
実は、タイトルはTop50って言っちゃってますが、本当の目的少し違うんです。

なにそれって思いますよね。
僕の目的は、皆さんに英語という言語の本質を理解して、直感的に句動詞を使いこなせるようになってもらうことです。

本質を理解するためのツール、過程として、この50個はおまけで学んでもらう。
この記事を読んでもらうことで、句動詞の本質が理解できるようになること間違いなしです。

知ってる知識と使える知識は別物なんです。
テスト勉強、読み書きは知ってる量を増やせばオッケーです。

でも、会話は違います。
会話は会話で必要となるだけの知識を「知っている」ではなく、体に定着させること。これがゴールです。
たくさん知ってることを増やしたり、テストの点を上げるのもダメとはいいませんが、この記事を読んでいる方。今は違います。順番が逆です。

言語が話せる、聞けるとはどういうことなのか。この本質が分かった人が英語が聞ける、話せるようになります。
ってことで、皆さん準備はできましたか?

今回の記事は、こちらの動画「厳選公開!アメリカ人が会話でよく使う句動詞Top30+20 – これならカンタン!あなたも句動詞マスターになれる!」で分かりやすく解説しているので、ぜひご覧ください!

それでは、Let’s get into it!

英語の句動詞とは?覚え方で暗記してはいけない理由とは?

まず、最初に大事な結論を言っておきます。
句動詞は、本当によく使うもの以外は無理して暗記しない

以上です。

っていっちゃうと、おい!
もう、この記事終わりかよ?

と思った方、いるかも知れません。
じゃなくて、まずこの「本当によく使うもの以外は無理して暗記しない」。
ここを理解したうえで、今日の動画を聞かないといけないってことです。

なぜだと思いますか?
勘の言い方は気づいたかも知れません。

そう、句動詞は無限にあるからです。
僕ら日本人も、漢字や熟語は全部暗記してないですよね。
まぁ、これくらい分かってたら、後はだいたい分かるってラインがありますよね。句動詞も同じです。

実際にこのこと、知ってました?
今も日々、新しい句動詞がどんどん誕生しているんです
例えば、パソコンにログイン、ログオン、あるいは、ログアウト、ログオフする。
これも立派な句動詞です。こんなのは、今もどんどん必要に応じて新たに増えていってます。

きりないですよね。
なので、ネイティブも全部暗記して使ってるわけではありません。

そもそも、ここまでふーんって聞いていて、恥ずかしながらこのこと、聞きにくかった方いるかも知れません。
そもそも句動詞ってなに?

そんな風に思ってる人いますよね。
あるいは、なんか分かってるようで、分かってないようなって方。
そんな方もいると思うので、ざっくりと簡単に句動詞って何かを解説します。

ズバリ、句動詞とはなにか。

句動詞って英語では、「phrasal verb」と言います。
具体的には、動詞に前置詞や副詞が合体します。

合体するとどうなると思いますか?
そう、動詞だけのときより言葉のパワーが強まったり、ニュアンスが変わったりするんです。
そうすることで、1つのときよりも、いろんな場面で使えるようになった熟語を句動詞と思ってください

日本人に身近な句動詞で考えてみましょう。
たとえば、カタカナ英語でもおなじみの「give up」という句動詞。
これは動詞の「give(与える)」と前置詞「up(上に)」の組み合わせです。

でも、実際はどうでしょう?合体することで、「諦める」という意味になっています。

これが句動詞です。こういうのが英語にはめちゃたくさんあるんですよ。

ここでもうひとつ問題があります。それは、僕らの学生時代の英語教育です
僕らが学校で学んできたことはこれとは、真逆のことを勉強してきました。

例えば、さっきの「give up」ももし一語で表すなら、文脈にもよりますが、「surrender」、「abandon」、「relinquish」、「resign」あたりを使います。
火を消すなら「extinguish」、延期するなら「postpone」、我慢するなら「tolerate」といった具合に、ひとつの日本語の意味に対して、一つの動詞で意味をなすことを中心に学んできたんです。

これは理由あります。学校英語は基本文語、読み書きのための学習なんですね。
学校英語は大変でしたよね。

あらゆる日本語に相対する、一語の単語を学ぶことをやるとどうなっちゃうか。
そう、覚える英単語がめちゃくちゃ多くなるんです
だから、俺5000語とか、私1万語級とか2万語など、数の競争になっちゃうんです。

しかもこの学び方には、他にも問題があります。
こうした英単語のほとんどが、ラテン起源の単語なんです
つまり、もともとの英語にとっては輸入された外来語なんです。
具体的に言うと、スペルが長い、難しい単語中心です。
さっきの英単語、「surrender / extinguish / postpone / tolerate」、どれも口動かすの大変ですよね。

別に僕は、こうした英単語を覚えることを否定はしません。
実際にこういう英単語は読み書きの英語、つまり文語英語ではそれなりに出てきます。

でも皆さん、何をしたいんでしたっけ?
そう、英会話、口語ですよね。

実際に現実の英会話の世界に入った途端ですね。
みんな、気づくんです。「あれ、こういう英単語はネイティブほとんど使わないやん」って。

例えば、火を消すの「extinguish」なんてほとんど使いません。
どちらかと言えば「put out」かな。

延期するは「postpone」も堅苦しい場面でしか使いません。
どっちかと言えば「put off」。

我慢するの「tolerate」も使わないですね。「put up with」の方が会話ではよく使われます。

ここで注意深く僕の記事を読んでいた方は、あることに気づいたと思います。
気づかなかった方はさっきの句動詞に登場する動詞と前置詞見てください。

「give up / put out / put off / put up with」。
動詞は何でしたか?

そう、1つ「give」ですが、残りは全部「put」ですよね
そして、前置詞も見てください。「out、off、up、with」。知らない英単語ないですよね。

でも、どうですか?
実際には、わからない、すぐに反応できない。これが句動詞なんです。

ではここらで、皆さんの気になってることに話を移すことにしましょう。
気になってることは、多分これですよね。

じゃあどうすれば、日本人でも句動詞を使いこなせるの?

ということで、ここで解決策を言っていくことにします。

英語の句動詞の効率の良い覚え方を徹底解説!ネイティブがよく使うものは?

解決策はとても簡単です。
この2つのことがポイントです

①句動詞の仕組みを理解する
②実際によく使われる句動詞を事例を含め学ぶ

以上2点です、簡単ですよね。

それで①と②をすると、どうなると思いますか?
すごいことが起き始めてきます。

どんなすごいことかと言うと、今後でてくる句動詞が見たことないものでも、なんとなく文脈で推測して分かるようになる
自分もなんとなく、感覚的に使えるようになってくる。こういうことが起きてきます。

これが意味することわかりますか?
これ、すごいことなんですよ。

これ以上、無理して句動詞を学ぶ必要がなくなる、ということなんです。
これは実際、ネイティブもこんな感じで句動詞使えるようになったということなんです。
これが1番、現実的な学び方です。

ということで、ここから、最初に1番の「句動詞の仕組み」を解説します。
その後、2番目の「実際によく使われる句動詞を50個」紹介します。

今回ここはね、皆さんに遠回りをさせないよう、ちゃんと、統計的にも調べました。
何を調べたかと言うと、実際のアメリカ英語の膨大なデータベースから使われる順番で上位150位までを抽出してみました。
そして、その中から微妙なものは除外しつつ、実際に「これは自分もよく見聞きするな、日本人も使いやすいな」といった視点で、1つ1つ確認してから、僕なりの視点で上位50個紹介します。

英語の句動詞の仕組みを分かりやすく解説

では、①の句動詞の仕組みを解説します。

さっき言いましたよね。
句動詞に慣れて使いこなせるようになるには、

①句動詞の仕組みを理解する
②①を分かったうえで、実際によく使われる句動詞を事例を含め学ぶ

この2つが大事です。

実際のリストを見る前に、まず、仕組みをざっくり理解するようにしましょう。
仕組みを先に分かっていると、実際にリストと事例を見て、「あぁ、なるほど」「だから、こういう意味なんだ」ということが皆さんの頭で繋がります。
一度、つながって理解しておくと、忘れにくいですし、使うときにも出てきやすいです。

では、句動詞の仕組みについて話しておきます。
句動詞って何でしょうか?

ざっくりいうと、句動詞は「動詞+前置詞(副詞)の組み合わせ」です。
ところで今、副詞もって言いましたよね。
「え、副詞もあるの?」とか、細かいこと気にしないでください。

実はネイティブは前置詞、副詞の違いも分かってない人がたくさんいます。
句動詞の枠組みの中で「これは前置詞かな?とか副詞かな?」なんて考えてるネイティブはいません。

なぜなら、前置詞であっても、副詞であっても、その単語が持っている意味合い、本質は同じです。
実際に英語圏の人で、ここを気にしてるのは多分、言語学者だけだと思います。
うちの会社の外国人スタッフもそうで、ネイティブですら気にしてないので、皆さんもあまり細かいことは気にしないでください。
実際に海外では、前置詞+副詞をセットで「Particle(パーティクル)」と言い、一括りにしてます。

僕も、この考え方で解説します。

さっきの「句動詞=動詞+前置詞(副詞)」という定義ですが、言い換えると「句動詞は動詞+パーティクルの組み合わせである」ということですよね。

ここで、「句動詞って組み合わせなんだよね。じゃ、組み合わせたら、無限に句動詞作れるんちゃうの?」という疑問が湧いてきます。
漢字の熟語なんかもそうですよね。

句動詞もおっしゃるとおり、そうなんです。
実際に、句動詞は定義があいまいなところもあるので、正確に数えるのは難しいですが、ざっくりと5000-10000くらいあるんじゃないかと言われてます。

「え、10000個もあるの!」と、無理ゲーと思っちゃった方いると思います。
でも心配しないでください。

これは会話の英単語では特に顕著なんですが、実際によく使われる句動詞はかなり限られています
そして、句動詞には共通するパターンがあります。
なので、パターンから見ていくと、知らなくても意味を推測したり、直感的に使えるようになっていきます。

もう1回思い出してください。
句動詞は、特定のアクションのニュアンスを動詞とパーティクルの組み合わせを通じて表現することです。
登場キャラは動詞とパーティクルだけです。

まず、最初の動詞。
これはアクションが絡む動作です。

そして、パーティクル、ここではざっくり前置詞としましょう。
前置詞って何でしたっけ?
空間、位置、時空間などとの関係を表現するものですよね。
つまり、動作があって、その動作が、相手に対してどんな影響を与えるか
ここを表現するために前置詞を始めとしたパーティクルが使われるということです。

ここで、僕はふと振り返ったんです。

特定の動作を意味する動詞、そして、前置詞。
これはどっちとも、数が限られてるよね。
数が限られてるってことは、その組み合わせの中にも何らかのパターンがあるよね。

ということで、アメリカ英語でよく使われる句動詞を150個リストアップしてみたんですね。
これはアメリカの教授でデータベース作ってる人がいるんです。そこから抽出しました。

その中で、動詞、パーティクルを出てくる順番で並べ直してみました。
そうすると、面白いことが分かります。

まず、全150の句動詞のなかで登場する動詞は全部で33個。前置詞は25個でした。
ただその中には、1~2回しか使わないものもたくさんあります。

なので、その中でも上位10個だけで見てみると、上位10個の動詞だけで150個中95の句動詞を構成してました。
パーティクルで見ると、上位10個で121個の句動詞になります。
つまり、実際によく使う句動詞ってのは10個の動詞・パーティクルでほとんど作られているということです。

ちなみに、その上位がこれです。

動詞

1 come 16
2 go 13
3 take 11
4 get 11
5 look 9
6 put 9
7 turn 7
8 bring 7
9 run 6
10 keep 6

パーティクル

1 up 21
2 out 20
3 off 15
4 on 14
5 down 14
6 in 13
7 back 8
8 over 7
9 around 5
10 through 4

実際はこの10個じゃなくもっとあります。
作業の過程で、一応全部リストアップしました。

では、まず動詞からです。

さっきのリスト見てください。
「come / go / take / get」皆さん、どう感じましたか?
全部知ってますよね。

あと、こうした動詞にどんな共通項を感じますか?
そう、いわゆる基本動詞と呼ばれるもので、コアイメージを伴う動詞です。

基本的に、こういうのは英語という言語が誕生した初期から使い倒されている古株の動詞なんです。
日本語で言うところの大和言葉みたいなものです。
ちなみに、僕らも中学1年とか2年でほとんど習ってるレベルです。

あと、もう1つ質問です。コア動詞といえば、このお方こそ最も英単語で重要というくらいの超重要動詞があるのですが、このリストにないんです
何でしょう?気づきましたか?

そう、「have」です
皆さん、どうして「have」を使った動詞がないんだろう?そう思いませんでしたか?

思い出してください。

句動詞は、特定のアクションのニュアンスを動詞自身のイメージとパーティクルの組み合わせを通じて表現することなんですよね。
つまり、動きをもたせる動詞じゃないといけないのです
「have」という動詞は、コアイメージ思い出してください。

haveのコアイメージ
これ動きがほとんどないんです。どちらかと言うと「状態」に近いんです
だから、「have」を使った句動詞はないわけではないですが、あまりないです。

次にパーティクル。
これは動作に引きずられた結果、空間、位置、時間関係に影響を与えるものということでしたね。
なので、動きを感じるものが多くなります。

上位のものをみてください。
「up / out / off / on / down」どうですか?
全部、動きを感じますよね。もちろん、動いた結果の関係性を示すものもありますので、それ以外のものあります。

ということで、ここからの上位50位を理解するうえで、ぜひ先に皆さんに見ておいてもらいたい動画が2つあります。

1つ目が「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」で、2つ目が「【イラスト付き/教材級】死ぬまで忘れない – 英会話でよく使われる前置詞Top50を完全イメージ化【総集編】」です。

今回、該当する動詞や前置詞のコアイメージを含めた解説は、全てこの2つの動画に入っています。

はい、ということで、ここからは、実際の上位50個の句動詞の中から30個、35個までを例文付きで解説します。

ここからの本編は、こちらの動画「厳選公開!アメリカ人が会話でよく使う句動詞Top30+20 – これならカンタン!あなたも句動詞マスターになれる!」で分かりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

まとめ

はい。今日のまとめです。
今回は、句動詞とはなにか?そして、実際にアメリカ英語でよく使われる句動詞を使って、動詞やパーティクルのイメージとその組み合わせから誕生した意味を中心に解説してきました。
これからも、みんなの英語学習のあるあるの落とし穴におっこちないよう、その対処法もたくさん紹介していきます。

英語の句動詞については、こちらの記事もあなたの英語力UPに繋がるので、あわせてご覧になってみてください。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう。

Bye guys!