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ドラえもん『のび太の魔界大冒険』のあらすじ – 大人でもドキッとくるストーリ展開は今こそもう一度見てみたい!

のび太の魔界大冒険のあらすじ

  • のび太の魔界大冒険のあらすじがしりたい
  • 子供の頃見た記憶があるけど、おとなになってからも楽しい?
  • リメイクされてたっけ?

本記事では、ドラえもん『のび太の魔界大冒険』のこのような疑問にお答えします。

 ドラえもんを読んで育った40代。アヴェンジャーズ・エンドゲームやオール・ユー・ニード・キル、ジョジョの奇妙な冒険『スティール・ボール・ラン』などパラレルワールドやタイムループ物の映画やマンガには食いついてしまうような体質です。本作魔界大冒険の影響でしょうか。

ヌー

この記事を読み進めるメリット、得られること

魔界大冒険を見たことがある方は、こんな話だったなとボンヤリ思い出してもらえると思います。

もしもボックスがフューチャーされる本作では、パラレルワールドにのび太たちが陥ります。並行する複数の世界が出来てしまう物語なので、ひとつの世界がエンディングを迎えても、パラレルワールドは解決したとは限らないのです。

このあらすじではひとつのワールドのエンディングしか書いていません。もうひとつのワールドの行く末は、映画やマンガで楽しんでみてください。現代でも秀逸なパラレルワールドの物語を楽しみましょう。

あらすじ

では、いよいよ、ドラえもん『のび太の魔界大冒険』のあらすじを見ていくことにしましょう。

魔法の世界

のび太の魔界大冒険あらすじ

庭掃除をしている途中、うたた寝してしまったのび太は、魔法使いになる夢を見ます。夢から覚めても魔法が使える世界を夢見るのび太ですが、現実はママの手伝いで粗大ごみをゴミ捨て場に捨てに行かされます。そこで、ドラえもんの精巧な石像を見つけます。ドラえもんが石像を放っておけずに自宅に持って帰り庭においておくと、石像から唸り声をのび太は聞いてしまい、ドラえもんに言いますが、信じてもらえずバカにされてしまいます。

野球をしている時も、魔法のことが忘れられないのび太ですが、しずかちゃんからも魔法なんて本当はないんだと言われてしまいます。諦めきれないのび太は、出来杉くんに話しを聞きに行きます。中世で魔法は学問として真剣に研究されていたが、科学の発達により過去の迷信の謎が解明され、魔法はなくなったと説明を受けます。 帰り道、自分の姿をした石像を見つけ、ドラえもんの石像とともに魔法にされた自分たちではないかと、のび太の魔法熱が再燃します。

その夜、庭においてあったはずの石像がいつの間にか家の中に入っています。気になって眠れなくなったのび太は『もしもボックス』で魔法のある世界を作ることを思いつきます。ドラえもんも乗り気になり、「もしも、魔法の世界になったら」と、もしもボックスを起動します。早速魔法で本を動かしたりしようとするのび太でしたが、何も起こりません。つまらなくなってふて寝するのび太でしたが、翌朝目を覚ますと、そこら中の空を魔法の絨毯が飛び回っていました。

満月博士の魔界接近説

のび太の魔界大冒険の満月博士

魔法の世界になったことを喜ぶのび太ですが、やっぱり魔法が使えません。学校の教科書も、魔法の使い方を解説し、しずかたちも魔法のホウキを乗り回していますが、のび太はホウキに乗ることも出来ません。学校では、のび太以外は皆魔法が使え、簡単な魔法も使えないのび太は先生に怒られます。

空飛ぶ絨毯も高価過ぎて野比家では買えず、期待した世界と違うと、がっかりするのび太ですが、元に戻す前にひとつでも魔法を覚えたいと奮起して魔法の練習に取り組みます。念力の練習をするのび太は、隣に立つしずかのスカートをヒラリとめくることに成功します。夢中になってしずかのスカートをめくり続けるのび太に起こるしずかですが、その時大きな地震が起きます。魔法学者の満月博士が主張する『魔界接近説』だと疑うしずか。魔界接近説を知らないというのび太に驚くしずかですが、学校でも様子がおかしかったと心配してくれます。ホーキングの練習をしに裏山に行くと、ジャイアンとスネ夫に出くわします。2人は謎の猿を追いかけますが、反撃にあい怪我をしてしまいます。

2人を病院に運ぼうとするしずかですが、1人では運べません。ドラえもんが森の中に屋敷を見つけ、助けを求めに立ち寄ります。そこでは庭の石像が動き侵入者を追い払おうとしますが、そこはあの満月博士の屋敷でした。

満月博士は、魔界接近説を唱え、警告していますが多くの人は信じていません。早く対策しないと世界の終わりが来てしまうという博士の意見を聞き、家への帰り道、のび太は元の世界に戻そうとドラえもんと話し合います。しかし、家に帰るとママがもしもボックスを捨ててしまっており、元の世界に戻す方法がなくなってしまいます。

もしもボックスが無くなり、元の世界に戻れなくなった責任を擦り付け合うドラえもんとのび太ですが、世界中で起こる異常気象が魔界接近説の影響ではないかと気になり、もう一度満月博士を訪ねます。途中しずかと合流した2人が満月博士の家に行くと、屋敷は無くなり1匹の猫が近寄ってくるだけでした。

大魔王デマオンとのたたかい

大魔王デマオンとの戦い

魔界接近説を信じ始めるのび太たちですが、先生からは現実を見なさいと諭されます。満月博士の屋敷の跡地で出会った猫がのび太の家についてきていました。

夜になり、猫が月の光を浴びると、魔法が解け美夜子が姿をあらわします。美夜子は魔物たちに襲われ魔法で猫にされていたのです。博士も連れ去られました。地球を救う道は魔界に乗り込み、大魔王デマオンを倒すしかないので、一緒に魔界に乗り込んで欲しいというのです。千里眼の予知では、5人が美夜子と一緒に闘う姿が予知されていますが、誰も行くと言いません。美夜子は肩を落としどこかへと去っていきます。

一度は断ったのび太ですが、異常気象のニュースを耳にし、責任の一端を感じています。魔界へ行くしかないと決意したのび太とドラえもんは、博士の家跡地に行き、美夜子と再会します。しずか、スネ夫、ジャイアンもやってきて、予知通り美夜子と魔界へ旅立ちます。

魔界星についた一行は、人魚の誘いや怪獣ツノクジラなど、魔界生物に襲われながら、何とか大魔王の城にたどり着きます。大魔王の弱点である銀の矢を心臓に打ち込みますが、弱点を克服していた大魔王には効きません。反撃にあったのび太たちは、命からがら逃げ出します。追い詰められ逃げ場が無くなりますが、美夜子が囮になりのび太を逃してくれます。「ここで2人ともやられたら、誰が大魔王を倒すの」と、言い残し、美夜子は1人魔王の大群に挑みます。

ギャグのおしまいと再度のたたかいへ

のび太の魔界大冒険おしまいのギャグ

散り散りに逃げ、集合場所に集まったのはのび太とドラえもんだけでした。「もしもボックスでこんな世界を作ってしまった自分のせいだ」と、泣き崩れるのび太。泣いていても仕方ないと、ドラえもんはのび太を励まします。2人は、タイムマシンで過去に戻り、もしもボックスを使わせないようにすればいいと思いつきます。

魔法の世界に変わる前に戻り喜ぶ2人ですが、大魔王の部下メジューサが時空を越えて追ってきます。のび太がもしもボックスを使うのを阻止しようとする2人ですが、メジューサの魔法で石像にされてしまいます。石像になった2人は過去のドラえもんとのび太に発見され、自宅に持ち帰られます。打つ手が無くなり、2人は石像の姿で絶望します。

突然、2人は元の姿に戻ります。『虫の知らせアラーム』で危機を知ったドラミが2人を元の姿に戻したのです。ドラミのもしもボックスを借り元の世界に戻し、物語は解決します。

もちろん、これはギャグで、このままだと裏の世界の問題は解決しないので、のび太たちは改めて最後の戦いにのぞむのです。

登場人物

美夜子

のび太の魔界大冒険の美夜子

魔法の世界で空飛ぶじゅうたんのプロレーサーを目指す活発な女の子。魔学博士・満月博士の娘。勇気と信念があり、自分の信じる道を突き進む力を持っています。苦境に陥っても冷静に状況分析し、周りに的確な指示を与えることができるリーダーシップを持っています。大魔王デマオンにより、ネコに変身させられます。

満月博士

のび太の魔界大冒険 満月博士

魔界接近説を提唱する魔学博士。過去の文献を解読し、地球に危機が迫っていることを訴えるが、大人たちからは変人扱いされている。

大魔王デマオン

のび太の魔界大冒険 大魔王デマオン

地球侵略を狙う、魔界星の大魔王。魔界族が何千年も狙っていた地球を手に入れようと侵略する。宇宙でも稀に見る美しい星と地球を評している。身体に秘密があり、攻撃を受けても倒れない不死身の身体を持つ。

メジューサ

のび太の魔界大冒険 メデューサ

石化魔法を使う大魔王の部下。タイムマシンなしでも時空を越える能力を持つ。月の光を浴びている間だけは石化魔法が解ける。タイムふろしきで時間を戻すことでも魔法を解くことが出来る。

みどころ

パラレルワールドとタイムループが盛り込まれているので、物語序盤に起こる不思議な現象の伏線は後で回収されます。

今でこそありふれた構成ですが、40年近く前の物語だと思うと驚愕です。下手をすると混乱に陥ってしまいますが、構成が上手く秀逸です。

魔法の世界でも現実でも、パワーバランスは同じだという点も面白く、いい車は金がかかるのと同様、良い空飛ぶじゅうたんは高いなどという小ネタも面白いです。エンディングにも一工夫あり、複数のエンディングが楽しめるのもみどころのひとつでしょう。

まとめ

いつものようにのび太が現実逃避し、妄想をドラえもんのひみつ道具が実現させます。今作はもしもボックスを使い魔法の世界を実現します。

魔法の世界に行ってものび太だけが特別になるわけではないので、現実と同じポジションになってしまいます。のび太の淡い期待は裏切られることになります。

魔法の世界が舞台ですが、ファンタジーな物語というよりは、パラレルワールドやタイムループなどSF的な物語を楽しめます。そして、エンディングでも偽エンディングもありという、SF要素の基礎が詰まった作品といえるでしょう!

ヌー