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ドラえもん『のび太とブリキの迷宮』のあらすじとまとめ

ドラえもん『のび太とブリキの迷宮』のあらすじとまとめ

  • ドラえもんのび太とワンニャン時空伝の解説がしりたいのあらすじが知りたい
  • 大人が見ても面白い?
  • 原作との違い
  • 登場キャラを知りたい
  • ドラえもんが壊れた時にのび太に言うセリフがしりたい
  • 本当に悪いのは誰なのかしりたい
  • うさぎについてしりたい

本記事では、ドラえもん『のび太とブリキの迷宮』のこのような疑問にお答えします。

映画ドラえもんでは、人類の過ちがたびたびテーマになりますが、人間は同じ過ちを繰り返します。振り返ってみると、自分も同じ失敗を繰り返しています。分かっていても失敗の連続です。

ヌー

本作はロボットの反乱が描かれますが、本当に悪いのはロボットなのかというテーマを持って描かれています。ロボット(機械)は命令を聞くだけですけど、今後私たちの社会でも起こりうる問題です。そんな話しだったなと思い出すきっかけになればと思います。

あらすじ

孤島のリゾート、ブリキン・ホテル

酒に酔って飲みながら寝てしまったのび助は、テレビを付けっぱなしにしています。寝ぼけたのび助はブリキン・ホテルを予約してしまいます。

学校の帰り道、みんなが春休みに旅行に行くと話しています。のび太は笑ってやり過ごしますが、どこへも連れて行ってもらえない自分を日本一不幸な少年だと嘆きます。

その夜のび助に相談すると、ブリキン・ホテルを予約したと言われます。喜ぶのび太はみんなに電話しますが、のび助は場所もよく分かっておらず、寝ぼけていただけだと言われがっくり肩を落とします。

ジャイアンたちからは嘘つき呼ばわりされ、ドラえもんも力になってくれず、のび太は家出を計画します。

家に帰ると玄関にトランクが置かれてあり、どこでもドアのような門が出てきます。そこをくぐると広い海に着きます。ブリキの車が迎えに来て、辿り着いた場所は、ブリキン・ホテルでした。

タップに案内され通された部屋は、ホテルでも最高の部屋。お金の心配をするのび太たちですが、タップは無料で良いと言います。どの部屋も好きに使っていいが、地下室だけは入らないよう念を押されます。

謎の地下室

海水浴から帰ったのび太たちをブリキンがもてなします。食事も無料で提供されます。

のび太たちはタップの勧めでスキーに行きます。途中で木や花、全てがブリキで出来ていることに感心します。
のび太は、練習しなくてもスキーが出来る道具を出してくれとドラえもんにねだりますが、道具にばかり頼っていてはロクな大人になれないぞと叱られます。

根負けしたドラえもんは【ウルトラバランスキー】という道具を出してしまいます。

のび太はろくに説明も聞かず、スピードを出しすぎて遭難してしまいます。空から捜索するドラえもんは、ブリキの飛行船に出会い攻撃を受けます。

遭難したのび太は、危ない道具を出したと、ドラえもんの愚痴を言いながら、ホテルまで歩いて帰ろうとします。

途中で力尽きますが、ブリキの象が迎えに来てホテルに辿り着きます。
ドラえもんの姿が見えず心配するのび太でしたが、自分を驚かせようとしているだけだと納得します。

ホテルは鍵が空いており、ブリキンやタップもいません。ドラえもんもいないので、近づかないよう釘を刺されていた地下室に行ってしまいます。

サピオの願い

拘束されてトレーラーで運ばれるドラえもん。太ったタヌキと呼ばれ怒ったドラえもんが暴れると、小さな兵士たちは散り散りに逃げていきます。

ネジリン将軍は戦車で攻撃し、強烈な電撃を受け、ドラえもんは、意識を失います。翌日になってもドラえもんが戻ってこないことを心配するのび太は、授業にも身が入らず廊下に立たされます。

ジャイアンたちから旅行について追求され、答えられないのび太をしずかはかばいます。

『ウソなら逆立ちして町内一周する』と、スネ夫と約束してしまうしずか。仕方なくのび太はトランクで皆をブリキン・ホテルに連れて行くことにします。

ブリキン・ホテルを見せられ、ジャイアンたちは見ただけでは納得せず、ホテルの中を探検したり、海に飛び込んだり、結局夕方まで遊びます。帰ろうとした時、ホテルがブリキの飛行機に爆撃されます。

ホテルに泊まれなくなると怒ったジャイアンは飛行機を撃墜し、逃げた1台を追いかけますが、見失ってしまいます。タケコプターで辺りを追跡すると、ネジリン将軍のロケットを見つけます。踏み込もうとしたその時、タヌキは捕らえたと言い残し、ロケットは飛んでいってしまいます。のび太は、ドラえもんが捕まったことを知ります。

ドラえもんを助けに行こうとジャイアンは言います。一度戻り作戦を練ろうと、ブリキン・ホテルに向かいますが、島全体が浮かび上がってしまいます。

ホテルに行くと、サピオと名乗る少年が出迎え、チャモチャ星を救うため一緒に戦ってくれと頼まれます。

ロボットの反乱

ロボットに全てを任せたチャモチャ星人は、カプセルに入らないと何も出来ない弱い身体です。助けを求めるサピオに、ジャイアンは力になると約束します。

ロボットたちに歓迎されるのび太たち。ブリキン・ホテルを中心に島ごと宇宙を航海し、チャモチャ星を目指します。
ドラえもんはネジリン将軍から拷問を受けコンピューターが焼けてしまいます。

サピオからチャモチャ星の歴史を聞きます。チャモチャ星人は遊んで暮らしたいという思いが高じてロボットを開発します。開発することすら面倒くさくなり、ナポギスラー博士という開発ロボットを開発し、頭で考えるだけでロボットを動かせるイメージコントローラーという装置を発明します。

このままでは人間が身体をつかわなくなり動くことすらできなくなると危惧したサピオの父は、国王に危険を訴えますが聞き入れられません。ナポギストラー博士は、人間が自分で動かなくてもいいカプセルを開発、一気に全国民に広まり、人間は自分の力では動けなくなってしまいます。

サピオの父は、ブリキン・ホテルの地下にあるラビリンスの奥の研究室で研究を続け、完成させます。それを国王に報告に行くため妻と出かけますが、それがサピオが両親を見た最後となります。

数日後、テレビで緊急放送が始まり、ナポギストラーが皇帝となると宣言します。

海の底のドラえもん

サピオが戻ってくると勘付いたナポギストラーは厳重警戒を命じます。街の様子が分からないので、ジャイアンとスネ夫は街へ偵察に行き、サピオとのび太としずかはラビリンスでサピオの父の研究を調べます。

ネジリン将軍の部下がブリキン・ホテルを見つけ、大部隊を送り込んできます。
深い海の底にドラえもんは捨てられています。のび太が助けてくれる夢を見たドラえもんは、目覚めて自分が捨てられたと知り、

「のび太くん、もう一目会ってからボク壊れたかったよ」と、嘆きます。

サピオの決意

ラビリンスの休憩場所でドラえもんのことを想うのび太は、「かけがえのない親友だ」と言います。ロボットと人間が強い信頼関係を気づいていることに、サピオは感心します。

ネジリン将軍の攻撃がはじまり、ブリキン・ホテルは大破します。砲撃の影響でガイドマウスが壊れ、サピオのカプセルも壊れてしまいます。

街で思うように情報を集められないジャイアンたちは、入った店のテレビで潜水艦が見つかったことを知り、急いで店を出ます。

夜になるのを待ち、行動を開始した2人は、良い匂いに誘われて工場に行きます。そこでは、人間のための食料を作っていました。食料の行き先を追い、囚われた人々を見つけます。

ガイドマウスを失ったのび太たちは、何度も同じ場所を行ったり来たりします。ドラえもん無しの冒険なんて無理だったと諦めるのび太をしずかは励まします。

将軍の部隊が近づいていることに気付いたサピオはトランクを出し、のび太たちにゲートをくぐらせます。一緒に来るよう促すのび太ですが、サピオは無理やりトランクを閉めます。「自分は父の研究を守らなくてはいけないから」と、涙ながらに決意します。

ドラえもん救出

家に戻ったのび太が押入れを見ると、スペアポケットを見つけます。のび太としずかはポケットからドラえもんの元に行きます。故障しているドラえもんを、ミニドラに修理させます。

修理が終わったドラえもんと、サピオを助けるためブリキン島に向かいます。

ラビリンスの奥では兵士がゼンマイ切れで大量に倒れています。サピオと合流したのび太たちは、研究所を目指します。
盗んだ飛行機で逃げるジャイアンたちですが、北極に不時着し、民家を見つけて訪ねます。家の中から出てきたのは、サンタクロースでした。

研究所にたどり着いたのび太たちは、大きな金庫を見つけます。中身はコンピューターウィルスでした。ナポギストラーにウィルスを仕込めば全てのロボットが動けなくなります。

警報が鳴り島に近づく者に気付きます。外に出ると、サンタクロースでした。プレゼントの袋から飛び出てきたのはジャイアンとスネ夫でした。

機械に頼らず生きる

サンタにもらったぬいぐるみで街を撹乱している間に、のび太たちは、ナポギストラーの元に向かいます。サピオとしずかはジャイアンたちの案内で、ガリオン公爵や市民を助け出します。

説得に応じず人間を消滅させると言うナポギストラーに、コンピュータウィルスを仕込むことに成功します。ウィルスの効果はすぐ現れ、ナポギストラーやネジリンは倒れます。廃墟となったメカポリスを見て肩を落とす国王に、

「これが始まりです。ロボットに頼らない国を作りましょう」とガリオンは呼びかけます。

人々はチャモチャ星の復興を誓います。のび太も身体を鍛えて、道具に頼らないようにすると誓いますが、皆からは、ムリムリと笑われます。

登場人物

サビ

チャモチャ星の少年。ロボットに支配された故郷を救うための協力者を探して、宇宙を旅しています。他のチャモチャ星人同様、カプセルがないと1人で動けませんが、いずれカプセルから出て自分の力で歩けるようになることを誓います。

のび太とドラえもんの友情を見て、人間とロボットが共存する可能性を信じます。

ブリキン

ブリキン・ホテルのコンシェルジュ。サピオを支援します。

タップ

ブリキン・ホテルのペット。足が速い。口の中は物置になっています。

ガリオン公爵

サピオの父。チャモチャ星の人々が、ロボットに頼りすぎて人類が駄目になることを危惧しており、国王に提言するが認められず、追われる身になります。

ナポギストラー

チャモチャ星の人々が楽をすることを追求し、楽をするための発明すら機械にさせようと開発した発明家ロボット。イメージコントローラーという意思伝達装置を発明し、一度に複数のロボットに意思共有できるようになります。人類を支配し、自分が国王になる計画を進めています。

ネジリン将軍

ナポギストラーの部下で、ロボット軍を指揮する将軍。過激な軍人で、ドラえもんに容赦ない拷問をします。

みどころ

本作では、ドラえもんが早々に敵に捕まった後は拷問されて海に捨てられるという悲惨な目に遭います。ドラえもんなしでのび太たちがどこまでやれるのか。試される時が来たと言えるでしょう。

人間は便利さを求めて機械を進化させていきますが、その成れの果てがナポギストラーです。行き着くところまで進化した機械の暴走を止める方法も、なるほどとスッキリさせられるものでしたので必見です。

まとめ

暴走したナポギストラーの計画で、自分では何も出来なくなった人類が描かれます。一度楽を覚えるとなかなか抜け出せません。そこまで計算したナポギストラーの計画は見事と言えるでしょう。機械が全てやってくれて自分で何もしなくて良い世界というのは、究極の効率化です。

それを実現するためのイメージコントローラーも素晴らしい発明です。これを成しえるのは、別のアニメで描かれる『ニュータイプと、呼ばれる新人類だけでしたが、それが出来る機械を発明してしまっています。人類の革新を機会が実現してしまっているのです。

映画公開から20年以上経った現在、アップルやグーグル、テスラが目指す世界はナポギストラーの実現したイメージコントローラーなのですから、藤子・F・不二夫先生が提示してくれた負の部分であるナポギストラーの存在を忘れずにいないといけないと痛感しました。機械はあくまで、使いこなしてこそですね。

ヌー