大山俊輔ブログ ー 脳科学による習慣ハック・歴史・経済のサイト

ドラえもん『のび太の宇宙開拓史』のあらすじ – ドラえもん初期の名作で大人が見直しても面白いです!

ドラえもん『のび太の宇宙開拓史』のレビュー

  • のび太の宇宙開拓史のあらすじがしりたい
  • 子供の頃見た記憶があるけど、おとなになってからも楽しい?
  • リメイクされてたっけ?

本記事では、ドラえもん『のび太の宇宙開拓史』のこのような疑問にお答えします。

 ドラえもんを読んで育った40代。アヴェンジャーズ・エンドゲームやオール・ユー・ニード・キル、ジョジョの奇妙な冒険『スティール・ボール・ラン』などパラレルワールドやタイムループ物の映画やマンガには食いついてしまうような体質です。

ヌー

私自身、ドラえもんと共に育った世代です。銀河鉄道999、ガンダム、スターウォーズなど、こどもの頃は未知の宇宙を描いた作品がたくさんあった気がします。劇場版ドラえもんでも、本作や宇宙小戦争、鉄人兵団など、宇宙絡みの作品は多かったですね。

大人になって宇宙への移住の募集があったら真っ先に手を上げるぞと心に決めていました。ロップルたちのような宇宙開拓民になる日は、生きてるうちに実現するでしょうか。

この記事を読み進めるメリット、得られること

初期の傑作です。一見、何ということないただのこども向けアニメですが、その裏には深い人生観が隠されていることに、気付いていただけると思います。

普段仲の悪い友人がピンチになったら、ケンカしていることも忘れて真っ先に駆けつけますか。それとも、利害を考え躊躇しますか。そんな時どうすればいいのか、もう一度考えるきっかけになるでしょう。

あらすじ

のび太の宇宙開拓史のあらすじ
それでは、『のび太の宇宙開拓史』のあらすじを見ていくことにしましょう。

ねじれた空間

敵の追手を逃れるため、ワープで超空間に逃げ込んだロップルとチャミー。昼寝をしていたのび太は、そのシーンを夢の中で見ています。ドラえもんに起こされたのび太は、やけにハッキリした夢だと気になりながらも、ジャイアンから呼び出されて空き地に向かいます。

ロップルの宇宙船はワープの途中、超空間で止まってしまいます。故障を治そうとロップルが倉庫の扉を開けると、のび太の部屋の畳の下につながっており、汚い空気に咳き込んでしまいます。

空き地を中学生に奪われたジャイアンとスネ夫は、のび太に交渉を命じますが当然うまくいきません。ドラえもんに空き地を用意するよう頼めと脅されたのび太は、ドラえもんに泣きつきます。

食料が尽きたロップルとチャミーは、仕方なく地球で食べ物を探そうとします。チャミーがのび太の部屋に侵入し、冷蔵庫を漁っているところを見つかります。逃げ出すチャミーが、夢の中で見た生き物だと気づいたのび太は、チャミーを追いかけます。悪い空気のせいで力尽きたチャミーに、敵じゃないから安心するよう優しく伝え、宇宙船に案内してもらいます。

ロップルと出会ったのび太たちですが、お互いの星のことは聞いたことがありません。故障した宇宙船のワープ装置を、タイムふろしきで修理し、無事超空間を抜け出します。
地球の空気の汚さに咳き込むロップルのため、入り口を閉めようとするのび太。一度閉めると、2度と会えないかもしれません。偶然出会い短い付き合いでしたが、別れを寂しがるチャミーに、夢で会おうねと約束するのび太。

扉を閉めたドラえもんとのび太は、夜空を見上げて「遠い星空を行く宇宙船と畳の下が繋がるなんて、不思議なことだね」と感傷に浸ります。

ロップルたちとの再会

のび太の宇宙開拓史ーロップルたちとの再会

翌日、ジャイアンとスネ夫から、空き地はまだ見つからないのかと迫られ困りますが、のび太もドラえもんもロップルたちのことが気になって仕方ありません。ドラえもんが宇宙船と繋がっていた畳を上げると、なんと、まだ宇宙船と繋がっていました。

コーヤコーヤ星に降りてみたのび太たちは、赤と青の月に照らされ、紫色に染まる一面の荒野に驚きます。突然、海もない荒野に大津波がやってきますが、なんと走って津波から逃げることが出来ます。

とんでもない速さで走れることに浮かれるのび太は、木の枝に足を取られて、結局津波に飲まれてしまいます。タケコプターで何とか助かりますが、宇宙船の行方も分からなくなってしまいます。

『さしあたり救命いかだ』で漂流しながら夜を越した2人。昨日は何もなかった荒野から家が浮かび上がってきます。家の窓から飛び出してきたのはチャミーです。ロップルも出てきて、「やっと春か」と喜びます。

その時チャミーが『さしあたり救命いかだ』を見つけ、恐る恐る近づくと、中からのび太とドラえもんが現れます。再会を喜ぶ2人は、ロップルのお母さんとクレムに紹介されます。
宇宙船が流されたことを知ったロップルは、チャミーを連れて、のび太、ドラえもんと一緒に宇宙船を探しに行きます。

捜索の途中、ガルタイト鉱業の飛行船を見つけます。彼らはコーヤコーヤ星で採掘できるガルタイトという鉱石を独り占めするため、ロップル達開拓民を立ち退かさせようと嫌がらせを続けているのです。彼らは人殺しもいといません。宇宙船を見つけ家に帰ります。その夜、赤い月を眺めながら、ロップルとクレムと、いつまでも語り合います。

家を2日も離れ学校をサボっていたと焦るのび太ですが、ママから2時間しか経ってないと言われ、コーヤコーヤ星と地球は時間の流れが違うことに気づきます。

皆でコーヤコーヤ星へ

コーヤコーヤ星に行き、広さと美しさに感動する、ジャイアン、スネ夫、しずかの3人。家の手伝いをするロップルとクレムに再会しますが、ロップルたちは仕事が残っているので、先にのび太たちは空き地に向かいます。野球をしながらロップルたちを待っていましたが、打ったボールがガルタイト鉱業の船に当たってしまいます。

ガルタイト鉱業の社員に脅され、ジャイアンたちは、「よくもこんな危険な星に連れてきたな」と、怒って家に帰ってしまいます。
ガルタイト鉱業からの嫌がらせは日に日にエスカレートし、ロップルたちもショックガンで自分の身を守らないといけないと準備しています。悩むロップルとクレムに、のび太は「よかったら地球に来ない?」と、誘います。

ロップルは、「開拓の途中で死んだ父親のためにも、コーヤコーヤ星を見殺しに出来ないから行けない」と、断ります。

一旦地球に戻ったのび太ですが、何か力になりたいと、銃の早打ちの練習をします。オモチャの銃で、効果は期待できませんが、ロップルたちのために何かしないと気が済みません。
翌日、のび太とドラえもんが訪れると、ロップルたちはトカイトカイ星に買い物に来ていました。一緒にコーヤコーヤ星に帰る道中、4人は宇宙を眺めながら地球との距離の遠さに思いを馳せます。

突然、ガルタイト鉱業から攻撃を受け、近くの惑星に逃げ込みますが、宇宙船が大破してしまいます。宇宙船を出て逃げようとしますが、追手に追いつかれます。

銃を突きつけられ、脅される4人。のび太はいちかばちか、おもちゃの銃を抜きます。プラスチックの銃ですが、重力の違うこの星では本物の銃と同じくらいの威力です。重力のことに気づいたドラえもんは、絶対勝てるからと、のび太をけしかけ、追手をやっつけます。ロップルの家に戻った2人は、英雄としてもてはやされ、ロップルの提案で名誉市民と受け入れられます。

殺し屋ギラーミン

一緒に宿題をしたり、あやとりを教えたり、ロップルやクレムと友情を深めるのび太。地球ではドジなのび太ですが、コーヤコーヤ星では英雄です。

皆が耕した作物をガルタイト鉱業は焼き払ったり、嫌がらせはエスカレートします。のび太たちも全力で守りますが、勤勉な隣のカモランさんの畑も、のび太たちが行った時には既に焼き払われていました。

のび太たちの妨害に業を煮やしたボーガントは、本社に応援を要請、悪名名高い殺し屋のギラーミンが密かに派遣されます。

秋になり、紅葉を見に行ったのび太とクレム。「今年の冬はのび太さんに教えてもらったあやとりで楽しく過ごせそう」というクレムは喜びます。のび太が、ママの目があるので、しばらく来れないかもしれないと言うと、クレムとチャミーは寂しそうにします。春を迎える頃には絶対来ると約束し、のび太たちは家に戻ります。

その頃、ギラーミンの策略で、カムランさんの息子ブブがガルタイト鉱業に脅され、地球との行き来の方法を話してしまいます。

宇宙船の出入り口に爆弾を仕掛られ、のび太たちが来れないよう細工をされます。ボーガントは「地殻変動のため、数日中に星が爆発するから避難するように」と、ブルトレインのスピーカーで触れ回ります。

ロップルの父が詳しく調査して、コーヤコーヤ星に移住したので、突然地殻変動があるなんてありえないと、ロップル はいいます。ガルタイトを多く含む星に、コア破壊装置を仕掛け破壊し、ガルタイトを大量に採掘するのは彼らのやり方なのです。

「こんな時スーパーマンがいてくれたら」と、嘆くカムランですが、ママがしずかを見張り役に付けてのび太を見張っているため、来ようにも来れません。
クレムたちには言うなと言い残し、ロップルは一人でコア破壊装置を壊しに向かいます。のび太に迷惑をかけたくないロップルの気持ちを知っているチャミーですが、悩んだ末にのび太たちに相談に行きます。チャミーがドアを開けると、仕掛けられた爆弾が爆発し、ボーガント達はスーパーマン・のび太が死んだと思い込みます。

チャミーは何とかのび太の部屋に来て事情を話します。「ママにどう言われようが、友達を放っておけないんだ。僕は助けに行くよ」と、しずかに言い残し、のび太はコーヤコーヤ星に向かいます。ところが、空間の入り口が少しずつ離れていっており、入り口が完全に離れてしまったら戻れないかもしれません。そんな危険な状況ですが、のび太の意思は変わりません。

『友達を放っておけない』という、のび太の言葉に、しずかはジャイアンとスネ夫に、のび太を助けるよう説得に行きます。
「のび太が鼻からピーナッツを食べて謝らない限り仲直りしない」というスネ夫ですが、コーヤコーヤ星の事情を聞き、「そんな危険な所に行って、バッカだな」と、ジャイアンとスネ夫は、これまでの確執を置いておいて、一目散に助けに向かいます。しずかは嬉しそうに2人の後を追います。

鉱山に乗り込んだロップルですが、危うく見つかりそうになりますが、間一髪、のび太たちが助けます。2人は手を取って再会を喜びます。
鉱山の警備は厳重で、ドラえもんの道具で破壊装置に近付こうとしますが、ギラーミンに見破られてしまいます。

コーヤコーヤ星にきたジャイアン達はブブと出会います。こうなったのも自分のせいだと悔やむブブは、3人をのび太のところに案内します。

コア破壊装置のカウントダウン

立ちはだかるギラーミンと決闘しようとするのび太とロップル。ギラーミンのスキを付き、何とか倒した2人ですが、ボーガントのブルトレインに追い詰められます。
絶体絶命のその時、ジャイアン達の攻撃がブルトレインを襲います。ジャイアンたちの救援を喜ぶのび太。ブルトレインはジャイアンたちに破壊されます。
しかし、コア破壊装置の爆発の時間が迫ります。爆発までのカウントダウンが始まります。何とかコア破壊装置を止めようとするのび太たちですが、爆発まであと数秒に迫り、急いで避難します。なすすべもなく、カウントがゼロになり、コア爆発装置が光り始めます。

登場人物

ロップル

『のび太の宇宙開拓史』-ロップル
コーヤコーヤ星の開拓民の少年。空間のねじれにより偶然出会ったのび太と友情を深めます。コア破壊装置を止めるため、ひとりでガルタイト鉱業に乗り込むなど、行動力と勇気を兼ね備えます。

クレム

『のび太の宇宙開拓史』-クレム
ロップルの妹。のび太からあやとりを教えてもらい、別れ間際には氷の花を贈り、あやとりを披露します。クレムにもらった氷の花を見て、のび太は遠い宇宙のコーヤコーヤ星に思いを馳せます。

チャミー

『のび太の宇宙開拓史』−チャミー
ロップルのペット。言葉を話し、空も飛べます。口は悪いですが、のび太やドラえもんが地球に帰るのを必死で引き止めます。

ブブ

『のび太の宇宙開拓史』-ブブ
ロップルたちの隣人カムランさんの息子。ボーガントに脅され、地球との出入り口を教えてしまいますが、それを悔やんでいます。ジャイアン達が来たときは、ガルタイト鉱山への案内役を買って出ます。

ギラーミン

『のび太の宇宙開拓史』ーギラーミン
ガルタイト鉱業本社所属の腕利き殺し屋。残酷な手口でロップルたちを追い詰めます。冷静な判断力を持ち、のび太たちが、ドラえもんのひみつ道具で岩に擬態して移動しているのを見破ります。
原作では、名ガンマンとして描かれます。のび太を腕利きのガンマンと認め、一対一の決闘を申し込みます。

ボーガント

『のび太の宇宙開拓史』ーボーガント
ガルタイト鉱業のコーヤコーヤ星の責任者。のび太たちに手を焼き、本社にギラーミンの応援を要請します。タイムパトロールに捕らえられた時は、会社の命令で全てやったんだと言い逃れをしています。

みどころ

遠く離れた星の、偶然であったのび太とロップルの友情。のび太とリルム、ドラえもんとチャミーの、友情と恋愛の間の淡くて脆い関係が爽やかな気持ちにさせてくれます。
仲違いしてもいざという時は、一目散に駆けつけるジャイアンやスネ夫との友情も、今となっては定番ですが、劇場版でしか見られません。

まとめ

大長編ドラえもんの第2作。宇宙を舞台にした名作です。空間のねじれで繋がった友情ですが、空間のねじれが少しずつ離れていって別れを迎えます。何か原因があるわけでもなく、別れを回避することも出来ない。人生でも、別れは突然訪れ人は受け入れるしかないという、普遍性を描いています。のび太とクレムの別れのシーンは、それを象徴するとてもいいシーンになっていますね。