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ドラえもん『新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち』のあらすじとまとめ

ドラえもん『新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち』のあらすじとまとめ

  • 新・のび太と鉄人兵団のあらすじが知りたい
  • 大人が見ても面白い?
  • 原作との違い
  • 登場キャラを知りたい

本記事では、ドラえもん『のび太のロボット王国』のこのような疑問にお答えします。

 ドラえもんを見て育ち、人生の大事なことはドラえもんから学んだと言っても過言ではありません。 リルルたちのように、何が正しいのかしっかり考えて、判断することが出来ているのか、いくつになっても迷ってしまいます。

ヌー

リルルは幼い頃から正しいことだと教えられてきた価値観が覆される状況に置かれます。そんな時、どのように行動すればいいのか、どのように正解を導けばいいのか、リルルやピッポの行動から学ぶことができるでしょう。

忘れた頃に見返して、リルルたちの勇気を見習いたいものです。

あらすじ

宇宙からの刺客

遥か宇宙の彼方、ロボットが支配するメカトピアでは、地球人を奴隷とするための『地球人捕獲作戦』が、虎視眈々と進められていた。労働ロボットのリルルは先行して潜入し、鉄人兵団を地球に導く任務を与えられていた。

のび太はスネ夫の従兄弟が作ったロボットのラジコンを見せつけられ、うらやましくもなんともないとタンカを切りますが、うらやましくないわけがなく、ドラえもんにねだります。

のび太のワガママに付き合いきれなくなったドラえもんは、涼むため南極に行ってしまいます。

どうしてもロボットを出して欲しいのび太は、ドラえもんを追って南極に行きます。そこで、不思議な球体と、巨大なロボットのパーツを見つけてしまいます。

持ち主に返すべきだとドラえもんは言いますが、組み立てるだけさせて欲しいとのび太に懇願され、作るだけならとしぶしぶ許可します。巨大なロボットなので、家の庭で組み立てるわけにもいかず、【お座敷釣り堀】で、鏡の世界を作り出し、そこで組み立てることにします。

次々に運び込まれるパーツを組み立てると、映画でしか見たことないような巨大ロボットが完成します。

ドラえもんが未来デパートで【サイコントローラー】という道具を手に入れます。手のひらサイズのリモコンで、握って思うだけで巨大ロボットも操縦できてしまいます。のび太はしずかを鏡の世界に誘い、一緒にロボットで遊びます。

ドラえもんは、見たこともない金属で出来ているロボットがどこから来たのか不思議に思いスッキリしませんが、考えていても仕方ないと、ロボットにザンダクロスと名付けることにします。

しずかが操縦する番になり、何気なく赤いボタンを押すと、ビームを発射し、街の高層ビル群を一瞬で吹き飛ばしてしまいます。

恐ろしい威力に怯える3人。ドラえもんは嫌な予感がするといってザンダクロスや鏡の世界のことは、誰にも言わないようにと、2人に約束させます。

リルルとの約束

ジュドとの交信でのび太のことを知ったリルルは、裏山でジャイアンとスネ夫に絡まれるのび太に出会い、のび太の家に行きたいと誘います。

ロボットのことをリルルに聞かれ、白を切るのび太ですが、リルルが持ち主だと分かると、ロボットのことを知っていると認め、鏡の世界に連れて行ってしまいます。

勝手にロボットを組み立てたことを謝るのび太。リルルは許す代わりに、お座敷釣り堀を貸すことと、今日のことは誰にも言わないことを約束させます。

リルルは、鏡の世界で、地球人に気付かれず、鉄人兵団を呼ぶ準備を始めます。

【ジュドの頭脳】は人知れない場所で、自己修復をしています。

ザンダクロスを返してしまってよかったのか悩むのび太は、夜中にいくつもの流れ星が裏山に落ちるのを見つけます。後を追って裏山に行くと、お座敷釣り堀を見つけます。侵入したのび太を追ってドラえもんもやってきます。リルルのことを告白したのび太とドラえもんは、巨大な要塞が出来ているのを見つけます。

ザンダクロスとリルルを見つけ、【糸なし糸電話】でリルルの会話を盗み聞きします。リルルの狙いが、地球人捕獲作戦で、その基地を作っていると知ります。

リルルに見つかったのび太たちですが、リルルはのび太のことが気に入ったので、協力するなら特別扱いすると持ちかけます。必死で逃げるのび太とドラえもんに、ザンダクロスに乗ったリルルが迫ります。

間一髪のところで釣り堀に逃げ込んだ2人ですが、リルルはザンダクロスに、強引に入り口を広げるよう命じます。無理やり空間をこじ開けようとするザンダクロスですが、大爆発が起こり、お座敷釣り堀は破れ散ってしまいます。

リルル達を鏡の世界に閉じ込めたことを、少し悔やむのび太が、家に戻るとジュドの頭脳がママに追いかけられていました。

鏡の世界にリルルたちを閉じ込めたと伝えるのび太とドラえもんですが、ジュドは本部と交信し、鉄人兵団はすでに地球に向けて出発したと、驚愕の事実を知ります。

鉄人兵団の襲来を誰も信じてくれませんが、ジャイアンとスネ夫だけは信じ、地球を守るためにともに戦ってくれます。
ジュドを味方に付けようと、説得するのび太たちですが、地球人を奴隷と思い込んでいるジュド(ピッポ)とは相容れません。

ドラえもんが人間と仲良くしているのを見て、労働ロボットとして差別されていたピッポは、心に迷いが産まれます。
何とかリルルだけは救いたいと、のび太たちを騙してしずかの家の風呂から鏡の世界に連れてこさせたピッポは、リルルと合流しようとします。

鏡の世界では、ロボットたちが襲ってきます。ピッポは自分がジュドの頭脳だと主張しますが、形状が違うと、仲間だと認めてもらえません。

仲間から攻撃されるピッポを、身を挺してのび太は救おうとし、ロボットの攻撃にやられてしまいます。ドラえもんたちは捕らえられ、どこかに連れて行かれてしまいます。

車の影に飛ばされて、奇跡的に助かったのび太はドラえもんたちを助けると言いますが、ピッポは「助けてなんの意味があるんだ」と不思議がります。のび太から「友達を助けるのに理由なんてない」と言われ、リルルが壊れかけた自分を修理してくれたのを思い出し、借りがあるから助けてやってもいいぞと、強がりながら協力を申し出ます。

ジュドの身体に入り込んだピッポが暴れているうちに、のび太はドラえもんたちの救出に成功します。

お風呂に入ろうとして鏡の世界に気づいたしずかは、何かあったのかと鏡の世界に来ます。
ドラえもんたちを助けて借りを返したと、ピッポはリルルを探しに行きます。放っておけばいいのにというスネ夫ですが、のび太たちはピッポを追います。

しずかは、傷付き倒れているリルルを偶然見つけます。

ピッポの迷い

リルルの基地で鉄人兵団の本部との交信を聞いたドラえもんは、リルルを本部と更新させないようにします。

リルルを看病するしずか。敵を誘導する役割のリルルをこのまま壊しておけばいいとスネ夫は主張しますが、しずかはリルルを必ず助けるとピッポに約束します。

ピッポを助けた時の夢を見るリルルですが、どうして助けたのか自分でもわかりません。目覚めたリルルを心配するしずかに、リルルは、自分を助ける意味がわからない、自分を治療したことを後悔するなどと言ってしまいます。

どうして地球を襲うのか聞くしずかに、リルルはメカトピアの歴史を語り、人間が支配されるのは当然だと主張します。

メカトピアの歴史は、人間の歴史を繰り返しているだけだと言うしずかに、否定するよう迫り攻撃するリルルですが、右腕がショートし、気を失います。

怒って部屋を飛び出すしずかですが、リルルが目覚めると、傷の手当をしてベット脇で眠るしずかに気付きます。人間のすることは意味が分からない。早く奴隷にされてしまえばいいと思うリルルに、ピッポはテレパシーで呼びかけます。

「人間は本当に駄目な生き物なのかな」

ピッポの呼びかけに、リルルは自分がピッポを助けた意味に気付き始めます。

時には理屈に合わないことをする

ドラえもんは鉄人兵団にピッポから偽の信号を遅らせ、鏡の世界に誘い込む作戦を立てます。リルルに邪魔されてはいけないので、24時間薬で眠らせるようしずかに言います。

だいぶ良くなったリルルですが、敵である自分を助けるなんて、人間のやることは分からないと言います。「時には理屈に合わないことをするのが人間なのよ」と、しずかは言い、リルルに薬を飲ませます。しずかが去った後、眠らせたはずのリルルは薬を飲んでいませんでした。

ジャイアンとスネ夫は街でロボットたちの動きを封じるため飛び回ります。のび太はピッポと、鉄人兵団に偽の信号を送り続けます。

つまらないことでケンカになったのび太にピッポは、鉄人兵団が来たら地球人なんてイチコロだぞと言います。「僕はピッポと戦うなんて嫌だよ」というのび太の言葉に、ピッポは声を上げて泣いてしまいます。

自分も戦いたくないと認めるピッポ。リルルにも自分の気持を分かって欲しいとメッセージを送っていますが、リルルは心を閉ざしたままです。僕の感じたことをリルルにも感じてほしいのにと、ピッポは悩みます。

その夜、ついに鉄人兵団が地球に到着し、鉄人兵団の猛攻がはじまります。作戦通り鏡の世界に鉄人兵団を誘導しましたが、リルルがいなくなったとしずかが伝えに来ます。

あわててリルルを探しに飛び出すピッポ。皆で手分けしてリルルを探しますが、人気のない路地裏でうずくまるリルルをのび太は見つけます。 鉄人兵団に真実を伝えに行くというリルル。本当の世界を攻撃攻撃させて人間を奴隷にするというリルルに、やめないと撃つぞと、震える手で銃口を向けるのび太。「撃ちなさい」と叫ぶリルル。その時、ピッポがリルルの前に立ち、撃たないでくれと訴えます。人間と戦ってはダメだと説得するピッポに対し、メカトピアに尽くす義務があると言い張るリルル。私を止めるには撃つしかない、早く自分を撃てとのび太を煽るリルル。のび太は迷った末、銃を下ろします。意気地なしと叫びのび太を攻撃しようと電撃を放つリルルですが、ピッポは身を挺してのび太をかばい、電撃を浴びてしまいます。

鉄人兵団の総司令の前に出たリルルは、地球人の居場所を言うよう命じられますが、人間狩りを辞めるべきだと主張し捕らえられてしまいます。処刑される寸前、ザンダクロスでのび太たちが救いに来ます。

人間狩りには反対するが、祖国と戦うことは出来ないと言うリルルは、自ら幽閉されることを望みます。

鉄人兵団がついに鏡の世界の秘密に気付き、怒りに任せて大群で総攻撃に出ます。勝てるわけがないと嘆くスネ夫に、ジャイアンは「男ならやらなきゃいけない時がある」と、励まします。地球の存亡をかけた決戦がいよいよ始まります。ピッポはのび太に「ありがとう」と言い、ザンダクロスに乗り込みます。

リルルとしずかは、3万年前にタイムマシンで移動し、メカトピアを作ったアムとイムを開発した博士のもとを訪ねます。アムとイムに他人をいたわる心を教えれば、鉄人兵団も生まれません。リルルとピッポも生まれていないことになりますが、ピッポにも後押しされ、自らアムとイムに心をプログラムします。

登場人物

<h3>リルル</h3>
鉄人兵団を地球に導く役割を持って先に地球に来た、メカトピアのロボット。命令に忠実に行動しようとしますが、しずかの優しさに触れ、自分が何をすべきか自問自答します。最後は、生まれ変わるなら天使のようなロボットになりたいと願い、地球を救います。

<h3>ピッポ</h3>
新・鉄人兵団で初めて登場する、ザンダクロスの頭脳となるコンピューター『ジュド』。労働用ロボットとして、メカトピアでも差別を受けて来ましたが、リルルに助けられてから少しずつ他人を思いやる心を身に着けます。
のび太と出会うことで、思いやりの心に完全に目覚め、地球を救うことに協力します。

<h3>総司令官</h3>
メカトピアの鉄人兵団を率いる総司令官。リルルを派遣し、地球人を奴隷にするため行動します。血も涙もない冷酷なロボットです。

みどころ

心のない命令に忠実なロボットだったリルルが、思いやりの心を身に着けていくまでの心の葛藤が、人間のモラトリアムと同じ悩みを呈します。今作で登場するピッポが、リルルによって思いやりの心を持ち、それをリルルに必死で伝えようとする姿も必見です。ピッポの存在が物語に深みを与えています。

まとめ

自分たちが信じてきたものが間違いだったと気付くピッポとリルルですが、間違いを受け入れ、思いやりの心を持った後の晴れやかな表情が印象的です。人を思いやる心を忘れないようにと、今作では作者が強く訴えたかったことでしょう。

情けは人の為ならずということわざにもあるように、人のために行動することは、理屈ではないのです。「友達を助けるのに理由なんてない」というのび太の言葉が全てを表していますね。

ヌー