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ドラえもん『STAND BY ME』のあらすじ – 感動的な展開で大人にも見応えたっぷりの映画です!

ドラえもん『STAND BY ME』のあらすじ - 感動的な展開で大人にも見応えたっぷりの映画です!

  • STAND BY MEのあらすじがしりたい
  • 大人が見ても面白い?
  • 登場キャラを知りたい

本記事では、ドラえもん『STAND BY ME』のこのような疑問にお答えします。

 ドラえもんに限らず、アニメよりも原作派の40代です。特に絵に味わいのある作者は、アニメでタッチが変わることが許せませんでしたね。 本作は、原作で何度も読んだ作品ですが、改めて泣かされました。何回でも泣ける、無限ドラえもんですね。

ヌー

日本を代表する国民的アニメ、ドラえもんの始まりから、シリーズ史上最高の回と言われるドラえもんとの別れまで、てんとう虫コミックスに収録されたドラえもんの中でも、特に優れた傑作回を集めています。何巻収録の何という話か、参考にしてみてください。

懐かしくもあり、人によっては新鮮にも感じるでしょう。タイムふろしきに包まれたように、ドラえもんがいてくれたらと強く願っていた、こどもの頃に戻れるでしょう。

あらすじ

未来の国からはるばると

しずかと遊ぶ夢を見て寝坊してしまうのび太。遅刻し廊下に立たされたのび太を、スネ夫とジャイアンはからかいます。野球に誘われても、エラーばかりです。家に帰り勉強を始めたと思えば、すぐに居眠りしてしまいます。

そんなのび太の姿を見ているセワシとドラえもんは深いため息をつきます。

ドラえもんは、セワシからのび太の世話を頼まれますが気乗りしません。「貧乏を抜け出すには、おじいちゃんを変えなきゃダメなんだ」と、必死のセワシに根負けしてタイムマシンに乗ります。

現代ののび太の部屋。セワシとドラえもんが机の引き出しから飛び出してきます。

驚くのび太に、セワシは未来の姿を見せます。ジャイ子と結婚し、子宝には恵まれますが、就職できず自分で起業しては失敗する。その借金で貧しい暮らしを強いられているというセワシに、申し訳ないと涙ながらにのび太は謝罪します。

一方ドラえもんは、のび太を幸せにするというセワシからの依頼を引き受けるか迷っています。煮え切らないドラえもんに、セワシは最後の手段に出ます。

『のび太を幸せにしないと未来に帰れない』

と、キーワードを入力し、プログラムを発動します。スイッチは赤い鼻です。これで、ドラえもんはのび太が幸せになるまで未来に帰れません。

こうして、ドラえもんが野比家に住むようになりました。
タケコプターやどこでもドア、など、夢のような未来の道具で、のび太はこれまでと違い充実した日々を送ります。
<てんとう虫コミックス第1巻収録>

たまごの中のしずちゃん

のび太を幸せにするには、のび太としずかが結婚すればいいと、ドラえもんは考えます。しかし、強力なライバル・出木杉が登場します。

何をやっても出来杉には敵わないというのび太に、【すり込み卵】というひみつ道具を渡します。卵に入った人は、最初に見た人を愛してしまうという道具です。

しずかを卵に入れて、自分を初めに見せようとのび太は企みますが、卵から出る時にアクシデントが重なり、出木杉をはじめに見てしまいます。出来杉のことを好きになってしまうしずかですが、出木杉は元に戻してくれと頼みます。

私に好かれたら嫌なのと聞くしずかに「しずかちゃんのことは好きだけど、道具の力を頼って振り向かせるのは嫌なんだ」と、優しく語る出木杉をしずかはますます好きになってしまいます。
<てんとう虫コミックス第37巻収録>

しずちゃんさようなら

出来杉みたいに、しっかりしろとドラえもんに言われたのび太は、どうせ僕なんか何をやってもダメだといじけます。

その夜、布団に入り何か思いつめているのび太。翌朝ドラえもんが目覚めると、のび太は朝から勉強をしていました。
「とりあえず次のテストでは、0点を取らないように頑張ろうと思う」と、のび太なりに、これまでにないほど頑張って算数の勉強をします。

自信を持ってテストに臨むのび太でしたが、テストはなんと漢字のテストでした。ずっと算数の勉強をしていたので、のび太は0点をとってしまいます。つくづく自分が嫌になったと肩を落とすのび太でした。

先生から小学校も卒業できないと怒られ思いつめたのび太は、ママに引っ越したいと頼みますが断られます。ダメなら1人で留学すると言い出します。

のび太は、こんな自分ではしずかを幸せに出来ないと思い、しずかちゃんと離れようとしたのです。

しずかちゃんを嫌いになったのかとドラえもんに聞かれたのび太は、「あの子がいるから僕は生きていけるんだ。でも、僕なんかと結婚したら幸せにならない」

と、いじらしい決意を口にします。しずかに借りていた本を返し、出来杉にしずかの将来を頼みます。

様子がおかしいと心配して訪ねてきたしずかですが、しずかに嫌われないといけないと決意するのび太は、ドラえもんは【ムシスカン】を借ります。しかし、必要量以上に飲んでしまい、気持ちが悪くなってしまいます。

薬の力で、ドラえもんもママも不快になり家から出ていってしまいます。しずかも薬の力で家から出ようとしますが、「助けて」というのび太の声を聞き、放っておけず、のび太のもとに行きます。ムシスカンを全て吐かせ、落ち着いたのび太に、「先生に怒られたくらいで自殺しようとするなんて意気地なし、バカ」と、涙ながらに怒ります。

怒られはしましたが、幸せを感じるのび太でした。
<てんとう虫コミックス第32巻収録>

雪山のロマンス

いつもの公園で、出木杉としずかがお互いに告白しているのを目撃したのび太は、いやらしいと怒ります。しかし、2人は今度やる学芸会の練習をしていただけでした。

将来が心配になったのび太は、結婚直前の未来をタイムテレビで見ることにします。
大人になったしずかから登山に誘われるのび太ですが、行くとも行かないとも煮えきりません。

仕方なく、別の友だちと登山に来たしずかですが、遭難し友達とはぐれてしまいます。未来ののび太は、風邪で寝込んでいます。それを見た現代ののび太は、タイムふろしきで大人になり、タイムマシンに乗って助けに行きます。

どこでもドアでしずかのところに来たのび太。張り切って助けようとするのび太ですが、持ってきた地図は世界地図だったり、焚き火をしようと出したマッチはびしょ濡れだったり、足手まといにしかなりません。のび太らしいと笑うしずかですが、風邪が悪化し、咳がとまらず、熱も出てしまいます。

朦朧とする意識の中で、子供の頃と変わらないのび太を見て、「こないだの返事はOKよ」と、答えるしずかですが、のび太は何のことかピンときません。「もっと喜んでもらえると思ったのに・・・」と、言いながら熱で気を失うしずか。

何とかどこでもドアまで連れて行かないと、しずかが助からないと焦るのび太。ドラえもんを頼ろうとしますが、連絡する方法がありません。

吹雪の中メガネもなくし、一歩も動けなくなるのび太は、ドラえもんに頼れないことを覚悟し、今日の日付を覚えて未来の自分に助けに来てくれるよう強く願います。

未来ののび太に想いが届き、助けに来て、何とかしずかは助かります。
ベンチで昼寝しているドラえもんを見て、会わないのと聞くこどもののび太に、それはやめておこうと言います。

ドラえもんとの時間を大事にしろと言い残し、帰ろうとする大人ののび太に、しずかの答えを伝えます。大人ののび太は顔を赤らめ、喜び慌てて、しずかのもとへ向かいます。

昼寝から起きたドラえもんに、のび太は一部始終を伝え、2人は手を取って喜びます。
<てんとう虫コミックス第20巻収録>

のび太の結婚前夜

結婚式を見に行ったドラえもんとのび太。大人ののび太は、猛スピードで式場に向かっています。
遅刻したのかと思いきや、実は式の日を一日間違えていたのです。相変わらずドジだなと笑うドラえもんですが、ドラえもんもタイムマシンの設定を間違えていたのです。

大人ののび太は、ジャイアン、スネ夫、出木杉と、ジャイアンの家で独身最後の飲み会をしています。

ドラえもんとのび太はしずかの様子を見に行きます。浮かない表情のしずかを心配し、【正直電波】を使います。思っていることを言えるようになったしずかは、結婚を辞めると言い出します。

これまでワガママばかりで、両親に何も恩返ししていないと涙ぐむしずかに、パパは優しく語ります。

「これまで君は多くの贈り物を僕たちにくれたんだよ」
産まれてきてくれたこと、楽しい毎日、満ち足りた日々の想い出全てが贈り物だとしずかに伝えます。

それでも、上手くやっていけるか心配だというしずか。

「あの青年は人の幸せを喜ぶことができる人だ。彼ならきっと君も幸せになれるよ」

優しく諭すパパに、しずかは涙でうなずきます。
しずかに会いたくなったのび太は、現代に戻り、しずかの家に向かいます。絶対幸せにするからねと、力強く伝えますが、しずかには何のことかわかりません。
<てんとう虫コミックス第25巻収録>

さようなら、ドラえもん

鼻からピーナッツを食べる道具を出してと、部屋に駆け込んで来るのび太に、未来に戻らないと行けなくなったと伝えるドラえもん。泣いて引き止めるのび太ですが、パパは仕方がないと諭します。

一度帰ると2度とこの時代に戻ってくることは出来ません。肩を落とし泣きくれるのび太。未来が変わり、のび太も変わったのでドラえもんの役目も終わったのです。

幸せな未来に変わっても、ドラえもんのいない未来は何の意味もありません。心配するドラえもんを残し、のび太は行き先も告げずに外へ出ていきます。

空き地に来たのび太は、ジャイアンと鉢合わせします。鼻からピーナッツを食べれるようになったんだろうな、と理不尽に脅されるのび太は、いつものようにドラえもんを頼ろうとしますが、思いとどまります。

「喧嘩するならドラえもんなしでやろう。僕だけの力で勝たないと、ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ」

殴られて殴られて、ズタボロになっても諦めないのび太。心配になって見に来たドラえもんは驚きの光景を見ます。しつこく食い下がるのび太に、ジャイアンが負けを認めたのです。

泣きながら駆け寄るドラえもん。自分の力だけで勝ったから、安心して帰れるだろというのび太に、ドラえもんは涙が止まりません。

家に帰り、布団で眠るのび太を涙を流しながら見守るドラえもん。朝になるとドラえもんの姿はありません。

「君が帰ると、部屋がガランとしたよ。でも、すぐに慣れると思うから心配するなよ」
と、心の中でつぶやくのび太でした。
<てんとう虫コミックス第6巻収録>

帰ってきたドラえもん

ドラえもんが去った後、心配をかけまいと気丈に振る舞うのび太。ジャイアンがドラえもんに会ったと聞き、飛び上がって喜びます。

家に帰ってママに聞いても、ドラえもんは見ていないといいます。ドラえもんがいないのは、照れているからだと、好物のどら焼きを買いに行こうと出かけたのび太は、エイプリルフールの嘘だったと知らされ、部屋で1人涙を流します。

ドラえもんが帰る前、一人になってどうしても困ることが合った時に開けるようにと、渡された箱をあけると、【ウソ800(エイトオーオー)】という道具が出てきました。

のび太にとって、ドラえもんが帰ってきたというのは最も残酷なウソです。空き地に戻り、ジャイアンたちに謝る気がないことを確認し、のび太はウソ800を飲みます。

嘘が現実になる薬で、のび太が「いい天気だ」と、言えば大雨がふり、「大雨だ」と言えばカラッと晴れます。

スネ夫とジャイアンをこらしめ、高笑いするのび太ですが、気分は晴れません。家に帰ったのび太は、ママからドラえもんと会えたか聞かれます。

「ドラえもんがいるわけないでしょ。2度と会えないんだから」と、つぶやきながら部屋を開けると、のび太の机からドラえもんが帰ってきました。

「全然うれしくない。これからもずっとドラえもんと暮らさない」と、泣きながらのび太とドラえもんは抱き合います。
<てんとう虫コミックス第7巻収録>

登場人物

セワシ

のび太としずかの孫の孫。ドラえもんの本来の持ち主。ドラミの持ち主でもある。売れ残りのドラえもんを間違えて購入してしまったことから、ドラえもんに育てられることになる。

のび太の残した借金が未だに返しきっておらず、貧乏暮らしから抜け出すため、のび太のもとにドラえもんを派遣した。

出木杉

成績優秀、運動神経抜群の優等生。しずかに好意を抱いている。性格も優しく、ジャイアンたちにいじめられるのび太をかばうことも多い。

出木杉そっくりのこどもを、大人になったしずかが預かっているのを見て、のび太が絶望したこともある。

しずかのパパ

結婚に迷うしずかを優しく諭す、良い父親の典型。登場回数は多くないが、ドラえもん史上に残る感動の名言を言う人物。パイプをくゆらせるダンディーパパ。

みどころ

単行本ドラえもんに収録された話しをまとめた作品。はじめてのフルCG作品。マンガをどれだけ自然に再現できるのか、ドラえもんほどの国民的アニメで知名度高い作品なので、ハードルはかなり高かったと思います。感想は人によって違いますが、これはこれでありかなと思います。

青年ののび太を俳優・妻夫木聡が演じているのもポイントです。ご存知、トヨタのCMで実写版のび太を演じている妻夫木聡をキャスティングするとはにくい演出です。

まとめ

これまでのドラえもん作品にはない、全く新しい試みでしたが、興行的にも大成功を収めます。ドラえもんという安定した作品で冒険するという、スタッフの勇気を讃えたいですね。

初めは違和感のあるCGも時間の経過とともに慣れ、作品の内容が珠玉の作品ばかりなので、物語に引き込まれます。秦基博の主題歌も相まって、最後には涙でCGだとかどうとか全て忘れさせてくれますね。

ヌー