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【書評・要約】朝活したい人必見!「人生を変えるモーニングメソッド」のやり方をご紹介!

朝活したい人必見!「人生を変えるモーニングメソッド」のやり方をご紹介!

  • 朝活が良いとは聞くけど、一体何をしたらいいんだろう?
  • 今よりも、もっと自分の人生を良くしたい。
  • 今年こそは、何か新しいことを始めたい。

2022年に入り、このようなことを感じている方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな向上心の高い方たちにぴったりな本をご紹介します。
その本はこちら。

『朝時間が人生に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド』。

この記事では、『朝時間が人生に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド』の内容をまとめています。本著の書評、要約、レビューを知りたい方から、具体的なやり方など実践方法、そして、モーニングメソッドの効果を知りたい方まで、この記事を読むことで、人生を良くするための効果的な朝の過ごし方や新しい習慣を学ぶことができます。

理想を叶える自分になるためのヒントがもらえること、間違いなしです。

本「人生を変えるモーニングメソッド」本の要約ポイント

この本は、著者のハル・エルロッドが考案したモーニングメソッドが書かれています。

モーニングメソッドとは、朝起きた後の過ごし方(習慣)のことです。
いわゆる『モーニング・ルーティーン』や『朝活』のことですね。

著者自身も、毎日の朝の習慣を変えることで人生が大きく変わっていったそうです。
その習慣とは、以下の6つです。

人生を変える朝の習慣
  • サイレンス
  • アファメーション
  • イメージング
  • エクササイズ
  • リーディング
  • ライティング

これら6つの習慣を中心に、本書では早起きのコツや人生を変えるためのヒントなどが書かれています。

「人生を変えるモーニングメソッド」の概要

人生を変えるモーニングメソッド の目次
  1. 潜在能力をフルに目覚めさせれば人生が拓ける
  2. モーニングメソッドで自分をバージョンアップする!
  3. 95パーセントのリアリティ・チェック
  4. 明日から「朝」を変えるマインドセット
  5. スヌーズボタンを使わない目覚めのポイント
  6. 確実に人生を変える6つの習慣
  7. 6分間で結果を出す
  8. モーニングメソッドをライフスタイルに合わせる

本書では、著者のハル・エルロッドがモーニングメソッドを生み出したきっかけや、自身の人生経験などが丁寧に書かれています。

モーニングメソッドが生まれたきっかけや、人生を変えるきっかけが欲しい方は1章から順に読むことをおすすめします。

とにかく早くモーニングメソッドが知りたい方は、まず6章を読んでみましょう。
今回は、6章と7章を中心に見ていこうと思います。

「人生を変えるモーニングメソッド」の効果とは?

著者のハル・エルロッドは、モーニングメソッドの実践により誰もが人生を変えられると述べています。
モーニングメソッドにより得られるメリットについて、いくつかまとめてみました。

モーニングメソッドのメリット
  • 毎日、気持ちよく目が覚める
  • ストレスが減る
  • 体調がよくなって自分の望む体型になれる
  • 心配事が減る
  • 生産性が上がり集中力が高くなる
  • 収入が上がる
  • やりたいことがはっきりする

などなど…すごくないですか?(笑)
ちなみに、著者もメソッドを始めてたった2か月で自己最高の収入を手に入れたそうです。

ではなぜ、朝の過ごし方で人生が変わるのでしょう?
みなさんも、このような経験はありませんか?

休日、布団からなかなら出られずにベッドの上でスマホとにらめっこ。
もう起きようとは思うけれど、もう少しだけベッドにいたい…。
ようやく起きあがった後、結局だらだらしてあっという間に休日が終わってしまった。

「あ~、1日無駄にしちゃったな…。」と後悔してしまいますよね。

朝を有効に過ごせば、その日1日ずっとエネルギッシュで過ごせる。

著者はそのように考えました。
朝は、体も心も1日の中で1番元気だからです。

また著者は、次のような考えから朝に時間を確保することを決めました。

“また、朝に自己啓発を実践すれば、言い訳できなくなる。後回しにすればするほど「疲れた」「時間がない」など、言い訳が積もるものだ。”

確かに、後回しにして結局やらずに終わってしまうことってたくさんありますよね。
だからこそ、朝なのですね。

さあ実践しよう!レッツ朝活!

「人生を変えるモーニングメソッド」のやり方

では、早速モーニングメソッドを実践してみましょう。
モーニングメソッドは全部で6つです。

6つの行動をそれぞれ10分ずつ、計1時間かけて行うことがルールになっています。
内容は以下の通りです。

人生を変える朝の習慣
  • サイレンス
  • アファメーション
  • イメージング
  • エクササイズ
  • リーディング
  • ライティング

ひとつずつ見ていきます。

サイレンス

『サイレンス=沈黙』のことで、ここでは『目的のある沈黙』のことを指します。

代表的なのが瞑想(めいそう)です。

他にもお祈りをしたり、感謝する出来事に集中したりする時間にしても良いそうです。

アファメーション

アファメーションとは、自分の達成したい目標を口に出すことです。
例えば「私は月収100万円を手に入れつつあります。」というような感じです。

そのように毎日唱えた言葉が無意識に自分の記憶に入り込み、行動を促します。
アファメーションは、自分にしっくりくる形に日々更新することが大切だそうです。

イメージング

イメージングとは、理想や目標を頭の中でイメージすることです。
ポイントはそれを既に手にした時の自分をイメージすること。

夢が叶っているその時、どこで誰と何をしているでしょうか?
何が見えて、どんな音が聞こえてくるでしょうか?

五感を使うことで、より具体的なイメージがしやすくなります。

エクササイズ

エクササイズは、散歩やジョギング、ヨガなど運動全般を指します。
体を動かすことなら何でも良いので、自分ができることをできる範囲で取り組むのが良いでしょう。

私は足上げ運動と肩回しが取り組みやすいと思いました。

リーディング

リーディングとは、読書のことです。
1日10ページほどの読書を続けることで、理想や目標に関する知識を自然に身に着ける効果が期待できます。

著者のおすすめ本も、本書には掲載されています。

ライティング

ライティングは書くことであり、著者は日記を勧めています。
日記を書くことで、理想や目標に対して自分が今どこにいるのかを把握することができます。
また、その日の出来事や思いを書くことで、客観的に自分を見つめることができます。

新しい習慣を作るときのコツ

新しい習慣を定着させるために大切なのは、30日間継続することです。
30日間を10日間ずつ分けて考え、それぞれに対策すると著者は述べています。

それぞれの時期の特徴と対策を見ていきます。

新しい習慣が苦痛な時期

新しいことを始めたばかりで、体や心が「耐え難い気分」になっている時期です。

この気分はずっと続くのだという勘違いを起こしやすいのですが、実際は違います。
習慣を始めて最初の10日間が一番、しんどいのだそうです。

苦痛は一時的なものだと理解することで、この時期を抜けられます。

自制心や意志力が必要な時期

最初の10日間を過ぎ苦通は少し和らぎます。
しかし、まだ何とか意識して習慣を行える段階です。

辛い気持ちよりも、習慣が続いた後の変化した自分をイメージしましょう。
この10日間を過ぎると、またグッと気持ちが楽になります。

習慣の定着を維持する時期

意識的にやっていることを、無意識にやれるよう変化する時期です。
ここまで続けられた自分への自信や誇りを感じます。
この段階を過ぎると、習慣そのものを楽しんだり、長続きできるようになったりします。

最初の10日間は1番きつい時期だけれど、それを過ぎたら楽になる。
そのことを知っていれば、希望が持てて頑張れそうですよね。

それでも朝が苦手な人のために

短縮版モーニングメソッド

「でもどうしても朝が苦手なんだよね~。」そんな声が聞こえてきそうです。

そんな方のために紹介されているのが、『短縮版モーニングメソッド』。

通常のモーニングメソッドの内容はそのままに、トータル6分で行うものです。
1日6分なら、できそうな気がしてきますよね。

また、著者はモーニングメソッドのために必ずしも早起きをする必要はないと言っています。
人によっては夜勤があったり、生活リズムが夜型だったりしていつも早起きできるとは限らないからです。

ルーティーンは起床後に行うことと、場合によっては順番や時間を変更することも進めています。

早起きのコツ

早起きが苦手でも、早起きをして悪い気分になる人はいないでしょう。
最初の目覚めの気分が良いかどうか、が早起きには重要です。

ここでは「起きたい気分」になるための5つのステップを紹介します。

寝る前に前向きな気持ちになる

寝る前に大事なのが、何を考えて寝るかだそうです。
なぜなら、朝起きて最初に考えることと寝る前に考えることは同じなんだとか。
寝る前は自分が起きたい時間を意識して、すっきり目覚めることをイメージすることが大切です。

アラーム時計を離して寝る

アラームが手元にあると、ついアラームを消して2度寝してしまいますよね。
意識的に遠いところに時計を置くようにしましょう。
1度立ち上がると、体も起床モードに切り替わるでしょう。

歯磨き・洗顔

ベッドから起き上がった後はすぐに歯磨きをします。
口の中がさっぱりして、冷たい水で顔を洗えば自然に目が覚めてきます。

水を飲む

人間の体の約6割は水分ですが、寝ている間に多くの水分が失われています。
コップ1杯の水を取って、喉も体も潤しましょう。
だんだんと目が覚めてきて、起きたい気持ちも高まってきます。

運動できる服に着替える

最後は運動です。
着替えてから運動することで、着替える=運動すると脳が認識し、習慣が定着しやすくなります。

この5項目を順番通りに行うことが進められていますが、最初のうちはできることから始めてもいいかもしれません。
自分のできることから、できる順番で始めてみましょう。

著者ハル・エルロッドの壮絶な人生

著者のハル・エルロッドは20歳の時、大きな交通事故で6日間昏睡状態に陥ります。
医者に「もう2度と歩けないかも」と言われますが、懸命な努力で回復。

退院後は営業職で6万人中6位という成績を納め、その後は講演会や出版にいそしみます。

そこで訪れた最大の転機が、リーマンショック。

経済破綻により、著者は大きな負債を抱えてしまいます。
そのせいでうつ病になり、肉体的にも精神的にもどん底に陥ったそうです。

そんな中生まれたのが、モーニングメソッド。

友人にマラソンを勧められたことをきっかけに、モーニングメソッドは生まれました。
著者の人生を変えたいという強い思いがこのメソッドを生み出したのですね。

まとめ・書評

いかがでしたでしょうか?

毎日の朝の過ごし方を少し変えるだけで、人生が変わる可能性が大いにあります。
年度が変わった今は、特に新しいことを始めるチャンスです。

自分のできる範囲で、できることから、始めてみませんか?
コツコツと継続したその先にはきっと、理想の自分が笑って待っているでしょう。