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【要約まとめ】エッセンシャル思考の意味とは?実践方法や効果を解説!

【要約まとめ】エッセンシャル思考の意味とは?実践方法や効果を解説!

あなたは「エッセンシャル思考」という言葉を知っていますか?

「エッセンシャル思考」とは、最小の時間で最大の成果を出す思考法のことです。

突然ですが、皆さんにここで1つ質問です。
結果を出せる人と出せない人では、能力に大きな差があるでしょうか?

答えはNOです。

ではなぜそんな違いが生まれるのでしょう。
それは、エネルギーの使い方が違うからです。

「エネルギーを分散させずに一点に集中する」

これが結果を出せる人と出せない人の大きな違いです。

この記事では著書「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」の内容を要約していますので、ぜひご参考にしてください。

エッセンシャル思考の意味や効果とは?

著書「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」の内容を一言で表すなら「より少なく、より良く」を目指すことがメインテーマとなります。

皆さん毎日が本当に多忙な日々を送っていると思います。
ただ立ち止まって考えてほしいのが、成果は出てますか?

頑張った分だけ成果出てるよ!
と自信を持って言える人は、本当に素晴らしいです。

ただ現実は、不要と思う雑務や打ち合わせでスケジュールが埋まっていませんか?

そんな業務に追われて、疲労とストレスを感じる日々。
そしてストレスを発散する為に、家に帰ればテレビを見たり、娯楽をして1日が終わってしまう。

本当はやりたいことがあるけど、時間だけが過ぎてしまう。

今の世の中は、情報化社会となりあらゆる娯楽がすぐ手に入ります。
やりたいと思っていることに集中するのは、とても難しい環境です。

スマホをいじれば自分の見たい動画がたくさんあります。
しかも無料です。

そして少しお金を出せば、さらに楽しむことができます。

でもそれはあくまで時間の浪費にすぎません。
結果を出したいのであれば、自分の行動で新たな価値を生まなければなりません。

だからこそ情報に流されず、エネルギーを分散させずに一点に集中することが、現代ではとても重要となっております。

「頑張ってるのに全然結果が出ないんですけど…」
と言う人がいるかもしれません。

残念ながら普通の人が少し努力した程度では、成功できるようにはなってません。

世の中には才能のある人や天才と言われる人がいます。
そういう人たちが同じ努力をした場合、いやそんなに努力しなくても、普通の人より成果を出してしまいます。

結果、努力したのに全然結果が出ないということになってしまう。
ならどうすればいいでしょうか?

その答えが

「全エネルギーを一点に集中して勝つ」

です。

ロードバイクと自転車の違い

「なぜロードバイクがあんなに早く走ることができるのか?」

それは全てのエネルギーをペダルに乗せて、車輪を回すことができるからです。/span<>

自転車の場合、途中でエネルギーが逃げてしまって早く走ることができません。

針と剣山の違い

針と剣山を比較した場合、剣山の方が針が多いです。
しかし剣山に手を置いたとしても大きな怪我にはなりませんが

針の上に手を置いた場合、とんでもないことになります。
それだけ一点に集中するというのは、桁違いの力を発揮します。

一点集中して全エネルギーを使って勝つべし

だからこそどれだけ無駄を省くことができるかが重要です。

これを聞いて無駄だと思えるものは捨てられるようになるかもしれません。
ここで難しいのが、ちょっとした魅力的なチャンスも捨てる必要があります。

成功したいのであれば、全エネルギーを一点に投じる覚悟を決めて下さい。

ほとんどの人は自分に関わる仕事の全て必要だと思って全部やってしまいます。
しかし、本当に必要なものはごくわずかです。

ここまで聞いて「無駄を省いて一点に集中しろなんてどこかで聞いたことあるし、知ってるよ!」と思うかもしれません。

ただやってないは、知らないと一緒です。

なので今回、具体的どうすればいいのか方法をお伝えします。
やり方を知ってぜひ自分で実践して頂けると幸いです。

ステップは3つになります。

  1. 見極める技術
  2. 捨てる技術
  3. しくみ化する技術

ステップ1では、仕事を選ぶ基準についてお話します。
ここでは、今の仕事の8割を減らす厳密な選択術をお伝えします。

ステップ2では、仕事を捨てる方法をお話します。
ここでは、目標を明確化した上で勇気ある断捨離術をお伝えします。

ステップ3では、仕事のしくみ作りについてお話します。
ここでは、成功に繋がるルーティン術をお伝えします。

エッセンシャルとは「不可欠な」という意味です。
自分の人生に不可欠なもの以外は、全て切り捨てて前に進む。

無駄を省くというのはとても大変です。
家の片付けでも散らかった部屋、クローゼットなど整理するのは一苦労です。

障壁となるのが「今のままでも生活できる」という感情です。
ただ放置していては、いつまで経っても良くならないし悪化するだけです。

放置し続ければ、大切な思い出のアルバムや手紙はいつの間にか、どこかに埋まって永久に見つけることができなくなります。

人生も同じです。

情報も仕事も整理しておかなければ大切なものは、手に届かないところへ行ってしまいます。

そうならないためにも必要な仕事だけに集中して、確実に成果を手に入れる方法を学んで頂ければと思います。

エッセンシャル思考の実践1.年収が上がる選択術

それでは、まず年収を上げるための選択術から解説します。

年収を上げるためには

  • 孤独の確保
  • 睡眠の確保
  • 厳密な選択

が大切となります。

準備編として「孤独の確保」と「睡眠の確保」を、実践編として「厳密な選択」を解説していますので、ご参考くださいね。

準備編1:孤独の確保

まずやるべき仕事を見極める為に、自分を整えることから始めます。
仕事に追われて焦っている時に、自分のやるべき仕事を吟味することはできません。

万有引力を発見したアイザックニュートンは、研究に没頭してる時に発見をしたのではありません。
なんと2年間なにもしてなかったんです。

実はその時、ペストが大流行してたことで田舎でのんびり生活をしてました。
そんな中で自由に考える時間を得たことで、人類を一歩進める発見をしたそうです。

なので生活を変えたいのであれば、まずは1人の時間を確保して考える時間を作ってください。
場所は家でも会社のフリースペースでもカフェでもどこでも大丈夫です。

まずは準備として一日20分間の孤独の時間を確保してください。

準備編2:睡眠の確保

そしてもう1つ準備として睡眠時間の確保をしてください。
毎日8時間以上の睡眠出来ていますか?

実は優秀な人ほど良く寝てます。
なぜならしっかり睡眠を取らないと良いパフォーマンスが出せないからです。

スポーツ選手でも経営者でもできる人ほどしっかり睡眠時間を確保してます。

覚えておいて欲しいのが

「最大の資産は自分である」

ということです。

今の世の中いろんな情報を目にして魅力的なチャンスが転がっていると思ってしまいます。

ただ自分に自信をもってください。
本当にあなたが全エネルギーを一点集中して取り組むことができれば、そんなちょっとしたチャンスなんて比較にならない結果を出せます。

だから本当に自信があるなら

「目の前のチャンスを蹴って、昼寝をしてください」

実践編:厳密な選択

準備編で心も体も余裕ができた状態になってもらって、ついに厳密な選択をしていきます。

一般的な人は、仕事をとにかくやろうとします。
全ての仕事を頑張ってやるのですが、大した結果を出せずに疲労が溜まるばかりです。

パレートの法則というのは聞いたことがあるでしょうか?

パレートの法則とは?
結果につながる比率はおおむね80:20になるという法則

ヘトヘトになるまで仕事をしたとしても重要な仕事は、全体の2割だけなのです。

つまり仕事の8割は削っても問題ありません。

そこでこの本で提唱しているやり方が

「90点ルール」

です。

基本的に仕事のオファーが来て、絶対にイエスでないものはノーです。

ただこれだけ聞いてそんな簡単にノーと言えないよと思った人がいるかと思います。
なので自分の中で点数をつけて判断するようにします。

来たオファーの内容を見た上で、自分はこの仕事をやりたいと思える度合いが90点を超えるならイエスと言いましょう。

それ以外は断るという厳密な選択をしていきます。

ステップ1のまとめ
・仕事を選ぶ前にまずは心と体を整える
⇒孤独の時間を確保し、心に余裕を持つ
⇒睡眠の時間を確保し、毎日8時間以上寝る

・厳密な選択をするために「90点ルール」を取り入れる
⇒自分の本当にやりたいと思える仕事だけを選択する

エッセンシャル思考の実践2.成功者が実践する断捨離術

次に成功者が実践する断捨離術をご紹介します。

具体的には

  • 目標の明確化
  • 勇気ある拒否

について解説していますので、見ていきましょう。

準備編:目標の明確化

まず無駄な仕事を捨てる前に、なぜそれを捨てなければいけないのか理解することが重要です。

仕事を捨てるには、自分の目標が明確になっていることがとても大切です。
またそれがチーム目標、会社目標と一本の線で繋がっていれば、なお良いです。

そして目標が明確になった上で日々のスケジュールをきっちり立てます。

例えば今年の目標が前年比売上120%ということであれば、それを達成するために、年間、月間、週間、毎日のスケジュールを明確にしておきます。

実践編:勇気ある拒否

さあいよいよ厳密な選択をした上で、無駄な仕事の8割を削るという作業になります。

無駄な仕事を削るステップはこちらです。

  1. まずは業務内容を聞く
  2. その上で自分の目標に関係があるものなのかを判断する
  3. 関係ないものであれば、相手に自分のスケジュールを伝える
  4. 自分にはスケジュールの空きがないと伝えて丁寧に断る

ここで皆さんが心配するのが

「嫌われるかもしれない」

という不安です。

ただここで覚えていてほしいことがあります。

「断ることと嫌うことは違います」

1回仕事を断ったことだけで嫌われるようなら、元から関係はあまり良くありません。

むしろあなたの勇気ある拒否は自分を安売りしない人だという敬意を生みます。

なので不安に思わずしっかり断るようにしましょう。

ステップ2のまとめ
・目標を明確化する
⇒個人の目標、チームの目標、会社の目標を明確にしておく
⇒目標に向けて年間、月間、週間、毎日のスケジュールを立てておく

・勇気をもって断る
⇒自分の予定を伝えた上で丁寧に断る
⇒自分を安売りしないことで敬意を得られる

エッセンシャル思考の実践3.一流プレイヤーのルーティン術

最後に一流プレイヤーのルーティン術をご紹介します。

ここでは

  • 努力の削減
  • 習慣づくり

について解説しています。

準備編:努力の削減

まずは準備で今の問題点を洗い出します。

  • ボトルネックとなるものを考える
  • 成果を生まない仕事を探す
  • 先月に感じたストレスを書き出す

こういった観点からまだ改善できる部分を見つけてはどんどん減らすようにします。

実践編:習慣づくり

さて実践編では、毎日の習慣づくりを目指します。
世界で活躍する一流のプレイヤーは、毎日決まったルーティンをやってます。

野球のイチローは、毎日素振りを決まった回数やってました。
世界の投資家バフェットは、毎日決まった通勤ルートでハンバーガーを買って事務所に向かいます。
哲学者のカントは、毎日決まった時間に散歩をしていました。

習慣を作るには

「トリガーを見極めること」

が重要です。

人は何かをする上で「トリガー⇒行動⇒報酬」という形で反応します。

そのためには、自分の行動のトリガーとなるものを見つけましょう。
トリガーを理解すれば、悪い習慣を無くし良い習慣に変えることができます。

例えば、暇があればついスマホを弄ってしまう癖があるとします。
それならば、暇になったらまず本を1ページ読むに変えるとします。

そうすれば少しずつですが、悪い習慣を無くし良い習慣を作ることができます。

習慣は一朝一夕で手に入れられるものではありません。
毎日少しずつ前に進めるように行動していきましょう。

ステップ3のまとめ
・努力の削減をする
⇒まだ改善できる点を洗い出す

・良い習慣をつくる
⇒世界で活躍する一流プレイヤーは毎日決まったルーティンをやっている
⇒トリガーを見極めて良い習慣を作っていく

終わりに〜人生は選択の連続である〜

人生は常に選択の連続です。
自分が決めたことや行動したことが未来を作ります。

自分の目標は明確ですか?
本当に自分のやりたいことだけできてますか?

目の前の仕事に追われて日々を過ごしているようではいつになっても、自分の目標には届きません。

だからこそ仕事を「見極め」「無駄を捨て」「しくみ化する」ことを、ぜひ実践してほしいです。

なぜお金持ちは時間に余裕があるのでしょうか?
それは自分のできることを見極め全力で取り組んだからです。

なぜダイヤモンドは、あんなに輝くのでしょうか。
それは無駄を一切捨てからです。

なぜ成功者は偉業を成し遂げられたのでしょうか。
それは良い習慣をしくみ化したからです。

結果を出すのに必要なのは、ひたすら努力することではありません。
見極める技術、捨てる技術、しくみ化する術を身に付けることです。

この技術を身に付け、皆さんがダイヤモンドのように輝くことを願ってます。