こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。
前回の記事では、基本動詞第4位の「get」について解説しました。まだお読みでない方は、「英単語「get」の使い方をコアイメージで学習!例文・イラストつきで解説 – 第4位」をチェックしてみてください。
今回は英語の基本動詞第5位「know」のコアイメージをご紹介し、意味・使い方を例文とイラストで解説します。「know」は日常英会話でもよく使い、しっかりマスターすると英会話の幅が広がります。
私は海外ドラマ「フレンズ」の全シーズン1〜5を見て、英語の動詞の登場回数を調べましたが、「know」は5位でした。それくらい「know」は日常英会話でよく使われます。
この記事で「know」のコアイメージを学び、英会話力を向上させていきましょう。
なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】
目次
英単語「know」のコアイメージは?使い方を例文・イラストでご紹介
基本動詞Top55、第5位は「know」です。
「know」の意味は「知る」ですよね、と思った方が多くいらっしゃるかも知れません。概ね合っていますが、これだけでは完全に意味を理解しているとは言えません。「know」の本当の意味がなにか、コアイメージのイラストで感覚を掴んでみましょう。
女性が脳を指差していますね。それは、「既に知っている状態」です。それでは、この「既に」という感覚を理解するために、例をピックアップしてご紹介します。
「I know.」の意味・使い方を例文で解説
「フレンズ」などの海外ドラマで、よく出てくるシーンですが、
あなたはとてもきれいだ。
と言われたらどうですか?
と喜んで言ってはいけません。
そこで「I know.」と返事してみたらいかがでしょうか?
「私がきれいですって? そんなの、会話をする前から既に知っているわよ。」と、相手にはこのように伝わることうけあいです。
また、外国人と会話していると、
と言ってしまう方をたまに見受けられますが、この「I know.」の意味に関しても「そんなこと知っているよ」と、相手のことを少し煙たがっているような印象として伝わってしまいます。わからなかったことがわかったときは、「I see」と言うようにしましょう。こちらについては、後の「see」の記事で解説いたします。
「know」の使い方を例文でご紹介
では、「know」のコアイメージがつかめてきたところで、例文をいくつか紹介しますので、イメージをさらに理解していきましょう。
彼がどこにいるか、わかりますか?
よく使う質問の形式ですね。「あなたは彼の居場所を知っていますか?」ですが、ここには、「既に」知っている感じを掴んでください。もちろん、聞くだけなら単に「Where is he?」と言っても間違えではありませんが、この言い方は少しぶっきらぼうに感じられます。「Yes/No」で答えられるため、「Do you know〜」で複文にしたほうが丁寧な表現になります。
本当ですか?それは知りませんでした。
これはいかがでしょうか?文自体は難しくないですが、過去形で「知らなかった」と伝えることで、あなたのおかげで「今は既に知っている」ということを表現することができます。
これは、会話のつなぎとして必ずと言っていいほど使われますが、あまり意味無く使われているように思っていませんか? しかし、この「You know.」の背景は、「あなたもわかってくれていますよね?」という共感を求めています。そのため、日本語に訳すと「~でしょ?/ねえ/ほらほら」などに近いイメージとなるわけです。
「主語+know+that+文」の意味と使い方
さらに、「know」についてとても大事なことをお伝えします。「know」単体で使うというよりは、実際の会話で圧倒的に登場回数が多いのは、
という文型で複文になる文章です。「know」が基本動詞Top55の中で順位が高い理由は、この文型による使い方が圧倒的に多いためです。
彼がそこに行った理由は知っていますよ。
I don’t know what you are talking about.
何のことを⾔っているのかわからないよ。
Do you know what I am saying?
私が⾔っていることわかりますか?
I want to know where the new shop is.
新しいお店がどこにあるか知りたいです。
I don’t know why this happens.
なぜこんなことになっているのか、わからないです。
これらの例文は、後で紹介する動詞「think」では、「主語+think+that」、あるいは、「主語+feel+that」など、思考、感情系の動詞でも同じパターンで登場します。
まとめ
最後にお伝えしたことがあります。「口語あるある」で大事なのが「Do you know+疑問文」のパターンです。場所や値段を聞く時、英語初心者の頃は直訳して、
How much is it?
と聞いてしまう方が多いと思いますが、これでは少しストレート過ぎます。柔らかく伝えたい場合には、「Do you know+」の複文で聞くことをおすすめします。
例えば、
Do you know how much it is?
このような感じです。反射的に言えるよう、何度も練習してみるといいでしょう。
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それでは以上となります。次回もどうぞお楽しみに。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回の記事「【英語の基本動詞】英単語「go」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第6位」では、英会話で良く使う「go」について、分かりやすく解説しているので、あわせてご覧になってください。