どうも、しゅみすけです。
今日は英語が話せるようになりたかったら英語の勉強はするなって話をします。
この記事は、もし英語が話せるようになりたいと思いながらなかなか結果が出なかった方にはきっと目からウロコの内容になるはずです。
ただ、もし、今、あなたがTOEICや英検頑張っていてまずはスコア上げることに集中したいって場合は、試験が終わってから聞いたほうが良い内容かもしれません。
なぜなら、試験のスコアをあげるよりこちらの話のほうが本質的であり、かつ、実用性が圧倒的に高いからです。
今回の記事は、英語が話せるようになりたい方のための英会話学習法のコツとして3つのテクニックを中心に紹介します。なかなか、英会話が上達しないと悩んでいる方、TOEIC、英検頑張ってるけど全然英語が話せなくて困っている方。是非、この記事を参考にして英語が話せるようになっていただけると嬉しいです。
詳細は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。
目次
英会話が上達しない人は、英語の勉強をするな
では、最初に質問です。
この記事を見ている方の中にも、英語が話せるようになりたいと思って、英会話スクールに通った方、TOEIC、英検などの勉強をしてきた方などいらっしゃると思います。
一方で、どれだけボキャブラリーを増やしても未だに自己紹介も上手にできないという方。
あるいは、すでにTOEIC800点、900点と取ってきたのに、それでも会話するとなると緊張したり、自分より英会話が上手い人がいるとコンプレックスを感じている方。
そんな方が多いのではないでしょうか。
はっきり言います。
これらの勉強方法は、学生時代の英語学習と本質的には一緒です。
つまり、延長線上のやり方をやってるんです。
あなた自身、自分に聞いてみてください。
学生時代、あなたは英語が話せたでしょうか。
話せなかった方がほとんどなはずです。
そもそも、考えてみてください。
あなたに英語を教えていたはずの、中学、高校の先生だって英語の会話自体はそんなに上手じゃなかったはずです。
私の中高の英語の先生も、怖い先生でしたが外国人がやってくると急に猫をかぶったかのように腰が低くなりました。
実際、僕たちのスクールでも、今までたくさんの英語の先生のお手伝いをしてきましたから、よく分かります。
では、どうすればよいのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
こういうことは、本当は、自分で考えて仮説を作って検証していくほうがいいんですが、時間がないので今日は答えを言っちゃいます。
それは、英語の勉強をしないということです。
えっと思った方。
この記事をご覧になってみてください。
僕があえて、「英語の勉強」という言葉をここで使った意味が理解できるはずです。
人は周りに流されがちな生き物
この記事を見ていくことで、もし、今まで闇雲に英語学習を頑張ってるのに会話だけはなかなか思うようにできない、と思っていた方は、もう少し、自分の英語学習の戦略を見直してみることで、最短距離で会話だけはできるようになるはずです。
ここでのキーワードは会話、スピーキングです。
一旦、英語学習は忘れてください。
今まで社会人になってからもコツコツ英語学習してきた方。
頑張ってきたけど会話だけは上手にならなかった方。
なぜ、そのうまくいかなかったことを続けてきたのでしょうか?
考えてみてください。
だって、今まで、うまくいかなかったこと。
多くの人がやってるからということだけが理由で、自分もやってきたことってありますよね。
それを続けて良い結果が出たことってありますか?
例えば、ローンを組んで家を買うとか、30歳までには結婚するとかこういう議論と根底にあるものは同じです。
自分の頭で考えた結果、自分の達成したいことに対して正しい行動を取ることというのは思った以上に難しのです。
上司が、一国一城の主になるべきだというから家をフラット35を組んで買ってしまう、あるいは、家族にそろそろ身を固めろと言われるから結婚する。
そして、みんなの英語学習がTOEICだったり試験勉強だからとりあえず自分もそうする。
人はこういう流れで物事を決めて続けてしまいがちです。
ですが、もし、この状況が続いたらどうですか?
5年後、10年後、20年後も同じ状況が続いてしまい、結局死ぬまで会話だけはコンプレックスを持ち続けたまま死んでしまうかもしれません。
それはつまり、死ぬまでダラダラ英語学習続けて結局、会話は上手にならずに、コンプレックスを持ち続けるということです。
これは、本当にもったいない。
僕は、今英会話スクールの社長をしています。
1万名以上のお客さまのサポートをしてきましたが、実は、中学では英語の成績が悪すぎて全寮制の私学を1学期で退学しています。
その後、なんとか大学に行きましたが、そこでも、英語の単位を落として下の学年に混ぜてもらって再履修するほど英語が苦手でした。
その僕がとあることをキッカケに自分の英語学習の仕方を大幅に変えてみました。
その結果は凄まじいものでした。
具体的に言うと、3ヶ月で日常会話は困らないレベルになりました。
実際、国際交流サークルとかにいる人達よりは3ヶ月の独学で話せるようになりました。
6ヶ月でTOEFL、GMAT、いずれも、アメリカの大学院に留学するときに必要な英語の試験ですが、TOEFLは600点、GMATも640点、僕、試験のスコアって本質的じゃないからしたくないんですけど。
一応そのスコアとって実際に大学院に留学。
MBAを取得して卒業後は、帰国して外資系企業4社で実務の現場で働いてきました。
その結果、僕は、この英語勉強法が絶対的な本質だと確信することになったんです。
実際に、実務で通用したし、私と同じように話せる人の多くはこの方法で話せるようになっているのですから。
それがキッカケとなり今の英会話スクールを創業することになったのです。
ここで伝えておかないといけないことがあります。
僕が英語学習に真剣に費やしたのは人生で6ヶ月です。
この期間は学生だったこともあり、社会人の方よりも真剣に勉強する時間があったかもしれません。
とはいえ、6ヶ月です。
でも、別にその間、英会話教室にいくわけでもなく、唯一通ったのはGMATという試験がどうしても必要だったのでその予備校でした。
ただ、GMATという試験は、アメリカ人も受ける試験です。
英語の試験ではなく論理的思考力を問う質問や、数学の問題などを問う質問がメインなので少し違うかもしれません。
いずれにせよ、僕は、国内で英語が話せるようになったんです。
大学院は留学しましたが、僕の専攻は財務会計で数字を使う科目だったので、基本、教材を日本語で学んで、テストだけ英語で回答してました。
家庭の事情で単位を詰め込んで1年ちょっとで卒業する必要がありましたので、いわゆるキャンパスライフは送ることなく、学校と家の往復で気づいたら日本に戻ってました。
ほとんど、アメリカで会話力を磨く機会はなかったんです。
あったとしても、よく通ってたデイリークイーンの店長のおばあちゃんとの会話くらいです。
もし、この記事を見ている方で英語学習について、社会人になってずっと頑張っている方がいれば、確実に言えることがあります。
それは、もし、社会人になって何年も英語の勉強をしている、あるいは、すでにTOEICや英検など試験でもそこそこのスコアがあるにも関わらず話せないとすると、可能性は2つだけです。
1つは、間違ったやり方を教わってきたこと、もう1つは、間違ったやり方だと自分でもうすうす理解しているけどもやめられずに続けてきた。
この2つです。
もし、あなたのスコアが700点以上あるならば、その先のスコアアップは会話力には本質的には影響しません。
僕は、こうしたもったいない時間の浪費をしないようにするために、今まで1万名以上のお客さまのお手伝いをしてきました。
英会話が上達するための3つのコツ
では、英会話が話せるようになる3つのコツを話していきましょう。
まず、この記事では、
- 英語が話せるとはどういうことなのかを理解する
- 多くの人がやっている英語勉強法の間違い
- 具体的に、話せる人がやっているテクニック
について、紹介していきます。
ま、サイトが始まったばかりなので細かすぎる内容というよりは今日は触りにしておきますが、これだけでも、発想を転換して話せる人は話せるようになるはずです。
僕もそうでした。
ただ、1つだけ例外があります。
もし、あなたが、どうしてもTOEICで990点取らないと納得できないほどの資格マニアか、あなたの会社の上司がどうしても、おまえの給料はTOEICの点数で決めるんだということであれば、試験勉強を頑張ってください。
その努力自体は遠回りかもしれないですが、無駄ではありません。
でも、僕だったら、そんな会社辞めちゃうかもしれませんけど・・・。
でも、もし、あなたが本質的に自分のことを考えてみた時に必要なのは実際に外国人と仕事や日常や旅先の場で英語を会話として使うという実践の世界での能力がほしいという方はぜひ、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
英会話は、自分と他者とのコミュニケーション
では、ここで結論を言います。
多くの人は、英語学習と英会話をごっちゃ混ぜにしています。
英語学習といえば、どういうことでしょうか?
基本的に、多く方がやることとしては、単語を暗記して単語力を増やす、文法の理解を高める、そして、読解力をつけて文章を作れるようになることです。
それに加えて、リスニング対策で、オーバーラッピング、ディクテーション、シャドーイングなどをされている方もいるかも知れません。
しかし、この英語学習方法は概ね1つの共通した目的があります。
それは何でしょう?
試験です。
試験とは、TOEICであり、英検でありアイエルツだったり、僕の受けたTOEFLやGMATのようなものであり、はたまた、大学入試かもしれません。
つまり、決まった時間のなかで要求される答えを試験作成者の期待通りに作り上げることです。
一方で英会話は違います。
英会話は、自分と他者とのコミュニケーションです。
ここには「これだけ」という1つの回答はありません。
無制限に選択肢があり、あなた自身が、あらゆる正しい回答を作り出すことができるのです。
そして、回答は選択肢の中から選ぶのではなく、あなたが作り出すのです。
英語の試験はあたかも、学生時代の体育の時間の運動能力測定のようなものです。
同じものさしであらゆる人が評価され、ただ1つの正解が設置されその解にたどり着く回数が一番多い人、つまり減点されなかった人が一番偉いゲームです。
だからこそ、満点というものが決まっていてそれ以上のスコアをとることができません。
一方、英会話は無限の解があります。
みんなが作った会話がすなわち正解なんです。
そして、今のあなたの単語力、文法力に基づいて正解も数多くあっていいんです。
あえて、この考え方に近いものを考えてみると、ビジネスではないでしょうか。
アップルのように高価でスタイリッシュなパソコンやスマホを作るメーカーです。
OSやCPUのチップも内製し、すべてを統合した非常にクオリティの高い製品を世にリリースしてきました。
一方で、中国メーカーの多くは、OS、CPUのチップはAndroidだったりSnapdragonといった外部の部品を調達し、安い人件費で組み立てることで価格優位性を確保することができます。
じゃあ、アップルと中国メーカー、どっちが正しいのでしょう?学生時代の延長線上だと、ここで答えを出さないといけないですが、ビジネスの世界ではどちらも正解です。
なぜかと言うと、アップルのような高付加価値でブランドイメージの良いけど高いスマホが欲しい人もいれば、そこそこのクオリティで値段が安いスマホが欲しい人もいます。
つまり大事なのは、お客様は様々でそのニーズを満たすには様々なアプローチが許されるからです。
英会話も同じです。
論理的に話すのが上手なコンサルタント。
人の感情を揺さぶるスピーチをするスティーブ・ジョブズのようなリーダー。
そして、お笑いタレントのように人の笑いを誘う人から、子供でもわかるような説明が上手な人もいます。
そう、英会話というのは答えが無限にあるのです。
必ずしも、先生が与える解の通りの会話をしなくてもいいのです。
僕は、大学時代英語の単位を落とした時にこのことに気づきました。
それは、大学時代付き合っていた彼女が英語を話しているのをまざまざと聞いたときです。
当時僕が付き合ってた彼女は英語が上手で、僕もはたから見ていてかっこええなぁと思っていたんですが、自分は帰宅部で学校がおわるといつもさっさと原付に乗って家に帰宅してBS放送でやっていた三国志のドラマを見てました(←三国志オタク)。
一方、彼女は、外国人教授と英語で会話してたり、交換留学などしていてなんかすごいなーと思ってたんです。
ただですね。
実は、どんな会話をしているか聞いてるわけじゃなく、流暢に会話している=上手と錯覚していたんです。
でも、とある日に僕は気づいちゃいました。
それは、とある交換留学生や帰国子女や英語上手が取り柄と思ってる人たちのイベントに彼女と一緒に参加したんです。
そこで聞いた英語・・・。
あれ、よくよく聞いてみると・・・。
大したこと話してない!!例えば、”I’m happy to see you”とか”How was the class?” “It was pretty good”みたいなこと話してるんです。
よくよく聞くと、なんか子供の会話みたいやぞ。
そう、ここにヒントがあります。
英会話が上手な人は、とあるテクニックを使っていることを発見してしまったんです。
おそらく、これは、英語を話すのが上手な人の多くが取り入れているテクニックですが、本人も意識的に取り入れてない方がほとんどです。
つまり、気づかないうちにこのテクニックを使うことで会話がそこそこ上手になっていってるんです。
これは、留学した人たちのの多くも生活していく上で、やむにやまれずこのスキルを自然と身に着けています。
もしくは、日本在住の外国人が日本語の会話をする時にも取り入れていますし、うちの外国人スタッフで日本語が上手な人の日本語をよーく聞いてみると、このことがわかりました。
では、どんなテクニックなのでしょう。
先程の会話にヒントがあります。
それは、英語力を高めるのではなくて、今の自分の英語力で言えるレベルに会話を合わせるのが上手なんです。
発想が間逆なんです。
今の自分の英語力で言えるレベルに会話を合わせることが良い理由とは?
では、なぜこのやり方が効率的なのかを考えてみましょう。
多くの英会話学習をしている人は、自分の伝えたいことが頭にあります。
例えば、こんな文章を考えてみてください。
「彼は最近娘が生まれて親ばかになっている」
これ、実際うちのスタッフで最近あったことなんですが、英会話を話す訓練ができてないけど英語学習を頑張ってきた人はどんなことを考えるでしょうか?
きっと「親ばか」ってなんて言うんだろう?
”parent”? “idiot” ”stupid” “fool”?でも、なんかへんだなぁ。
きっと、こう考えるはずです。
なぜなら、受験や試験に出てくる英語ではこの文章を正確に英訳して文章にすることが求められるので、こういう反応をするように体が順応しているからです。
そして、それでも解決しない時に多くの人は辞書で調べたり、Googleで検索していると思います。
でも、英会話が上手な人はこれと真逆のアプローチをしています。
どういうことかというと、今の自分の英語力で伝えられるように文章をシンプルにした上で、今の自分の英語力でそのまま会話してしまうんです。
たとえば、こんな感じです。
彼に娘がうまれたんだよな。
じゃ、”He recently had the daughter”でいいや。
で、親ばかっていうのは、親ばかって抽象的ですが、具体的に場面を思い出すと、いつも彼が会う度に写真見せてくれるんだよなぁ。
じゃ、”He loves her very muchとか、he always shows me pictures”とか”pictures of her”でいいでしょう。
聞いてみると大した会話をしてないなぁと思うかもしれませんが、日本人で英会話が上手に聞こえる人だけじゃなく、ノンネイティブで英語を話している人で、会話が早い人、つながってる人、続く人の大部分は僕が今まで一緒に仕事をしてきた方を見ているとこのテクニックを使っています。
もう1つ例題をやってみましょう。
次は、あなたが新しいスマホを買ったことを英語で話したいと思っていることを考えてみてください。
もし、日本語で、
このスマホにはすごいカメラが実装されているので、素晴らしい写真を取ることができる。
こんなことを英語で言おうと思ってたらどうでしょうか。
日本語脳で考えると、きっと、「実装されている」ってなんて言うんだろう?というところでつまづくかもしれません。
実際、もし、直訳的な英語をすると実装されているは、”be equipped with”という言い方があります(ちょうど調べてみるとTOEIC730点レベルでした)。
しかも、この例文、文章が長いですよね。
果たして1つの文章で言えるだろうかということを悩む可能性もあります。
では、先程と同じように今の自分の英語力で伝えるとするとどうでしょうか。
要は、このスマホはカメラがすげー、ってことと、だからいい写真がとれる、ってことが伝わればいいわけです。
なら、
This smartphone has a great camera.
でいいでしょう。
その次に、”I can take a beautiful picture”とか、”That’s why I can take a beautiful picture”といえば、十分に伝わります。
ちなみに、先程の娘が生まれたというのは、”He recently had the daughter”、次の文章の「このスマホには素晴らしいカメラが実装されている」も” This smartphone has a great camera.”と言い換えました。
どちらも、共通するのは「生まれた」とか「実装されている」と日本語ではまったく違う概念を英語の動詞では誰でも知っている”have”で表現しちゃったんです。
“have”は中学校1年で真っ先に習うので、誰でも知ってますよね。
僕は中学1年で一度退学しましたが、その時の僕でもさすがに知ってました。
英会話が上手な人は、めちゃくちゃたくさんの英単語を知ってるわけでもなく、TOEICのスコアが満点なわけでもありません。
むしろ、この今の自分の英語力だけでどうやったらポイントを伝えられるかについて、みんな一生懸命考えて、そのコツを掴んでいる人たちなんです。
いわば、チャリンコで言えば、試験勉強から入っちゃう人っていうのは、自転車を乗りこなしたいからとどんどん、高価なマウンテンバイクとかを買ってノリ方を練習する人。
一方、会話が上手な人は、一度買ったママチャリをめっちゃ上手に使いこなす大阪のおばちゃんみたいな感じです。
僕もアメリカの大学院にいる時、某大手官庁や大企業から派遣されてきているいわゆるエリートさんたちと一緒に勉強していました。
彼らは、GMAT、TOEFLでも満点をとってる人たちもいました。
しかし、いざ、実際の会話になると日本語で考えたことをそのまま英語で直訳するやり方から抜け出られない人がほとんどでした。
なので、僕と、某官庁のエリートさんと、アメリカ人2人とバーとかで会話していると、アメリカ人はどう思ってたかというと、僕のほうが話が上手に感じていたんです。
でも、英語力、つまり単語力や読み書き力だけのテストをすれば、もちろんエリートさんたちのほうが遥かに僕よりスコアは高いでしょう。
でも、現実の世界では大事なのはどっちですか?アメリカ人に「僕、TOIEC満点だよ」って言っても全く意味ないですよね。
700点レベルの単語力、文法を理解している人であれば、通常レベルの業務では、相手の言ってることがほぼ理解できて、自分の考えを概ね伝えること。
しかも、間をあけることなくスムーズにするスキルのほうが大事なんです。
あなたなら、どちらのスキルを欲しいですか?
褒めてくれるのは、上司だけ。
あるいは、羨んでくれるのはその試験を受けている人だけってスキル。
あるいは、誰から見ても実際に使いこなせている実社会で通じて、かつ、あなたのコンプレックスをなくして自尊心を高めてくれるスキル。
これは、プログラミングに置き換えると「○○学校を卒業して○○の資格あります」という人と、がっつり、いくつものアプリをリアルで開発してきた人、だけど資格はない、という人の対比と似ています。
もし、あなたが現実の世界で生きているのであれば、答えは明白です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語を話せるようになりたいなら、英語は勉強するなというタイトルで話してみましたが、ポイントとしてはこうなります。
- 日本語で思ったことを直訳して伝えるのではない
- 今の自分の英語力のベースで、自分の伝えたいことを伝える
- 単語力・文法力アップからはじめるのではなく、まず、この言い換えスキルをマスターする
- 言い換えスキルで話せるようになったら、本当に困っていることをできるようにする
ということです。
こう言うと、中には、TOEIC990点取る、英検1級を取るプロセスそのものが大事と言う人もいると思います。
僕はそれも否定しません。
その努力は凄まじいものだからです。
もし、あなたがその努力を続ける意思があるのであれば良いと思います。
ただ、会話力を身につけること、そして、最短で手に入れたい方なら少し方向が違うかもということが言いたいのです。
そして、ある程度会話ができるようになってからこその方が、資格勉強で学ぶ単語や文法を実践で使うことの意味が見えてくるのです。
そして、最後に1つ言わなければいけないことがあります。
残念ながら、資格試験で満点を狙うことが価値ある時代ではなくなったことも伝えておく必要があります。
今の時代は僕はスキルは掛け算で持つ時代だと思っています。
かつては、会計士、弁護士、医師、秘書検定など資格があれば将来が安泰という時代が確かにありましたし、TOEICも900点持っているということであれば大企業などで人事考課上、評価されやすい時代がありました。
ただ、この環境は急速に変わりつつあります。
今の時代は、1つのスキルで安泰という時代ではありません。
特に、スコアで安泰と思う人が日本には多いため、多くの人ができることよりもスコアが高いことで安心を買おうとします。
結果、多くの人が同じ資格、試験で競争し合います。
これは、あたかも、受験戦争のやり直しのようなところがあります。
はっきり言っちゃいますけど、この競争だと有利なのは暗記力が強く、試験なれしている大学受験エリートさんたちです。
一方で、世の中の環境は目まぐるしく変わります。
1つのスキルやスコアを限界値まで高めて、990点なのか950点なのかで争うことはほぼ意味のない競争になっています。
大事なのは、本質的なスキルをもつこと。
そして、そのスキルを掛け算で掛け合わせてあなた独自のものにすることです。
例えば、プログラミングスキルがすごい人と、プログラミング、語学力、そして、コミュニケーション力の掛け算ができる人がいたとします。
今の時代、どちらが評価されると言うと後者でしょう。
プログラマーとして優秀な人はクラウドソーシングのサイトで募集をかけると山ほどいます。
デザイナーも同様です。
でも、プログラム言語はトレンドがあって、定期的に勢力図が入れ替わり知識のアップデートが必要です。
でも、語学力もあって、一般的にコミュ障な方が多い世界では例外的にコミュニケーション力が強く、ビジネスも良くわかっているプログラマーがいたらどうでしょう?この人は、プログラムするだけでなく、そのコミュニケーション力を使って、プロジェクトマネジメントなどより高度な仕事をしたり、あるいは、語学力を活かして海外と日本を結ぶ案件などにたずさわるチャンスがありますよね。
スコアが上がれば、すべて解決すると思ってる人は、ひたすらそのスコアを磨こうとします。
それしか考えていません。
つまり、目的がその先のことではなくてスコアそのものになっています。
これを目的の転移といいます。
でも、その1つのスキルだけで突き抜けようとすると、イチローのような職人的努力が必要になります。
なぜなら、スコアが上がるほど、投下時間あたりの熟達ペースはどんどん落ちるからです。
試験でも80点までは、ぐんぐん上がるのに、100点をとるには、並々ならぬ努力が必要になります。
だからこそ、僕がおすすめするのは掛け合わせ作戦です。
まず、1つのテーマでそこそこのレベルを目指します。
この記事を見ている方なら、英語、英会話です。
TOEIC受けてる方なら、700点前後あれば十分です。
次は、実務に耐えうるように会話ができるようになればいいです。
それに加えて、掛け合わせができるスキルをもう少し低いレベルでいいので身につければいいのです。
プログラマーレベルじゃないけど、htmlが大体読める、ワードプレスでサイトを作れるくらいのそこそこスキル。
Photoshopでガンガン写真編集できないけど、そこそこできるスキル。
最低限の記事編集スキルなどです。
掛け合わせる際に大事なのは、コアのスキルをまず作ることです。
個人的に、その1つ目のコアのスキルで圧倒的におすすめなのが英会話です。
なぜなら、英会話のスキルは日本人なら誰もが中学・高校で800時間近くすでに投資してきた英語力にちょっとしたコツを学ぶことですぐに手に入れることができるからです。
物事でいちばん大変なのは0から1のときです。
あなたが、文字すら読めないロシア語やアフリカの言語を学ぶとしたら、その大変さと比べてみるといかに英語が恵まれているかがわかるでしょう。
あるいは、今まで全く門外漢だったのにゼロからプログラミングを学ぶのも同様です。
まずは、1つ目のスキルで英語を目指している人は、英語学習で100点を目指すのではなく、英語学習は75点くらいまできたら、会話力を60点くらい目指してみてください。
間違いなく、これであなたの会話に対してのコンプレックスはなくなるでしょう。
そして、会話のコンプレックスを解消するために、更にスコアアップを目指して膨大な時間を投入するといった本末転倒なこともなくなり、堂々と履歴書にも英語力というところにTOEICのスコアだけじゃなく、会話力として“business”とか”fluent”と自信を持ってかけるようになります。
今回は、英語が話せるようになりたかったら英語は勉強するなというテーマで、そのコツとして発想を転換し言い換え力を身につける話をしてきました。
この記事は、こちらの動画にまとめていますので、あわせてご覧になってみてください。
また、僕の公式LINEでは、無料で有料級の情報をどんどん配信しています。
一緒に英語学習を頑張れたらと思います!
それではこれからも、こちらのサイトでお会いしましょう!
Bye Guys.