大山俊輔ブログ ー 脳科学による習慣ハック・歴史・経済のサイト

パーソナルトレーナーとの筋トレは人類の多くの課題を解決する(効果ある?)

パーソナルトレーナーをつけるメリット

大山俊輔

こんにちは。習慣デザイナー・ハビットマンShunもとい大山俊輔です。

そういえば最近筋トレ関係のブログ書いてなかったなぁと思って久しぶりに書くことにしました。
私は2017年のゴールデン・ウィークちょっと前に、ひょんなことから、

「よし、これから筋トレでメンタルを鍛えるぞ」

と謎な誓いをたてました。その後、かれこれ2年と数ヶ月2回の例外を除いて火曜日と木曜日の朝8時から9時30分までをトレーナーの川村先生にお世話になりました。フィジカル(外的)な変化は言うまでもなく、内面的な変化が私を大きく変えてくれ、そして度々精神的にキツイときも筋トレのお陰で救われました。

このエントリでは私がパーソナルトレーナーを使うことで得た成果を紹介します。現在、ジムに通うか悩んでいる方は是非、このエントリを参考にしてまずは調整してみてはいかがでしょうか?筋肉は裏切りません!

少し自己紹介 – もともとはガリガリ・運動嫌いの少年でした

実は、私は子供の頃はガリガリのもやしっ子でした。
多分実家の近所の人たちはその時の記憶で私のことを覚えていると思います。


↑子供の頃(12歳)の写真です。ガリガリですよね。

さらに、高校を卒業するまでの間アトピー体質に悩みました。
岡山にある岡山白陵中学校を私は1学期で退学しましたが、その原因の1つがアトピーの悪化です。

自分の手や首に目に見える形で発疹が出るのは嫌なものです。
その辛さは、アトピー経験者にしかわからないと思います。私自身は小学校から高校に卒業するまでの間、基本的に半袖を着るのを避けてました。また、シャツも襟付きにしてアトピーが見えないようにしてたことを覚えています。

アトピーで運動が上手な人が少ないのは私自身も体験したから分かりますが、運動をしたくなくなるからです。

特に小学校や中学校など物心つく少年時代に、女子などの前で見られるのは嫌なもので、こうしたことが理由でどんどん運動から遠ざかります。

私は幸い大学生に入る頃からアトピーが消えはじめて、大学院をアメリカのアリゾナ州で過ごしたことをきっかけにアトピーが全く出なくなりました。環境が変わったことで恐らく体質が変わったのでしょう。本当にラッキーでした。

そして、その前段階として様々な治療に付き合ってくれた今は亡き祖母に感謝です。

自分に起きた数多くのメリット

日本に帰国後、私は東京で仕事をはじめました。
その時から、うっすらと健康を考えてジム通いをはじめ運動をするようになりました。

ですが、もともとが運動嫌いです。
どんなトレーニングをしていいのかわかりません。

また、人を待たせるのが苦手な私はマシンを長い時間専有したり、スタッフを読んで使い方を聞くような(大胆な)ことができないのです。
使うマシンはトレッドミル(ランニングマシン)とダンベル、視覚的に使い方が想像のできるチェストプレスくらいでした。

結果として、多少は筋肉はついたものの大胸筋がすこし盛り上がったくらいでそれ以外は昔のままでした。

そして、パーソナルトレーナーにお世話になって2年。この2年での変化を自分なりにまとめてみるとこんな感じです。
是非、今、筋トレを考えている方は参考にしてください。

結果が出た!(外見)

まず、1番の変化は自分ひとりでなんちゃってトレーニングをしたときとは圧倒的に異なる変化です。

トレーナーははじめにボディチェックをしてそこからこちらが叶えたい要望(健康、ダイエット、ボディメイキング等)をヒアリングしながらメニューを作ってくれます。

一人トレーニングでの自分は、

・ とりあえずジムに行く
・ とりあえず使えるマシーンを使う
・ お風呂に入って帰る

の繰り返しでした。
いつしか、体を鍛えることが目的ではなく使えるマシーンを使うことが目的化してしまっていました。
当然、結果は微妙でした。

トレーナーの先生に見てもらいはじめてはじめの3ヶ月で目に見える形で大胸筋と大腿筋がついたことに気づきました。
というより、今まで着ていたシャツやズボンがパンパンになることで気づいただけですが(笑)。

いずれにせよ、一人トレーニングではなかなかメニューを考えたりすることができないですがパーソナルがつくことで強制的に自分をゴールに向かって連れて行ってくれるのです(もちろん、頑張るのは自分ですが・・・)。

お酒をあまり飲まなくなった

次の変化はお酒の量が減ったことです。

会社をはじめて以来、私のアルコール摂取はかなりのものでした。
会社が夜の10時に終わって、その後、食事をして家に帰りますがスグに寝るために酒を飲む。その結果、体重も体脂肪率も目も当てられない状況に・・・。

そんな悪いサイクルでしたがトレーングをはじめた結果逆転しました。

朝早起きをする

トレーニングをする

午後パンプアップがわかる

夜、筋肉を落とすのがもったいないので酒を飲まない

このサイクルに変化したことで、外食は本当に大事な時だけになりました。食事もパンプアップした筋肉を落とすのがもったいないので、夜の炭水化物は自然と減ります。トレーナー代と外食代がちょうど行って帰ってこいという感じになりました。

お金は増えませんでしたが、出費増は実質なくなり筋肉だけが残りました

メンタルが強くなり、長期思考になる

もう一つ、トレーニングの成果としては思考が長期的になったことです。

それまでの自分は、つい、今月、来月と目先の数字に追われ(今も多少そういうところはあります)ていました。しかし、筋トレのお陰でこの短期思考がかなり長期思考に変わりました。

振り返れば、筋トレというのはその行為自体が長期思考の科目です。

どんなに「この器械でスグにお腹がへっこむ」と広告が書いててもお腹はスグにはへこみません。どんなにすごいトレーナーがついても、1ヶ月でムキムキにもなりません。

筋トレというのは、今の時代、人間が本来あるべき長期的な投資とリターンの関係を思い出させてくれる数少ない種目なのです。実は、これは私の携わっている英会話スクール業界にもあてはまります。

筋肉は、洋服や靴を買うように、お金を出せばその場で手に入るというわけにはいきません。 また筋トレによりやっとこさ筋肉がついても、ずっと自分のものになるわけでもありません。運動を止めれば筋肉は衰えていきます。維持するためには、それまで以上のトレーニングが必要になる。そんな種目なのです。

こうしたことから、短期の刹那的な報酬を追いかける私の悪いクセは徐々に鳴りを潜めて、その後、長期的なリターンを得るためのプロセス重視の思考に徐々に自分を変えていくことができました。この視点はビジネスに関わる人には非常に重要な視点だと思います。

肌が若返り、風邪をひかなくなった

これは、多くの人が指摘することですが筋トレを(適度に)行っている人の肌はきれいです。

有酸素運動ではベータエンドルフィンなどの脳内ホルモンが分泌されて、精神力のメーターをぶった切って走る人がいますよね。やりすぎは良くないというのはこのことで、活性酸素が出すぎれば肌の老化を促します。確かに、マラソン選手など有酸素運動が好きな人で肌が老けてる人が多いのは少しやりすぎなのかもしれません。

一方、筋トレもやりすぎてドーピングなんかしてしまっては元も子もありませんが、適度に行う分にはメリットが多いです。
何よりも筋トレにより筋肉が疲労し、乳酸を分泌し、回復する過程で成長ホルモンの分泌を促します

このループが定期的なトレーニングで維持されていれば肌も若返りますし、免疫が強くなり病気になりにくくなります。私もここ数年、風邪らしい風邪を引かなくなりました。

筋トレの隠れたメリットです。

キーストーンハビット – 英会話も上手になる

英会話と筋トレに共通していること。
それは、どちらもリターンの回収が長期的であるため、短期的に自分のプロセスをコントロールするスキルが必要であることです。

今の時代、スグに効果を求めるのが当たり前の風潮ですが、英会話学習(語学)と筋トレは数少ない長期思考を私達人類に思い出させてくれるのです。そして、成果が出はじめる過程で私達は大きなものを手に入れます。

それが「キーストーン・ハビット」(梃子となる習慣)なのです。
キーストーン・ハビットとは小さな勝利と言い換えることもできるでしょう。

『習慣の力 The Power of Habit』の著者チャールズ・デュヒッグ によれば、運動を梃子としたキーストーン・ハビットを持っている人は運動のみではなく他のあらゆる習慣性の行動をも改善することに成功する確率が高まるそうです。その影響は、喫煙、飲酒、ギャンブル、浪費癖など本来人が容易に身に着けてしまう悪習慣を駆逐するときにも大きな力を発揮します。

これも人が、語学学習や筋トレを通じて長期的なリターンとプロセスの関係を理解し、そして、小さな勝利を手に入れることで短期報酬の虜になることを防ぐからだとも言えます。そして、これあできると、次の長期的リターンに向けた新たな良い習慣を作ることがより容易になるのです。

初心者にオススメのジム

さて、最後に今まで運動から遠ざかってきた人をメインにオススメのジムをご紹介します。

大山の通っている(た)ジムなど

まず、最初に、私のジム遍歴はこんな感じです。

1997年:まだ大学生時代で、思いきって運動苦手を解消しようと甲南山手付近にあったエグザスに入会。あまりうまく使いこなせず卒業。1998年~1999年:アメリカに住んでいたときは寮にジムがついていました。ただ、ラグビーなどやってるヤバマッチョばかり使っててあまり活用できず。

2000年~2003年:東京に移り住んではじめの頃は六本木のティップネスに通っていました。

2003年~2004年:白金にあるスパ白金に通う。距離が遠く1年で卒業。

2005年:東麻布にあったクラークハッチという男性限定(?)のジムに通う。歴史あるクラブですが、半分くらいマシンが故障してました(笑)。

2012年~2015年:恵比寿プライムスクエアにあるコナミスポーツクラブに通う

2015年~:表参道にあるグランサイズ青山(コナミ系列)に通う。パーソナルをつけたのはここがきっかけ。

以上から、一応いろんなジムを巡り巡ってるのが分かっていただけたと思います。
下記のクラブは目的別にあわせてご紹介します。

短期集中で取り敢えず結果を出したい方

ライザップ

言うまでもなく短期集中といえばライザップが有名ですよね。
もちろん、2ヶ月でかなり急ピッチで成果を出しますのでその後のリバウンドは要注意です。ただ、今まで何度も挫折していた方には前述のキーストーン・ハビットをつくるためにも一度、短期で成果を出すというのもありだと思います。

CREBIQ(クレビック)

こちらは、女性限定版のライザップとでも言えばよいでしょう。
私達も女性限定の英会話スクールを運営しているので、お客様の気持ちはよく分かるつもりですが、やはり、異性がいると気を使うものです。特に、慣れないスポーツなどは自分のぽっこりしたお腹を異性に見られるのは嫌でしょうから、女性限定で運営されるというのもお客様目線で理解できます。


エクササイズコーチ

アメリカに本部があるジムですが最近日本に進出しました。時間が短めではありますが、料金もいわゆる一般的な短期型のジムよりはお安めです。


中長期でゆっくり取り組みたい方

上記は短期決戦型です。学生時代多少運動をしていた方なら大丈夫かもしれませんが、ずっと運動嫌いだった人には少しハードルが高いかもしれません。となりますと、まずは小さな、軽いステップではじめるのが良いでしょう。必ずしもトレーナーをつけてガッツリと運動するだけではなく、軽く、通うことを自己目的化してスタートするのだってありです。その切り口でのオススメのジムをご紹介します。

コナミスポーツクラブ

私もこのクラブに長らくお世話になってきました。
なんと言っても、運営店舗数は日本一ですし、入会するプランによっては複数店舗の掛け持ちも可能です。私も様々なスポーツクラブに入会しましたが、続かなかった原因の1番は距離です。家に近いか、職場に近いか、あるいは、移動中の間にあるか。この3つのいずれかに重ならないジム選びは必ず失敗します。店舗数の多さというのも安心材料です。

女性専用ボディメイクスタジオ【ピラティス&ヨガスタジオ『Olulu-オルル-』】

こちらは、ジムではなくてピラティススタジオです。
あまり筋肉をつけることに強い希望がないのであれば、まずは、ヨガやピラティスから軽く初めてみてはいかがでしょう。


ホットヨガのLava

ホットヨガスタジオとしては最も全国区で有名ですよね。
現時点ではがっつりと運動する予定がない方もヨガからのスタートでしたらハードルも大分下がります。

まとめ – やれば必ず成果が出る – それが体型と語学力

いかがでしたでしょう?

私が英会話と筋トレが好きな理由は結局のところやったことがそのまま結果に繋がることです。
この2種目を除くとほかはなかなか非情なものもあります。努力したにも関わらず成果につながらないことが世の常なのです。

ですが、英会話と筋トレだけは努力を裏切りません。
ここまで、自分のとった行動と結果がそのまま直結するものって他にはあまりないですよ。

日々、理不尽なことが起こりうる現実世界に生きる私達にとって、筋トレと英会話は数少ない私達に夢と希望と自信を与えてくれるのです。

ではまた!

ハビットマンShun(大山俊輔)