大山俊輔
さて、10月に入ってから消費税も10%になっちゃいました。
あーあ、というところですね。
私の通ってるジムでも朝のおばさま(◯おねえさま)チームはにわかで、やたら軽減税率など詳しくなっているようで、私は全く会話についていけません。
さて、こんなツイートしました。
社会人になってから「日経新聞は読んどけ」と言われて29歳まで読みましたが、この15年読まなくて正解です。
消費増税を散々煽りながら、この記事はアウトですね。どうせカットするなら、日常品ではなくて新聞(特に日経)!日本経済を支える中小企業の商品を買いましょ!https://t.co/T1P47mrQXo
— 習慣デザイナー / ハビットマンShun(大山俊輔/Shunsuke Oyama) (@shunsuke_oyama) October 5, 2019
私は起業した2006年を境に新聞を読むのをやめました。
テレビに至っては、学生時代から見てません。
長らくこうした環境に身を置いていたため、芸能界などの情報は一切遮断されています。
どれだけ有名な方が目の前にいて、周りがキャーキャー言ってても、私は知らないので反応しようもありません(笑)。
ちょっと極端に感じられたかもしれませんが、習慣という立ち位置から基本ニュースの追っかけはオススメしません。
というよりも、百害あって一利なしです。
そこで、このエントリではその理由をまとめてみました。
動画で見てみたい方はこちらでもどうぞ
目次
テレビのニュースが習慣上良くない理由
私はテレビニュースは見ませんが、インターネットのサイトでは少しだけ見ます。テレビと比べたら、取捨選択ができるので極力自分に関係のないニュースは無視できますが、だいたいのヘッドラインなどから推測すると、こんなニュースがネットでもテレビでも多いのではないでしょうか。
・ 政治家の問題発言
・ 謝罪会見
・ 殺人事件
・ 海外の紛争
などなど
一方で反対となりますが、芸能人のおめでたくらいはニュースになりますが、政治家がいいことをやったとしてもあまり話題にはなりませんよね。
習慣デザインの立場からとなりますが、良い習慣をつくりたい!
そう思っている人にはニュースを見ることをオススメしません。
なぜなのかをお話していきます。
デメリット1)自分に関係ないことばかり
そもそも、誰と誰が離婚した。
はたまた全く自分の人生と関係のない人の謝罪会見。
こんなニュースで怒ったり、悲しむだけ感情の無駄ですよね。
「この政治家はけしからん」
とか
「あの芸能人は別れると思ってた」
という話をしているときの自分の顔を鏡で見てみましょう。
きっと、テレビを消したくなると思います(笑)。
デメリット2)考えが偏る
2番めの理由は考え方が偏ることです。
ニュースキャスターとはいえ、テレビ番組にはスポンサーがいます。
新聞にも裏にはお金を出してくれる人たちがいます。
今後の日本の方向を左右するようなニュース。
たとえば、消費増税などでも、新聞やテレビがほとんど賛成だったのも賛成したほうがメリットがあるからです。
このあたりの仕組みはちょっと調べればすぐにわかることですが、テレビやWebニュースでもフィード系のものだけ見ていると、基本、スポンサーの意向をくんだ報道ばかりが目に飛び込んでいてしまいます。そもそも新聞は今回何故か軽減税率の対象ですもんね。
そして、気づかないうちにスポンサーの意向通りテレビの視聴者の考えは偏っていってしまいます。
(よほど、自分が強くない限りは)
デメリット3)主体的でなくなる
そして、何よりテレビやニュースの怖いことは考えることを奪われること。ネガティブな話を聞かされて不安が増幅すると、人は自分の頭で考えることをやめてしまいます。
そうなると、ニュース運営の思うとおりの人間にしたてられてしまいます(笑)。
主体性がなければ、テレビで見た人の意見を正しく思うようになります。
池上彰さんとか人気ありますが、私はかなり眉唾でみてます(ファンの方すみません。私の個人的見解です)。
基本、どの番組もスポンサーの意向はかならずあるものと思うと良いでしょう。
私は日経新聞を2006年を最後に読むのをやめましたが、ジムなどに置いていてたまに見かけるときには、
「タイアップ記事」と思って読むようにしています。
テレビのニュースがネガティブなものが多い理由
さて、ではどうしてテレビやインターネット(主に有名どころのメディア)ではネガティブなニュースが目立つのでしょうか?もっと明るいニュースがあってもよいのに?と思いますよね。
もちろん、これには理由があります。
ネガティブなニュースばかりの理由1)滞在時間を増やすため
メディアの方たちも当然ですがお商売されてます。
ジャーナリズムだとかいう時代もあったのでしょうが、基本、スポンサーから広告をもらって運営している立場上、何が優先するかといえば視聴率であり、番組滞在時間を最大化させることです。
同じことがSNSのニュースフィードにも言えます。
ネット業界で言えば、多くの運営会社はサイト滞在時間の最大化を目指します。
結果として、選択的にテレビもネットもネガティブなニュースが優先的に配信されることになります。
このことを、Time Well Spent Movement(より有意義な時間の過ごし方運動)の先駆者のTristan Harris(トリスタン・ハリス)はFacebookなどのフィードアルゴリズムも同様に過激なニュースなどを選択的に流す理由は、明らかにネガティブニュースのほうが滞在時間を引き上げるからだ、と言っています。
要はネガティブなニュースのほうが長いことテレビを付けてくれるし、フィードを見続けてくれるからなのです。
ネガティブなニュースばかりの理由2)商品が売れやすくなるから
一方で、テレビだったらスポンサーといえばコマーシャル。
普通に考えるとネガティブなニュースの合間に自社の商品のコマーシャルが出るのってどうなの?
と思う方もいるかと思います。
ところが、殺人事件などネガティブなニュースの後には商品が売れやすいことが心理学的に知られています。
このことを、「恐怖管理理論」と心理学では言うそうです。
ネガティブなニュース。
特に、「死ぬこと」「病気になる」「失業」などといった将来の不安を感じるニュースにふれると人は、その不安を打ち消すものにすがりつきたくなります。特に、ネガティブニュースの後は、コルチゾールに代表されるストレスホルモンが分泌されます。
こうなると、人は不安を消すためにすっちゃかめっちゃかな行動を取ります。タバコを吸うのが体に悪いとわかってても、ついつい吸いたくなるのが人間であるように、ストレスホルモンが出てしまうと買い物などで不安を打ち消したくなります。
そんな時に登場するのが、、、、。
テレビCMなんですよね。
この仕組がわかると、テレビニュースを見るメリットがまったくないことがわかりますよね。
断ニュース:ちょびっと浦島太郎を目指そう
さて、結構テレビや新聞をdisってしまいました。
ぜひ良い習慣を作りたい人は、まずは断捨離ならぬ断ニュースから。
でも、中には友達や同僚との会話のネタに困ることがあるという人もいるかも知れません。
ですが、そうなってしまうと、テレビを見ない私は浦島太郎?
となりますが、そんな私も最低限のことは知ってはいると思います(芸能ニュースは知りませんが)。
たとえば、最近のあおり運転事件であったり、関電の収賄の話くらいは追いついてます。
有名人のお悔やみ情報も多少は入ってきます。そして、これくらいでスタッフやお客様との会話にも困るほどではありません。むしろ、私と話す時に芸能ネタはついてこないこともわかってるので諦めてくれます(笑)。
いずれにせよ、最低限、こうしたニュースは、たまーにつけるFacebookやTwitterのフィードを見れば出てきます。それ以上は深堀りしなければ、一応、完全に時代に取り残されない程度、トレンドは分かります。
それよりも、断ニュースのメリットははるかにあります。
テレビを見て、気分を悪くして、そして、変な買い物したりしてしまう時間やお金がなくなって、
できた時間をジムに行って鍛えたり、語学を学習したり、新しい本を読んでみたり・・・。
そんな時間を使い方の方がはるかに楽しそうじゃありませんか?
PS:
ちなみに今回の消費税増税の平均の月間の負担額増は4000円前後と言われています。
そういえば、新聞ってだいたいそんな価格でしたよね(笑)。