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『嫌われる勇気』のポイント3つを5分で解説!読書が苦手な方でもよくわかる「要約」と「まとめ」

『嫌われる勇気』のポイント3つを5分で解説!読書が苦手な方でもよくわかる「要約」と「まとめ」

こんにちは、本を年間100冊以上読む読書大好きMomoです!

今回は読書大好きな私が「人生を変えられた!」と感じるベストセラー自己啓発書「嫌われる勇気」の大事なポイントを5分で解説致します。

Momo

作家志望でブロガーもやってます。今までに1000冊近くの読書をしてきました。本業は企業の経理・法務関係の仕事をしています。
  • 『嫌われる勇気』ってタイトルは聞いたことがあるけれど、読んだ事はない……
  • 気になってはいるけれど、普段読書をしないので、読む気にならない……
  • いつも悩んでいるので、もっと人生を楽しくできる方法を知りたい……

この記事では、読書嫌いの方にでもベストセラー名著『嫌われる勇気』のエッセンスが分かるようにポイントをまとめました。要約を見てから購入するか判断したいという方から、まずは、まとめだけ見てしまいたいという方まで私の感想も含めて手短かに解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

そもそも「嫌われる勇気」ってどんな本?

国内でも200万部を突破している大ベストセラーの自己啓発書「嫌われる勇気」。
そんな「嫌われる勇気」を一言で説明するなら、「幸福に生きるための考え方を学べるアドラー心理学の入門書」です。

心理学三大巨頭の一人、アルフレッド・アドラーが確立したアドラー心理学。

アドラーの考え方をまとめたその心理学には、幸福に生きる上で役立つ考え方が詰まっています。
しかし、学問の一つである心理学は言うまでもなくとても難解です。

何も知らない一般人が一から正しく理解しようとすれば、小難しい専門書を読まなければならず、それ相応に時間がかかってしまうでしょう。
そんな問題を解決するため、アドラー心理学を凝縮し、誰にでもわかるようにした入門書が本書「嫌われる勇気」です。

この本を読むことで、人生をより幸福にするためのヒントが得られるでしょう。

嫌われる勇気の3つのポイント

それではここから、「嫌われる勇気」の中でも私が特に大事だと感じたポイント3つについて

「嫌われる勇気」の中で実際に用いられたワードを基にわかりやすく解説します。

1.あなたの人生は「今、ここ」で決まる

あなたには、過去の経験に基づくトラウマがあるでしょうか。
程度は別として誰にでも一つはありそうな「トラウマ」ですが、アドラー心理学ではトラウマの存在そのものを明確に否定しています

例えば、過去に犬に噛まれたことが原因で犬に触れなくなってしまった人がいるとします。

アドラー心理学では、この人が犬に触れなくなった理由を「過去に犬に噛まれたせいだ」とは考えません。
「次に犬に触った時に、また噛み付かれるかもしれないことを恐れているせいだ」と考えます。

要するに、人が行動をするかしないか決めるのは、「過去の体験」によってではなく「今の自分の考え」によってであると考えるのです。

過去はどうやっても変えられません。

そのため、人の行動の原因を過去の出来事によるものだと決めてしまうと、人は一生変われないことになってしまいます

それでは「今の自分の考え」であればどうでしょう?
「今の自分の考え」は「過去の体験」とは違って変えることができますよね。

先ほどの例に当てはめると、「過去に犬に噛まれた」からではなく「また犬に噛まれたくない」から犬に触らないという考え方であれば、「また犬に噛まれたくない」という思いは「今の自分の考え」です。

「昔は噛まれたけど、今度は大丈夫だろう!」
「例え噛まれたとしたって死ぬわけじゃないし、大したことはない!」

そういった考えで今の自分の考えをポジティブに変えることができれば、犬に触ることもできるようになるはずです。

このように自分の人生を決めるのは「過去の体験」ではなく「今の自分」であり、あなたの人生は「今、ここ」この一瞬次第で変えていくことができるというのがアドラー心理学の考え方の一つです。

2.人生は他者との競争ではない

あなたは自身を他人と比べて、劣等感を抱くことはないでしょうか?

「あいつは俺よりもいろんな知識を持っている」
「あの子は私のよりも高いブランド物のバッグを持っている」

そんなことを考えて嫉妬したり、劣等感を抱いたりする人は少なくないと思います。

それが自分にとってプラスになるポジティブな感情であれば良いですが、大半の方にとってはネガティブな感情なのではないでしょうか。

本書ではそういった方に対してのメッセージとして「人生は他者との競争ではない」と言っています。

他者と自分を比べ始めるとキリがありません。
例えば、身近なライバルに何かの分野で勝ったとしましょう。

一時的には優越感に満たされるかもしれませんが、相手と自分を比べている以上、負けることが許されなくなります。負けた瞬間に、また劣等感に支配されてしまうからです。

さらに、他者との競争には終わりがありません。
上には上がいるもので、例え一つの競争に勝ったとしても次はその上が見えて劣等感を抱き……というスパイラルに陥ってしまいます。

本書で語られているのは

「健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるものではなく『理想の自分』との比較のなかで生まれる」ということ。

性別も年齢も知識も外見もこれまでの人生も違っている人間同士を一つの尺度で測り、優劣を決めるなんてことは無意味です。

そもそもここでいう優劣とは誰が決めるのでしょうか?
それらの基準自体が人によって変わってしまうとても曖昧なものです。

そのため自分自身を他者と比較するのではなく、自分がなりたいと思う理想の自分と比較するのです。

比較対象を理想の自分とすることで嫉妬や劣等感に苛まれることなく、自分が成長するためにすべきことをシンプルに考えられるようになります。
そういった考え方を持つことで、ネガティブな考えから解放され、ポジティブに生きることができるでしょう。

3.他者の課題を切り捨てよ(課題の分離)

アドラー心理学では「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とまで言い切っています。

実際に対人関係に悩まされているという方は多いと思いますが、そんな方に一番知ってほしい考え方が「課題の分離」です。

「課題の分離」とは、自分と相手の課題を明確にし、線引きを行うこと。

例えば、あなたが真面目に仕事をしていても、難癖をつけてきて怒る上司がいるとしましょう。
ここであなたが考えるべき課題は「いかに自分の仕事を真っ当に行うか」であり、「いかに上司に怒られないか」ではありません。
つまり、「自分自身で変えられること(自身の課題)」にだけ向き合うのです。

当たり前の事ですが、他人を変えることはできません。自分を変えられるのは自分だけです。

難癖をつけてきて怒る上司を、あなたの力で怒らなくて優しい上司に変えるなんて難しいですよね。
そのため、「課題の分離」では自身が考えるべきことと、相手が考えるべきことを明確に線引きし、相手が考えるべきことには、踏み入れない、干渉しないようにします。

また、自分の課題に対しても相手を踏み入れさせないようにします。
あなたの人生はあなただけのもので、他人のものではありません。逆も然りです。

「いつも他人の顔色を伺ってしまう」
「いつも他人からどう見られているかが気になってしまう」

そんな方はぜひ、「課題の分離」を考えて行ってみてください。

「課題の分離」を実践することで、自身が考えるべきことがシンプルになり、きっと今よりも生きやすくなるはずです。

「嫌われる勇気」から私が学んだこと

「嫌われる勇気」を読んで私が感じた一番の思いは、「自分の人生は自分の考え方一つで変えることができる」ということです。

言うまでもなく、誰しもが一瞬で幸せになれるような魔法なんてこの世に存在しません。
しかし、「考え方」や「受け取り方」は、本人が納得できれば一瞬で変えることができます

そして何より自分の人生が幸せかどうかは自分が決めることです。

お金持ちでも人生に満足できておらず、常にイライラしている人もいれば、裕福でなくても毎日笑顔で人生を楽しんでいる人もいますよね。

だからこそ今の自分の境遇を大きく変えようとするのではなく、自分の人生をより幸せに、より充実したものにするために、まずは自分の考え方から変えてみる。
「嫌われる勇気」を読んで、自分なりに人生に大事なものが何か気付けたような気がします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は私の独断と偏見で「嫌われる勇気」の大事なポイント3つを紹介させて頂きましたが、本書には他にも多くアドラー心理学のエッセンスが紹介されています。

「今回紹介されている3つのポイントをもっと詳しく知りたい!」
「アドラー心理学をこれからもっと学びたい!」

という方は、是非とも本書を読んでみてください。

そして最後に一つ。

何より、人生をより幸せにしていくために大事なことは「本をただ読む」ことではなく「本で学んだことを人生に活かす」こと。
今回知った大事なポイントを忘れないように、日々の中で悩んだ時には思い出してみてください!

Momo&大山俊輔