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Netflixオリジナルドラマ『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』はメフメト2世マニアにオススメ

オスマン帝国 - 皇帝たちの夜明け

『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』というドラマをご存知でしょうか?

最近ではNetflixオリジナルドラマや映画が数多くリリースされて大人気です。私も最近見たドラマでは、

  • 愛の不時着
  • ストレンジャー・シングス
  • テラスハウス
  • 全裸監督

などなど、数多くのオリジナル作品にお世話になってきました。

大山俊輔

本業は会社経営者。女性限定・初心者専門の英会話スクール b わたしの英会話を運営しています。オスマン帝国の歴史が大好きで、1日1回はオスマン帝国と言ってると思います(笑)

しかし、この『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』が人気だという声はあまり聞きません。

なんともったいない!!
歴史が好きな方でしたら、是非、このドラマは見るべきなのではと思いましてこのエントリを書いてみました。

『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』のストーリー

『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』(英語タイトルRise of Empires: Ottoman)はは2020年1月24日よりNetflixが独占配信している連続ドラマです。

ストーリーとしては、ほぼほぼ、塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』と時代が重なります。時は、1450年代。アナトリア(小アジア)から勢力を拡大したオスマン帝国の若き皇帝、メフメト2世が若き日からの夢であった東ローマ帝国(ビザンティン帝国)の首都コンスタンティノープルを征服するまでの物語です。

ストーリーとしては、メフメトがスルタン(皇帝)に即位するところからはじまりますが、幼少期に話を戻したりして彼の生涯にスポットライトを当てつつ生涯のプロジェクトであった1000年の都であるコンスタンティノープルの征服に向かって突き進んでいくさまを独特の視点で描いています。

オスマン帝国・メフメト2世 イスラム界の天才厨二病君主メフメト2世~力づくでローマ帝国の後継者となった男

第1話:新皇帝

オスマン帝国の王位を継承したメフメト2世が、東ローマ皇帝コンスタンティノス11世に戦闘意思を表明したことで、ジェノバ人の傭兵(ようへい)が雇われる。

第2話:難攻不落

コンスタンティノープルの城壁を崩すため、大胆な包囲戦を行うメフメト。だが、常備軍(イェニチェリ)が敵の傭兵隊長ジュスティニアーニの反撃を受ける。

第3話:狙うは金角湾

壁に向かって地下に穴を掘り、城壁を攻落しようとするメフメト陣営。だが、風向きに見放され、敵艦隊の入港を阻止せんとする海軍の計画が失敗に終わる。

第4話:スパイの温床

陸に上げた船を金角湾に滑り込ませるという逆転の発想で、成功を収めるメフメト。内通者がいるとも知らず、オスマン船を攻撃するジュスティニアーニ。

第5話:古代の予言

戦争の残虐さが増し、両陣で士気が下がる中、メフメトがジュスティニアーニに魅力的な申し出をする。その後、大宰相から休戦を勧められ悩むメフメト。

第6話:栄枯盛衰

オスマンの大砲攻撃を受けた城壁はもろくなり、ベネチアからの援軍はまだ到着しない…。そして、メフメト率いるオスマン帝国の新たな時代が始まった。

『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』のキャスト

キャストには、イスタンブール工科大学地質工学部の地質学者ジェラール・センギョル教授、エムラ・サファ・グルカン博士などが担当し、ドキュメンタリー調にストーリーが展開します。時に、この2人は番組中にも登場し時代背景なども説明してくれるので、この時代のことをあまり詳しくない人でもしっかりとストーリーを理解していくことができます。

 

メフメト2世:ジェム・イーツ・ウズモール

ジェム・イーツ・ウズモール - メフメト2世

 

主人公のメフメト2世を演ずるのは、若きトルコの俳優のジェム・イーツ・ウズモール。メフメトについては、以前、「イスラム界の天才厨二病君主メフメト2世~力づくでローマ帝国の後継者となった男」というエントリで詳しくその生涯とコンスタンティノープルの陥落についてまとめていますので、是非、ご参照ください。

1000年以上続いた東ローマ帝国を終わらせることで、ヨーロッパの中世に終止符を打つとともにオスマン帝国を3大陸に渡る世界帝国にするための基盤を築いた偉大なる皇帝です。

ジョヴァンニ・ジュスティニアーニ:ビルカン・ソクル

ビルカン・ソクル

ジェノヴァ共和国の海軍軍人で守備側となるビザンツ帝国に傭兵として防衛軍に参加。類まれなる用兵術で、メフメトを苦しめます。コンスタンティノープル陥落直前に傷を負い街を去ります。

マラデスピナ・ハトゥン:トゥバ・ビュユクウストゥン

 

マラデスピナ・ハトゥン

セルビアの君主ジュラジブランコビッチとアイリーンカンタコウゼンの娘。オスマン帝国のスルタンムラト2世(メフメト2世の父)のハーレムに入り、メフメトとは継母の関係。コンスタンティノープル攻略という気宇壮大なプランに反発の多いメフメト家臣団の中でも、弱気になるメフメトを励ますなど重要な役割を演じます。

コンスタンティヌス11世パレオロゴス:トンマーゾ・バシリ

トンマーゾ・バシリ

東ローマ帝国(ビザンツ帝国)最後の皇帝。メフメト2世の降伏勧告を断り、徹底抗戦。都が陥落する時に、「神よ、帝国を失う皇帝を許し給うな。 都の陥落とともに、われ死なん。逃れんとするものを助け給え。 死なんとするものはわれとともに戦い続けよ!」と叫んで、一兵卒として最後まで戦い都と運命をともにする。

ハリル・パシャ:セリム・バイラクタル

セリム・バイラクタル

チャンダルル家(アナトリア)出身のオスマン帝国の宰相。父ムラト2世の代に大宰相となり、その子メフメト2世の代も大宰相としてとどまる。対ビザンツでは、宥和政策を支持しメフメト2世のコンスタンティノープル攻略には非協力的であった。戦後、ハリルはじめチャンダルル一族の多くは処刑される。

『オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け』のレビューと見どころ

あの名シーンが全て再現

やはり、このドラマの見どころといえばコンスタンティノープル攻略戦が好きな人なら、誰もが知っている有名なシーンがほぼすべて網羅されていることでしょう。

ハンガリーの技師ウルバンの巨砲による大砲をぶっ放すシーン

ハンガリーの技師ウルバンの巨砲による大砲をぶっ放すシーン

オスマン艦隊の山越え

オスマン艦隊の山越え

コンスタンティヌス11世の最後の突撃

コンスタンティヌス11世の最後の突撃

メフメト2世のコンスタンティノープル入城

メフメト2世のコンスタンティノープル入城

といった、有名なシーンが全てカバーされていることでしょう。今まで、本や絵画の世界でしか見てなかった世界が実写版で登場するのは圧巻ですね。

俳優が英語で頑張る!

もう一つの圧巻は、登場する俳優がすべて英語で役を演じていることです。

登場俳優のほとんどがトルコ人です。英語は決して上手な国ではないはずですが、このドラマに出る俳優さんは実に上手に英語でセリフを言っています。ストーリー的にも複雑な話が多いので、暗記するだけではできなかったと思いますので、おそらく多くの方がもともとそれなりに英語が話せたのではと思います。

英語の商売をしてるから聞いていると大体わかりますが皆、上手です(笑)。

まとめ – たったの6話!まずは見てみよう!

いかがでしょうか?

世界史好きなら必ずチェックすべきドラマだと思いますよ。しかも、全6話なのでドラマの見過ぎでネットフリクス廃人になる心配もありません(笑)。コンスタンティノープル陥落は中世と近世の分岐点となった世界史の重大事ですが、ここまで再現しているドラマは珍しいと思います。

大山俊輔