こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。
今回の記事では、英語の基本動詞「like」の使い方をコアイメージと例文で解説しています。日常英会話でも「like」は、さまざまな使い方がされており、悩むことも多々ありますよね。
しかし、「like」のコアイメージを理解すれば、どんな使い方にも対応できるようになるので、この記事でマスターしましょう!
なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】
この記事では、「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」の企画第9位「like」のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方は、この記事を通じて効率よくlikeの意味、本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使いわけができるようになることでしょう。
では、Let’s get into it!
目次
英語の基本動詞「like」の様々な使い方をコアイメージと例文で解説!
ネイティブが最初に覚える基本動詞Top55、第9位は「like」です。
「like」は「~が好き」という意味でしょう?確かに、
あなたの考え方が好きです。
Would you like a cup of coffee?
コーヒーを1杯いかがですか。
このように、日本語訳すると「好き」という意味になり、私たちが学校で教わった使われ方です。しかし、いくら感情豊かに話す英語圏の人の会話でも、「好き」という意味だけでは、そこまで「like」が多く使われないはずです。
「like」が多く使われる秘密はこの単語のコアイメージ、つまり、核心にあります。イラストを見てみましょう。このイラストでは、相手にイメージを伝えている状態を表しています。日本語の感覚では「~のようだ」というニュアンスです。厳密には動詞だけではなくなく、接続詞や前置詞的に使うときも含まれます。
「like(〜のような)」の使い方を例文で解説
例文を見てみましょう。
この飲み物はヨーグルトのような味がする。
Don’t talk like that.
そんな風に話さないでください。
My sister is like my mother.
妹は母みたいだ。
It’s like you know everything about me.
あなた、私のことなんでも知っているみたい。
このように「like+文章」で、「何々っぽい、〜のようだ」といった意味になります。
ビリー・ジョエルの『ピアノマン』という歌がありますが、ここでも、
ピアノはカーニバルのように響き渡り
And the microphone smells like a beer
マイクはビールのように臭う
という節があります。マイクがビールのように臭うとは変な感じですが、これが「like」をよく使うネイティブの実際の感覚に近いのです。
海外ドラマ『フレンズ』で使われている「like」の例文をご紹介
実際、海外ドラマ『フレンズ』で使われているlikeを調べてみると、このような場面で使われていました。
Monica: I think he’s shy.
ジョージってどんな人だと思う?
シャイだと思うよ。
レイチェルがモニカに「ジョージってどんな人?」と聞く場面ですが、これも、「ジョージってlike=“どんな人っぽい?”」というニュアンスが入っています。
と聞くと、明確な意見を求めますが、likeにすることで質問をゆるくしています。
返事は「I think he’s shy.」ということで、以前「think」の回で解説した「I think that+従属節」が使われています。
ありがとう。で、ボブって奴はどんな見た目なの?背が高いの?低いの?
「think」については、こちらの記事「英単語「think」の使い方をコアイメージと例文で分かりやすく解説 – 第8位」で解説しているので、ぜひご覧になってください。
これは、次の第10位に登場する五感を表す動詞「look」とセットで「look like」、つまり「〜っぽい」という訳です。
あなたはトム・クルーズみたい。
このような感じです。
会話でよく使われる「It’s like〜」の使い方を例文でご紹介
さらに、会話でよく使われる「It’s like+名詞」、もしくは「It’s like+主語+動詞のパターン」、ジョーイが自分の家のクリスマスのしきたりを語るシーンをご紹介します。
「But my mom always makes them.(だけど、俺のおかんはいつもthem(クリスマスターキー)を作ってくれるんだよ。)」、「It’s like a tradition.」
ここで出てきました、「It’s like +名詞」。
「我が家のtradition(伝統)のようなものなのよ。」と言っています。
これはもう俺の夢みたいなものなのよ。
続いて、もう一つ例文をご紹介します。
「Here is the thing(ちょっと言いたいことがあるんだ。)」、「You know,(ねぇ、わかるかな)」、「I mean,(えっと)it’s like we’re different.(僕らは違うっぽいんだよ)」
この「it’s like+主語+動詞」の文です。こちらは、チャンドラーがジャニスと別れる場面のセリフです。
「we’re different」と言い切ると別れの言葉として強すぎるけど、「it’s like」ではじめることでかなり柔らかくなります。
また、「like」と使い分けが難しい「love」については、こちらの記事「【英語の基本動詞】英単語「love」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説!- 第20位」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
実際には動詞より前置詞、接続詞として使われる方が多い「like」ですが、コアイメージは品詞が異なっても同じ考え方です。例文でご紹介したように、会話において非常に多く使われますので、「like」の使い方をしっかりマスターしましょう。
それでは「like」の解説は以上となります。
次回の記事「英語の基本動詞「look/see」の違い・使い方をコアイメージと例文で徹底解説 – 第10位・第11位」では、「look/see」の違いを分かりやすく解説しているので、ぜひご覧になってください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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