大山俊輔ブログ ー 脳科学による習慣ハック・歴史・経済のサイト

【英語の基本動詞】英単語「go」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第6位

英単語「go」の意味・使い方をコアイメージと例文で分かりやすく解説 - 第6位

こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。

前回の記事では、基本動詞第5位の「know」について解説しました。まだお読みでない方は、「英単語「know」のコアイメージは?意味・使い方を例文とイラストでご紹介 – 第5位」をチェックしてみてください。

今回の記事では、英会話でよく使われる基本動詞第6位「go」の意味・使い方を、コアイメージと例文で分かりやすく解説します。

私は大人気の海外ドラマ「フレンズ」の全シーズン1〜5を見て、動詞の頻出回数を調べてみました。その中で、第6位になったのが今回ご紹介する「go」です。日常英会話でよく使われる英語の基本動詞をコアイメージから理解することで、英会話の幅は格段に上がります。

この記事で「go」のコアイメージを理解し、あなたの英会話力を向上させてくださいね。

なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。

【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】

 

ということで、この記事では、「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」の企画第6位「go」のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方は、この記事を通じて効率よくgoの意味、本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使いわけができるようになることでしょう。

では、Let’s get into it!

英単語「go」の意味・使い方をコアイメージと例文で分かりやすく解説

「go」のコアイメージ
「go」のコアイメージ = (自分目線)離れて行く

ネイティブが最初に覚える基本動詞Top55、第6位は「go」です。
「go」=「行く」と認識している方が多いかも知れませんが、この先入観のため、せっかく膨大な学習時間をかけているにも関わらず、多くの方が英語を聞き取れず、話すことができないという状況に陥りがちです。

My grandfather has gone.
祖父は行く。

I go to extreme.
私は極端に行く。

I went crazy.
私はクレイジーに行った。

どれも「行く」という日本語ではおかしな訳になります。

これまでの解説で登場した「be、do、have、get」などに比べるとgoは応用が少ないように感じられますが、これらの例文から想像できるように、この「go」もかなり奥が深い単語です。

「go」が重要な理由はもう1つあります。
それは、「go」が不規則動詞の単語であり、さらに、「go/went/gone」とかなり発音が違うためです。つまり、しっかりとこのgoの発音を瞬時に拾えないとリスニングができない単語である上に、コアイメージをつかんでおかないと、様々な使われ方をする「go」を使った文脈を瞬時に理解することができません。

驚くくらい簡単な会話なのに全然わからなかったという方が多いのが、「go」が出てくるネイティブの会話です。

それでは、「go」のコアイメージを解説していきます。「go」のイメージは、自分目線で今ある場所から離れていく、到着していくという感覚です。やはり「行く」という意味では?と思いますよね。それでは、「自分目線で今ある場所から離れていく感覚」に慣れるため、いくつか例文を見てみることにしましょう。

英語「go」の使い方を例文でマスター

Sundays go quickly.
日曜日はあっという間に終わる。

He has gone and the funeral is held on next Wednesday.
彼は亡くなられてお葬式は次の水曜日です。

The light bulb has gone.
電気が切れた。

The pain has gone.
痛みがなくなった。

どうですか?この4つの文章では、終わる、死ぬ、電気が切れる、痛みがなくなるという日本語訳になりました。「go」=「行く」で覚えていたら、全く想像がつかない使われ方です。

100歩譲って、文章を読み何となく想像ができる人がいるかもしれません。しかし、実際の会話でこのような言葉が耳に突然飛び込んできた時に、瞬時に意味を解析できるようにするため、コアイメージが大事なのです。

「go out with」の意味は「付き合う」?コアイメージから見てみよう

この、「go」のコアイメージは「(自分目線)離れて行く」、感覚がさらに発展すると、このような会話の謎が解けてくるはずです。例えば、次の文章は人間関係に「go」が派生した時の使い方の代表的な会話です。

Did she go out with him?
彼女、彼と付き合っているんですか?

この文章は、付き合っているというニュアンスですが、別に「go out」=「付き合う」と覚える必要はありません。そもそも、「go out」は「外出する」と訳しますし、実際、そのような使い方も多くあります。

ここでは、彼女と彼が仲良くなり、質問をしている人の目線から、二人だけの世界に離れていくという感覚です。つまり、付き合うということです。だからといって、「go out with」=「付き合う」と覚える必要はありません。この自分目線で見て離れていく感覚が掴めれば充分です。

「元気?」でgoを使う?

なんとなく、「go」のことが分かってきた。
そう思った人に1つ質問です。

How’s it going?
元気?

と訳されますが、なぜ、「元気」と訳するのでしょうか?
これも、今までの解説を読んできたならわかるはずです。

もう一度、コアイメージを思い出してみましょう。

「go」は「自分目線で今ある地点から離れていく」、つまり、質問をしている人が以前会った時と比べて、あなたの物事や状況がどう変わっているか。あの頃からどれくらい離れたところにいるか。過去と今が繋がっている1本の道の途上というイメージで受け取ると、あなたの状況は前回の地点からどれくらい離れているの?この意味が転じて、「元気?」となるのです。

まとめ

いかがでしたか?
これまで解説してきたコアイメージを通じて理解していくと、どんどん「最強」になっていきませんか?

先程もお伝えしたように、「go」はリスニングでは過去形の「went」、過去分詞の「gone」と発音がかなり違うので、日本語訳で理解しようとすると、瞬時に意味を解析することが追いつかないことになってしまいます。

でも、イメージで理解していれば問題ありません。この「自分目線で、今ある地点から離れていく感覚」が理解できていれば主語、「go」、そして目的語との関係から大体類推できるようになったはずです。

なお、LINE友だち登録をしていただくことで、本記事に関してのコアイメージなどを一式プレゼントしています。ご興味ある方は、下記のリンクからお友達登録してください。

b わたしの英会話のLINE登録はこちら

それでは「go」の解説は以上となります。次回もどうぞお楽しみに。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回の記事「【英語の基本動詞】英単語「come」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第7位」では、「come」の使い方をたくさんの例文で解説しているので、ご覧になってください。

基本動詞Top55のまとめ記事はこちら >>