大山俊輔
先日、私にとってはとても残念なニュースがありました。
それは、全自動の洗濯物たたみ機「ランドロイド」の開発元だったセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの破産手続き。
負債総額は22億5000万円ということで、これと株主からの出資を含めるとかなりの資金調達をしていたことが伺えます。
同社はニュースピックスなどのお目が高い系のメディアなどでも絶賛されていましたが、これだけAIが浸透し、やれRPAだチャットだといっても人間の複雑な手作業を再現することがいかに難しいのかを痛感するお話です。開発元の破産が残念というのは言うまでもありませんが、何よりも残念なのは同社からの公式発表として開発の中止が決まったことです。
つまり、この夢のマシン(当初185万円!)
いつも金欠の私も、こればかりはもし発売されたら買うだろう!!
そう思ってたのですが夢は叶いませんでした。
ということで、このエントリでは洗濯物のたたみ方についてです。
私は8歳年上の妻も事業に巻き込んでしまいましたので、家事は言うまでもなく半々です。
(料理は私のほうがちょっと比率が高いです)。
目次
人類が最後まで機械に反撃するならば洗濯物たたみだ!
ランドロイドを通じた機械による洗濯物たたみ業への侵略はこうして防がれました。
今まで、機械化を通じて数多くの職が失われましたが、もっとも失われても困らない洗濯物たたみは未だに人類が独占しています。
なぜ、これほどの単純作業をいつまでも人の手で行う必要があるのか。
だってそうじゃないですか?
洗濯をする
↓
干す(乾燥機に入れる)
↓
たたむ
↓
まとめる
↓
しまう
この作業を淡々と週に数回繰り返すわけです。
私達は子供もいなくて、2人暮らしなので洗濯物の量はそこまでではありませんのでまだ我慢できます。
が子供がいたり、おじいちゃん、おばあちゃんなど同居する人が増えてくるとこの単純作業は爆発的に増えます。私も実家ぐらしのときは6人家族で散々手伝ってきましたからこの苦しさが分かります。
それが証拠に、「洗濯物たたみ」をGoogleで検索してみると関連ワードがこんな感じです。
洗濯物たたみ機
洗濯物畳み方
洗濯物たたみたくない
洗濯物畳
洗濯物たたみ 英語
洗濯物たたみき
洗濯物畳み方 収納
洗濯物たたみボード
基本、どうやってラクするか。
これが人々の関心を独占していることが分かります。
ところが、一人例外がいるんです。
それがうちの妻。洗濯たたみ嫌いじゃない。むしろ好き。
そう言って、仕事も同じ時間働いた日でクタクタのはずなのに私よりも遥かに効率よく作業してくれます。
ということで、妻目線でどのあたりが洗濯物をたたむ時に苦にならずに効率良くできるのかを聞いてみました。
一応、ハビットマンということですので、多少野暮ではありますが解説も入れてみます。
洗濯物たたみを楽しくする方法(共働き編)
恐らく洗濯物たたみをしたくない人は、部屋に乾いた洗濯物が散乱していることかと思います。
この状態を前提に、どうすれば、楽しくたためるのかについてまとめました。
(注:このエントリは2~3名の家庭構成を想定しています。サザエさんもびっくりの大所帯の家庭は別の方法でハックしてください)。
その1:洗濯をため過ぎない+同系統で洗うようにする
週末の洗濯物の山。見たくないですよね。
洗濯機1回では洗いきれず、2回、3回ともなると正直うんざりしてしまいますよね。
我が家では妻も私もジム通いをしているので、人数の割には着替えの数が多くなります。
ですので、週末まで放置してしまうとランドリーバスケットが目も当てられない状況になっていまいます。当然、1回の洗濯では洗いきれません。週末を有効活用しようとすると2回転、3回転してしまうと半日吹っ飛んでしまいますよね。
ということで、我が家では、
日~火までの洗濯物は水曜日か木曜日
木~土までの洗濯物は土曜日に
ということで2回のルーティンで洗濯します。
ここでのコツは、なるべくたたむときのことを想定して同系統のもので洗うようにすることです。
その2:Do the big rocks first(デカイのから片付ける)
かの『7つの習慣』の著者でもあるスティーブン・コヴィー博士も”Do the big rocks first”と言ってます。
サイト管理人:大山俊輔
さて、洗濯物の中でデカイものといえば・・・。
家庭環境により少し違うかもしれませんが、
・ バスタオル
・ フェイスタオル
・ トレーナー
などでしょうか。
逆に、靴下やパンツなど小さなものは後に回しましょう。
取りあえず、全てが散乱した状態はやる気を無くしますがデカイのがきれいになった瞬間、取りあえず、「なんとかなる」という気にさせてくれます。
その3:雑魚系は作業ホルモンをぶちかませ
さて、最後は雑魚系です。
雑魚というと失礼ですが、小さいくせにたたむ手間は大物(タオル)より大変。
それがパンツや靴下といった連中です。
靴下ですと、柄が違うのを探したりとたたむ以外にも手間がかかったりします。
とりあえずこうした雑魚系の子たちを相手するときに大事なのはやる気を失わないこと。
そのコツは・・・。
取り敢えず手を動かすです。
手が動けば、作業ホルモンでもあるアセチルコリンが少しずつ脳内で分泌されてることでしょう(多分)。
とりあえず小物を相手する煩わしさを、脳内ホルモンに代替してもらうのです。
その他の洗濯テクニック
さて、今までは洗濯たたみのときのテクニックでしたが他にも洗濯・洗濯タタミをハックする方法がないのだろうか?
そう思った時、いくつか自分が気づかずに行っていたことがありましたので紹介します。
1 – なるべく同じものを買う
靴下や下着、シャツなどをたたむのが面倒な一番の理由。
それは、サイズや仕様が少しずつ異なることです。
靴下の色が違えば合うものを探す。
シャツのメーカーが違えばたたむときの感覚も少しずつ異なる。
こういう小さな認知的負荷が洗濯物たたみを嫌な気持ちにしてしまいます。
その究極の解決法が1つだけあります。
それは・・・。
全部同じ服にしてしまう。
流石におしゃれさんには嫌でしょうが、私はシャツなら平日はほぼAvirexのシャツ一択です。
靴下もジムはナイキのもの、職場もほぼ同じもの。
そうしてしまうと、一気にストレスが減ります。
先日、「決断疲労」についてのエントリをあげましたが洗濯たたみにおいてもメリットがあります。
ただ、オシャレさんではなくなりますが・・・。
2 – 乾燥機を買う
ちょっと投資になりますが、洗濯たたみのストレスはランドロイドの開発が停止したことで、残念ながらしばらく人間が独占する仕事となりそうです。
となると、洗濯~たたむまでの中の他のプロセスを自動化してしまおう。
そう思うのが人の常です。
となるとやっぱり乾燥機じゃないですかね。
我が家でも数年前に導入しましたが、室内干しの多い梅雨や真冬にはかなり重宝します。
ちょっと高い投資になりますが、時間を節約するには費用対効果が確実な投資であるとも言えましょう。
まとめ
いかがでしょう?
思ったより、洗濯物たたみというのは私達の日常を奪う作業なんだなと思います。
それにしても、「たたむのが好き」という妻は変わり者なのでしょうか。それとも、そういう方結構いらっしゃるのでしょうか。
洗濯物たたみが苦行でしかない自分なりにこれからもうまくつきあっていこうと思います。
ハビットマン