こんにちは。
YouTubeではしゅみすけ社長の名前で主に独学で英語学習をされている方向けに情報発信をしています。本業では、「b わたしの英会話」という英会話教室の運営を行っています。
今回の記事では、日常英会話でもよく出てくる「let」の使い方を、イラスト付きコアイメージと例文で、分かりやすく解説します。「let」と言うと、「〜させる」の意味で覚えている人も多いと思いますが、コアイメージは多少違います。
この記事で「let」のコアイメージをマスターし、使いこなせるようになりましょう。
なお本編動画では、海外ドラマ「フレンズ」で頻出する第1位〜55位までの基本動詞の詳細をまとめていますので、下記YouTube動画のリンクをご参照ください。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】
この記事では、「英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55」の企画第30位「let」のコアイメージをイラスト・例文付きでわかりやすく徹底解説します。英単語学習で、学習が煮詰まっている方は、この記事を通じて効率よくletの意味、本質を理解し、実際の会話、リスニングでも使いわけができるようになることでしょう。
目次
【英語の動詞】「let」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説!
基本動詞Top55、第30位は「let」です。
「let」は「~させる」という意味で学校では教わったのではないでしょうか。ただ、そうすると、基本動詞Top55の第15位の回で解説した「make」と一緒だと思った方もいるかも知れません。
makeは、クネクネとこね回して状況を作っていく、つまり、強制されている感じがしますが、「let」は全く逆です。
それでは、ここで「let」のコアイメージを見てみましょう。「let」のコアイメージは、自由にさせてあげる、飼い犬の手綱を放し、好きなように走り回らせてあげるようなイメージです。
「make」については、こちらの記事「【英語の基本動詞】英単語「make」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説! – 第15位 」で解説しているので、チェックしてみてください。
「let’s go」の意味とは?
ここで、多くの人が疑問に思うことが1つあります。学校で先生に「let’s go」の「let’s」は「let us」の縮まったものだと教わりませんでしたか?
あれはどういう意味だろうと思った方、自由なイメージ、手綱を放すイメージから想像できませんか?
つまり「let us」=「私達の自由にさせて」=「お互いを縛っている手綱が切れる」、つまり「一緒に〜しよう」という意味になります。
さらに、この手綱が切れるイメージが派生すると、相手に許可や同意を求めるようなニュアンスでも使われます。
「let」を使った英語例文をご紹介
例文を見てみましょう。
ここは私に払わせて。
デートで、こちらがおごりたいときに言いたいですね。
もう放っておきましょう。
なぜ、このようなニュアンスになるのでしょうか。映画のタイトルでもありましたが、ここでの「it」は状況を漠然と表しています。ですので、手綱でコントロールしないで、物事が進むがまま流れに任せようという雰囲気が含まれています。
とここまで聞くと、洋楽好きの人は理解したはずです。そう、あのビートルズの名曲、『let it be』です。「it=状況」が、「let」と「be」=「なすがまま」という意味です。
このようにもう、1つ1つの日本語訳で学ぶより、おおよその感覚をイメージで養ったほうがはるかに効率的だし、忘れないということがわかりますよね。
まとめ
いかがでしたか?
「let」のコアイメージは「手綱を放す」でした。そこから派生して「自由にさせる」「相手に許可や同意を求める」「流れに任せる」「なすがまま」と言うニュアンスをあらわすときにも使われるということを解説しました。
皆さんが必ずと言っていいほど一度は聞いたことがある 「let’s go」の意味を改めてご理解いただけたのではないでしょうか。
「let」の解説は以上です。
次の記事は、こちら「【英語の基本動詞】「meet」のコアイメージを例文・イラスト豊富に分かりやすく徹底解説!- 第31位」をご覧ください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。