- ブログを書き始めたけど集中できない
- ワードプレスに直接書き込むのはしんどい
- 強制的に書くことだけ考える方法はないのか?
冷や汗かき子
ブログや書籍を書き始めると「集中できない」ことへの悩みが増します。
ブログですと、ワードプレスへのベタ打ちで調べごとはブラウザ間を移動している気だるさ。書籍を書く方ですと、WordやPagesなどだと重くてストレスがたまる。
大山俊輔
ここでおすすめしたいのが今回紹介するiA Writerをはじめとしたマークダウン式のエディタです。マークダウン形式のエディタはいくつかありますが、最近だとサブスク形式のものが増えている中、買い切りのみという潔さ。
無駄に多機能ではなく、「書くこと」だけのためのアプリです。
目次
iA Writerとは
IA Writerは拠点を日本の東京とスイスのチューリッヒに構える会社です。
あまり詳しい記載はありませんが、下記のように書かれていました。
「東京。iAの発祥地であり、iA東京はデザインオフィスの役割を担っています。」
https://ia.net/ja/tokyo
とありその拠点の代表が田中武志さんという方で共同代表と書かれています。
田中さん。
とても、素晴らしいアプリを作っていただきありがとうございます。
iA Writerは世界で50万人が使うエディタ。
キーワードが“Get Focused”(集中しろ)。まさに、マルチタスクになってしまいがちな現代社会では、このように書くことだけに特化したアプリはとても貴重な存在です。
もし、
- ワードでいいんじゃないの?
- ワードプレスベタ打ちのほうがアップも早いじゃん
- マークダウンってよくわからないし覚えるのが面倒
と思っている方はとりあえず2週間の無料版を試してみてはいかがでしょうか?
私はこれで、MacとWindowsともに導入することを決定しましたw
iA Writerをおすすめするわけ
ブロガーや物書きにとってエディタ探しは自分にあう伴侶探し。
ですので、人によって求めるスペックは少しずつ異なることでしょう。
私にとっては下記の理由でIA Writerが日々のブログ更新や物書きにピッタリと思っています。
その1:軽い
とにかく軽いです。
下記に、MS Wordとの比較動画があります。
iA Writer vs Microsoft Word: Loading Time from iA Inc. on Vimeo.
起動にかかる時間
IA Writer – 1.1秒
MS Word – 1.2秒
実際に書き始めるまでにかかる時間
IA Writer – 3.2秒
MS Word – 9秒
人によって環境は違いますので、体感地は異なるかもしれませんが私も自身のPCで試したら同じような感じでした。
マークダウンでワードプレスへのアップが簡単
マークダウンという言葉をご存知でしょうか?
Markdown(マークダウン)は、テキストファイル軽いファイルで書いた文章から簡単にhtmlを生成するために作られた記述法です。マークダウンは、アメリカ人のコラムニスト、ジョン・グルーパーが開発した記述法です。
マークダウンは従来は、マークダウンで手軽に記述したものをHTMLにアウトプットするために作られた記述法ですが、現在では、パワーポイント等の形式への変換などもなされていていくつかの方言があります。ブログや書籍を書く人にとっては、代表的なマークダウン記述法は「#」の使い方です。
ブログですと、h1、h2、h3のように見出しをつけていきます。
H1 = #
H2 = ##
H3 = ###
のように記述することで、後でhtmlに変換する際にはhタグが反映されます。
ワードプレスで直打ちをしていると、
のようにhtmlで記載する必要があり(テキスト入力の場合)書くことに集中できなくなりますがiA Writerですとこうしたことを意識しないで書くことだけに集中できます。
UIがとにかくシンプルで無駄がない
もし、スピードだけにこだわるのならMacやWindows謹製のテキストエディタは数多くあります。
また、装飾など多機能にこだわるならMicrosoft WordやPagesには数多くの機能があります。あるいは、Google Documentであればブラウザで編集できてGoogle Driveに保存できて便利ですし、エンジニアであれば更に多機能なエディタもあります。
しかし、ブロガーにとっての最大の敵は邪魔です。
- 書くことだけを考えたい時に、ついつい、余計な機能が気になる
- 色を変えたりしたくなる
- 段落を変えたくなる
とかく多機能なWordやPagesですとやらないでいいことに時間を書けてしまいがちです。しかし、iA Writerなら、書くことだけに集中できます。
特に、集中することだけに特化したフォーカスモード(これは、iA Writerが機能としてはじめて開発したそうです)、タイプライターモードなど書くことに特化した機能があります(とはいえ、あえて、多機能にはなっていないです)。
iA Writer気になるお値段は?
iA Writerは今までも何度か価格改定を行っています。
現時点では、サブスクはなくすべて買い切りです。
もし、あなたが1台のPCのみでの編集する方でしたら回きり価格は29.9ドル。
1回支払ってそれで終了です。
もし、後述の私のようなケースで複数プラットフォームでの場合はプラットフォームごとの購入が必要です。
とはいえ、おそらく最大でも、
・ Mac
・ Windows
・ スマホ(iOSかAndroid)
ということで3ライセンスでしょう。
3つ足して最大でも9000円程度で、一生涯このアプリを使えるとすればやすいのではないでしょうか。
マルチプラットフォーム対応(Mac, Windows, iPhone/iPad, Android)
次のおすすめポイントはマルチプラットフォーム対応していることです。
私のケースでは、自宅の仕事はMac、持ち運びのノートパソコンはWindows、スマホはiPhoneという環境でした。
特に、MacとWindowsを交互に使うため、片方のOSで作成したファイルをまた、別のOSですぐに編集できることが検討の決め手となります。
InkdropやWordはマルチプラットフォーム対応で素晴らしいのですが、どちらも私にとっては「書くこと」だけに特化するには多機能過ぎました。iA Writerは動作も安定している上に、軽くて無駄を全て省いたエディタでおすすめします。
他のエディターという選択肢
さて、ここまでiA Writerを一押しで書いてきましたがこと物書きがよく使うエディタというと下記にあるようなものも検討の材料になるのではないでしょうか。
知名度だけで言えば、Ulyssesの方が有名ですし検討の材料にしてみると良いでしょう。
Ulysses
物書きにとって代表的なエディタといえばUlyssesが挙げられます。
世界的にも人気のあるエディタです。
ただし、Macのみの対応であること。
支払い方法がサブスクのみである点は考慮が必要です。
年額契約:4400円
Inkdrop
最近人気のあるエディタです。
開発者は日本人。
私もデモ版使って気に入って開発者にメールしちゃいましたよ。
(ご返信いただきました)。
・MarkDown対応
・各ファイルはInkdropのサーバーに置かれる
・Windows、Mac、iOS、Android、Linuxのマルチプラットフォーム
・プラグインで拡張可能
このあたりは、とても便利でしたが私にはオーバースペックでした(笑)。
年額契約:49.9ドル
MS Word
最後は、ベタですがMS Wordです。
ただ、マークダウンではなく多機能であることからどうしても起動まで時間がかかります。
ブログは時間が命です。
アイデアを思いついたらすぐに、立ち上げて書き始める必要があります。そうでないと、アイデアが消えて、書くことを忘れてしまいます。
また、多機能ならではの画像やフォントの変換などに気持ちを使いすぎることが致命的に物書きにとってはハンディキャップとなります。もし、本を書く場合であれば、まずは、マークダウンで構造を作って、書き込んで体裁の調整は最後でいいのです。
非常に完成度が高いこと、網羅性が広いことこそが書くこと一点でみるとWordの弱点なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私のようなエンジニアバックグラウンドでない人。
ブログを書くことや、コラムを書くことだけに特化したい人。
かつ、マルチプラットフォーム対応のエディタにしたい人。
これらの条件が重なる方にはiA Writerはオススメですよ。