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ゴルゴ13の決定版!全199巻から厳選抽出した名セリフ・名言集30選!

ゴルゴ13の決定版!全199巻から厳選抽出した名セリフ・名言集30選!

ゴルゴ13をこれから読もうと思ってる人

  • ゴルゴ13の名言を知りたい
  • 有名なあの名言は、どのタイトルのどんな場面で登場したの?
  • できれば、その登場する巻名も知りたい

この記事では、これからゴルゴ13を読みたい方、名言やその登場する場面を知りたい、そんな疑問にお答えして既刊199巻から厳選した、ゴルゴ13の名セリフ・名言30選をご紹介します。ゴルゴ13には有名な名言が沢山ありますが、その名言がどんなシチュエーションで登場したのかはご存じない方も多いのではないでしょうか?

まやの

まやのと申します。ゴルゴファン歴15年のWebライターです。学生の頃観賞したアニメ版がきっかけでハマり、原作マンガも読破するまでになりました。

ゴルゴ13は現在199巻まで刊行されており、豊富なエピソードから全てのストーリーを把握することは難しいかもしれません。しかし、名言の中には、ゴルゴのプロフェッショナルとしての在り方や人生について学べるものも多いです。名言の背景を知ると、ゴルゴの考えをより深く理解することが出来ますよ。

ゴルゴ13とは?

ゴルゴ13とは、超一流スナイパー・ゴルゴ13ことデューク東郷の活躍を描いたハードボイルド漫画です。

1968年11月から小学館『ビッグコミック』にて連載を開始し、2021年現在、199巻まで刊行されています。シリーズ総発行部数は2億8000万部を突破。作者はさいとう・たかを先生です。

サイト管理人:大山俊輔

私もとある会合で斎藤先生とお会いしたことありますが、ガチ貫禄あってビビりましたw

ゴルゴ13の名言がオススメなわけ

ゴルゴが超一流のスナイパーたる所以は、仕事に対する姿勢にあります。

狙撃のためのトレーニングはもちろんのこと、依頼人との交渉に必要な語学を習得したり、変化に正しく対応するために情報収集を行ったり…。完璧な仕事をこなすために、ゴルゴは日々の努力を惜しみません。徹底したプロ意識がもたらす最高の仕事に、依頼人からは絶大な信頼を寄せられています。

そんなゴルゴのセリフからは、言葉少ないながらも彼独自の仕事観や人生観を知ることができます。その価値観はスナイパーとしてのみならず、ビジネスマンとして生きる私たちにも通じるものが沢山あります。

  • 「仕事に向き合うには?」
  • 「プロとしての心構えは?」
  • 「男とはどうあるべきか?」

狙撃のプロとして厳しい環境の中を生きぬいてきたゴルゴの言葉には、これらの悩みを打開するヒントが隠されています。プロフェッショナルを目指す全ての方に、その心構えを教えてくれるのが、ゴルゴ13の名言なのです。

ゴルゴ13の名言集30!単行本のゴルゴのセリフからこれこそは!といえる名言をピックアップ

既刊199巻から厳選した、ゴルゴ13のセリフの中から、これこそは!といえる名言集をご紹介します。名言が登場した巻数(SPコミックス)、作品タイトルと場面も合わせて解説していきますね。

ゴルゴ13の名言 – まずはトップ10!

名言1 – 10%の才能と20%の努力………そして、30%の臆病さ……残る40%は……“運”だろう……な……

63巻収録『ロックフォードの野望』より。「プロとしての成功する条件は?」という質問に対しての、ゴルゴの答え。あまりにも有名な名言です。

名言2 – 感情”と”規律”は本質的に違うものだ………

29巻収録『スキャンダルの未払い金』より。ゴルゴへの裏切りをカネで解決しようとした依頼人に対して言ったセリフ。他人から何を言われても、自分で決めたルールに従うゴルゴはカッコいいですね。

名言3 – おまえ……プロの掟を知っているな? プロは二重に仕事をひきうけないことだ……

40巻収録『蝶を射つ!!』より。ゴルゴの協力者である情報屋が、ゴルゴを狙うスナイパーにも情報を流していたことが判明した場面のセリフです。プロとして、二重に仕事を請け負い、双方から報酬を頂くなど言語同断!一度仕事を請け負ったら、依頼人に誠実に仕事をこなしましょう。

名言4 – 俺の後ろに音もたてずに立つようなまねをするな………おれはうしろに立たれるだけでもいやなのでね……

1巻収録『ビッグ・セイフ作戦』より。依頼人に後ろに立たれた際に言ったセリフ。有名な「俺の背後に立つな!」というセリフは、実は作中には存在しません。ゴルゴの慎重さを表す、象徴的な言葉です。

名言5 – 利き腕”を人にあずけるほど、俺は”自信家”じゃない‥‥‥だから握手という習慣も‥‥‥俺にはない

110巻 収録『天使と悪魔の”腕”』より。一般的に思える握手という習慣は、ゴルゴにはありません。”自信家”じゃない‥‥‥と発言は謙虚ですが、世間の常識よりも自分の考えに従う意思の強さは見習いたいですね。

名言6 – 仕事にうつるときは……人間を”殺す”なんて考えないことだ……”事”を処理すると考えるだけでいい

34巻収録『三匹の女豹』より。ゴルゴの殺害を目論む女殺し屋に、ゴルゴ本人がアドバイス。仕事をするのに余計な考えは不要ということでしょう。スナイパーでなくても、仕事をする上で取り入れたい考え方です。

名言7 – 普通の世界なら未熟は恥じることではない……だが、俺たちの世界では、未熟な者に、”いつか”は、決して訪れない……

147巻 収録『三人の狙撃手』より。僅かなミスで敵に撃たれた兵士が、瀕死の中で言います。「今回は失敗したが、経験を重ねれば、いつかゴルゴのようになれる」と。それに対するゴルゴの答えです。厳しい発言ですが、「次がある」という心持ちでは、なりたい自分になることはできません。一度きりだという心構えで事に当たってこそ、チャンスを掴めるのでしょう。

名言8 – チャンスは………一度で………いい!

21巻収録『統計解析射撃』より。4日間にわたる拷問の末、敵の一瞬の隙を突いて窮地を脱したゴルゴのセリフ。上記の名言と合わせて、チャンスを大切にしたいと思える言葉です。

名言9 – 俺は……”一人の軍隊”だ

149巻 収録『激突!AK-100 vs M-16』より。カラジニフに「なぜM16を使うのか」と質問された時の、ゴルゴの答え。M16は実は狙撃に最適な銃ではありません。しかし、あらゆる状況に一人で対応しなくてはならないゴルゴには、オールマイティな性能を持つM16はうってつけだったということでしょう。

名言10 – 俺は、ただ……依頼者が絶対的に求める、技量と、価値観を身につけるよう心がけているだけだ……

133巻 収録『戦域ミサイル防衛 TMD幻影』より。ゴルゴの仕事に対する姿勢が良く分かるセリフです。ゴルゴのように「相手が自分に求めていることは何か?」という視点を忘れず、精進し続けたいものですね。

ゴルゴ13の名言 – 11位〜20位!

名言11 – 誇りは気高いが、過剰になれば傲慢だ………それは苦々しいだけだ……

94巻収録『誇り高き葡萄酒』より。偽ワインを隠蔽するために、ゴルゴにワイン瓶の狙撃を依頼したオーナー。その際、本物のワインを賞味したゴルゴが、オーナーを皮肉って発したのが上記のセリフです。心が引き締まる名言ですね。

名言12 – 経験の浅い女が、さも経験豊富なようにふるまう……………白けるものだ………

23巻収録『潜入者の素顔』より。女諜報員とベッドを共にした際のゴルゴのセリフです。いくつになっても、分からないことは分からないと素直に認める心を大切にしたいですね。

名言13 – 俺がうさぎ(ラビット)のように臆病だからだ……………だが………臆病のせいでこうして生きている…………

28巻収録『ザ・スーパースター』より。臆病な少年・ジムに「なぜ、尾行に驚いたのか?」と質問された時の、ゴルゴの答え。臆病であることは、決して悪いことではないと気づかせてくれる名言です。

名言14 – 万が一”という可能性だとしても……それは、可能性だ……

52巻収録『沸騰・第四帝国』より。ゴルゴに銃を向けた女を狙撃したゴルゴ。彼女の仲間から「彼女に撃つ意志はなかった」と責められた際の、ゴルゴのセリフです。仮に撃つ意志はなかったとしても、銃が暴発したり、うっかり引き金を引いてしまう可能性はゼロではありません。どんな小さな可能性も見逃さず、対処してきたからこそ、ゴルゴは生き残ることができているのでしょう。

名言15 – 俺は……それがどんな権力だろうと、特定の相手を顧客に持つ気はない…

117巻 収録『情報遊戯』より。ゴルゴと独占契約を結びたいと迫る組織に、ゴルゴが放ったセリフ。何者にも捕らわれない姿勢に痺れます。

名言16 – 思いつきだけで行動するのは……愚か者のすることだ……………それを……得意げに話すのは、もっと愚か者のすることだ………

第29巻収録 『スキャンダルの未払い金』より。ゴルゴを裏切った依頼人の部下へのセリフです。用心深いゴルゴらしい考え方ですね。

名言17 – 情報は紛れ、錯綜するものだ……だが、そのリスクを想定し、ダメージを最小限にするために、フォローするのがプロだ……

151巻 収録『最後の酒 』より。ゴルゴの協力者・ピーターの情報が敵に漏れており、攻撃を受けた二人。プロ失格だと自分を責めるピーターに、ゴルゴは上記のセリフで応じます。事実、ピーターは「リスクを想定」して抜け道を用意しており、二人は難を逃れました。ゴルゴのプロとしての考えが伺い知れる名言です。

名言18 – 俺は、仕事に入る前……それが情報不足だと思った時にはその道のプロを雇う……そして雇う時には相手を選ぶ……選んだ相手が、俺を裏切らない限り、相手の調査を信じて行動するしかないと思っている……

同じく151巻収録『最後の酒』より。名言19でご紹介したセリフのあとに、ゴルゴが続けた言葉です。自分で足りないところは、それが得意な人に任せる。一旦任せたら相手を信じることも、仕事の上では必要なのです。

名言19 – この場を逆転できる手段があったのなら、余計な口を利いてないで行動することだ……

117巻 収録『情報遊戯』より。言葉を弄している時間があるのなら、さっさと行動してしまえという、ゴルゴの考えが端的に表されたセリフです。「これでいける!」と確信を持ったら、機会を逃さず行動するようにしたいですね。

名言20 – 最後までチャンスを待つのがほんとうのプロ

2巻収録『ゴルゴin砂嵐』より。プロならば、上手くいかない時も最後まで諦めてはいけません。中々できることではありませんが、見習いたい姿勢です。

ゴルゴ13の名言 – 21位〜30位!

名言21 – 俺は、依頼に対して、全力を尽くして遂行する……そして、その結果に生じるすべての責任を負うのも、俺のルールだ……

141巻 収録『星条旗を撃つ』より。 依頼を受ければ、アメリカから始末される恐れがあることを聞かされたゴルゴのセリフ。自分が請け負った仕事の結果を引き受けることもまた、仕事の内。ゴルゴのプロ意識には、頭が下がります。

名言22 – その”正義”とやらは お前たちだけの正義じゃないのか?


148巻 収録『装甲兵SDR2』より。新開発した装甲兵ロボットの実戦デモに、なぜテロリストを選んだのかとの問いに、アメリカの秩序や正義を脅かす者だからと答えた相手。それに対してゴルゴが発したのが、上記のセリフです。自分が正しいと思い込むことの危険性を教えてくれる、胸にズシンと響く名言です。

名言23 – 時代を逆行させる事は、誰にも出来ない……思い出は懐かしむだけにしておく事だ……

143巻 収録『百人の毛沢東』より。 毛沢東のクローンを作り、再び栄光の日々を手にしようとした男に向けて、ゴルゴが言ったセリフ。過去の栄光に捕らわれず、今を生きることが大切だと気づかせてくれる名言です。

名言24 – 覚えておく必要のない過去は、早く忘れる事だ……

131巻 収録『シャーロッキアン』より。復讐に捕らわれる依頼人に対して、ゴルゴが発したセリフです。過去に縛られることはやめ、今を見つめることが大事だと諭しているのでしょう。ゴルゴなりの優しさを感じますね。

名言25 – h3子供が産まれたら子犬を飼うがいい、
子犬は子供より早く成長して、子供を守ってくれるだろう。
そして子供が成長すると良き友となる。
青年となり多感な年頃に犬は年老いて、死ぬだろう。
犬は、青年に教えるのである、死の悲しみを

130巻 収録『黄金の犬』より。エピソードのラストに登場する、犬好きの誰かが言ったセリフです。一生をかけて、人として大切なことを教えてくれる犬の存在が愛おしくなる名言です。

名言26 – おれには絵の真贋などはわからない……しかし、人間の目の動きの真贋はわかるつもりだ………

51巻収録『モナリザの弾痕』より。ケアンクロスが描いた絵画を、彼の目の動きで偽物だと見抜いたゴルゴ。嘘を見破る目は日頃から養っておきたいところです。

名言27 – それに、あんたはカネを取らないと言うが……善意に甘えるほど危険なものはない、とも、俺は学習している……

155巻 収録『一射一生』より。弓道の師範・弥生に教えを受けた際、授業料はいらないと言う彼女に、ゴルゴが発したセリフ。「タダより高いものはない」とことわざにもあるように、後々のことを考えての判断でしょう。目先の利益に捕らわれず、先々のことも考えて行動する姿勢は見習いたいですね。

名言28 – この目で見た事しか、信用した事がない…………

59巻収録『アルヘンチーノ・ティグレ(アルゼンチンの虎)』より。依頼されたターゲットが、すでに亡くなったといわれている人物であることに驚かないゴルゴ。彼にとって、自分の目で見たことだけが真実なのです。世界中の情報がネットで簡単に手に入る今だからこそ、大切にしたい考え方といえるでしょう。

名言29 – 生ある内に、それを放棄する事は……俺のルールには、ない……

191巻 収録『1万キロの狙撃』より。今までになく絶体絶命の危機に瀕したゴルゴ。生き残りをかけて奮闘するゴルゴに、協力者の女が「そこまでして……生き抜く”価値”って……何?」と問いかけます。その時のゴルゴの返事が、上記のセリフです。生きるために、持てる力の全てを振り絞って道を切り開く。そんなゴルゴの姿に勇気づけられた方も多いのではないでしょうか?

名言30 – 男なんてのは、自分が一番良いと思う事をやるしかないんだ……
たとえそれが、他人から見て、どう映っていようと……な。
そして、一度決めたら状況がどうなろうと信じるしかない……

162巻 収録『鶏は血を流す』より。弱気な兵士に対して、ゴルゴがアドバイスします。「自分の良いと思ったことを、信じてやり抜く」。簡単なようでいて、これほど難しいことはないかもしれません。死線を幾度となく潜り抜けてきたゴルゴが言うからこそ、説得力がありますね。心が奮い立つ、名言中の名言といえるでしょう。

ゴルゴ13の名言集 – まとめ

ゴルゴ13は、連載開始から50年を経た今なお続く、歴史的長寿漫画です。長い連載の間に、刻々と移り変わる国際情勢を反映し、ゴルゴの活躍の舞台も時代と共に変化し続けてきました。

しかし、ゴルゴの徹底したプロ意識は、時代を超えても変わることはありません。どんな状況でも強い意志で自分を貫き、数多の困難を乗り越えて依頼を遂行していくゴルゴ。そんな彼に私たちはこれからも憧れ、数々の名言に心を震わせていくことでしょう。今後も活躍し続けるゴルゴ13を応援していきたいですね。

まやの