鬼滅の刃はアクション、友情、愛、努力、勝利と王道のアニメですが、斬新なストーリーで大人でもはまります。
アクションでは戦う度に強くなり、友情では仲間とともに切磋琢磨し、同じ隊の女性に慕われ、妹を人間にするために戦うヒーローを誰もが応援したくなります。今大ヒットしているアニメですが大人の方にもオススメしたいので、アニメ鬼滅の刃をご紹介します。
ミッチェル
目次
あらすじ
時は大正時代。主人公の竈門炭治郎 (かまどたんじろう)は、母、妹、そして弟の7人で平穏な暮らしを送っていた。
ある日、炭治郎は薪を売りに町まで下山する。薪を売り終えた炭治郎が家に戻ると、家の付近で血の匂いを嗅いだ。炭治郎は生まれつき鼻が利き、遠くからでもニオイをかぎ分ける事ができた。その血のニオイは自分の家族のものだった。唯一生き残っていた妹の禰豆子(ねずこ)は変わり果て、まるでその姿は鬼のようであった。炭治郎は何が起こったのか理解できなかったが、せめて生きている禰豆子だけは助けようとする。
そこに、鬼退治を目的とする鬼殺隊(きさつたい)の隊士、冨岡 義勇 (とみおかぎゆう)が駆け付け、鬼になった禰豆子を始末しようとする。炭治郎は富岡が禰豆子を殺そうとするのを必死に抵抗した。通常鬼になった人間は人を襲うのだが、禰豆子は人を襲わず、そればかりか炭治郎を守ろうとしたのだった。そんな不思議な兄妹と炭治郎の能力に何かを感じた富岡は、炭治郎にある男の元に行くようメッセージを残す。
炭治郎はメッセージに書かれた鱗滝左近次 (うろこだきさこんじ)の元を訪れ、これまでの経緯を説明した。鱗滝は水の呼吸の使い手で鬼殺隊の隊士を育てていた。最初は、やさしすぎる炭治郎には鬼殺隊は務まらないと感じていたが、炭治郎の言動にうたれ、炭治郎と禰豆子の面倒をみるようになる。
炭治郎はその特訓で水の呼吸を習得し、鬼殺隊の選抜テストに合格する。それから、炭治郎は鬼と闘うことになるのだが、鬼を倒すたびに人間にもどれる方法を鬼達から聞こうとする。しかし、その解決糸口は見つからなかった。ある日、鬼出没の噂をきき、炭治郎が駆け付けた街で鬼に遭遇する。偶然にもその男は禰豆子を鬼に変えた張本人だった。そしてその男こそが鬼を生み出している鬼の始祖、鬼舞辻無惨 (きぶつじむざん)であった。
そこで炭治郎は珠世 (たまよ)という女性と会う。珠世は夫を殺され、自分自身も鬼舞辻によって鬼にされた。珠世は鬼となったが精神は人間のままだった。珠世は鬼舞辻を殺すため鬼についての研究を続けていた。炭治郎と禰豆子の境遇を知った珠世は、禰豆子を人間にもどす方法を模索する。
そして、炭治郎は禰豆子を人間に戻すために鬼舞辻を追いかけ、鬼舞辻もまた禰豆子を自分に取り込むために炭治郎に鬼の刺客を送るのであった。
主な登場人物
鬼殺隊(きさつたい)
鬼を倒すために作られた組織。隊士はそれぞれ呼吸法を使い人間離れした能力を持つ。
非政府公認の組織のため秘密裏に鬼と闘う。
柱(はしら)
鬼殺隊の最高位にたつ剣士の役職名。それぞれ極めた呼吸をつかい、その呼吸の柱として
鬼殺隊を支える。
竈門炭治郎 (かまど たんじろう) 特技:水の呼吸・ヒノカミ神楽
物語の主人公。心優しく、家族や仲間想い。鬼に対しても非常になれない優しさを持つ。
感情や鬼のニオイをかぎ分けられるほど嗅覚に優れている。
水の呼吸を習得し、その後ヒノカミ神楽を開花していく。
竈門禰豆子 (かまど ねずこ) 血鬼術:爆血
炭治郎の妹。鬼舞辻無惨に鬼にされるが、人を襲うことなく人の理性を保つ。炭治郎に守られながら、時には鬼の力で丹次郎を助ける。
冨岡 義勇 (とみおか ぎゆう) 鬼殺隊 水柱
水の呼吸の使い手。口数が少なく表情が無いため冷酷のように見えるが、実は情に厚い。
煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう) 鬼殺隊 炎柱
明るく部下想いの熱い男。剣術に優れ炎をあやつる。性格はマイペースで豪快。
鱗滝左近次 (うろこだき さこんじ) 鬼殺隊 育成(元水柱)
炭治郎に剣術を教えた師匠。常に天狗のお面をかぶり素顔をあかさない。稽古は厳しいが心優しい老人。
鬼舞辻無惨 (きぶつじむざん )
千年以上前に生まれた鬼の始祖。不老不死性で超人的な身体能力を持つ。鬼は首を斬られると死ぬが、鬼舞辻は首を斬られても死なない。唯一の弱点は日の光。それを克服するため、日の光の中でも死なない禰豆子を取り込もうとする。
珠世 (たまよ)
無惨に夫を殺され、自分自身も鬼にされるが人間の理性を保ち、無惨を抹殺する研究を続ける。
我妻善逸 (あがつま ぜんいつ) 特技:雷の呼吸
炭治郎と同期の鬼殺隊士。臆病で常に後ろ向きな性格だが、眠って意識がなくなると強さを発揮する。禰豆子に一目ぼれする。
嘴平伊之助 (はしびら いのすけ) 特技:獣の呼吸
炭治郎と同期の鬼殺隊士。猪に育てられた為性格は野生的。他のメンバーと異なり柱から技を受け継いだわけではく、独自で編み出した呼吸を使う。
栗花落カナヲ (つゆり かなを) 特技:花の呼吸
炭治郎と同期の鬼殺隊士。炭治郎の明るく真っ直ぐな性格に惹かれていく。
屋敷耀哉(うぶやしき かがや)
鬼殺隊の長。鬼舞辻無惨と闘う屋敷家の97代目当主。毒に侵されて体が弱っているが、人心掌握術を駆使して鬼殺隊をまとめ上げる。優れたリーダーシップを持っており、柱たちをはじめ鬼殺隊士から敬われている。
見どころ
見どころは様々な性格や特技を持った登場人物。鬼殺隊も鬼もそれぞれ得意とした戦い方があり、それぞれの技を武器に戦う。その中でも鬼舞辻無惨は兎に角強い。鬼殺隊の柱たちがそれぞれ持てる力を発揮しても倒せない。
圧倒的な力に炭治郎と鬼殺隊がどのように戦うかは必見です。
また、鬼殺隊だけでなく、鬼殺隊のトップや鬼の生き様にも注目したい。鬼はもともと人間だった、元から悪い心を持っていたわけでなく、辛い過去にあい恨みや後悔から鬼の道を選ぶものもいる。
炭治郎と闘った鬼は、死に際に人間だった時の自分を思い出し、自らの行いを悔いて死ぬことを受け入れ死んでいく。鬼は悪、と決めつけず、鬼になってしまった過程を紹介して、誰もが鬼になる可能性、人間の弱さを伝えている。
鬼滅の刃を大人にこそオススメする理由
鬼滅の刃は世代を超えた超人気アニメですが、あまりアニメを見ない大人でも夢中になれるアニメだと思います。
主人公炭治郎は、幾度となく危機におちいるのですが、決してあきらめず、困難に立ち向かいます。
人間は辛い、痛い、怖いといった方を避けようとします。しかし、炭治郎はどんな困難な状況に陥ろうとも、妹、仲間、関わる人々が幸せになることを望み立ち向かいます。
その諦めないひた向きな姿を見ると勇気がもらえます。ドラマや映画、音楽やスポーツで勇気をもらえることがありますね。
それと同じように、炭治郎が活躍していく姿には、心の底からこみ上げてくるものがあります。炭治郎が対峙する多くの鬼は、炭治郎より強い設定です。そのため炭治郎は何度となく危機を迎えます。鬼滅の刃ではこのような時、炭治郎は「俺は今まで頑張ってきた。俺はできる。俺はあきらめない。」と自分自身を鼓舞する場面がよくあります。
いつの間にか見ているこちらも感情移入して、自分自身に言い聞かせています。
また、鬼殺隊の生き様は、会社やチームなどの組織の中で行動する上で参考になります。映画にもなった『鬼滅の刃』無限列車編では、炎柱の煉獄杏寿郎と、炭治郎ほか同期2名が活躍するですが、ここでも上官として隊や部下を思う志など、感銘を受けたり、共感をうけたりするシーンが数多くあります。(映画のネタバレになるので詳しい話まではしませんが ・・・)
いろいろな場面で共感があるのは、きっといろいろ経験している大人だからだと思います。感動して、共感して、勇気がもらえる。鬼滅の刃は子供世代だけでなく大人の方にもオススメしたいアニメです。
以上、アニメ鬼滅の刃をご紹介いたしました。
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