しゅみすけです。
本職は英会話スクールの社長をやっています。
今日の記事は、LとRをごくごく普通の人がそれっぽく発音できるようになるためのお話しをします。
今日のキーワードは「一発で」「それっぽく」「8割ネイティブ」です。
英語の発音って難しい。
でも、いつか、かっこよく帰国子女のように発音できたら良いなと思いますよね。
でも、いろいろやってみてもなかなかうまく行かないのが発音です。
中でも、日本人あるあるがLとRの違いですよね。
僕もこの気持ちがよく分かります。
というのも、僕自身帰国子女じゃないですし、ネイティブや帰国子女の人は英語の発音がかっこいいなと思うし、いつか自分もと憧れるのはあたりまえのことです。
皆さんも、ネイティブや帰国子女に憧れて、いざ、発音を勉強しようとすると難しい発音記号が書かれた本ばかりで、発音も舌を巻いてくださいとか、「ア」の口の形で顎を思い切り下げて「エ」と言うとか、なんだかわけがわからなくなって、結局あきらめてしまう人が多いと思います。
なかには、発音なんてどうでもいいと開き直っちゃう人もいるのではないでしょうか。
でも、安心してください。
今日僕が話す話を理解すればLとRの違いだけじゃなく、英語の発音すべてがそれっぽくなります。
僕自身、昨年YouTubeデビューするにあたって発音をもっと良くしたい。
そう思って、有名な発音矯正の学校で知り合いが先生しているので、10時間集中して教わりました。
そして、その結果はびっくりですよ。
むしろ発音が悪くなってしまったんです。
でも、とある方に英語と日本語の発音の違いの本質を学ぶ機会がありました。
そこで学んだことは、僕が、オーバーラッピング・シャドーイングなどを通じて、体で学んでいた英語発音法だったのですが、この方法が間違いなく一番日本人には簡単だし本質的だと確信しました。
ということで、今日の記事では、中でも日本人のニガテで気になってしょうがないLとRの発音の方法をを例に説明します。
発音とはなにか?
音とは何か?
という、超本質的な話をベースに説明しますので、LとRが改善するだけでなくて、他の音の発音の改善にもつながります。
ですので、最後までご覧になってください。
また、今回の記事はこちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。
目次
Lはあくびする場所で、そして、Rはゲップをする場所
では、今日のLとRの話に入ります。
結論ですが、Lはあくびする場所で、そして、Rはゲップをする場所で発音しましょう。
これで、それっぽく発音ができます。
なぜ、げっぷとあくびだけでそれっぽくなるのか詳しくはこれからお話しますが、少なくともLとRの発音に関してはもうこれだけ覚えておけば一生困りません。
また、この発音方法は、他にも応用がきくのでその点についても話します。
じゃ、まずね。
なぜ、あくびとかゲップというのか。
それは、英語で声を出すときに、まずは、一般的に言われる口先などを使って細かな音の違いをなおすよりも、先にネイティブが発音するときに使う場所、僕たち日本人が発音するときに使う場所の違いを先に理解することの方が、他の細かなことよりもはるかに大事だからです。
どういうことかというと、例えば、Rの発音を学校やネイティブに教わると、はい。
まずは、舌の先を丸めて口の奥の方へ近づけ、舌に力を入れて「ル」と言ってください。
舌の先で上の歯茎を叩かないように!みたいに教わると思います。
でもね。
こんなことをそれぞれの発音記号で1つ1つ学んでも、会話という単語の連続する中で発音は上手になりません。
だって、映画やドラマ見てみてください。
ネイティブがそんなことやってる姿見たことありますか?。
ウーは、ちゅ~するような口にしてとかいいますが、noonとかchooseとか言う時ネイティブはチューしてません。
じゃ、どうして、こうした発音教授法になるかというと、ネイティブが僕等日本人にに発音を教えるにあたって、目に見えて説明しやすい口、唇、舌の位置を極端に配置することでまとめてはいるんですが、実際の会話ではネイティブもそんなことを意識して発音をしてないからです。
これって、逆の立場にたてば想像がつくと思います。
僕らが日本語を勉強している外国人に発音を教えることを想像してみてください。
例えば、僕たちが外国人に「お」の発音を教えてあげるとしましょう。
あなたならどうしますか?多分、極端に口先を意識して「お」の音を作る時のように唇を丸めてください、とかいうと思います。
でも、普段の会話ではいちいち、そんなこと意識しないで、おおさか駅でおいしいおみやげを買いました。
みたいに話すはずです。
英語も同じです。
【一発で】英語の「L」と「R」の発音のコツを分かりやすく解説!
ということで、いよいよ本題です。
どうやって僕たちはLとRなど英語の発音をするとそれっぽくなるのでしょうか。
Lはあくびする場所で、そして、Rはゲップをする場所で発音しましょう。
でしたね。
まず、練習に入る前に1つ大事な話をします。
英語を話す人達と僕たち日本人はそもそも、声を出す時、全く違う場所を使って発声しているってことをご存知ですか?楽器に例えると、日本人と英語を話す人は、違う楽器を使って音を出しているようなものなのです。
だから、まず、口や舌がどーのこーと言う前に、楽器を変えることが先なんです。
つまり、発声する場所を変えることが先ということです。
英語の発音は喉から音を出します。
喉は広くて筋肉があって震えるので声を出すと音が響きます。
楽器で言えば、尺八やフルートのような管楽器の響く音です。
一方で、日本語は口発音です。
肺から息を吐き出して息が声帯を通ることで音になるところまでは一緒ですが、日本語では、喉はあまり使わず口で音を作るので一つ一つの発音が独立してタタタタと切れながら話します。
日本語は楽器で言うとカスタネットのような打楽器のような短い音です。
例えば、tennis(te-ni-su vs ten-nis), Christmas(ku-ri-su-ma-su vs Christ-mas), Good Morning (goo-do-mor-ni-n-gu vs good-mor-ning)みたいな感じです。
日本語がカスタネット、英語がフルートだとすると、まず、僕たちが最初に発音で治すことは細かな口の唇、舌の動きじゃないんです。
まず、最初にすることは、楽器をカスタネットからフルートに持ちかえるってことです。
それが口発音から喉発音への変更です。
Lの発音の作り方
では、喉で発音するというのを意識した上でこれから練習してみましょう。
LとRの音の違いを作るのはとっても簡単です。
Lはあくびする場所から、Rはげっぷする場所から発音すれば8割ネイティブの音を出すことができます。
ではまずはLからやってみましょう。
Lはあくびをするときと同じ場所から音を出します。
まずは、あくびをしてみてください。
ふわーっ。
で、そのまま舌が少し歯ぐきに付く感じでこれからいう単語を一緒に言ってみましょう。
少しあくびをしかけたけど、口のとこで止まった感じで言ってみると8割ネイティブになります。
- lock
- lead
- lice
- light
- collect
いかがですか。
今まで舌を歯ぐきに乗せましょうとは言われても、喉から声を出しましょうとは言われてなかった方も多くないですか。
そうすると、肺から出てきた息が口で止まっちゃうので、カスタネットのようにタタタタタという感じの発音になります。
(日本人発音で)lock, lead, lice, light, collect。
こんな感じで発音すると思います。
でも、喉から声を出すと、ルート音と言って音楽でいうとベースの音のような雑音が入った、ネイティブ音が自然とできます。
これが8割ネィティブの秘密です。
他にも、lemon, leave, lakeなどLの単語は多いので練習してみましょう。
Rの発音の作り方
次に、Rをやってみたいと思います。
Rはげっぷエリアといいました。
なので、もっと喉の下。
首と肩の線が交差するあたりから音が出るイメージです。
本当はゲップして場所を確認したいですが、それは下品なのでやめときましょう。
ちょうど、げっぷエリアを確認するのにぴったりな方法があります。
それは、犬が怒ってる時やゾンビの声のモノマネをしてみることです。
これなら日本人でもげっぷエリアから音をだすことができます。
では、どっちでも良いですが、犬かゾンビの声を出しながら下の単語を読んでみてください。
- rock
- read
- rice
- right
- correct
いかがですか?
首の根元が響いて息が舌や口で邪魔されないで吐き出された感じがしたでしょうか?喉がぶるぶる震えてれば、正しくrの発音ができています。
ゾンビと犬の鳴き声がしにくい方は、「ウー」と言いながら「ウーロック」「ウーリード」「ウーライス」「ウーライト」でもいいです。
というのは、RとWの発音はどちらもげっぷエリアから音をだすのが一緒、とても音が似ているからです。
気づきましたか?
げっぷエリアから声を出すと自然と舌は歯ぐきにぶつかりませんので、明確にLと違う音になります。
だから、舌先を丸めて口の奥に近づけて、なんてやらなくても自然とそうなるんです。
そして、より下の方から音がでるので、さっき言ったルート音がより深く響くダミ声になります。
これが8割ネイティブの秘密です。
次に、この文章を一緒に読んでみましょう。
1文内にLとR両方入っているので、従来の口を意識しすぎた発音法だと、口が追いつかないできついと思いますが、喉で音を出すのになれると自然と会話ができるようになります。
今日はLとRの違いを話していますが、英語の文章全体が喉から音を出しているので、これから読む文章も喉から音を出すことを意識してください。
You are right. Please turn on the light.
There’s lice in my rice.
I love to practice.
I like horror movies.
はい、いかがでしたか?言えましたか?
言えたということは聞き取りもできるということです。
では、皆さん、これで聞き分けができるかをチェックしてみたいと思います。
今から音声を流しますので、聞き分けができるかチェックしてみましょう。
- led or red
- lake or rake
- lice or rice
- rock or lock
- rip or lip
- alive or arrive
- fly or fry
- light or right
- long or wrong
はい、いかがでしたでしょうか?
8割型聞き取りできた方は、もうLとRでは困らないはずです。
喉発音で英語の発音はとても上達する!
今日もご覧いただきありがとうございます。
発音って多くの人が、コンプレックスを持つテーマですよね。
もちろん、今や世界で何十億という人がノンネイティブで英語を話していて、発音もバラバラなんだからコンプレックスを持たないでいいという人もいます。
僕も、その意見に賛成ですが、とはいってもコンプレックスを持つか持たないかはその人次第です。
それに、悔しいじゃないですか。
だって、ヨーロッパの人なんて、はじめからアルファベット使ってて、単語だってかなり似てる。
ここから英語学習スタートするんだから、発音だってそれなりに上手になるのは当然です。
でも、皆さんも、帰国子女やネイティブまでとはいかずとも、あんまり勉強してないくせに、それっぽく英語が話せてるドイツ人やオランダ人くらいには話せたらいいのになぁ。
でも、発音学習だけにそこまで時間はかけたくない。
そう思ったことはないですか?
僕はずっとそう思ってました。
そう思ってずっと考えて見つけたのが今回の喉から発音するという発想でした。
考えてみたら、日本語以外の言語って、実は多くは喉発音なんです。
フランス語、ドイツ語、中国語だって喉から音が響く言語です。
なので、日本人がまずは取り組むべきは、この楽器を口から喉に変えるという作業なんです。
この事を教えてくれたのは、喉発音を教えている上川一秋先生です。
もし、興味ある方は上川先生が出されている「英語喉50のメソッド」を買ってみるともっと詳しく説明が書かれていますのでおすすめです。
正直ね。
喉発音というのは、すごい発想の転換なんですよ。
しかも実践しやすいので、皆さんすぐにマネできます。
僕の記事をご覧になってくれてる人って、すごく勉強家の方が多いんです。
いつもね。
社内でも、記事の企画するときに、しゅみすけさん、話が長過ぎると怒られて反省してるんですけど結局ね。
ほとんどの方が最後まで聞いてくれてるんです。
ここまで真面目な人が成功しないわけがないです。
僕も、そんな人たちを最後の最後まで応援してるし、どうせ英会話勉強するなら、一緒に発音もそれっぽくできるようになりましょう。
僕はなるべく、本質的で、かつ、皆さんの負担にならない方法で楽しくできるようになる方法を紹介していきたいと思います。
僕も、いつも、皆さんのコメントやLineで送っていただくメッセージにめちゃ励まされています。
また、発音関係もこれからコンテンツ作ってLineお友達にはプレゼントしていこうと思ってます。
完成したらまたお伝えしますので、興味ある方は、この記事の概要欄にあるリンクからラインのお友達登録を済ませておいてください。
まとめ
はい。
いかがだったでしょうか。
今回は、【一発で】「L」と「R」をそれっぽく発音する方法について話しました。
今日のポイントは、従来のような細かな口、舌、唇などの動きで音を作ることより、もっと本質的に喉から音を出すことを意識しようということでした。
具体的には、Lはあくびするエリアから、Rはげっぷするエリアから音を出せば一発でそれっぽいLとRの音を作れます。
もちろん、細かく言えばまだまだできることあるんですが、僕の今日の記事のコンセプトは8割ネイティブです。
別に8割じゃなくて6割でも7割でも良いんですが、皆さんが、日本人として発音にコンプレックスを持たない程度にできればいいだろうっていうことを最優先にまとめてみました。
僕はこれで十分と思いますし、これで困ったことないですが、皆さんいかがだったでしょうか?
はい、ということで、今日も最後まで見てくれてありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てればと思います。
また、今回の記事はこちらの動画にまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう 。
Bye guys!