関東在住の方なら一度は遊びに行ったことのあるであろう江ノ島。
ですが、いざ、江ノ島にいくとなった時にどこで食べるのかは悩むのではないでしょうか?もちろん、観光気分で訪問するのであれば大通りにある有名店でもいいのですが、ちょっとこだわりたい!あるいは、デートでここ一番に良いお店に行きたい!
そんなグルメな方もいるかも知れません。
大山俊輔
この記事では、江ノ島から徒歩30秒圏内に住む私のかなり偏った視点で、江ノ島でグルメをしたい方にオススメのお店をランキング形式で紹介します。とはいえ、私にとってはどのお店も気持ちとしては1番。江ノ島内、片瀬江ノ島駅周辺のお店を中心に観光客が行くようなわかりやすいお店より、少し地元の人がリピートするお店を多めに紹介しています。
目次
江ノ島グルメとしての心得
さて、江ノ島でグルメをしようと思っている方に私の方から個人的に意識しておくとオススメの心得をまとめておきます。
心得1 – できれば平日に訪問すべし
江ノ島は住んでいる方も多いですが、基本的には観光地。週末や祝日に人が集中します。平日と祝日では人の出入りの数が全く違います。普段はそんなに混んでないお店が週末は大行列だったりと・・・。
そんなわけで、デートにせよ江島神社に参拝するにせよ本当にオススメなのは平日です。お店の人たちも平日来てくれるお客さまはほんとうにありがたいですから。
心得2 – 団体客のお店はなるべく避けるべし
これは、島内でも島外でもいえることですが観光客向けのお店とそうでないお店にわかれます。
観光客向けの店が駄目というわけでないですが、やっぱりオススメなのは地元の人もリピートしている小さめのお店です。江ノ島はお店の競争も激しく、結構、新陳代謝が激しいです。
今回紹介するお店は私が少なくとも3年位はリピートして通っているお店なので、地元の人がしっかりと支えているお店でもあり、おすすめできます。
心得3 – できればオーナーシェフがいるお店がおすすめ
最後の心得はなるべくオーナーシェフがいるお店に行くことです。
湘南は言うまでもなく、海産物、そして、鎌倉野菜などが有名ですが最近では藤沢牛など畜産物も有名になってきました。オーナーシェフはその日その日に市場に通って、その日一番の食材を購入して私たちに料理を提供してくれています。一方で、大手は基本セントラルキッチンだったり、素材も全国でまとめて調達しています。
もちろん、チェーン店ならではの利便性、バリエーションの多さなど良い点も数多くあるのですが、たまに江ノ島に来たときくらいはオーナーシェフの色がしっかりと出ているお店を訪問されてみてはいかがでしょうか?
江ノ島グルメ20選 – 私が選ぶ地元の人が選ぶ名店
それでは、ここからはグルメも納得する、江ノ島のオススメのお店を紹介していきます。
ここで、お断りしておきますが島内だけでお店をチョイスすると、どうしても観光客向けのお店も多いため上記の心得を満たすことが難しくなりますので、島外も含めたチョイスとしていることをご了承ください。
それでは、行きますよ!
和食部門
1位:㠀舎(Tousha)
堂々の1位は江ノ島島内にある島舎。
魚の煮付けと唐揚げ定食が絶品です。私は魚の煮付けがどうしても食べたい気分のときにはわざわざ裏磯手前まで上がってこのお店に行くことにしています。日によって、魚は変わりますが運が良ければオニカサゴなどが入荷している時は、本当に至福のひとときです。
また、江ノ島てっぺんから相模湾を見下ろす景色とコーヒーやお店で作られている梅ジュースなどもおすすめです。
江ノ島テッペンにある㠀舎にここだけの煮付けと唐あげを食べに行こう2位:近江(おうみ)
私の知り合いに進められて、最近入り浸りになっているお店です。
近江というのはお店のオーナーシェフが近江さんだから(笑)。めちゃくちゃ歴史オタクで、私と話が合う方ですが料理の方も抜群です。ディナーで行けば、その日の海の幸をさまざまな調理で堪能させてくれます。商売っ気のない方で、本当に良い素材をお手頃価格で提供してくれるのでいつも感謝してます。
また、日本酒にもこだわりがあります。江ノ島でかつ居酒屋気分という時におすすめしたいお店です。
3位:江ノ島小屋
江ノ島小屋は観光客の間でも有名なので、常に混んでいるお店です。
しかし、ミーハーに見えますが侮るなかれ。地元の人も足繁く通う名店です。その秘密は、まかない丼(なめろうのような小屋オリジナルの丼)、ホロホロ丼など定番メニューに加えてアクセントとして追加するとたまなくうまい地魚のフライなど、メニューの豊富さと、海を目の前にした抜群の景色です。
デート×江ノ島×和食という方は外すことのないお店です。
4位:舟善
魚料理といえば、島から反対になりますが、江ノ電江ノ島駅から徒歩1分という抜群のロケーションにありながら、硬派な味を提供してくれるのが舟善さん。
私も定期的にお世話になるお店です。
ここは、煮付け、刺身定食、コースまでメニューの選択肢も多いですがオススメは湘南定食。刺し身、ライス、漬物に加えてはまぐり・さざえの磯焼きもセットで江ノ島に来た気分になります。
また、お土産の海産物もおすすめ。イカの一夜干し、アナゴずしの持ち帰りは本当におすすめですよ。海産物コーナーにいらっしゃるオーナーさんは江ノ島の歴史の生き字引です。
5位:WATATSUMI
相模湾を横断する134号線沿いにある海鮮丼のお店です。
とてもおしゃれなお店ですが、味は鉄板。ご家族でお店をされていますが、シーズン中であればWatatsumi丼がオススメ。生しらす、釜揚げしらす、そして、桜えびなどその時一番のお魚を盛り合わせた丼はランチにピッタリ。また、最近はお肉のメニューもはじめました。
島を歩く前にここでエネルギーチャージしてみてはいかがでしょうか?
6位:炭焼きミンナミ食堂
ここは、本格炭火焼鳥のお店です。
ただ焼鳥だけではなく、ランチでオススメなのは焼き魚定食。私はいつもここに来たときはさばの文化干し定食をメインに、サブで焼き鳥を追加しています。白レバの入荷日と重なる幸運に恵まれれば、焼き鳥の楽しみは更に増すことでしょう。
古民家を改造したお店の雰囲気も大好きです。
江ノ島から少しずれて湘南海岸公園側に少し歩きますが、それだけの価値がありますよ!
7位:結(ゆい)
湘南にいる自分がどうしてもそばを食べたい・・・。
そんな時に向かうのがこのお店です。江ノ島というよりは少し腰越側になりますが、十分に徒歩圏です。オーナーシェフがその日の国産そば粉を選んで、手打ちで作るそばは独特のコシがあり食べごたえがあります。
また、ここも日本酒にこだわりがありますので、ぜひ、ディナーで伺うことをおすすめします。
8位:ウミノマチ
ウミノマチは、洲鼻通りにあるおでん屋さんです。
座席数も少なく、オーナーさんとすぐに親しくなれる環境ですが、おでんも具の中には神奈川産のタコがあったり一工夫しているのが特徴。また、おでんだけでなく、伊勢海老の雑炊など江ノ島ならではのメニューもおすすめです。
オーナーさんは日本酒にとても詳しい方で、飲み比べセットもありますので、ぜひお試しください。
〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目11−29
電話番号:NA
イタリアン部門
1位:グレコ(greco)
どちらかというと鵠沼よりですが、そこまで足を運ぶ価値のあるお店です。
オーナーシェフの石原光太郎さんは、サルディーニャ島に何度と訪問し、現地の味を忠実に再現しています。一つ一つのメニューは細部に魂が宿るが如くで、都心のイタリアンとはまた違う楽しみがあります。
私のオススメは、サルディーニャ島名物のフレーグラというユニークなパスタ。つぶつぶの形の食べやすいパスタに、湘南の魚介の出汁がたっぷり染み渡り絶品です。
サルデーニャ料理とワイン greco(グレコ) – イタリアン×サルデーニャと来たら鵠沼海岸のグレコに行くしかない!2位:ガーブ(GARB)
ガーブは134号線にあるイタリアンレストラン。
チェーン店ですが、江ノ島にあるだけあって店舗のイメージはしっかりと作り込まれています。また、カップルから家族連れまで行きやすい値段なのも◎。ピザはお店自慢の窯で焼き上げられていて、食べごたえあります。
あたたかいシーズンにはテラス席から海を眺めながらの食事もおすすめです。
3位:クラリタ ダ マリッティマ (clarita da marittima)
ここも人気店でなかなか予約の取れないお店です。
江ノ電江ノ島駅から徒歩3分ほど。線路脇にある風情ある雰囲気のお店ですが、料理の盛りつけの美しさ、そして、オリジナリティあふれる創作イタリアンは訪れるたびに感動を与えてくれます。
彼氏・彼女とのデート、記念日など2人の大事な時間に訪れるのにピッタリのお店です。
4位:ピコ(Pico)
洲鼻通り沿い、江ノ島に行く途中にあるお店です。
もともと、自由が丘の有名イタリアンのお店だったそうですが、江ノ島に移転しました。お手頃価格で、特大サイズのピザがとっても美味しく食べられます。また、その日入荷した鮮魚のカルパッチョ、湘南生ハムなどもおすすめです。
たっぷり食べることもできますが、一人の時にサクッと食べたいときなどもお世話になっているお店です。
5位:イル・キャンティ
江ノ島に来る方の多くがこのお店目当てにするくらいの有名店です。
何がといえば、やっぱり景色が素晴らしいですね。片瀬西浜海水浴場が目の前で、夕食時などは夕焼けとビーチの景色のコントラストが素晴らしいです。家族連れがメインのお店ですので、一人訪問はちょっとキツイかも。お値段は、ファミリー向けなので江ノ島のレストランの中では、お酒も含めて比較的休めです。
料理は意外とここでしかないカメノテを使ったものなど、マニアックなものもあります。ぜひ、お試しください。
6位:タベルナロンディーノ
稲村ヶ崎側ですので、江ノ島から歩くにはちょっと距離がありますがオススメのイタリアンです。
また、134号線沿いで海を目の前に食事ができるので、デートなどでもオススメ。ここの名物はイカスミパスタ。他のパスタもとても美味しいです。また、店内で準備されているアンティパストを自分で選ぶことができるのも、雰囲気を盛り上げてくれます。
フレンチ部門
1位:レ ファーブル ボンジュール (LES FABLES bonjour)
江ノ島でフレンチと言えばまずここでしょう。
オーナーシェフの宮尾さん、そして、宮尾さんをサポートする最上さんと抜群のホスピタリティ。フレンチといっても、かしこまらず魚介から肉まで宮尾さん独自のテイストでしあがった料理は、味だけでなくボリュームも満点。常に料理は、新しいコンセプトに挑戦されてるので、月1回程度は訪問しますが、常に新メニューあります(笑)。
江ノ島に行くなら一度は行くことをオススメする名店です。
レファーブルボンジュール(LES FABLES bonjour)- 江ノ島の忍者こと宮尾さんの男前フレンチ料理2位:バスティーズ (BastideS)
腰越駅の方が近いですが、江ノ島からも十分に徒歩圏のフレンチです。
写真の通り、海を眺めながらのフレンチはオーナーさんがお店の名前の語源ともなる「bastide(バスティード)」(南仏風邸宅の意味)があるプロヴァンスを意識されたとのことで、このエリアでも最も絶景なお店の一つです。
相模湾の海の幸と鎌倉野菜を組み合わせた本格的な鎌倉キュイジーヌを楽しめるお店です。
カフェごはん部門
1位:ディエゴ・バイ・ザ・リバー
江ノ島から逆瀬川を少し上がった場所にあるお店。
アメリカン×メキシカンのコンセプト。ステーキ、ガーリックシュリンプ、ブリトーにタコライスなどがっつり行きたい時に訪れたいお店。
ビールがすすむメニューですので、女友達、男友達同士で盛り上がりたい時に行きたいお店ですね。
2位:Cafe Madu
江ノ島にいると何故かたまにカフェごはんが食べたくなることがあります。
ちょっと運動も兼ねて、というのがOKならMadu cafeがおすすめ。券売機でちょっと食堂チックに見えますが、江ノ島のてっぺんから藤沢市を見下ろす絶好のロケーションです。
個人的なオススメは写真のチーズとしらすのガレットみたいなやつ(メニューの名前忘れました)。
スイーツ・コーヒー部門
1位: Goodman Coffee
オーナーの三塚さんはコーヒー一筋のプロ。
湘南海岸公園側が最寄り駅ですが、江ノ島駅から十分に徒歩圏。私は、ミンナミ食堂に行くときはその足で必ず立ち寄るコーヒースタンドです。
1度目ならまずは鉄板のハンドドリップコーヒーがオススメ。なれてきたら、ちょっと遊び心のあるラテ系もおすすめです。また、スイーツも自作のプリンなどメチャウマですので、食後に訪れる際は少しお腹を空けた状態で立ち寄るのがおすすめ。
また、お店オリジナルの豆も超がつくお値打ち価格で売ってくれますので、ぜひ、自宅でもGoodman気分に浸ってください。
2位:Eggs ‘n Things
ここは説明するまでもない有名店ですよね。
私は酒飲みであまりスイーツは食べないので訪問回数は少なめですがいつも行列のお店です。
実はパンケーキだけでなく、パンケーキ、オムレツ、ステーキなどのメニューも。女性と一緒に行くときは男性陣はこちらでガッツリ食べることもできます。
その他
1位:レッドロブスター
湘南といえば、やっぱりレッドロブスターでしょうか。
134号線沿いには他にも渚橋方面にもありますが、この江ノ島のレッドロブスターが一番雰囲気はいいかなと思います。ロブスターは決して安くはありませんが、このお店にいくなら、覚悟を決めてライブロブスターのスチームかグリルを頼むようにしましょう(笑)。味付けは焦がしバターがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
江ノ島といっても、島内だけでなくその周辺にまで目を配れば実に多くのレストランがあることがわかります。
この記事が、江ノ島でグルメしたい!と思っている方々のお役に立てますと幸甚です!
大山俊輔