その中でも大きいのが文の作り方です。
日本語は世界の他の言語と比べると、文をテニヲハなどいわゆる格助詞を引っ掛けながら文を作る言語になります。
一方で、英語始め世界中の言語の多くは単純に文の中での順番により主語だったり目的語などが決定するようになっています。
そのため、日本語脳の私達と、それ以外の国の人達の間では文を作る感覚がかなり異なるため、英語学習を始める際、どうしてもこの感覚の違いがハンディキャップとなってしまいます。
であるにもかかわらず、日本人は英文法学習をはじめるとこの大枠の部分ではなくその中の細かなテクニックを学ぶことに時間をかけます。
例えば、仮定法であったり、過去完了であったり、、、。
こういう細かな話は後から学ぶべきことであって、まず、会話を自由にできるようになるためには、英語の文を組み立てる感覚にしっかりと慣れておく必要があるのです。
英会話を自由にできるようになりたければ骨格が自由に使いこなせるようにならなくてはならない!
英語という言語の文法的な特徴を一言で言えば「並べる言語」であることです。
文の中の最初に来るものが主語になる。つまり、日本語でいうと「◎◎さんが」です。
あるいは、その次に動詞が来て、その動詞の次に来るものが目的語になる。日本語でいうと、「◎◎さんに(へ)」の部分です。
このように順番で役割を担わす言語である英語を自由に使いこなせるようになるには、まず、この順番のパターンをしっかりと体に定着させる必要があるということです。
といっても、ちょっと練習したくらいでは私達に馴染みのないことは体には馴染みません。
しっかりと、何度も、同じパターンで少しずつ変えながら定着させていくことが大事です。
でも、一度馴染んでしまえばもうこっちのものです。
あなたが表現したいと思う英語のほぼ9割以上の会話はこの枠組みの中で、中の動詞や目的語の組み合わせなどを変えることを通じて様々な文を自由に作ることができるようになることでしょう。
英会話が上手な人は、難しい英作文をやっているのではありません。
この基本的な英語の骨格の枠組みの中に自分の伝えたいことを入れて文を作っているのです。
だから、同じ枠組みの中で少しずつ組み合わせが変えるだけで、様々な場面で、様々な会話をすることができるようになっているのです。
本気で英会話ができるようになりたければ理解の困難な文法の解説書を何度も読むよりも、まず、この英語という言語の本質とも言える骨格をしっかりとマスターすることに時間を使うべきです。遥かに難易度も低く、反復的な学習で楽しみながら学べる上に、実践的です。
この教材で得られること