多くの人は、英語でアウトプットをする、リスニングをできるようになるために単語力が必要だと思っています。
これは、決して間違いではありませんが注意が必要なことがあります。
それは、どのような単語が必要かということです。
多くの人はここで間違いをおかしてしまいます。
それは、「英単語の絶対量が少ない」から英会話ができないと錯覚してしまい、そのため英単語帳を購入して単語の絶対数を増やす学習をしてしまうのです。
ただ、現実の問題はそこにはありません。
なぜなら、実際のネイティブスピーカーが会話で用いる単語は非常に限定的だからです。
ぜひ、注意深く自分の興味のある海外ドラマや映画のセリフを文字起こししてみてみてください。
ほとんどの単語は、見たことのあるものばかりであることがわかることでしょう。
もう問題が何なのか、わかりますよね?
そう。見たこと、聞いたことのある単語ばかりでネイティブが話しているのにどうしてわからないのか?
あるいは、自分の言いたいことをそのような簡単な単語で言うことができないのはなぜなのか?
これが最大の理由です。
この問題を解決するには、コア単語と呼ばれる話し言葉としての英語(口語英語)必須の単語に慣れ親しんでおく必要があります。
1000個とか2000個と数をゴールに単語量を増やす前に、毎日、いつでもどこでもネイティブの会話に何度も登場するコア単語をマスターしておかないと、どれだけ努力しても会話力の改善には繋がりません。
会話ができるようになりたいなら会話で必要な単語を学ばなくてはならない!
そりゃそうだよ!
そう思いますよね。
ですが、ほとんどの日本人の英語学習者がこのアタリマエを見落として、様々な単語帳に手を出したりTOEIC用の試験勉強で使われる単語を学ぶことから学習をはじめます。
ですが、これは「英語を話す」「英語を聞く」ことがゴールだとすれば得策な学び方ではありません。
というのも、こうした単語は話し言葉で使われる単語ではなく、読み書きなどいわゆる「文語英語」で使われることが多い単語ばかりだからです。
学ぶにしても、まず、「口語英語」で使われる単語をマスターした後にやれば良い単語ばかりなのです。
実際英語を話せる人が身の回りにいたら見てみてください。
英語が上手と言われるスポーツ選手、芸能人などを見てみてください。
こうした人たちは、膨大な量の英単語を学んだ結果、英語が聞ける、話せるようになったのではありません。
会話でよく使われる単語に絞ってしっかりと使い方に慣れたから、聞ける、話せるようになった。これだけのシンプルなことなんです。
この教材で得られること