英会話・複利で差がつく

こんにちは。習慣デザイナー・ハビットマンShunもとい大山俊輔です。


今日は複利のお話です。
先日、メッチャクチャ悲しい現実を知りました。


それは、日本とアメリカの一人あたりのGDPの差が信じられないほどついてしまっていたことです。

アメリカ:62,605ドル(9位)
日本:39,305ドル(26位)
(2018年)



この数字は2018年です。
我が目を疑いましたが、ここまで差がついてしまっているとは・・・。



もちろん、アベノミクスが始まってから円安になった結果、為替の影響で下がっているというのもあります。
それにしても、この数字を私が留学やら研修でアメリカにいた2000年にさかのぼってみましょう。


日本:38,535ドル(2位)
アメリカ:36,317ドル(5位)
(2000年)

日米の差がつきすぎた


確かに、留学していた頃はアメリカの方が物価が安かった印象がありました。
では、この18年、いったい日本は何やってたんだ!?



そう思いますよね。
答えは、アメリカが普通にそこそこ成長して、日本は足引っ張ってばっかでほとんど成長しなかった。
それだけの差です。でも、そこそこの差が18年も積み重なるとすごい差になってしまうのです。



実は、日米間のお話だけではなくて私達ひとりひとりの能力差も同じように1年くらいでは見えないものが5年、10年と経過すると信じられないほどついてしまいます。
これは1年の差は数%ですが、これが積み重なるからです。
このことを複利といいます。そして、これこそが、複利のスゴさであり、恐ろしさです。



そこで今日は英会話においてどのようにこの複利パワーを味方にするか。
そして、へこたれそうになった時に知っておくと便利なお話をしたいと思います。



YouTube動画でも話してみました



能力・国力の差は複利で拡がっていく

経済ネタも好きなので、いつかもう少し掘り下げて書こうかとも思いますが、習慣的な観点からお伝えしておきたいこと。
それは、国も個人の能力も差は複利で拡がっていくことです。



英会話力を数値化することは難しいので、あえて、点数化してみましょう。
ドラゴンボール世代の方は、スカウターでピピピと図るイメージです。

戦闘力5かザコめ
ソース:https://emija.hatenablog.com/entry/2014/01/12/202555
これですね。懐かしいと思った人はおっさん確定です。


ここで、Aさんという方とBさんという方がいたとします。
どちらも、戦闘力(英会話力)は義務教育時に勉強した最低限の単語・文法と読解力という貯金があるので50だとしましょう。
ちなみにゲームと思って、最強の英会話力を500とします。(フリーザ様の530,000ではありません)



Aさんはコツコツ派。カメです。
Bさんは、やってはやめてやってはやめて派。ウサギさんですね。



結果として、Aさんは3ヶ月ごとに12%ずつ成長します。
Bさんは途中でやめては、やり直しなので3ヶ月と後に2%。



さて、2年後の力はどれくらいつくでしょう?
即答してみてください!








意外と出てこないですよね。
こたえは、



Aさん:124(2.47倍)
Bさん:58(1.17倍)



2年間でこれだけ差がついちゃうのです。


日本とアメリカの成長率の差はどれくらい?

さて、先程のアメリカと日本の比較をしてみましょう。



18年で36,317ドルから62,605ドルになったアメリカの平均成長率って何%でしょう?
18年で1.72倍になってるのですごい成長しているように見えますよね。



これを懐かしのn乗根で計算してみると、、、、



実は、3.07%です。
結構普通ですね。



ちなみに、日本は?



計算したくないけどやってみたら0.11%でした。
ほぼゼロ成長、というか、何やってんだよ状態ですね。



この20年、これだけ増税やったり改革やったりした国って日本くらいです。
で、その結果が0%だとすると、、、。まじ、バカですね。
ちなみに、そんな改革改革と大騒ぎしてなかったバブル崩壊後の90年代の日本の平均成長率は2%あります
(1990~1997年平均)。


マジックナンバー72

複利とマジックナンバー72


投資の世界ではマジックナンバー72という数字があるそうです。
「投資した資産価値が倍になるのにどれくらいかかるか」を計算する方法です。



計算方法はシンプル。
「72÷利回り」です。



ですので、 年3%の利回りが倍になるまでに、72÷3=24年。
年8%なら、72%÷8=9年となります。



年1%では72年。
つまり、現在の日本やドイツのような1%未満の低金利の国では預金をしていても一生かかっても2倍にならない計算となります。



でも、たった3%成長すれば24年で倍になっちゃうのです。


英会話力が倍になるのは?

さて、ここで英会話に話を戻しましょう。
大体、私達のスクール(b わたしの英会話)に通っているお客さまで一番初心者のクラス(LV1)からスタートするお客さま。



1ヶ月目
・ 自己紹介は単語だけ
・ 学生時代の単語、文法はうっすらとしか覚えてない
・ そもそも外国人と話すだけで緊張して汗がでる



こんな方がだいたい20ヶ月でどうなるかというと、



20ヶ月後
・ 自己紹介はバッチリできる
・ 現在、過去、未来形を使いこなせる
・ 旅先のお店で注文したり、ちょっとしたトラブルのときに助けを求められる
・ 英語での電話に対して自分の知ってるシチュエーションであれば最低限の対応ができる



こんな感じです。



仮に、1ヶ月目の戦闘力を50とすると、だいたい1年目で70。20ヶ月後には100ってイメージでしょうか。
つまり、20ヶ月で倍ですので、単純に72で割ると月3.6%の成長です。



なんかできそうじゃないですか?
そう。十分できるんです。

ちなみに、この複利をもう少し日々の生活に落とし込んでみましょう。
仮にAさんが毎日0.1%ずつ成長したとしましょう。
成長の対象は、英会話力でも、筋力でも、仕事力でもなんでも構いません。

仮に今の力を100だとすると1年後ってどうでしょう?

100×(1+0.001)^365

という式になりますよね。
ちなみに答えは144です。1年で44%の成長ですね。


仮に5年だとどうでしょう?
100×(1+0.001)^(365×5年)

なので、答えは619です。6倍以上の成長ですね。


皆さんも友達などの中でわずか数年ですごく変わったなーって人を見かけることがあると思います。
それは、こうした日々の小さな成長の積み重なった結果なんですよね。


逆に1日、100日くらいですとあまり気づかないから慢心してサボってしまうのが複利の怖さ。
結局コツコツ前に進んだモンが報われるのが複利ゲームです。


プラトーと停滞を錯覚しないこと!

話を先程の英会話の例にしましょう。
仮に月3.6%成長している人は20ヶ月で倍の能力になっています。

では、こつこつ3.6%ずつ成長していればすごいことができるのにどうして、それができる人が少ないのでしょうか?


2つ理由があります。

1つ目の理由は、そもそも成長を実感できる状態になる前にやめてしまうこと。
これは、習慣構築の失敗ですね。今までも何度かブログに書いてきました。

2つ目の理由は、成長しているのに成長を実感できない時期。
学習曲線でいうところの、プラトーをうまく乗り越えられずに途中で中断してしまうから。

この2つが理由となります。


皆さんの中でも、社会人になって1、2年ではそんなに差がなかった友人同士が、
5年、10年と経過するとヤバいほど話し方や、醸し出す自信がに大きな差がついたりするのを痛感する場面ってあったと思います。
3%の差が5年、10年でヤバいってことですね。


次の記事では、このプラトーと呼ばれる時期をどのように乗り越えればよいのかについてまとめてみます。